ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

庸園 @岐阜県岐阜市

2020年08月31日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市の岩田にある中華料理の「庸園」へ。店は平屋のテナントに入っている。看板の文字の書体が怖い(笑)。車を停めて中に入ると白を基調としたすっきりとモダンな店内。主人が1人で賄っているようだ。先客は1組居たが、そちらの調理をしながらこちらの用意や注文聞きをするので大変そう。見せてもらったメニューに”ランチセット”が載っており、「選べる炒飯セット」というのがあった。炒飯が食べたいナと思っていたので、そちらから「エビとレタスの炒飯」を選択。

まず運ばれたのは小鉢に入った玉子スープと胡麻鶏風のミニサラダ。玉子が溶かれたスープはちゃんと鶏から採ったスープだったので、しっかりした仕事をする方だろうなと安心。裂いた鶏肉とレタス中心のミニサラダには胡麻だれがかかっているが、そちらも生姜を刻んであったりと手がかけられている(味はちょっと濃いめだったが)。しばらくして平皿に盛られた「エビとレタスの炒飯」が登場。量は多め。さっそくスプーンを入れていく。具材は油通ししたと思われる小海老とレタス、玉子、ねぎ、とシンプル。最近の炒飯は何でも”パラパラ”かどうかで判断され、通り越して”パサパサ”になってる本末転倒な炒飯も多いが、こちらはしっかりと水分も残っていて自分好みの加減。塩加減も良く、旨い。今でこそよく見かけるようになり驚かないが、若い頃に外国の中華街で食事をした時、レタスに火を通して食材として使うのには驚いたものだ。たっぷりの炒飯を食べて満足し、最後はクコの実がのった杏仁豆腐で締め。夜にでも来て、一品づつ頼んで冷たいビールでも呑みたいなァ。(勘定は¥1,040)

中華レストラン 庸園

岐阜県岐阜市岩田東3-167-3

 

( 岐阜 ぎふ ようえん 中華料理 中国料理 中華 ランチ ランチセット チャーハン )

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畑中堂 @岐阜県高山市

2020年08月30日 | 岐阜県(飛騨)

高山市散策。高山市内は和菓子屋の宝庫。沢山の店があり、店構えが新しいところでも”老舗”と呼んで差し支えない程の歴史を持った店が沢山ある。今回立ち寄ったのは坂道にアーケードのある「やすがわ商店街」にある「畑中堂」。雰囲気からすると間違いなく歴史のある店だろう。歩道に面した場所にガラス・ショーケースが出ていて、いくつもの菓子が並んでいる。貼紙には”当店特製・きんぎょく糖””当店特製・くず桜”とあったので、そちらが今の季節のスペシャリテだろう。奥に向かって声を掛けると女将さんが出ていらっしゃった。名前が書いていない菓子もあったので訪ねると「梅の香り」だと教えてくれた。あまり大きな包みで買うつもりはなかったが、菓子3種が2つづつ入った箱があったので、嫁と分けるのにちょうどいいとそれに決定。件の「きんぎょく」「くず桜」と「梅の香り」の3種でお願いした。女将さんが奥に行って包んでくださった。

家に帰ってから箱を開封。”夏の菓子なので日持ちするが、冷やしても美味しい”旨の書き添えがあったので、容器に移し換え冷蔵庫に入れておく。まずいただいたのは三角形で黄色い寒天のような菓子。周りに砂糖蜜がかけてあり固まっている。外がしっかり甘く、中は透明。爽やかな風味があるのでこれが「梅の香り」だろうか。次は周りが砂糖粒で固められた山型の菓子で中は透明なくずとこし餡。ジャリッとした歯触りの後、中もしっかりと甘い。これは「きんぎょく」かな?「くず桜」かな?。次を食べれば分かるかもと取り出すと…、あれ?今のと同じ。嫁に確かめても「2種類しか入ってなかったよ。」とのこと。女将さんが間違えて4+2で入れちゃったのかな。どちらも日持ちするようにしっかりと甘めに砂糖を使ってある菓子だったが、結局どれがどれだったのかよく分からないまま(笑)。次に行った時は「きんぎょく下さい。」と確かめてみようか。(勘定は¥1,250)

