ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

80 / B.B. King & Friends

2018年06月28日 | ブルーズ

80 / B.B. King & Friends (2005)

2005年に発売されたB.B.キング(B.B. King)のアルバム。タイトル通り80歳を記念して作られたアルバムで、フレンズ(ゲスト)が誰であれ右チャンネルから聞こえてくるギターは御大の演奏だそう(ま、あの独特のトーンなので聴けばすぐに分かる)。収録曲と参加したアーティストは以下の通り。収録曲はB.B.のレパートリーに加えて他の人の曲を演っていて、何といってもフレンズの面々が豪華そのもの。

01 Early In The Morning  (Van Morrison)
02 Tired Of Your Jive  (Billy Gibbons)
03 The Thrill Is Gone  (Eric Clapton)
04 Need Your Love So Bad  (Sheryl Crow)
05 Ain't Nobody Home  (Daryl Hall)
06 Hummingbird  (John Mayer)
07 All Over Again  (Mark Knopfler)
08 Drivin' Wheel  (Glenn Frey)
09 There Must Be A Better World Somewhere  (Gloria Estefan)
10 Never Make Your Move Too Soon  (Roger Daltrey)
11 Funny How Time Slips Away  (Bobby Bland)
12 Rock This House  (Elton John)

自分は若い頃からブルーズをよく聴いているものの、シカゴ・ブルーズから入っていて、マディ(Muddy Waters)やハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)、リトル・ウォルター(Little Walter)なんかが中心で、迫力のある汚い声(失礼)や演奏に慣れていたので、正直B.B.のような流麗な声と歌、それに滑らかな”ルシール”のトーンは苦手だった。もちろん聴いたことはあったし、コンピ盤や企画盤では持っているアルバムもあったけれど、オリジナル・アルバムは1枚も持っていないはず。

B.B.が亡くなるのは2015年で、このアルバムの後は1枚のみなので晩年と括っても間違いではないと思うが、びっくりしたのは声の艶が衰えていないこと。この時期にどういう活動をしていたのかはあまりよく知らないが、豪華なゲスト陣に負けない存在感も健在。一緒にスタジオに入ったのか、別で録音してミックスしたのかは分からないが(12のみライヴ)、ヴォーカルの掛け合いも元気いっぱいといった感じだ。フレンズの誰もがB.B.と共演出来る機会が少なくなるだろうことは承知だったろうから気合が入ったんじゃないかな。ギター・スタイルでB.B.から大きな影響を受けただろうクラプトンを始め、世代を超えた各々のB.B.に対する慈愛に満ちたリスペクトが感じられるトリビュートとなっている。

オークションにて購入(¥468)

CD (2005/9/13)

  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Geffen Records
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The Roots Of The Doors / Various Artists

2018年05月03日 | ブルーズ

The Roots Of The Doors / Various Artists (2009)

タイトル通り、ドアーズ(The Doors)がカヴァーしたり、インスパイアされたオリジナル曲を集めたCD。ドアーズといえばやはりシカゴ・ブルーズを連想してしまうが、その他にもジャズやオールドタイムのロックンロールに影響されていて、自分の知る限り彼らが演(や)ったうち、かなりの曲が網羅されている便利な1枚。もとより好きなアーティストのルーツを探るのが大好きなのでこういう類の編集盤は数多く所有しているが、このレーベルのシリーズを購入するのは意外にも初めて。他にも色々なアーティストのルーツ音楽を収録した盤を発売しているようだ(このシリーズ、内容はいいのにアートワークがいまいち…)。収録曲は以下の通り。


01. Slim Harpo - I'M A King Bee
02. Little Junior Parker And His Blue Flames - Mystery Train
03. Muddy Waters - Don'T Go No Farther
04. Little Willie John - Fever
05. The Viscounts - Harlem Nocturne
06. Billie Holiday - Summertime
07. Bertolt Brecht - Alabama Song
08. Joe Williams' Washboard Blues Singers - Baby Please Don'T Go
09. Leadbelly - House Of The Risin' Sun
10. Robert Johnson - Cross Road Blue
11. John Lee Hooker - Crawling King Snake
12. Arthur 'Big Boy' Crudup - Rock Me Mama
13. Muddy Waters - Got My Mojo Working
14. Elvis Presley - Heartbreak Hotel
15. Muddy Waters - Close To You
16. Bo Diddley - Who Do You Love?
17. Chuck Berry - Carol
18. Robert Johnson - Me And The Devil Blues
19. Josh White - St. Jame Infirmary
20. The Shelton Brothers - Aura Lee
21. Sara Martin - Strange Lovin' Blues

