ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

Weld / Neil Young & Crazy Horse

2013年08月30日 | クラシック・ロック

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Weld / Neil Young & Crazy Horse (1991)

1990年に発売されたアルバム「Ragged Glory」に伴うツアーを記録した2枚組アルバム。久々にクレイジー・ホース(Crazy Horse)の面々との競演で、初っ端からギターが歪みまくっています。アルバムごとに表情を変える二ール・ヤング(Neil Young)ですが、この頃からディスト―ション・ギターを武器にオルタナティヴ・ミュージックへの接近をみせ、ツアー・サポートもソニック・ユース(Sonic Youth)だった。雑誌「クロスビート」でよくレポートを読んだけれど、当時はその組み合わせにピンとこなかった。その頃から彼をリスペクトする若いアーティストの発言が相次ぎ、のちには「ゴッドファーザー・オブ・グランジ」と呼ばれるようになる。

自分はニルヴァーナ(Nirvana)には全然ピンとこなかったが、パール・ジャム(Pearl Jam)は好きだったので、そのあたりの音楽を聴くようになってからようやくよく聴くようになった。でも二ール・ヤングのあの声は以前からあまり得意でなく、名盤と呼ばれているアルバムやベスト・アルバムは持っていたが、あまり掘り下げて聴くような事はなかったなぁ。このアルバム発売当時にしっかり聴いていたらもっと好きになったかもしれない。ちょっと遅すぎた。

当時はブッシュ政権下で湾岸戦争の時期でもあり、メッセージ性のある曲の中で目茶苦茶に歪んだギターの音と二ールの高いヴォーカルが不思議な世界を作り出している。さすがに音楽的に一体感があるとは言えないが、歳をとった二ールだからこその恐ろしいまでの迫力。そして行き着いた先はノイズまみれの「Arc」(「Weld」と3枚組でも発売された35分1曲収録ノイズ・アルバム)。なるほどソニック・ユースとウマが合うはず。でもこの彼の突拍子もない振り幅の音楽スタイルに合わせて一緒に突っ走ることの出来るクレイジー・ホースって凄い…。

ブックオフにて購入(¥800)

  • CD (1991/10/23)
  • Disc: 2
  • Format: CD, Import, Live
  • Label: Reprise / Wea
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    Elgin Avenue Breakdown / The 101ers

    2013年08月27日 | パンク・ニューウェーヴ

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    Elgin Avenue Breakdown / The 101ers (1981)

    クラッシュ(The Clash)参加以前にジョー・ストラマー(Joe Strummer)が加入していたパブ・ロック・バンドThe 101ers(多分「ワン・オー・ワナーズ」と読むと思う)。その音源を集めたコンピレーション・アルバム。このバンドがピストルズ(The Sex Pistols)のギグをサポートした際にその演奏を見て、ジョーがパンクへ舵を切った事は有名。何しろこれらの曲を演奏した数ヵ月後にはもうクラッシュとしてライヴ・デビューしているだけに、ジョーのヴォーカルは初期クラッシュと何ら変わりなく、クラッシュのアウトテイクと言われても分からない。

    自分が昔(80年代後半)101ersで以前持っていたのはチズウィックから出ていたシングル・レコード2枚(←これも当時はわりと貴重で結構な金額で買った覚えがある)だけだったので、他の曲やライヴ・テイクを聴いたのは初めてだが、パンク然とした曲こそもちろん無いものの、基本的な音楽性もクラッシュとさほど変わらず、ジョーの音楽的素地が余すことなくクラッシュに引き継がれた事が分かる。所詮前身バンドと思っていたが、クラッシュを理解するにはかなり重要だ。シングル盤だけでなく、もっと早く聴いていてもよかったな。

    現在はEMIからトラック数も大幅に増えた「Revisited」と題された改訂盤が出ているのでそちらをお勧め。

    01. Letsagetabitarockin'
    02. Silent Telephone
    03. Monkey Business
    04. Shake Your Hips
    05. Junco Partner"
    06. Don't Let It Go
    07. Motor Boys Motor
    08. Sweety of the St. Moritz
    09. Surf City
    10. Keys to Your Heart
    11. Sweet Revenge
    12. Gloria

