ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Tourist / St Germain

2015年06月30日 | ジャズ

Tourist / St Germain (2000)

エレクトリック・ダンス・ミュージック+ジャズという音楽性のフランス人DJ・プロデューサー、Ludovic Navarreによるユニット「サンジェルマン」(St Germain)。以前、ファースト・アルバムを紹介したが、こちらは2000年に発売された3枚目のアルバムの日本盤。まぁ、カテゴリーはテクノ、デジタルでもいいんだろうけど、とりあえずジャズにしておいた。

以前の記事で述べたように、このアルバムを知ったのは、2003年のローリング・ストーンズ(The Rolling Stones)のLicksツアーで、ライヴ中盤のステージ移動の際にバックで1・「Rose Rouge」が流れたのを聴いてから。サンプリングされたループするリズムに、クールなラッパの音が加わってかっこいい。この曲はシングルとしても発売されたらしい。ループしているドラムとベースはあの有名曲、デイヴ・ブルーベック(Dave Brubeck)の「Take Five」から。それに語り部分はマレーナ・ショウ(marlena Shaw)の「Woman Of The Ghetto (Live)」からサンプリングされている。また、後から知ったが6にはつい最近取り上げた映画のサントラ「Hot Spot」の収録曲がサンプリングされている。なるほどあのアルバムのクールな世界観と共通するところがあるかも。

手に入れたのは日本盤で、3曲のボーナス・リミックス曲が追加されている。時代が時代だけに、ドラムンベース(懐かしい)っぽいリズムと、ちょっとダンサブル過ぎるアレンジ。なんでもかんでも付け加えればいいというものではないけれど、付いている盤と付いていない盤が同じ値段であったら、やっぱり付いている盤を買ってしまうかな。オリジナル・アルバムこのユニット(かどうかも知らないが)の実態はいまだによく知らないのだが、まだ活動しているのだろうか。

 オークションにて購入(¥344)

  • CD (2000/7/12)
  • Disc: 1
  • Label: EMIミュージック・ジャパン
コメント

やげん掘 @東京・浅草

2015年06月29日 | 東京都(老舗)

現在自宅では2種類の七味(七色)唐辛子を愛用している。ひとつは両国橋のたもとにある「大木唐からし店」のもの。そして、もうひとつが各国からの観光客でごった返す浅草の新仲見世通りにある、ここ「やげん掘り 新仲見世本店」(創業・寛永2年・1625)のもの。昔は「やげん堀中島」と名乗っていたはず。店には何年ぶりかの訪問。年々ひどくなる人混みをかき分け、店の前までやっとたどり着く。広くない間口にたくさん並べられている商品とは別に、ガラスケースの中には七つの香辛料(唐辛子、焼唐辛子、けしの実、麻の実、粉山椒、黒胡麻、陳皮だそう)が分けて入っていて、注文して、その場で調合してもらえる。通常は辛さを伝えればいいのだが、好みがあるときはそれをお姉さんに伝えるとそのようにブレンドしてくれるので、自分専用の七色唐辛子が出来るのだ。

自分は山椒が大好きなので、「山椒を多くして」とお願いした。「辛くなりますけど大丈夫ですが?」と注意が入るが、もちろん問題なし。慣れた手つきであっという間に調合が終わり、「いかがですか?」と香りの確認。挽きたて、混ぜたての鮮烈な香りが鼻腔に広がる。実際味見してみる訳にもいかないので、「結構です」とOKを出し、袋に包んでもらった。缶の入れ物は家にあるからそこに自分で移し替えればいい。最近ではそのへんのスーパーでも全国の色々な銘柄の七味唐辛子を手に入れる事が出来るようになったが、自分専用のブレンドっていうだけで愛着が湧き、使う際にも普段よりじっくり香りを楽しむようになるのがいいところ。(勘定は¥540/30g)