ドアーズの面々はストーンズ(The Rolling Stones)らのブリティッシュ・インヴェイジョンの連中らよりは少しだけ若い世代に当たると思っていたが、調べてみたらジム・モリソン(Jim Morrison)はミック(Mick Jagger)と同い年だし、レイ・マンザレク(Ray Manzarek)に至っては3つも上。なので影響を受けているアーティストの面々が大して変わらないのも納得。でも米西海岸出身のドアーズだから、英国の連中が台頭してその音楽的影響を一般に披露してからはまだしも、それ以前はいくら自国の音楽とはいえ(特にブルーズは)ほとんど忘れ去られた状態だったはず。やはりどこにだって一部には好事家が居たということだろうか。もちろんそういう一世を風靡した英国のバンドに影響されてもいるのだろう(実際ゼムの「Gloria」とかもカヴァーしているしね)。どうしてジムがブルーズと違う07のような曲に関心を持ったのか分からないが、完全に自分達の物にしてしまった名カヴァーだった。

オークションにて購入(¥482)

  • CD (2015/5/19)
  • Disc : 1
  • Format: Import
  • Label : Imports
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A Tribute to Stevie Ray Vaughan / Various Artists

2018年02月08日 | ブルーズ

A Tribute to Stevie Ray Vaughan / Various Artists (1996)

スティーヴィー・レイ・ヴォーン(Stevie Ray Vaughan)のトリビュート・ライブ盤。不幸にして1990年に飛行機事故で亡くなったスティーヴィーを追悼するライヴ公演の音源化。映像を収録したDVDもあり(未視聴)、ちらっと調べた感じではこの豪華な面子には似つかわしくない小さなステージに皆が集まってのハート・ウォーミングなライヴだったようだ。これが公演全曲収録なのかどうか知らないが、モダンなブルーズを語る時に1人も外せない凄いメンバーが集まっている。

自分が80年代頃にストーンズ(The Rolling Stones)のルーツを後追いする形で聴いていたブルーズは40~60年代のシカゴを中心としていて、当時あまり70年代以降のモダンなブルーズには興味が無く、スティーヴィーを聴いたのも一部のヒット曲を除いて随分後になってから。泥臭いブルーズばかり聴いていたので、この辺りのアーティストの流麗なギターにはずっと抵抗があったのだ(もちろんB.B. キングやエリック・クラプトンを含む)。

参加したそれぞれが1曲づつ披露し、その後は全員揃ってのブルーズ・ジャム。ステージを主導した兄のジミー・ヴォーン(Jimmie Vaughan)の音楽はほとんど聴いた事が無かったが、なかなかの演奏と歌声を聴かせる。当時齢(よわい)70だったB.B. キング(B.B. King)は華麗なトーンとまだまだ迫力ある歌声。こういうハレの舞台でいつもつい”おふざけ”を入れてしまうお茶目なバディ・ガイ(Buddy Guy)は相変わらず。ドクター・ジョン(Dr. John)はどんな恰好でステージに上がったのだろう。それだけでもDVDで見てみたくなった。ジャムのお約束で各自がソロを繋ぐとどうしても陳腐なパターンに陥るのは仕方がないところ。 

01 Bonnie Raitt - Pride And Joy
02 Jimmie Vaughan - Texas Flood
03 B.B. King - Telephone Song
04 Buddy Guy - Long Way From Home
05 Eric Clapton - Ain't Gone 'N Give Up On Love
06 Robert Cray - Love Struck Baby
07 Dr. John - Cold Shot
08 Various Artists(*) - Six Strings Down
09 Various Artists(*) - Tick Tock
10 Various Artists(*) - SRV Shuffle

(*)Jimmie Vaughan, Eric Clapton, Bonnie Raitt, Robert Cray, B.B. King, Buddy Guy, Dr. John, Art Neville

オークションにて購入(¥381)

  • CD (1996/8/6)
  • Disc: 1
  • Format: Import, Live
  • Label : Sony
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Hard Again / Muddy Waters

2018年01月23日 | ブルーズ

Hard Again / Muddy Waters (1977)