    ブックオフにて購入(¥400)

    (ワンオーワナーズ 101'ers 101ers )

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    Dylan Covered (MOJO Magazine) / Various Artists

    2013年08月26日 | 雑誌付録CD

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    Dylan Covered (MOJO Magazine) / Various Artists (2005)

    MOJO誌2005年8月号の付録CD。「Exclusive 15 Track Tribute」と銘打ったボブ・ディラン(Bob Dylan)のカヴァー15曲。

    あぁ、またやってしまいました二重買い。ずっと前に買っていたのにわざわざオークションで購入してしまった。本当に酷い記憶力(笑)。買い過ぎで1枚のアルバムを聴くのにかける時間が激減しているのが原因だろう。それにCD収納の棚がもうえらい事になっちゃってて…確かめずにとりあえず買っちゃう。大人になるとこういうことになってしまうのだ。食費を抜いてまでレコードやCDを悩んで買っていた貧乏な学生時代の自分が見たら「まったく、ジジイは…」と唾棄されただろう(笑)。

    言い訳ではないのだが、なにしろジャケがかっこいいから目に留まってしまう。ご存じの方も多いだろうが、ディランのアルバムはジャケがひどい。あのジャケ群にOKを出しているのは誰かと問い詰めたいくらい。最近の発掘音源シリーズでのアートワークはまだましになったが、それでもすごくかっこいいとは言い難い。素材はたくさんあるし、月刊誌がこのレベルでデザインできると言うのに…。

    一般的な有名アーティストが多い訳ではないので内容を心配したが、結構いい。以前も述べた事があるが、無名アーティストばかりのトリビュート盤って正直つまらない。自分としては一度は聴いてもそれ以上膨らんでいく事があまりないのだ。そのアーティストの本来の音楽性をほとんど知らないから面白味がない。だからこういう盤を買う時には自分の知っているアーティストがどれだけ入っているかも基準にしている。ちなみにこの盤では約半分だからギリギリ合格というところか。元・ストラングラーズ(The Stranglers)のヒュー・コンウェル(Hugh Cornwell)がカヴァーしていたとは知らなかったので楽しめた。

    オークションにて購入(¥475)

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    流星とバラード / 東京スカパラダイスオーケストラ

    2013年08月24日 | レゲエ・スカ

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    流星とバラード / 東京スカパラダイスオーケストラ (2010)

    東京スカパラダイスオーケストラのシングルCD。ヴォーカル・ゲストに奥田民生を迎えている。でも恥ずかしながらこの曲の発売時には彼ら(奥田とスカパラの両方)に対する興味が薄れていた時期で買っていない。楽曲は作曲を川上つよし、作詞を谷中敦というスカパラの2人が担当。奥田は完全にゲスト扱いだが、相変わらず相性のいいところを見せていて、「しっくりきて」いる。普段の奥田民生の音楽にはあまりラッパは入ってこないが、スカパラと組んだ時のソウルフルな展開はあの声にピッタリ。スカパラの用意する楽曲も相変わらず歌詞は難解だが、オシャレになり過ぎずかっこいいい。

    奥田民生とスカパラと言えばもちろん2002年の「美しく燃える森」。超の付く名曲。自分の中では過去最高に好きな曲とも言えるし、個人的には奥田民生の全キャリアの中でも最高のヴォーカル作品だと思っている。この曲の存在があるのでどうしてもこのシングルはそれを乗り越えられないジレンマがつきまとう。楽曲の構成というかタイプも似ているし、ストレートに理解しづらい歌詞もそう。かっこいいんだけれど。もういっそのことこの2組で1枚アルバムを作って欲しいというのが本音。この2曲と違うタイプの曲でどんなことが起こるのかとても興味があるなぁ。

    中古店にて購入(¥80)

  • CD (2010/1/27)
  • Disc: 1
  • Format: Single, Maxi
  • Label: カッティング・エッジ
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    はね海老 @名古屋市西区・円頓寺

    2013年08月23日 | 名古屋(中村区・西区)