 ↓ 調べていった訳ではないのに素晴しい近代建築に偶然出会うと感激もひとしお。蔵前の「タイガービル」(昭和9年・1934・建造)。木の生える屋上には何があるのか? ※有形文化財

 

やげん掘 新仲見世本店

東京都台東区浅草1-28-3

( 浅草 やげん掘 中島 やげん堀中島 やげんぼり 薬研堀 両国橋 七味唐辛子本舗 七味とうがらし 七色とうがらし なないろ )

コメント

朝日屋 @岐阜県大垣市

2015年06月28日 | 岐阜県(西濃)

岐阜県大垣市の大垣城から東に向かう道路沿いにある麺類食堂「朝日屋」に行ってみた。店の前と周囲に駐車場が確保してある。そのうちのひとつに車を停め、暖簾をくぐる。ちょうど昼時に着いたのだが、店はほぼ満員の盛況。すぐに座ることが出来たが、自分の後にも頻繁に客が入ってくる。店構えは大きくないが、なかなかの人気店だ。中にはテーブルが4つと、小さな小上がりが2つ。客の年齢層は高いだろうと思いきや、若い人も多く、そのほとんどが「中華そば」と「カツ丼」を注文している。大盛にしている人も多い。何も決めていなかった事もあって、自分もつい中華そばを注文した。

しばらくして横の厨房から運ばれてきた中華そばは、「ザ・昭和の中華そば」という佇まい。ラーメン丼ぶりにチャーシュー、メンマ、ネギ、カマボコという王道の具。スープは清湯で、色も薄め。麺は柔めかと想像していたが、プツンと張りのある麺で、こういうラーメンには珍しい食感。チャーシューはしっかりと味がついている。スープの口当たりは見た目通り、すっきりとしている。食べ進むうちに、ちょっと独特の強い酸味が抵抗して、スープを飲み干すまでには至らなかった。それでもワンコインでお釣りがくるというのは立派。後から調べたら、こちらのカツ丼はとじ玉子のせタイプのよう(参考記事はこちら)。次はカツ丼で。(勘定は¥470)

この後の記事はこちらこちら

 

 ↓ 石切場からの石灰石や大理石などの搬出に都合よく設計された「美濃赤坂駅」のプラットフォームと「美濃赤坂駅舎」(大正8年・1919・建造)。

 

 ↓ のんびりとした昔のままの待合所と、駅舎側から見た貨物専用プラットフォーム。奥には石材会社に直接乗り入れていると思われる線路や建屋も見える。

 

朝日屋

岐阜県大垣市東長町40

( 大垣 あさひや 麺類食堂 中華そば カツ丼 矢橋大理石 )

コメント

カフェ・ド・ランブル @東京・銀座

2015年06月26日 | 東京都(老舗)

 

もうすぐそこは新橋駅という銀座8丁目。雑居ビルの1階にあるコーヒー専門店「カフェ・ド・ランブル」。昭和23年(1948)創業という長い歴史を持つ老舗だ。場所的には「銀座ボルドー」から2ブロック北あたりになる。表の店の看板には「珈琲だけの店」と書いてあるが、佇まいはごく普通の古い喫茶店という感じ。こちらの主人は、日本の珈琲界(そんな括りがあるのなら)では神様のような人。様々な文献にも登場する。HPにもコーヒーに対する強く、熱い思いが溢れている。念願の訪問。

歩き疲れた体を休めるために夜遅くに店に入ると、常連と思しき女性客が数人、カウンターで店員と談笑していた。自分はテーブル席に座って、メニューを眺める。「珈琲だけの店」の通り、自分が見たメニューには、ストイックにも様々なコーヒーの種類が載っているだけで、他の食べ物や飲み物は見当たらない。。豆の単種だけでも30種類位あっただろうか。「卵黄入り」なんてものもある。コーヒーは大好きで、自分でも毎日淹れるが、(良い豆を売る店は探すが)ストイックに豆や焙煎を追求するほどではないので、正直どれがどんな風味のものか分からない。この店のスタンダードな味が知りたいと思って、メニューの中からブレンドコーヒーの、カフェ・ノワールの中カップ(中濃・ブラック)をシングルで注文した。

