ハリーの「聴いて食べて呑んで」

日々増殖を続ける音源や、訪問した店、訪れた近代建築などの備忘録

The Best Of Sam Cooke / Sam Cooke

2024年03月13日 | ポップス・オールディーズ

The Best Of Sam Cooke / Sam Cooke (1962)

元は1962年に発表されたサム・クックのベスト盤「The Best Of Sam Cooke」。こちらは数曲のボーナス・トラックを加えたリマスターCD。自分は彼のアルバムは1枚も持っておらず、ロッド・スチュワート(Rod Stewart)らがカヴァーした有名曲を少々知るのみ。それでも色々な場面で彼の音楽が採用されているクラシックなので耳にする機会は多い。現役の7年間に30曲ものヒットを叩き出したのだそう。中古店にコーヒー代よりも安い値段で刺さっていたので買ってみた。

教会の聖歌隊で歌っていて10代の頃からプロ活動をしていたというサム・クック。まだ教会付きのゴスペル・シンガーが世俗的な音楽をやることにかなりの抵抗と反発があったのだそう。この頃のポップスの常でバックの演奏はシンプル。女性コーラスが加わる曲も多いので、そのスムースでスウィートなヴォイスがより際立つ。ここに収録されているほとんどの曲を有名アーティストがカヴァーしていることからも、その影響力の大きさが分かる。白眉はやっぱりノリのいい「Twistin' The Night Away」。若干33歳で撃たれて亡くなったサム・クックだが、その死因には色々な疑惑があるのだそう。そこに悪名高いアラン・クライン(Allen Klein ※ビートルズやストーンズの元マネージャー、アーティストから法外な高額を搾取していたことで有名)が関わっていたかもという説を見てちょっと調べてみたくなった。

中古店にて購入(¥311)

  • Label ‏ : ‎ RCA
  • ASIN ‏ : ‎ B000AO4NJA
  • Disc ‏ : ‎ 1
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Cohen Live : Leonard Cohen In Concert / Leonard Cohen

2024年01月18日 | ポップス・オールディーズ

Cohen Live : Leonard Cohen In Concert / Leonard Cohen (1994)

1994年に発表されたレナード・コーエン(Leonard Cohen)のライヴ盤。1988年と1993年のライヴ音源で構成されていて、発売当時は1973年発表の「Live Songs」以来、20年ぶりのライヴ盤だったそう。故に曲間の繋がりはフェード・アウトだったりもするのでコンサート・アルバムとしての臨場感には欠けているとも言える。93年の音源はアルバム「The Future」に伴ったワールド・ツアーで収録されたようだ(→ただその頃の情報はあまり探せなかった)。

1枚物とあって彼の代表曲がギュッと詰まった感じ。いつだってハンサムでダンディーな彼だが、年齢としては60手前という時期で、しっとりと落ち着いたセクシーなヴォーカルとダンディーなファッションが彼のイメージとして定着し始めた頃になるのかな。女性バック・ヴォーカルを従え、甘い囁きを歌にのせる。意欲作「The Future」収録曲が無いのは残念だが、しっかりと彼のヴォーカルが楽しめる好盤。繋ぎは良くないと書いたが、ショー・ケースとしては十二分に機能する1枚。

ネット・ショップにて購入(¥405)

  • Label ‏ : ‎ Sony
  • ASIN ‏ : ‎ B000002AQO
  • Disc ‏ : ‎ 1
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I'm Your Fan : The Songs Of Leonard Chohen / Various Artists

2022年05月25日 | ポップス・オールディーズ

I'm Your Fan : The Songs Of Leonard Chohen / Various Artists (1991)