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    こちらも円頓寺(えんどうじ)商店街にある洋食店。真っ赤な「はね海老」の文字の看板があがる昭和36年創業というなかなか古いお店。店頭のガラス棚には懐かしい食品サンプルが飾ってある。外からは店内をうかがい知る事は出来ない。店内はテーブルが8卓ほどの奥に細長いお店。あまり飾り気はなく、テレビからは甲子園の中継が流れている。一番奥に厨房があり、男性が3人で切り盛りしていた。ぎゅっとねじられた面白いおしぼりとお冷をもらい、日によって変わるお値打ちなランチの、「エビフライ・カニクリームコロッケ」を注文。

    しばらくして平皿に盛られたご飯と、玉子の入った赤だし、そしてキャベツの上に盛られたフライが登場。お店の名前にもなっているようにエビフライは羽根のような形に開かれていて珍しい。しっかりと揚げられたフライは衣がゴテゴテとしていないので意外なほどあっさりいただける。ソースをかけたり、添えられたタルタルソースをつけたりしていただく。カニクリームコロッケの中は思った以上にとろとろでとてもおいしい。これで730円は素晴しい。

    テーブルに置かれたからしの入れ物を見て思ったのだが、どのテーブルの瓶もきれいに洗われて、からしが入れ直されている(早い時間に伺ったのと瓶の中にベタベタと付着していないので分かった)。名古屋に限らずいろんな老舗を好んで訪問しているが、永く続き、今でも人気のあるお店は、こういう何かしらキチッとしている所が必ずあるというのが持論です。(勘定は¥730)

    この後の記事はこちら

    はね海老

    名古屋市西区那古野1-20-37

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    Introducing Joss Stone / Joss Stone

    2013年08月22日 | ソウル・ファンク

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    Introducing Joss Stone / Joss Stone (2007)

    イギリス出身の歌姫ジョス・ストーン(Joss Stone)の3枚目のアルバム。16歳で衝撃的にメジャー・デビューした彼女ももう(まだ)二十歳。「イントロデューシング~」とタイトルをつける位なので、これが本当の私よ、というような意気込みがあったのだろうか。確かにデビュー作はカヴァー・アルバムだし、特長的な歌い方ではあっても、かなりクラシックなタイプの歌手としての(悪く言えば老成した)売り込み方だったので、若い本人にとっては不本意なところもあったのかもしれない。若くても操り人形ではなく、今回のアルバムも全曲にしっかりと彼女自身がコミットしているらしい。アルバム・ジャケットといい、美人ではないがキュートで溌剌とした雰囲気からの脱却を目指しているのかな。

    アルバム全体に響き渡るのはドンドンと弾むようなドラムの音。これが打込みなのか生音なのかは知らないが、完全にクラブ系の仕様。いくつかの曲ならまだしも、ほぼ全曲に亘ってこのスタイルで、ゲストを含めヒップホップの要素がかなり強いので、このアルバムが2007年の彼女(あるいはプロデューサー)の好みだとしても、何年もファンに慕われ続けるかはちょっと疑問。アマゾンなどの素人評がかなり良いのが不思議。いくらソウル・シンガーだとしてもここまでアメリカナイズされると彼女の良さは埋没してしまうような気がする。実際、同じ曲でもアルバム・テイクよりもライヴの方が断然いい。もちろん収録曲の中には彼女らしい歌い方で聴かせる曲もあるが、正直じっくりと聴ける雰囲気ではない。ヒップホップよりのコラボってどうしていつも予想通りの展開になってしまうんだろう。

    でもよく考えたらまだ二十歳(当時)。別に何やっても叱られる歳ではない(笑)。若くして実力のある者はこういう勝手な素人意見をわんさかと浴びせかけられるんだろうな。なぜか惹きつけられる彼女の声、すでに発売されているこの後の3枚のアルバムで何をやっているのかを聴くのが今から楽しみ(まだ聴いてません←どれだけ遅れているんだか)。日本盤にはボーナストラックが3曲付いている。

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2007/3/12)
  • Disc: 1
  • Label: EMIミュージック・ジャパン
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    Beaucoup Fish / Underworld