この日コーヒーを淹れていたのは若い男性店員。ちょうど自分の座っている所からは手元が死角になり、コーヒーを淹れる所作は見れずじまいだった。自分の座っている席の丸いテーブルには、真ん中に埋め込みの灰皿があるという趣のある特別あつらえのもの。他にも調度品は店の名前が入ったものが多く、拘りがうかがえる。店の中にあるコーヒーの焙煎等に関わる機器は詳しい事を知らないのだが、一杯のコーヒーに対する熱意が伝わってくる。運ばれたコーヒーは小さいカップに入れられ、ソーサーにのっている。香りは意外にもおとなしめ。口に含むとすっきりとした中にもしっかりとした酸味が感じられ、旨い。以前は深煎りで苦味の強いコーヒーが好みだったが、最近好みが変わってきたかな。ゆっくりと口に運び、特別な空間での一杯を楽しんだ。次は絶対カウンターに座って淹れる作業を見ないと。(勘定は¥760)

カフェ・ド・ランブル (CAFE DE L'AMBRE)

東京都中央区銀座8-10-15

( 銀座 カフェ カフェドランブル 珈琲だけの店 関口一郎 )

コメント

Sonic Boom (Special Edition) / Kiss

2015年06月25日 | ハードロック

Sonic Boom (Special Edition) / Kiss (2009)

2009年発売のキッス(Kiss)のオリジナル・アルバム。前作がオリジナル・メンバーの復活という謳い文句だったのに対して、このアルバムは完全に現行メンバーに移行してからの心機一転の再スタート。という事で、華々しい話題になったのかなと思いきや、なんと日本盤は発売されていないのだそう。まだファンに成り立ての自分には理解出来ないのだが、キッスくらいのビッグ・バンドで、日本でも昔から人気があるのに日本盤が発売されないなんてことが有るのだろうか? 時期的に盛り下がっていたのか、それとも契約の問題か。で、内容もパッとせず地味だったりするのかなと思ったら、これがキッス節全開の素晴しい快作! 往年を彷彿とさせるようなキャッチーでバラエティに富んだ楽曲のそれぞれの完成度はもちろん、メンバーのハツラツとした意気込みも窺える。これ、いいアルバムだなァ。

しかもこのアルバムはスペシャル・エディションと称して、「Kiss Klassics」(日本では「地獄烈伝」という邦題で発売された)という、現行メンバーでの再録音ベストと、同年の南米アルゼンチンはブエノスアイレスでのライヴDVD(6曲収録)が付属している。またこの再録音ベストが「やっつけ」でなく、しっかりしたプロダクションで作られているのがいい。さきの日本公演前に購入したのだが、とてもいい予習になった。DVDの方は、勝手な想像だが、たぶん正規の作品として発表しようとして収録されたものが、現場のドタバタやメンバーの演奏クオリティの関係で見送られたんじゃないのかなと思う。全体としての出来は良くないが、ボーナスDVDとしたら充分以上の品質。この内容の3枚組新品が千円札でお釣りがくるというのだから素晴しい。いやぁ、いい買い物だった。

amazonにて購入(¥892)

  • CD+DVD (2009/10/5)
  • Disc: 3
  • Format: NTSC, Import
  • Label: Roadrunner
コメント (2)

鮨 あうん @岐阜県関市

2015年06月24日 | 岐阜県(中濃)