カナダの詩人、レナード・コーエン(Leonard Cohen)のトリビュート盤。タイトルは彼の代表曲「I'm Your Man」と引っ掛けている。邦題は「僕たちレナード・コーエンの大ファンです」という身も蓋もないものだった(笑)。発売当時はそれほどレナード・コーエンに興味がある訳でなく、ただ収録アーティストと邦題が気になっていただけ。月日が経ってレナード・コーエンに興味が出ていくつも作品を買っていて、他のトリビュート盤と共に頭の隅に残っていたこちらを購入。こういったトリビュート盤は、よく知っているアーティストが入っていないと絶対に1回聴いて終わり。こちらの作品は約半分のアーティストを知っていたのでギリギリOKだろう。収録曲とアーティストは以下の通り。

01 First We Take Manhattan – R.E.M.
02 Hey, That's No Way to Say Goodbye – Ian McCulloch
03 I Can't Forget – Pixies
04 Stories of the Street – That Petrol Emotion
05 Bird on the Wire – The Lilac Time
06 Suzanne – Geoffrey Oryema
07 So Long, Marianne – James
08 Avalanche IV – Jean-Louis Murat
09 Don't Go Home with Your Hard-On – David McComb & Adam Peters
10 Who by Fire – The House of Love
11 Chelsea Hotel – Lloyd Cole
12 Tower of Song – Robert Forster
13 Take This Longing – Peter Astor
14 True Love Leaves No Traces – Dead Famous People
15 I'm Your Man – Bill Pritchard
16 A Singer Must Die – The Fatima Mansions
17 Tower of Song – Nick Cave and the Bad Seeds
18 Hallelujah – John Cale

レナード・コーエンの音楽はやはり詩の部分の重要度が大きく、直接的な物言いではないのでどうしても言葉の壁を感じてしまう。でも日本語で歌われたってその詩を理解出来るかどうかなんて分からないし、これらのアーティストがレナード・コーエンの歌詞をどう解釈して歌っているかなんて本人以外には誰にも分からないだろう。メジャーなアーティストが少ないが、REM、ピクシーズのブラック・フランシス(Black Francis)や、エコバニ(Echo & The Bunnymen)のイアン・マッカロク、ニック・ケイヴなど、やはりクセのあるアーティストが並ぶ。そして最後に収録されたジョン・ケイルの「Hallelujah」。これを聴いたのはこのアルバムが初めてじゃないが、何度聴いても痺れる素晴らしい出来だ。

ブックオフにて購入(¥290)

  • Label ‏ : ‎ Atlantic / Wea
  • ASIN ‏ : ‎ B000002ISX
  • Disc ‏ : ‎ 1
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Live In London / Leonard Cohen

2022年03月11日 | ポップス・オールディーズ

Live In London / Leonard Cohen (2009)

最近好きになったカナダの吟遊詩人、レナード・コーエン(Leonard Cohen)の2009年のライヴを収録した2枚組CD。この時レナードは73歳だったそう。何でも当時、元マネージャーによる詐欺に遭って資産のほとんどを失っていたらしく、それらを再建するためにライヴ活動が必要だったとか。本人は動じていなかったそうだが(←さすが禅の修行者)、派手ではなくとも順調に活動してきたとばかり思っていたので意外だった。

ライヴ会場はロンドンのO2アリーナ。2万人も収容出来る会場に彼のようなアーティストは不釣り合いな感じもしなくもないが、同時に発売されたDVDの映像をネットで閲覧したら、年齢層に幅があるファンがぎっしりと詰めかけていて、彼の人気の高さと晩年の充実した音楽活動の一端が垣間見れた。今は良くも悪くも簡単に映像を探せてしまうのがアレだが、最近は仕事を終えて食事をしてから座ってゆっくり2時間もDVDを観るなんてこともなかなか出来なくなってしまったので(睡魔が…)、今のところ音だけで充分。CDを聴いて、ビシッとスーツで決めて低音囁きヴォイスを聴かせるレナードのダンディーな立ち居振る舞いを想像しているだけでもカッコイイ。それにしても男も惚れる素敵な歌声だ。

ネットオークションにて購入(¥678)

  • レーベル ‏ : ‎ Sony
  • ASIN ‏ : ‎ B001RTP3YQ
  • 原産国 ‏ : ‎ アメリカ合衆国
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 2
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Rave On Buddy Holly / Various Artists