 


 

↓ 以前に来た時にも気になった理髪店兼旅館の建物「バーバー文助」(建築詳細不明)。蔦が絡まるとこんな外観に。店の前に置いてある車やモノ、ブリキ看板がちょっとわざとらしいので中を覗いてみると…、主人はテンガロン・ハットを被った方(笑)。いわゆるレトロ趣味なのかな。

 

 


 

畑中堂

岐阜県高山市大門町85

 

( 高山 たかやま 畑中堂菓子店 はたなかどう 和菓子 きんぎょくとう 夏菓子 近代建築 )

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三太郎 (2) @岐阜県岐阜市

2020年08月29日 | 岐阜県(岐阜)

いろんな店が流行りのかき氷をやるようになって、世間では”ばえる”かき氷が百花繚乱。人気の店では長時間並ばないと買えないなんてことも。岐阜市内でかき氷といえば「赤鰐(あかわに)」。ある暑い休日、自転車で走っていて「並んでるかな…」と店の前を冷やかしてみると…何と強烈な日差しの下、64人もの大行列!(←ゆっくり走って数えた・笑)。みんな命は大丈夫か…。行列を横目にその足で美殿町まで行き、いつものように古本屋を冷やかした後に寄った「三太郎」はのんびりと先客ゼロ。「いちぢく」と迷ってお願いしたのはリンゴの「サンふじ」。主人が丁寧に果実を配置しながら氷をかいてシロップを加える。

「お待たせ。」と呼ばれて盆を受け取る。発泡スチロール容器に入った「サンふじ」とプラスチック・スプーン。テーブルにはちゃんと消毒用ウエットティッシュが置いてあった。早速スプーンを取り出す。シロップは氷の白い所が見えないほどたっぷり。上と底にはワインやジュースでコンポート風に煮込むという大きくカットされたリンゴが計5切れ、つまりほぼリンゴ半分も入っている。ちゃんと歯応えも残ったリンゴとシロップが何とも旨い。テーブルは開放された場所にあるので暑いけれど、日差しだけ避けてここで食べる氷は格別。これがワンコインとは恐るべし。食べ終わって盆を返すと

「喰うの早いねー。あたま痛くならんかね? 時々居るんだよねー、そういう人。俺なんてすぐ痛くなっちゃう(笑)。」

と主人。「へへっ」とごまかしてご馳走様(←ホントは少し痛かった・苦笑)。次は何味にしようかな。(勘定は¥500)

以前の記事はこちら

この後の記事はこちら

 

 

コンポート「かき氷」専門店 三太郎

岐阜県岐阜市美殿町46

 

( 岐阜 ぎふ 美殿町 みとのまち 美殿町商店街 さんたろう かきごおり かき氷 開屋 ひらきや 福丸 ふくまる ぱたーた )

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Emotion & Commotion / Jeff Beck

2020年08月28日 | クラシック・ロック

Emotion & Commotion / Jeff Beck (2010)

ジェフ・ベック(Jeff Beck)の7年ぶりのオリジナル・アルバム(当時)。日本盤なのでボーナス・トラックが2曲追加されている。もう10年前の作品なんだ。世界的にはなかなかのセールスだったようだ。内容的にはロックでないクラシックな曲のカヴァーが多い。01と07は故ジェフ・バックリー(Jeff Buckley)のカヴァー。2曲もなんて当時相当気に入っていたのだろうか。イメルダ・メイ(Imelda May)、オリヴィア・セイフ(Olivia Safe)、そしてジョス・ストーン(Joss Stone)の3人の女性が参加してヴォーカルを披露している。ベースにはあのタル・ウィルケンフェルド(Tal Wilkenfeld)も参加しているので、御大が若い女性を侍らして…という印象も無いではない(笑)。