シカゴ・ブルーズの王様、マディ・ウォータース(Muddy Waters)の1977年発表のアルバム。オリジナル・アルバムに1曲だけ追加されている。ずっとチェス・レコーズから発表されていた彼のアルバムだが、これは彼の大ファンだったジョニー・ウインター(Johnny Winter)が主導して作った3部作の初っ端で、Blue Sky Recordsから発売されている。自分が持っているアルバムは全部チェス時代の物ばかりで、正直ずっとこの晩年の録音(ほとんどが再録)には興味が無かったのだが、出典は忘れたがストーンズ(The Rolling Stones)のチャーリー・ワッツ(Charlie Watts)がインタビューか何かで、このアルバムの「Mannish Boy」は往時の作品を超えている旨発言していて気になったのでリマスターCDを買って聴いてみることに。

アルバムはその「Mannish Boy」から始まる。ぶっといマディのヴォーカルに合いの手を入れているのはジョニー・ウインター自身。切れ味鋭いハードエッジなブルース・ハープはジェームス・コットン(James Cotton)らしい。かっこいい…。マディは録音時63歳位。今でこそこの年齢では驚かないが、当時は完全に”お年寄り”扱いされてしかるべき年齢だろう。でも生き生きとしていて声量もたっぷり。ふつう昔の名曲の再録なんていうとどうしても勢いが無く、悪い意味でまとまった演奏になってしまい面白みに欠けて、結局元曲の良さを再認識させるだけになりがちだが、往時と遜色ないどころかバックの音のシャープな演奏もあって、さすがチャーリーが褒めるだけある素晴らしい録音となっている。バックを務めたのは、

Bob Margolin – guitar
Pinetop Perkins – piano
James Cotton – harmonica
Willie "Big Eyes" Smith – drums
Charles Calmese – bass
Johnny Winter – guitar, miscellaneous screaming, producer

という面々。マディのクレジットにはギターも載っているが実際に演奏はしていないらしい。他の曲の出来もすこぶる良く、マディの上機嫌と、プロデュースも担当したジョニー・ウインターの手応えが伝わってくるようだ。

オークションにて購入(¥530)

  • CD (2004/5/24)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Epic
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House Of Blues : Essential Blues / Various Artists

2018年01月15日 | ブルーズ

House Of Blues : Essential Blues / Various Artists (1995)

House Of Blues」とは1992年に創設されたアメリカのライヴ・ハウス兼レストラン。創設時の出資者にはブルーズ音楽に造詣の深い俳優ダン・エイクロイド(Dan Aykroyd)や、エアロスミス(Aerosmith)らが名前を連ねている。現在も全米10箇所程で営業しているようだ。そこが発売したと思われるブルーズのコンピレーション盤を購入。後にシリーズ化されて色々なコンセプトの元にコンピ盤が発売されている。シリーズの初っ端と思しき盤なので、集められている曲はほとんどが超の付く有名曲ばかり。それでも若干ではあるがそうでもない曲も挟んであり、それなりに楽しめる。Latimore、Fenton Robinsonなんていうアーティストは名前も全然知らなかった。所々で入るアナウンスが邪魔。全然必要ないと思うんだけどなァ。プレイヤー偏重じゃなくJBを入れちゃう視点は面白い。

現在ではアメリカの音楽遺産として丁寧に扱われている印象のある”ブルーズ”だが、60年代の初めにブリティッシュ・インヴェイジョンのバンド(ビートルズやストーンズ)にカヴァーされるまではほとんど忘れ去られた音楽だったそう。たぶんここに収められたアーティストも、遺族は別として、一部を除いた当人達はほとんど現役時代に正当な扱いを受けてこなかっただろう。実際にバックバンドに参加していた腕利き達はミュージシャンを続けることが出来ず、晩年は他の仕事に就いて口を糊していた人達も多い。当時は盗作だなんだと散々言われたが、若いのがカヴァーしてくれたお陰でやっと陽の目を見ることが出来た訳だ。こうして聴くのはほぼ昔のブルーズ・ミュージシャンばかりだが、90年代以降のブルーズ・ミュージシャンは今どういうことになっているんだろう。