2022年03月08日 | ポップス・オールディーズ

Rave On Buddy Holly / Various Artists (2011)

豪華な面子が揃っているのに見過ごしているコンピレーション盤ってあるもので、こちらバディ・ホリー(Buddy Holly)のトリビュート盤も、自分の好きなブラック・キーズ(The Black Keys)のディスコグラフィーを調べていて初めて知ったアルバム。参加アーティストを見てビックリ。ポール・マッカ(Paul McCartney)、ルー・リード(Lou Reed)、パティ・スミス(Patti Smith)にニック・ロウ(Nick Lowe)なんていう大御所から、フローレンス・アンド・ザ・マシーン(Florence and the Machine)、マイ・モーニング・ジャケット(My Morning Jacket)ら(当時)注目の若手アーティストが参加しているので早速注文してみた。参加アーティストとカヴァーした曲は以下の通り。

01 Dearest - The Black Keys
02 Everyday - Fiona Apple and Jon Brion
03 It's So Easy - Paul McCartney
04 Not Fade Away - Florence and the Machine
05 (You're So Square) Baby, I Don't Care - Cee Lo Green
06 Crying, Waiting, Hoping - Karen Elson
07 Rave On - Julian Casablancas
08 I'm Gonna Love You Too - Jenny O.
09 Maybe Baby - Justin Townes Earle
10 Oh Boy - She & Him
11 Changing All Those Changes - Nick Lowe
12 Words of Love - Patti Smith
13 True Love Ways - My Morning Jacket
14 That'll Be the Day - Modest Mouse
15 Well All Right - Kid Rock
16 Heartbeat - The Detroit Cobras
17 Peggy Sue - Lou Reed
18 Peggy Sue Got Married - John Doe
19 Raining in My Heart - Graham Nash

元々がロックンロール創世記の曲群だけに、曲調のせいかカヴァーもシンプルなものが多い。カヴァー曲はオリジナルを知っていてなんぼ、という側面があるので、バディ・ホリーの有名曲しか知らない自分にとっては半分くらいの曲はオリジナルを聴き返さなければいけなかった。どうしても聴いてしまうのは名の知れたベテラン勢の曲ばかりだが、ルーの17のすぐ後にアンサー・ソングの18を持って来て、音の感触も似ている(似せている?)のが面白い。最後はしっとりとしたあのグラハム・ナッシュ(Graham Nash)の歌唱で締めくくり。

amazonにて購入(¥506)

  • Label ‏ : ‎ Fantasy
  • ASIN ‏ : ‎ B004YGRHXY
  • Disc ‏ : ‎ 1
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The Best Of Bob Dylan's Theme Time Radio Hour / Various Artists

2022年01月16日 | ポップス・オールディーズ

The Best Of Bob Dylan's Theme Time Radio Hour / Various Artists (2007)

2006年から始まり、結局シーズン3まで延長された人気ラジオ番組「Theme Time Radio Hour」。ディラン(Bob Dylan)がDJを担当し、回毎にテーマを決め、それにちなんだ曲が流される1時間番組。ディランは曲を紹介するだけでなく、自らのエピソードを喋ったり、その曲のアーティストの豆知識を披露したり、時にはリスナーと話したり(どれも台本はあるだろうが)と、とても興味深い番組だった。自分はもちろんリアル・タイムでは聴く術を知らず、後から”海賊”的な方法で聴くことが出来たが、その番組に倣い、紹介された楽曲を編集したアルバムも何種類も発売された(もちろんディランの語りは無く、楽曲のみ)。これはそんなひとつで、番組で紹介された楽曲を52曲収録した2枚組CD。このシリーズも好評だったのか4弾まで発売されたようだ。長くなるが収録曲とアーティストは以下の通り。カッコ内はプログラムのナンバーとその時のテーマ。