岐阜県関市のマンション・ビルのテナントにある鮨店「鮨あうん」。オープンしてもう10年位になるのかな。日曜日でも昼には値打ちなセットものがあるので時々利用している。店に入ると、漬け場を囲んだカウンターと小上がりが2つある。飄々として明るい主人はこの地方の出身で、どこと訊いた事は無いが東京の鮨屋で修業したらしい。確か今でも時々築地から仕入れしていると言っていたと思う。昼は握りのセットがあり、タネは極上とは言えないが、なかなかだし、漬け、酢締めなどの仕事がしてあるタネが出ることも。握り(7貫くらい?)に、オクラの握り、裏巻の海苔巻きが定番で、茶碗蒸しと味噌汁とデザートがついて千円札1枚ちょっとと、とても値打ちで使いやすい。あれ?前よりも安くなっている気が…(←数量限定のようです)。握りの大きさはやや小さめ。最近の流行りから言うと標準くらいだろうか。

夜は呑みに来ている客が多いが、手書きの品書きにたくさん季節の酒肴が用意されている。海の無い岐阜県にしては珍しい魚が入ったりすることも。気仙沼の「モウカの星(→サメの心臓)」という珍味なんかも食べた事があったな。日本酒の種類は多くはないが、地元岐阜の酒を置いていて楽しめる(でも他に日本酒呑んでる人、あまり見かけたこと無い)。客層は全体的に若い人が多い。握りも金額が表記されていて明朗だし、主人もまだ若いので、居心地良く、気軽に使えるのだろう。気取らない雰囲気なので、家族連れの客も、女性ひとりだけでカウンターに座っている方も見る。夜の握りは、都度ガラスケースに入っているものや、品書きから選んで頼むが、特に好物の光物がいくつも揃っているのはうれしい。つまみをいくつかもらって、酒を呑み、握ってもらう。場所柄、車が無いとなかなか行けないので(近くにバス亭ならあるようだ)、ひとりのときにはつらいが、楽しい酒が呑める店だ。(勘定は昼¥1,000程、夜¥7,000程)

 ↓ 昔はさぞかし賑やかだったろう名残りがある関市新町に残る木造銭湯「錦湯」(すでに廃業)。創業が明治20年(1887)、建物は大正4年(1915)のものとか。

 

鮨 あうん

岐阜県関市北福野町1-3-23 エルニド 1F

( 関市 寿司 寿し 鮨あうん あうん御膳 握りセット )

コメント

喜寿司 (2) @東京・日本橋人形町

2015年06月23日 | 東京都(老舗)

近代建築を観察するために人形町の路地をウロウロ。この辺りはいまだ古い一般建築が残っていて、時折足を止めたくなる建物が散在する。以前にも訪れた「喜寿司」(実際の喜の字は七が三つ)の前まで来たら、急に握り鮨を食べたくなり、全然予定に無かったのについつい暖簾をくぐってしまった。大正12年(1923)創業の江戸前握り鮨の名店。かれこれもう5年ぶりくらいだろうか。木造の一軒家は昭和27年に芸者の置屋を改造したという歴史あるもの。幸いカウンターが空いていて腰を下ろすことが出来た。ピシッとのりの効いた白いカバーの椅子が眩しい。前に来た時には主人は不在だったが、この日は漬け場の中に。雑誌などでよく見かけるが、この方の姿は凛として本当にかっこいい。物腰も丁寧で、女性の先客に旬の鮨ダネを丁寧に説明していらっしゃった。生憎主人の前は先客が座っていたので、自分が握ってもらうのは前回と同じ大ベテランのY氏(名札で名前が分かります)。

お茶とおしぼりを持って来てくれたのは後を継ぐ息子さん。こちらには「おきまり」があるので、握りを注文。「おきまり」は値段が3種類あるんだけど、「並」とか「松」とか名前が付いている訳ではないので、品書きを見ながら「〇千円の」と金額を言わなくちゃいけない。他の客の前で、なんだか恥ずかしいというか…。かじき、漬け鮪、鯵などに混じって、初夏ならではの「ムギイカ」が入っていたのは嬉しかった。玉子は鞍掛けで間におぼろがかませてある。ここの握りもやっぱり旨いなァ。酢飯の塩梅がいい。最後の巻物が出たあと「他に何か握りましょうか?」と訊かれたが、主人の説明を聞いていたらどれも旨そうであれもこれもとキリがないし、食べ歩いていて明らかに喰い過ぎなので断腸の思いで断り、勘定をしてもらった。(勘定は¥3,240)