1-01 Intro
1-02 Elmore James - Dust My Blues
1-03 B.B. King - Three O'Clock Blues
1-04 Howlin' Wolf - Killing Floor
1-05 Koko Taylor - Stop Watching Your Enemies
1-06 Junior Wells - Messin' With The Kid
1-07 Clarence "Gatemouth" Brown - Better Off With The Blues
1-08 Albert King - When You Walk Out The Door
1-09 Sonny Boy Williamson - Don't Start Me Talkin'
1-10 Rufus Thomas - Blues In The Basement
1-11 Little Milton - Little Bluebird
1-12 Lightnin' Hopkins - Mojo Hand
1-13 Jimmy Reed - Big Boss Man
1-14 John Lee Hooker - Boogie Chillen
1-15 Bobby Bland - I'll Take Care Of You
1-16 Otis Spann - Otis In The Dark

2-01 Intro
2-02 Albert Collins - Master Charge
2-03 Koko Taylor - Mother Nature
2-04 Little Milton - Walking The Backstreets And Crying
2-05 Hound Dog Taylor - Give Me Back My Wig
2-06 James Brown - Prisoner Of Love
2-07 B.B. King - You Upset Me Baby
2-08 Latimore - Let's Straigten It Out
2-09 Albert King - I'll Play The Blues For You
2-10 Otis Spann - Must Have Been The Devil
2-11 John Lee Hooker - Dimples
2-12 Slim Harpo - Rainin' In My Heart
2-13 Fenton Robinson - The Getaway
2-14 Katie Webster - Too Much Sugar For A Dime
2-15 Jimmy Reed - Bright Lights, Big City
2-16 Junior Parker - Drivin' Wheel

オークションにて購入(¥622)

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The Best Of Taj Mahal / Taj Mahal

2017年11月11日 | ブルーズ

The Best Of Taj Mahal / Taj Mahal (2000)

タジ・マハール(Taj Mahal)のベスト盤を購入。彼のオリジナル・アルバムはセカンドの「The Natch'l Blues」しか持っていないが、コンスタントに活躍しているアーティストで、色んなコンピ盤にも顔を出している。流石に現在は大手レーベルには所属していないが、音楽活動は盛んなようす。自分が彼を知ったのはいつものようにストーンズ(The Rolling Stones)絡み。一度オクラ入りになったフィルム「ロックンロール・サーカス」に参加して名前を知った。ただその頃は今のように簡単に映像を見ることは出来ず、完全に幻の映像だったので、その撮影に触れた古い本で名前を知った程度。その後、映画「ブルース・ブラザーズ」のオープニング曲が彼の曲だと知って俄然興味が湧き、セカンドを買った次第。

こちらは2000年にコロンビア/レガシーから発売されている作品なので、収録曲は1968年から1974年までのコロンビア時代から選曲されている。カントリー・ブルース・タイプの曲が多く、彼の落ち着いた優しい歌声と、スティール・ギターなどの有機的な音が相まって独特の雰囲気がある。自分の思い入れが強い3「Corrina」、5「She Caught The Katy」はやはり何度聴いてもいいなァ(出来れば「Ain't That A Lot Of Love」も入れて欲しかったけれども)。ライヴ・テイクの10「Ain't Gwine To Whistle Dixie (Any Mo')」は調子っぱずれの口笛が入る変わったインスト曲。演奏と曲は素晴らしいのだが…。何か云われがあるのかな。でも心に沁みるというか、このアルバムを聴いて一番心に残るのはこの曲なのだった。

中古店にて購入(¥780)

  • CD (2000/9/16)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : SONY
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I Like Ike! : The Best Of Ike Turner

2017年09月20日 | ブルーズ

I Like Ike! : The Best Of Ike Turner (1994)

米ライノが編集したアイク・ターナー(Ike Turner)のコンピ盤。絶好調だったライノの編集盤とあってコンパクト、且つ上手くまとめられた全18曲。あえてアイク&ティナ・ターナー(Ike & Tina Turner)時代の曲は1曲も収録されていない。彼のファースト・レコーディングで、有名なヒット曲「ロケット88」(1951)は初のロックンロール・ソングとも言われていて、アイクのブギウギ・ピアノが跳ね回るゴキゲンなサウンドだ。セッション・ミュージシャンとして活躍しつつ、自分のバンド、Ike Turner's King Of Rythmを率いてフェンダーを抱え、バンマス稼業でショービズ界を走り抜けていく。そしてティナを発掘。この頃(50年代終わり~60年代初め)の彼の活躍は多岐に渡っていて、レーベルの数も訳が分からなくなるほど多いので把握が難しい。