アルバム全体もロック色は鳴りを潜め、映画音楽のような荘厳な感じでBGMっぽい曲が多い。それがジェフのギターの硬質で外さないトーンにはぴったりとハマっている。これはロック畑オンリーのギタリストにはなかなか出来ないことだろう(似合わないだろうし)。これがすごく好きかと問われると正直答えに困るけれど、このギターの音色に身を任せる時間も嫌いではない。ボーナス・トラックを入れると女性陣は各2曲づつでヴォーカルを担当。ジョス以外は知らないアーティストだが、1枚のアルバムで3人っていうのは逆に印象には残りにくい。全体的に良く言えばバラエティに富んでいる内容、悪く言えばとっ散らかった内容とも言えるので、このアルバムがまあまあ売れたっていうのは不思議といえば不思議。

オークションにて購入(¥300)

  • CD (2010)
  • Disc : 1
  • Format: CD
  • Label : ワーナーミュージック・ジャパン
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ステラプリンス @名古屋市中村区・太閤通

2020年08月27日 | 名古屋(中村区・西区)

愛知県を中心に何故かこの地方だけで昔から愛される生ケーキがある(←毎度お馴染み、この出だし…)。「パリジャン」「ファンシー」「ピレーネ」「アントルメ」「マロン」「ポワロン」等、様々な名称で呼ばれているが、元を辿ると同じ菓子職人に行き着くのだとか(※)。

※かつて一宮にあった「ボンボヌール」の工場長が開発したケーキで、独立して蟹江町「パリジャン」を開店し、現在東海地方に散らばる弟子筋等の店で様々な商品名で受け継がれているとの事です。

この菓子を扱う店をいくつも巡ってきたが、今回訪れたのは名古屋市の太閤通にある「ステラ・プリンス」。なかなかお洒落な外観で、上記のような”昭和な”菓子を扱う雰囲気ではないので代替わりしているかもしれない。店はコロナ禍によって入店人数を制限しているのかの貼紙があった。店内はガラス・ショーケースの中に様々な菓子が並ぶが生菓子(ケーキ)が中心のようだ。女性店員も何人も居て、次から次へと入ってくる客に対応している。人気あるんだなァ。例の菓子、こちらでの名前は「ステラ」。購入したのは「よもぎ抹茶ステラ」。少量で申し訳ないが勘定してもらい、店の外に出る。

自転車で近くの暗渠(あんきょ)と思われる上に設置された公園代りのベンチに座っていただくことに。袋から取り出すと、他ではビニール個別包装されているだけのことが多いあの4隅を折り返した独特の形のスポンジ・ケーキがしっかりと四角い透明容器に入っている。結構しっかりとした重さ。綺麗な緑色のスポンジ・ケーキの内側が茶色になっている。もちろん食感はフワフワで、”よもぎ”の風味こそあまり感じないが、中には小豆の粒がしっかりとしたあんこも入っており、これまた旨い。この日はまだ予定があったので買わなかったが、自分の好きな「レモンケーキ」をアレンジした「トラレモン」なるケーキがあるようなので、次はそれを買おうかな。(勘定は¥184/個)

 

 


 

↓ 太閤通から駅西銀座方面へ。歴史ある旅館「浅野屋」(昭和7年・1932・建造)を再訪。泊まってみたいんだけれど営業はしているかどうか不明。一度思い切って電話してみるか。

  

 


 

ステラ プリンス (Stella Prince)

愛知県名古屋市中村区太閤通7-15

 

( 名古屋 なごや ステラプリンス ステラ 洋菓子 ケーキ 洋菓子店 ケーキ屋 パリジャン ピレーネ 近代建築 浅野屋旅館 淺野屋 登録地域建造物資産 )

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金光食堂(桜通) @岐阜県岐阜市

2020年08月26日 | 岐阜県(岐阜)