Disc 1

01 Keep on the Sunny Side - The Carter Family (Show 1, [Weather])
02 (Mama) He Treats Your Daughter Mean - Ruth Brown (Show 2, [Mothers])
03 Ain't Got No Money to Pay for This Drink - George Zimmerman & The Thrills (Show 3, [Drinking]) 
04 The Ball Game - Sister Winona Carr (Show 4, [Baseball])
05 Java Jive - The Ink Spots (Show 5, [Coffee])
06 Send Me to the 'Lectric Chair - Bessie Smith (Show 6, [Jail]) 
07 Papa's on the Housetop - Leroy Carr & Scrapper Blackwell (Show 7, [Father])
08 Married Women - Big Joe Turner (Show 8, [Wedding])
09 Alimony Blues - Eddie "Cleanhead" Vinson (Show 9, [Divorce]) 
10 Ice Cream Man - John Brim (Show 10, [Summer]) 
11 Tulip or Turnip - Duke Ellington & His Orchestra (Show 11, [Flowers]) 
12 No Money Down - Chuck Berry (Show 12, [Cars])
13 Brother, Can You Spare a Dime? - Bing Crosby (Show 13, [Rich Man Poor Man]) 
14 Race with the Devil - Gene Vincent (Show 14, [The Devil])
15 Brown Eyed Handsome Man - Chuck Berry (Show 15, [Eyes])
16 Hound Dog - Freddy Bell & the Bell Boys (Show 16, [Dogs])
17 Last Night - Little Walter (Show 17, [Friends & Neighbors]) 
18 Disc Jockey Blues - Luke Jones & His Orchestra (Show 18, [Radio])
19 John the Revelator - Blind Willie Johnson (Show 19, [Bible])
20 Louisiana - Percy Mayfield (Show 20, [Musical Map])
21 Good Morning Little School Girl - Sonny Boy Williamson (Show 21, [School]) 
22 Telephone Is Ringing - Pee Wee Crayton (Show 22, [Telephone]) 
23 Jesus Gave Me Water - The Five Blind Boys of Mississippi (Show 23, [Water]) 
24 All the Time - Sleepy LaBeef (Show 24, [Time]) 
25 Midnight Hour - Clarence "Gatemouth" Brown (Show 24, [Time])
26 Pistol Packin' Mama - Al Dexter & His Orchestra (Show 25, [Guns]) 

Disc 2

01 I Put a Spell on You - Screamin' Jay Hawkins (Show 26, [Halloween]) 
02 When You Dance - The Turbans (Show 27, [Dance]) 
03 When It's Sleepy Time Down South - Louis Armstrong (Show 28, [Sleep]) 
04 Matzoh Balls - Slim Gaillard & His Flat Foot Floogie Boys (Show 29, [Food]) 
05 Let Me Play with Your Poodle - Tampa Red & Big Maceo (Show 30, [Thanksgiving Leftovers])
06 Tennessee - Carl Perkins (Show 31, [Tennessee])
07 Blue Moon of Kentucky - Bill Monroe (Show 32, [Moon])
08 Five Long Years - Eddie Boyd (Show 33, [Countdown])
09 Christmas Is A-Comin' - Leadbelly (Show 34, [Christmas/New Year])
10 Zindy Lou - The Chimes (Show 35, [Women's Names]) 
11 Don't Touch My Head - J.B. Lenoir (Show 36, [Hair])
12 Don't Mess with My Ducktail - Joe Clay (Show 36, [Hair])
13 (Everytime I Hear) That Mello Saxophone - Roy Montrell (Show 37, [Musical Instruments]) 
14 Alright, Okay, You Win! - Buddy & Ella Johnson (Show 38, [Luck]) 
15 I'm So Lonesome I Could Cry - Hank Williams (Show 39, [Tears])
16 Lose Your Blues and Laugh at Life - Jimmie Rev & His Oklahoma Playboys (Show 40, [Laughter])
17 Good Morning Heartache - Billie Holiday (Show 41, [Heart])
18 Blue Suede Shoes - Carl Perkins (Show 42, [Shoes])
19 Deep Purple - The Ravens (Show 43, [Colour])
20 Blue Yodel #1 (T for Texas) - Bob Downen (Show 44, [Texas]) 
21 Mystery Train - Little Junior Parker (Show 45, [Trains])
22 This Train - Sister Rosetta Tharpe (Show 46, [More Trains]) 
23 Why Do Fools Fall in Love - Frankie Lymon & the Teenagers (Show 47, [Fools])
24 Take the "A" Train - Duke Ellington (Show 48, [New York]) 
25 Taxes, Taxes - Hank Penny (Show 49, [Death and Taxes])
26 Richest Guy in the Graveyard - Dinah Washington (Show 50, [Spring Cleaning])