自分はアイク&ティナ時代から入ったので、あのぶっとい低音ヴォーカル(とおかっぱ頭にヒゲ)が印象に残っているけれど、収録曲の中にはそういったヴォーカルの目立つ曲はやっと8に登場するくらい(まだAnnie Mae Bullock名義のティナの歌声も!)。9、10にはシカゴ・ブルースの伝説、あのウィリー・ディクソン(Willie Dixon)がベースで参加。17、18はソロ名義だがヴォーカルは抑え気味。1970年に発表された17のギターを聴くとストーンズ(The Rolling Stones)の「Honky Tonk Woman」を彷彿とさせるリフも。話によると69年のストーンズの全米ツアーの前座を務めたアイクは楽屋であのキース(Keithi Richards)に向かって「テメェのそのクソったれ5弦(オープンGチューニング)とやらを俺にすぐ教えろ、コンチクショー!」(意訳)と怒鳴りこんだらしい(笑)。その影響だろうナ、分かり易い。

01 Jackie Brenston & His Delta Cats - Rocket "88"   
02 Jackie Brenston & His Delta Cats - My Real Gone Rocket   
03 Dennis Binder & His Orchestra - I Miss You So   
04 The Sly Fox - Hoo-Doo Say   
05 Willie King With The Ike Turner Band - Peg Leg Woman   
06 Ike Turner - I'm On Your Trail   
07 Ike Turner - I Know You Don't Love Me   
08 Ike Turner, Carlson Oliver & Little Ann - Boxtop   
09 Ike Turner's Kings Of Rhythm - Matchbox (Version B)   
10 Ike Turner's Kings Of Rhythm - Down & Out   
11 Icky Renrut - Ho-Ho   
12 Icky Renrut - Hey-Hey   
13 Ike Turner's Kings Of Rhythm - Prancing   
14 Ike Turner's Kings Of Rhythm - Steel Guitar Rag   
15 Stacy Johnson - Consider Yourself   
16 Ike Turner's Kings Of Rhythm - The New Breed, Pt. 2   
17 Ike Turner - Takin' Back My Name   
18 Ike Turner - You're Still My Baby

オークションにて購入(¥680)

 

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The Howlin' Wolf Album / Howlin' Wolf

2017年08月25日 | ブルーズ

The Howlin' Wolf Album / Howlin' Wolf (1969)

ブルースの巨人、ハウリン・ウルフ(Howlin' Wolf)の1969年発表の問題作。一応「The Howlin' Wolf Album」と呼ばれているが、何が問題って、まずジャケット表にデカデカと『これはハウリン・ウルフのニュー・アルバムです。彼は気に入っていません。もっとも最初はエレキ・ギターさえも気に入りませんでした。』と大書きしてある。何という呆れたマーケティング(笑)。同門のマディ・ウォータース(Muddy Waters)の「Electric Mud」(’68)や、以前に紹介したボ・ディドリー(Bo Diddley)の「The Black Gladiator」(’70)と同様に、当時隆盛のワウワウ・ギターを多用したファンク、サイケデリックよりのロックバンドとの共演を企画(強制?)されたアルバム。経済的にもレコード会社的にも妥協を強いられたのだとうは思うが、レコードジャケットのこれはウケ狙いだったのか、実際に投げやりだったのか…。

バンドはマディ版と全く同じメンバー+相棒のヒューバート・サムリン(Hubert Sumlin)とのこと。ちなみにマーシャル・チェス(※当時Chess Recordsの社長)がプロデュースしているが、彼は翌年に父と叔父が創業したチェス・レコードを離れ、あのローリング・ストーンズ・レコーズ(Rolling Stones Records)の創業社長に就任している。

それはさておき肝心の内容は、マディのアルバム程の違和感というか不整合感は無く、ボのようなハマりっぷりも無いが、さすがアクの強いダミ声のウルフは、ピート・コージー(Pete Cosey)らの鋭利なギターやワウワウの効果に引き摺られることなく、力ずくでまとめている。過去の代表曲はアレンジこそ当時風だが、ウルフ自身がそこまで嫌う程の違和感は感じられない。5なんてアレンジもなかなかカッコイイと思うんだけどなァ(逆に6はちょっと…)。こうしてみると同じプロダクションではあっても マディ < ウルフ < ボ、と年毎にアルバムとしてはまとまっているような気がするが、それが面白いかどうかはまた別の話。セールスも結局最初のマディ版が一番良かったと聞く。ま、ウルフはこのアルバムの事を「犬のクソ」と言っていたらしいし(笑)、チェスもあのジャケはやっぱりセールスの足を引っ張ったと反省したらしいから、いつだってアーティストとレコード会社の間にははいろいろあるっていう話だ。

 amazonにて購入(¥879)