以前の記事はこちら

 ↓ (下左)喜寿司の隣にある「多和田歯科」。和洋折衷の独特な建築。以前からずっと人気が無いままだ。(下右)逆読みの看板跡が残る向かいの「旧・神谷商店」。何を商っていたんだろう…。

 

↓ 近くの「加島酒店」。金文字の「キンシ正宗」の看板がいい。ここは主人の配達が終わる夕方ごろから角打ち(立ち呑み)が出来るとか。残念、呑んでみたかった…。

 

喜寿司 (㐂寿司)

東京都中央区日本橋人形町2-7-13

( 人形町 日本橋人形町 きずし きすし 油井隆一 ゆいりゅういち 㐂寿司 )

コメント

Char / Char

2015年06月22日 | ロック(日本)

Char / Char (1977)

日本を代表するギタリストの1人、Char(竹中尚人)のファースト・アルバム。ついこのあいだ還暦を迎えたばかりのCharは、この時まだ21歳。でも中学生の頃からスタジオ・ミュージシャンとして働いていたというから凄い。自分は今までにほとんどCharの音楽をしっかり聴いた事がなく、これがほぼ初めてと言っていい。たまたま中古店に刺さっていたので、何の気はなしに購入してみた。当たり前だがギタリストのイメージが強く、こんなに歌っているとは思わなかったので意外だった(よく知らないけど、これCharの声ですよね?)。Charがネイティヴ・スピーカーなのかどうかは知らないが、英語の歌も器用にこなしている。

アルバムを聴いていると、フュージョン全盛だった70年代の空気がそのまま伝わってくる感じ。音楽の方は日本人離れした、都会的で洗練されたサウンドで、さすがにちょっと気恥ずかしさもあるものの、今聴いても新鮮。バックのミュージシャンは外国人がほとんどのよう。彼の代表曲6・「Smoky」は、その曲構成も、ギターのトーンやフレーズも痺れるくらいかっこいい。このジャケットの写真も日本人離れしているが、Charって昔からずっとカッコいいままで、今も相変わらずカッコいいなァ。 

中古店にて購入(¥380)

  • CD (1994/5/20)
  • Disc: 1
  • Label: ポニーキャニオン
コメント

井泉 @東京・湯島

2015年06月21日 | 東京都(老舗)

湯島にある昭和5年(1930)創業のとんかつの「井泉」。「お箸できれるやわらかいとんかつ」で有名な老舗で、「〇泉」と名前が付くとんかつ屋はこちらが出自だそう。もちろん、今ではこの本家よりも露出が多い青山の「まい泉」もこちらの出身で、もともと「青山井泉」という名前だったとか(ただし、まい泉のHPには出自に関する記述は何もない)。細い路地の奥の、風情ある店の前に来ると、店の前には何人もの行列が。中にはスーツケースを転がしている人も居て、人気の程が伺える。上野駅から歩いて来たのかな。待ってまで喰うのも、と思って一応、店の中を覗いてみると、1人ならすぐにOKとの事で、すぐにカウンターに腰を下ろす事が出来た。ありがたい。狭い店内では、調理場を綺麗な白木のカウンターが囲んでいる。井泉は「かつサンド」発祥の店としても知られている。芸妓衆が食べ易いようにと工夫されたのがかつサンドの始まりだとか。もちろんかつサンド(6切れ)を注文し、汗ばむ陽気だったのでビール(中瓶)も追加した。