CDに”in association of ISIS”とあるので、雑誌やHPも発行しているファンクラブ「ISIS」と何らかのコラボがあったのかもしれない。番組内では新しめの曲やビートルズ(The Beatles)、ストーンズ(The Rolling Stones)の曲なども紹介されていたが、ここに収録されているのは著作権の関係もあるのか古い曲ばかり。にしても期せずして各ジャンルがごちゃ混ぜになった”The American Songbook"的になっているのがイイ感じ。しゃがれたボブの声も味があってクセになってくる。ずっと聴き流しているだけでも楽しい。

番組を聴いてみたいという方にはこちらの「Theme Time Radio Hour Archive」で番組全てを聴くこともダウンロード(MP3)することも出来る。ただしこれがオフィシャルなのかパイレートなのか分からないので、ダウンロード保存は自己責任で(←HP上でDonateを募っているので多分パイレート)。

ネットオークションにて購入(¥600)

  • Label ‏ : ‎ Chrome Dreams
  • ASIN ‏ : ‎ B000VQQJRQ
  • Disc ‏ : ‎ 2
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Roots Of Soul / Various Artists

2021年09月14日 | ポップス・オールディーズ

Roots Of Soul / Various Artists (2009)

オールディーズから60年代位までのロック、R&B、ブルーズ、ジャズ等の編集盤を廉価で出すNot Now Music。出始めてからまだそう経っていない新しいレーベルだが「安過ぎるだろっ」ていうくらいの値付けが凄い。じゃあ中身はというと、これがまた侮れないくらい充実しているから大変。音質も飛び切りいい訳じゃないが、レコード落としとかではなく、全く問題ないレベル。今回購入したのは「Roots Of Soul」と題された3枚組。副題は”50 Original Gems”とあって、有名曲、そうでない曲がたっぷり50曲セレクトされている。収録曲とアーティストは以下の通り。

Disc 1

01. Try Me - James Brown
02. I Got A Woman - Ray Charles
03. You Send Me - Sam Cooke
04. For Your Precious Love - Jerry Butler & The Impressions
05. Could It Be You - The Four Tops
06. Nobody But You - Dee Clark
07. Reet Petite - Jackie Wilson
08. A Lover’s Question - Clyde McPhatter
09. W-O-M-A-N - Etta James
10. Tears on My Pillow - Little Anthony & The Imperials
11. Twilight Time - The Platters
12. Sweet Baby Of Mine - Ruth Brown
13. No Man Walks Alone - Solomon Burke
14. My Baby Just Cares For Me - Nina Simone
15. Tell Me What I Did Wrong - James Brown
16. Pledging My Love - Johnny Ace
17. Down In Mexico - The Coasters
18. Let ‘Em Roll - Hank Ballard & The Midnighters
19. Bear Cat - Rufus Thomas
20. Jim Dandy - Lavern Baker
21. Just A Memory - Tommy Ridgley
22. Try Try Baby - The Drifters
23. Knock On Wood - Willie Mabon
24. Tell A Whale Of A Tale - Wynonie Harris
25. I’ll Come Running Back To You - Sam Cooke