岐阜市桜通にある「金光食堂」に初めての訪問。現在こちらを含めて市内に3軒となった岐阜市を代表する麺類食堂「金光」。こちらの店は特に”桜通支店”などとは謳っていない。隣の駐車場に車を停め、暖簾をくぐる。中にはテーブル席が6つ、小さめの小上がり席が3つある。年配のご夫婦でやっていらっしゃる様子。テーブル席に腰掛け、卓上の品書きを見ながら思案する。「金光」は自分の知る限り、どちらの店も特別な共通メニューがあるようには見えないが(※)、他の店ではあまり見たことがない名前の「エッグカレー」ぐらいは共通しているだろうか。洋食の先頭が「カレーライス」で、隣の「カツカレーライス」が50円しか違わない。もちろん「カツカレーライス」を頼むことにする(後から知ったゲンゴロウさんの2年前の記事で全く同じところに引っ掛かっている記述が・笑)。

※こちらでの「天ぷら中華」の存続や仕様は不明

しばらくして盆にのって運ばれた「カツカレーライス」は古い食堂らしく味噌汁付き。最初のお茶以外にもちゃんとガラスコップのお冷やをのせてくれている。カレーは楕円のカレー皿に盛られていて、赤い福神漬と緑のパセリが添えてある色目もイイ。じゃがいも、玉ねぎ、人参が大きめに切られていて辛味は少しある程度。カツはカツカレー専用なのか小さめのもの。でも50円しか違わないんだもの、これで充分。優しい味の食べやすいカレーなのでパクパクと食べていける。旨い。カツの衣がカレーを纏って甘く感じられるのが好き。こうして食べているとカツカレーのカツの大きさはこれくらいでいいのかもなと思えてくる(←今だけ)。後客のオジサンが頼んだ「オムライス」は黒いソースがかかっているようだ。デミソースなのか中濃ソースなのか。こちらの系統だと中濃ソースか。次はあれにしてみようかな。(勘定は¥650)

この後の記事はこちら (2)(3)(4

 

うどん・そば・洋食・丼物 金光食堂

岐阜県岐阜市桜通6-24-2

 

( 岐阜 ぎふ 桜通 さくらどうり かねみつ かねみつしょくどう 金光 金光桜通店 金光桜通支店 麺類食堂 大衆食堂 カレーライス カツカレー 洋食  )

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バグパイプ @岐阜県高山市

2020年08月25日 | 岐阜県(飛騨)

高山市内、筏橋の東詰にある喫茶「バグパイプ」へ。なかなかシックな建物だが元々古い建物かどうかは分からない。でもこの辺り、西詰には何軒も洋館が建っているし、雰囲気はしっかりと溶け込んでいる。どこに書いてあったか忘れたが「1981」とあったので創業は昭和56年(1981)だろう。ウッディな店内に入ると椅子や柱にも店名が彫られていたりして凝っている。壁にはクラシックな掛時計がいくつも。先客が何組か居たので席を離してテーブル席に落ち着いた。年配の主人でも居そうな雰囲気だが、賄っているのは女性店員が1人のみ。こちら看板にも”水出珈琲館”とあり、水出しコーヒーが名物だそうだがホット・コーヒーでも水出しってするのかな。よくは分からないが「ブレンド珈琲」とケーキの「ダークチョコレート」をお願いした。

ピアノ・ジャズが流れる店内でサーヴされるのを待つ。この日は朝に大雨が降って曇天なれど、日中は降られなかったので大助かり。しばらくして出された「ブレンド珈琲」は”飛騨のおいしい水で一滴一滴抽出しました”と書いてあったもの。すっきりとした飲み口で、苦味よりは酸味が強めの味。「ダークチョコレート」は粉末状のチョコレートがかかったシンプルなスポンジケーキ。表に”手造りケーキ”と書いてあったのでこちらで作っているものだろうか。飲んでいたら思いがけず後客が沢山入ってきたので密を避けるべく勘定してもらった。(勘定は¥900)

 

 

 


 

↓ 八幡町にあった油屋(たぶん)「東彌(あずまや)」(建築詳細不明)。創業明治元年を謳う年季の入った看板が掲げられていた。閉まっていたけれど今でも商っていらっしゃるのかな。

 

 


 

 

バグパイプ

岐阜県高山市片原町75

 