  • CD (2013/12/11)
  • Disc : 1
  • Format: Limited Edition, Original recording remastered
  • Label : ユニバーサル ミュージック
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The Many Faces Of Eric Clapton / Various Artists

2017年08月21日 | ブルーズ

The Many Faces Of Eric Clapton / Various Artists (2016)

気に入っている「The Many Faces Of ~」シリーズ。調べてみるとこのMusic Brokersというレーベル、なんとアルゼンチンの会社のようだ。意外。今度はエリック・クラプトン(Eric Clapton)版を購入。他の版と同様に3枚組で、1枚目はエリック参加曲、2枚目はカヴァー曲、3枚目はルーツのブルース曲という構成になっていて、相変わらずの重箱の隅つつきが楽しい。

1-02、08、14は有名なコンピ盤「Blues Anytime Vol.1,Vol2」(写真下)から。60年代後半にイミディエイトから発売されたコンピ盤で、エリックの他、ジミー・ペイジ(Jimmy Page)、ジェフ・ベック(Jeff Beck)、ニッキ―・ホプキンス(Nicky Hopkins)、ストーンズ(The Rolling Stones)の面々という信じられない位の豪華メンバーが参加していると言われている。録音は65~67年だとか。このセッションは参加者が超の付く豪華メンバーなので色んなところで出てくるし、自分もCDで所有しているのだが、実際に聴いてみると…正直言って大して面白くない(笑)。

散らばった参加曲をまとめて聴けるのは有り難いが、他の曲も相変わらずインフォが少ないので出自や発表年がよく分からない物が入っているのがこのシリーズの難点(コアなファンならすぐ指摘出来るのだろうが…)。エリックが影響を受けたアーティストの逆カヴァーが目立つ。2-01はムンドリさんのブログでも紹介されていた「I Can't Stand The Rain」で有名なアン・ピーブルス(Ann Peebles)。3年程前に亡くなった盟友ジャック・ブルース(Jack Bruce)の演奏曲も収録されている。3枚目に入ってもよさそうなボ・ディドリー(Bo diddley)の2-04はどうしてここに?と思ったが、これは随分後年になってからの録音のよう。3枚目は言わずもがなのオリジネーター達。あまりにも有名曲ばかりだが、これらの曲を有名にしたのは間違いなくエリックや、ストーンズの連中など英国人アーティストのお陰のはず(※)。何しろこういうコンピ盤はこういう”あーだ、こーだ”が楽しい。今回のコレも間違いなくある程度のファンならお勧め。

※50年代後半まで本国アメリカではブルースは完全に表舞台から消えていて、エリックら英国人ミュージシャンの活躍によって再認識されるまで、細々と演奏活動を続けるのみだったらしい。何かの記事で読んだが、英国人によるパクリだ、搾取だ、とも揶揄されていたが、当の大御所ブルース・メンらは「あいつらが自分達の曲を取り上げてくれなかったらアメリカでは今でもペンキ塗りのままだったよ」(意訳)と意に介さなかったらしい。

 

< Disc 1 : The Many Faces >

01 How Long Blues/Come Back Baby - Pinetop Perkins feat. Eric Clapton 
02 West Coast Idea - Eric Clapton 
03 Knockin' On Heaven's Door - Arthur Louis feat. Eric Clapton 
04 Take A Trip - Toots & The Maytals feat. Eric Clapton 
05 Sending Me Angels - Jerry Lynn Williams feat. Eric Clapton 
06 On My Way To Georgia - Corky Laing feat. Eric Clapton 
07 Weeping Willow - Chris Barber feat. Eric Clapton 
08 Draggin' My Tail - Eric Clapton & Jimmy Page 
09 Good Morning Little Schoolgirl - The Yardbirds feat. Eric Clapton 
10 I Ain't Got You - The Yardbirds feat. Eric Clapton 
11 Come And Love Me - Arthur Louis feat. Eric Clapton 
12 Lonely Years - John Mayall feat. Eric Clapton 
13 Pressure Drop - Toots & The Maytals feat. Eric Clapton 
14 Freight Loader - Eric Clapton & Jimmy Page 