狭い調理場には8~9人もの職人が入っていてフル回転。揚げ方の人は店の混雑状況と、揚がる時間を上手にやり繰りし、仲居に確認を取りながら油にパン粉をまぶしたカツを入れていく。あぁ、揚げる音もごちそう。揚がったカツは次々と包丁を入れられ(これもいい音)、盛りつけられていく。てきぱきとした作業を眺めながらビールで喉を潤す事が出来るのもカウンターで食べる醍醐味だなァ。さてそろそろ自分のかつサンドの調理が始まった。スライスされたパンの真ん中に少しだけマーガリン(?)が塗られ、野菜類は何も入らない。ソースをまとったカツが挟まれ、綺麗にカットされ、皿の上に。付け合わせはパセリのみ。出来たてのかつサンドは、口まで持って行くと、懐かしいパンの香りと、揚げたてのカツの香りが堪らない。ふわふわのパンじゃないので、かえってカツとの一体感があって、最高に旨い。これにビールだもん、言う事なし。(勘定は¥1,500)

 ↓ 食べた後に寄った神田和泉町の「和泉町ポンプ所」(大正11年・1922・建造)。建物の壁は修繕されているようだが、周囲の煉瓦塀は当時のままのよう。

 

 

井泉 本店 

東京都文京区湯島3-40-3

( 湯島 上野広小路 御徒町 井泉 井泉本店 いせん いせんほんてん かつサンド 元祖かつサンド カツサンド )

コメント

ひょうたんや @名古屋市中村区・中村公園

2015年06月20日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

名古屋市中村区の中村公園近くにある洋食屋「ひょうたんや」。創業は昭和25年(1950)というから古い。昭和46年から裏メニューだった大エビフライをメニューに載せ、それが評判を呼び人気の店になったそう。バイクを近くに停め、店に入ってみた。もちろん満員の大盛況。ひとりだったのでかろうじて厨房前の小さいカウンターに腰を下ろすことが出来たが、後から後から客が入ってきて、駐車場がないか訊いている。店が幹線道路沿いにあって、一応駐車場もあるのだが、すぐに埋まってしまうようで、昼時ともなると、駐車場を探したり、空きを待つ人がひっきりなしのようだ。壁には訪れた芸能人らのサインがぎっしり。メニューを眺めていると、大好物のオムライスを発見。名物の大エビフライも食べてみたいのだが…、ということで、エビフライはサイズダウンして単品にし、オムライスも注文してしまった。

まずオムライスが登場。丸い形で量も結構あり、赤だしが付いている。しっとりとしたケチャップライスに、包んだというより、乗っけた感じの薄皮の玉子焼き。老舗洋食屋らしい濃い味付けで、なかなか旨い。実は名物のエビフライを「大」にしなかったので、少し後悔していた。というのも他の客に運ばれていくエビフライがものすごくデカく、大迫力だったのだ。やっぱり自制せずにあれを注文しなくてはダメだったかな、と思っていたら…自分のところにも同じエビフライがどーんっと置かれた。なんとあれが「並」サイズだったのだ。並でもデカいエビフライが2匹。これが「大」だったらどういう事になるのか…。しっかりめに揚げられたエビフライはウスターソースとタルタルソースでいただく。付け合わせはレタス、トマト、キュウリ、キャベツのサラダと、マカロニ。衣が厚く仕上げてあるのかと思ったら、しっかり海老がデカい。ゆえにかぶりついた時の満足度は最高。海老は天然のブラックタイガーだとか。こういうデカいメニューって大味になりがちだが、しっかり海老が楽しめるのが素晴しい。他にも色々食べてみたいメニューがあるが、やはり次はこの上の「中」か「大」か、それともさらに大きい「わらじ」か…。(勘定は¥1,950)

 ↓ 太閤通から脇に入った稲葉地小学校付近で見つけた雰囲気のある洋館。戦前(かどうか分からないが)の裕福な家には住居である日本家屋の前に洋館を建てたスタイルが多い。

 

 ひょうたんや

愛知県名古屋市中村区本陣通5-34-2

( 中村公園前 大海老フライ 大エビフライ とんかつ ) 

コメント