( 高山 たかやま 喫茶 純喫茶 珈琲 コーヒー ケーキ 手作りケーキ 水出しコーヒー 水出珈琲 氷菓 近代建築 ごゆ )

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Duty Now for the Future, New Traditionalists / Devo

2020年08月24日 | テクノ・デジタル・ダンス

Duty Now for the Future/New Traditionalists / Devo (1998)

英国発売のディーヴォ(Devo)の2in1アルバム・シリーズ。今回購入したのは1979年発売のセカンド「Duty Now for the Future(邦題:生存学未来編)」と、1981年発売の4枚目「New Traditionalists」のセット。意味があるのか、ただの収録時間の都合なのか、相変わらず組み合わせは意味不明だが、割り切って聴けばお得なこのシリーズ。もちろんジャケに載っているアルバム・ジャケット写真も米国版とは異なる英国発売のヴァージョン。映画「時計仕掛けのオレンジ」を彷彿とさせる01「Devo Corporate Anthem」から始まり、疾走感のある曲が並ぶ。ファーストの強烈なイメージからすると地味に映るのは仕方のないところ。でも変態的なビートは健在。飛び道具はないが、演奏力が飛躍的に上がっている印象を受ける。ジョニー・リヴァース(Johnny Rivers)で有名な「Secret Agent Man」をカヴァーしている。これは至極真っ当に聴こえて正直あまり面白くないが、こう思われているところがこのバンドの負った宿命でもあるし、つらいところでもあるだろう。

14曲目からはセルフ・プロデュースの4枚目のアルバム。面白邦題が付けられていないということは、日本市場の熱も冷めてきていたのだろうか(当時の実情知らず)。さぞアウト・オブ・デートになっているかと思いきや、いわゆるシンセ(テクノ)・ポップとしては以前よりずっと洗練されていて、音にもアイデアが溢れているし、”らしさ”は充分。よく考えたらまだ81年といえば日本ではYMOが「BGM」「テクノデリック」を出した頃(ポップからの脱却)。2つを同列に語っていいのかどうかは分からないが、それでもまだ一般的にはシーン真っ只中という時期だ。つまり、やはりディーヴォは”ロック・バンド”ということなんだな。当時よりも後年になってより評価されたような感じの「Beautiful World」などの名曲も収録されている。

オークションにて購入(¥780)

  • CD (1998/6/30)
  • Disc : 1
  • Format: CD, Import
  • Label : EMI Europe Generic
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モンブラン @岐阜県大垣市

2020年08月23日 | 岐阜県(西濃・老舗)

岐阜県大垣市の幹線道路沿いにあるパン屋「モンブラン」へ。創業して70年にもなるのだとか。店に着いてみると何か以前と雰囲気が違って派手になった感じ。前はもっと地味だったが、どうも大きな写真入り看板が追加されたようだ。駐車場に車を停めて中に入ると、広くない店内には結構な客入り。トレイとトングを取って陳列してある様々な種類のパンを見て回る。こちら菓子パンや総菜パンが中心。他にも台の上には袋に入った焼菓子も並んでいる。どれもパッケージのフォントやデザインが何とも懐かしい気分にさせるレトロ感がある。見ている間にも他の客がホイホイとトレイに取っていくので空になったコーナーも多い(→随時追加されるようだ)。慌てて選んだのは「コーヒークリーム」「サンドパン・メロン」「メープルシフォン」「ココナッツマカロン」の4種。レジに持っていくと袋に入れてくれる女性が「サービスのパン、入れておきますねー」とポンポンといくつかのパンをランダムに足している。何とこの日はたまたま店が制定した”パンの日”(2の付く日)だったらしく、サービスで勝手にパンを追加してくれるようなのだ。凄い。