    2013年08月21日 | テクノ・デジタル・ダンス

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    Beaucoup Fish / Underworld (1999)

    彼らについてはほとんど何も知らない。もちろん名前は知っていたし、少しくらいなら聴いた事もあったのかもしれない。でもこのアルバムが彼らの何枚目のアルバムなのかも知らないし、彼らにとってどのあたりに位置するアルバムなのかも知らない。そんな無知な自分がまず1曲目を聴いてみて思ったのが「まるでYMO…」。アルバム全体としては透明感があり、クールだが、アンダーワールド色っていうのに乏しくて、かっこいいなと思っても心ときめくかっていうと…そこまでじゃない。これが他のアーティストだと言われても気がつかないだろうな、自分は。

    テクノと呼ばれるジャンルは嫌いじゃないし、最近でも全く聴かない訳ではない(ただ昔のテクノと今のテクノは別物だと思っている)。何しろ小学生の時にイエロー・マジック・オーケストラ(Yellow Magic Orchestra)にはまっているから、どちらかと言えば好きな音だし、ロックとは全く違う脳で楽しむことが出来る。ただ、90年代に入って誰もが(素人でさえ)テクノロジーを操れるようになって、急速にこういう音楽に対して興味が失せてしまった。アシッド・ハウス、レイヴ、テクノがダンス・ミュージックとしてもてはやされた時期も、その音楽を聴いて思ったのが…「10年以上も経ってんのにまだこんなもんなの?」だった。70年代後期から聴き始め、革新的な音に逢っては心ときめかせていたのに、未だにその頃と変わり映えしない方法論に思えたから。お家で聴く音楽ではなく、ライヴ・ミュージックとしての発展にはちょっと驚いたが。結局のところ自分はどんな音楽でも「メロディー」がないとダメなんだろうな(オールドスクール以外のラップもダメだし)。ただのかっこいい音のループだけでは燃えないんだ。

    中古店にて購入(¥100)

  • CD (1999/4/13)
  • Disc: 1
  • Format: Import
  • Label: V2 North America
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    Different Strokes By Different Folks / Various Artists

    2013年08月20日 | ソウル・ファンク

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    Different Strokes By Different Folks / Various Artists (2006)

    スライ&ザ・ファミリー・ストーン(Sly & The Family Stone)のトリビュート盤。スライの名曲を有名どころや現在のR&Bやヒップホップのアーティスト達がカヴァーというか、素材そのままにリメイクした作品集。R&Bも現在はラップ、ヒップホップと密接なので、総じてどうしてもアプローチは似たようなものになりがち。リズムを現代風に作り替えてラップを乗っけてみましたみたいな安易な感じのするカヴァーが多いのは残念。先ごろ来日した畑の違うエアロスミス(Aerosmtih)のスティーヴン・タイラー(Steven Tyler)参加曲なんかは面白く聴いた(というかそれ目当てで買ったのか)。豪華な面々が参加しているので、もう少しどうにかならなかったのかなというのが正直な感想。

    ただ完全カヴァーではなく、オリジナル素材は多く残っているので曲調などはそのままで、その点に関しては聴き易いかも。こういうアルバムは評価が難しいな。逆に改めてスライの革新性を浮き彫りにする形になっているから、これは成功と言うべきだろうか。何しろこのアルバム発売時から40年近く前の音楽だ。

    このアルバムがグラミー賞かなんかにノミネートされ、その記念ステージにここでカヴァーしたアーティストと共にステージに上がった姿を見て度肝を抜かれたのは自分だけではないだろう。サングラスにカラーモヒカンに銀ギラの衣裳。俯いてちょっとマイクに囁いたと思ったら曲途中で退場(笑)。噂には聞いていたが、こりゃ相当ひどい状態だな、と見せつけられた(しかしその後に来日公演をするんだから世の中何が起こるか分からない)。

    ブックオフにて購入(¥250)

  • CD (2006/2/7)
  • Disc: 1
  • Label: Sony
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    The Soul Of A Man / Various Artists

    2013年08月18日 | ブルーズ

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    The Soul Of A Man (A Film By Wim Wenders) / Various Artists (2003)