< Disc 2 : The Songs >

01 Tears In Heaven - Ann Peebles 
02 Strange Brew - Buddy Guy 
03 Layla - Eric Gales & Derek Trucks 
04 Before You Accuse Me - Bo Diddley 
05 Blues Power - Koko Taylor 
06 Wonderful Tonight - Otis Clay 
07 Roll It Over - Joe Louis Walker feat. James Cotton 
08 Too Bad - Pinetop Perkins feat. John Hammond Jr.& Bob Margolin 
09 Old Love - Otis Rush 
10 Crossroads - Honeyboy Edwards feat. James Cotton 
11 Sunshine Of Your Love - Jack Bruce & Hr Bigband 
12 White Room - Jack Bruce feat. Gary Moore 
13 Sitting On Top Of The World - Jack Bruce feat. Clem Clemson 
14 Desert Cities Of The Heart - Jack Bruce & HR Bigband 

< Disc 3 : The Original >

01 Ramblin' on My Mind - Robert Johnnson 
02 Worried Life Blues - Big Maceo 
03 Walkin' Blues - Son House 
04 Sitting On Top Of The World - Mississippi Sheiks 
05 Key To The Highway - Big Bill Broonzy 
06 Going Down Slow - St. Louis Jimmy Oden 
07  (They Call It) Stormy Monday - T-Bone Walker 
08 It Hurts Me Too - Tampa Red 
09 A Spoonful Blues - Charley Patton 
10 Nobody Knows You When You're Down And Out - Bessie Smith 
11 Alberta Blues - Mississippi Sheiks 
12 Cross Road Blues - Robert Johnnson 
13 I'm So Glad - Skip James 
14 Floating Bridge - Sleepy John Estes

amazonにて購入(¥1,098)

  • CD (2016/10/7)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : Music Brokers Arg
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The Black Gladiator / Bo Diddley

2017年08月13日 | ブルーズ

The Black Gladiator / Bo Diddley (1970)

ブルースの大御所にして、独特のジャングル・ビートの創始者ボ・ディドリー(Bo Diddley)が1970年に発表した異色作。ずっとカルト的な扱いを受けてきたアルバムだがCDリイシューでグンと手に取り易くなった。コテコテのシカゴ・ブルース群の中にあって、リズムの面で最初から異彩を放っていたボだが、60年代初めのブリティッシュ・インヴェイジョンを機に見直されたものの、60年代を通して決して経済的に恵まれていた訳ではなく、他のオリジナル・ブルース、ロックンロール・アーティストと同様にドサ廻り営業もやっていたようだ。1968年にマディ・ウォータース(Muddy Waters)がChessから発売した「Electric Mud」と同様に、思いきり(サイケデリック)ファンクに舵を切ったのが本作。Checker Records(Chessの傘下)から発売された。このバンドが黒人バンドだったのか白人バンドだったのかよく知らないが、ドラムスのClifton Jamesは旧知の仲。初期のジャケット写真にも写っていて、あの独特なビートも彼とのコラボなので、ボに対する貢献度は大。曲はオルガン(Bobby Alexiasなる人物)がかなり目立っていて、同人は作曲にもクレジットされている。

マディのアルバムで感じるような”どサイケ”でもないのでミスマッチを感じることは少なく、意外とハマっている(あれは特徴的なピート・コージーのギターによるところが大きいか)。元々ボのリズムが特異でファンキーだった証だろう。彼のアルバムではたいてい女性コーラスが付くが、このアルバムも同様。オルガン中心のグルーヴィーなボ・ディドリー・サウンドもなかなか楽しい。サイケなのはジャケット・デザインで、かなりキテいるが、裏ジャケではっきり見られるボの衣装が凄い(発売当時42歳)。宣伝用とはいえこういうマッチョなのが当時流行ったのだろうか。

1988年にロン・ウッド(Ron Wood)と共に来日した時(当時60歳)は中野サンプラザで観たが、すでに好々爺みたくなっていたなァ(そういえば2階席の自分の隣の席に遅れて来たのが、あのボ・ガンボスの故どんとだったのを思い出した!)。

amazonにて購入(¥791)

  • CD (2013/12/11)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Limited Edition, Original recording remastered
  • Label : Universal
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