帰って嫁と一緒に包みを開ける。夕飯代わりにして2人してパクパクと食べてしまったので、どれがどれだったかの記憶が心許ないが、どれも昭和の時代のパンを思い出させる仕様で、特に表看板にも載っていた「サンドパン」は中のメロンクリームが鮮やかなパステル・カラーだし、挟んであるパンが給食で出たコッペパンを彷彿とさせる風味があった。最近こういう味のパンを食べていなかったので懐かしい。「メープルシフォン」はふわふわの出来でほのかにメープルシロップが香る。口当たりも最近のもののように肌理が細かい。「ココナッツマカロン」はハードタイプの焼菓子。いつか流行った丸いマカロンではなくザクザクの食感の焼菓子で色も濃い茶色。これはおやつ時間にコーヒーを飲む時に付けてみた。びっくりなのはサービスで貰ったパン。カスタードクリームの入ったパンに麦芽食パン2枚、くるみ食パン2枚とびっくりするような量が入っていた。買った量よりも…(笑)。なるほど人気な訳だ。この食パンは翌朝の朝食で美味しくいただいた。どんなパンか知らないが「ミルティ」というパンが1番人気らしいので次はそれを買ってみよう。(勘定は¥700程)

 

 


 

↓ 池田町にある史跡「市橋港跡」◇。鉄道開通前の貨物輸送の主流だった船は、揖斐川に繋がる杭瀬川を盛んに行き来したようだ。行ってみて驚いたがのどかな田舎の集落の中にあり、とてもここに川港があったとは思えない。灯台は移設されたもののようだ。

 

 


 

モンブラン (大垣モンブラン)

岐阜県大垣市藤江町7-25

 

( 大垣 おおがき パン ベーカリー ケーキ サンドイッチ フルーツサンド 焼菓子 洋菓子 ロールパン メロンロール )

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泉屋食堂 (2) @岐阜県岐阜市 (※閉店)

2020年08月22日 | 岐阜県(岐阜・老舗)

一度の訪問で気に入ってしまった加納桜道にある「泉屋(泉屋食堂)」。日曜休みなのでなかなか伺う機会がないが、土曜日に近くに行く用事があったので再訪した。暖簾こそ掛かっていたが、もう1時を過ぎた時間だったからか店内はいくつかの電気が落としてあった。相変わらずシャキッとした女将さんの「いらっしゃいませーっ。」という張りのある声が通る。テーブル席に座っていらした主人がすぐに電気を点けてくれ、コップの冷水を出してくれる。品書きの中から好物の「かつ丼」をお願いした。すぐに女将さんの調理が始まる。壁を見ると青地の紙短冊に”冷し中華”とあった。その手もあったなァ、次はそれにしようっと。注文した後にもう一度品書きを眺めながら、ここも”煮込み”のことを”にごみ”と濁って読むんだなァ(※この辺りでよく見かける表記)とか、ちゃんと「志のだ丼」も「木の葉丼」もあるなァ、なんて読み解いて楽しむ(←古い食堂ではこういうのも楽しい)。

しばらくして「かつ丼」が主人によって運ばれた。たくあんに吸物、そしていつもの某Y社そっくりの乳酸菌飲料が付いている(笑)。あらためてちゃんと熱いお茶も出してくれる気遣い。こちらの「かつ丼」は揚げたカツの上からつゆでとじた玉子をのせる”後のせ”タイプ。この東海地方ではよく見かけるタイプのかつ丼だ。濃いめのつゆで味付けはやや甘めなのもこの地方には多い仕様。大振りにカットされたよく揚げのカツの上から多めのつゆがかかっている。これはこれで旨いなァ。最初は丼ぶりの底に溜まっていたつゆも次第にご飯に吸い上げられ一体化していく。吸物は顆粒タイプのものかな。ガツガツと喰らって箸を置く。乳酸菌飲料は(甘過ぎて)すぐには飲めないので後でいただこうとポケットに忍ばせた。(勘定は¥700)

※令和3年12月末を以って閉店されたそうです

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泉屋食堂

岐阜県岐阜市加納桜道1-8

 

( 岐阜 ぎふ 加納 かのう 泉屋 いずみや いずみや食堂 大衆食堂 麺類食堂 カツ丼 かつどん うどん ラーメン 洋食 ヨーク ヤクルト 閉店 廃業 )

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