    「Martin Scorsese Presents」と冠が付いているマーティン・スコセッシ監修のブルース・ドキュメンタリー映画のうちのひとつで、ヴィム・ヴェンダース(Wim Wenders)監督のエピソードのサントラ盤。このシリーズはアメリカのPBS(日本で言うNHK教育みたいなもんか)で放送されたプロジェクトで、「The Blues」と名付けられ、ブルース音楽の集大成となる内容のようだ。というのも自分はまだ見た事がない。全部で7つの異なるエピソードで、すでにDVDでも発売されているが、少し値段が高くいまだに見送っている。こういうのは出来れば日本盤で字幕が欲しいし…。

    このCDではいわゆる定番曲と違い、かなり毛色の変わった曲が集められている。時代も様々だが、多くは2000年代の録音で、現代の新しいブルースとして組まれたのだろうか。ただ多くの曲のスタイルはオーソドックスなブルース・スタイルなので、アーティストに焦点をあてているのだろうか。5や13や14など、現在進行形のアーティストもブルースという視点から捉え直しているのが象徴的。ルー・リード(Lou Reed)の4や20も新しい録音だが、いつものルーとは雰囲気が違い、ハスキーで潰れたような声で歌っている。

    映像あっての企画だとは思うが、このアルバムに限らず選曲されたアーティストはそれぞれ凄い名前ばかり。個々のアーティストのブルース・ベスト盤も同企画から発売されており、プロジェクトの壮大さが凄い。いつかぜひ日本盤で…。

    ブックオフにて購入(¥500)

  • CD (2003/9/9)
  • Disc: 1
  • Format: Soundtrack, Import
  • Label: Sony
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    勝利亭 @名古屋市西区・円頓寺

    2013年08月17日 | 名古屋(中村区・西区 老舗)

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    明治42年創業という長い歴史を持つ、名古屋の古い商店街「円頓寺(えんどうじ)商店街」にある洋食店。この界隈は空襲でも焼け残ったのか、まだ細い路地が残っていて、一歩路地に入ると名古屋駅にほど近いとは思えない軒の近い古い町並みを歩く事が出来る。昔から商店街の名前は知っていたし、よくテレビや雑誌などにも紹介されるのだが、訪問するのは今回が初めて。天井の高いアーケード街は日曜日とあって人通りは寂しいが、ポツポツと営業している店もある。

    勝手な想像だが、店名からいくと日露戦争(明治38年終結)での戦勝を祝ってつけられたのだろうか(でも4年後にそれはないか)。お店の見た目も中も昭和の喫茶店といった感じ。自動ドアが開いて店内に入ると、開店してすぐなので先客はなし。とても暑い日だったので古めのエアコンがフル回転している。かくしゃくとしたお婆様がお水を運びながら注文をとってくださり、訪問前から決めていた大好物のオムライスを注文。

    厨房は客席から見えず、奥で鍋を振る音が聞こえてくる。出来あがったオムライスを持って現れたのは娘さんだろうか。しっかりとしたヴォリュームのオムライスには最初からケチャップがかけられておらず、お好みでかけられるように別容器を渡される。ものの本によると大手のカゴメはトマト・ケチャップを開発する際に、ここの店主の意見を求めたんだとか。しっかりケチャップが絡まったご飯の中には大きめに切られたハムなどが入っていて、それだけでも旨いが、やはりケチャップを少し垂らして酸味を加えると更に旨い。喫茶店のような見かけなので玉子の部分もよくあるペラペラのタイプかと思いきや、半熟の部分がご飯と絡まった見事に自分好みのタイプで嬉しかった。こういうオムライスを食べるとうれしいね。

    後から入ってくるお客が注文する率が高いのが、このオムライスとメンチカツ。次は必ずメンチカツも頼んでみよう。決して安い値付けではないが、古い歴史を声高に謳う訳でなく、マイペースで続けられているこんなお店が近くにあったら通っちゃうだろうな。(勘定は¥850)

    この後の記事はこちらこちら

    勝利亭

    名古屋市西区那古野1-2-17

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