Disc 2

01. Lonely Teardrops - Jackie Wilson
02. Ain’t Got No Home - Clarence ‘Frogman’ Henry
03. Please, Please, Please - James Brown
04. Two People In The World - Little Anthony & The Imperials
05. Win Your Love For Me - Sam Cooke
06. Farther Up The Road - Bobby Bland
07. A Fool For You - Ray Charles
08. Love Me Or Leave Me - Nina Simone
09. Let The Four Winds Blow - Roy Brown
10. Silhouettes - The Rays
11. Tough Lover - Etta James
12. Honey Bee - Billy Myles
13. The Girl Of My Dreams - Jesse Belvin
14. Oh, What A Dream - Ruth Brown
15. Soul On Fire - Lavern Baker
16. Easy Easy Baby - Ann Cole
17. This Is It - Solomon Burke
18. Candy - Big Maybelle
19. Hallelujah I Love Her So - Ray Charles
20. Please Send Me Someone To Love - Percy Mayfield
21. Fever - Little Willie John
22. Only You (And You Alone) - The Platters
23. Up Above My Head - Sister Rosetta Tharpe & Marie Knight
24. Why Do You Do Me - James Brown
25. You Grow Closer - Aretha Franklin

これらの曲が著作権フリーになっているのかどうかは知らないが、レーベルを超えた豪華な選曲。”ルーツ”というのをどう捉えるかは難しいだろうが、こういうのはあまり深く考えずに楽しむのがベター。時代からオールディーズと呼ばれる曲も多いが、のち(つまり60年代以降)にカヴァーし直された曲も多く、楽曲の良さが光る。これだけ集めるのも凄いが、新品をネットで通常購入したって驚くような値付け。

ネットにて購入(¥583)

  • レーベル ‏ : ‎ Not Now
  • ASIN ‏ : ‎ B002C7LRGK
  • ディスク枚数 ‏ : ‎ 1
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You Heard It Here First! / Various Artists

2021年06月26日 | ポップス・オールディーズ

You Heard It Here First! / Various Artists (2008)

オールディーズを始めとしたリイシューに強いAce Recordsから出たコンピレーション盤を購入。タイトルは日本語に訳しづらいが、実は日本盤も出ていて、そちらの邦題がなかなか素晴らしい。曰く…「この曲最初に演ったのうちらなんですけど…何か?」(笑)。つまりヒットしたアーティストのオリジナルと思われている曲が、実は他のアーティストの曲だったものばかりを集めた盤。ちなみに第2弾の方の邦題は「この曲最初に演ったのうちらなんですってば!!」(笑)。気になる収録曲とアーティストは以下の通り(カッコ内はヒットさせたアーティスト)。

01 Gloria Jones - Tainted Love  (Soft Cell)
02 Mark James - Suspicious Minds  (Elvis Presley)
03 The Wild Ones - Wild Thing  (The Troggs)
04 The Crickets - I Fought The Law  (The Bobby Fuller 4, The Clash)
05 Howlin' Wolf - The Red Rooster  (Sam Cooke, The Rolling Stones)
06 The Raindrops - Hanky Panky  (Tommy James & the Shandells)
07 Bessie Banks - Go Now  (The Moody Blues)
08 Priscilla Bowman & The Spaniels - A Rockin' Good Way  (Brook Benton & Dinah Washington)
09 Sammy Ambrose - This Diamond Ring  (Gary Lewis & the Playboys)
10 John D. Loudermilk - Tobacco Road  (Nashville Teens)
11 Yvonne Fair - I Found You  (James Brown)
12 Eddie Riff - Ain't That Loving You Baby  (Elvis Presley)
13 Richard Berry & The Pharaohs - Louie Louie  (The Kingsmen)
14 Barbie Gaye - My Boy Lollipop  (Millie)
15 The Little Darlings - Little Bit O'Soul  (The Music Explosion)
16 Johnny Darrell - Ruby, Don't Take Your Love To Town  (Kenny Rogers & the First Edition)
17 Hoagy Lands - Baby Let Me Hold Your Hand  (The Animals)
18 Muddy Waters - You Need Love  (Led Zeppelin)
19 Diane & Annita - A Groovy Kind Of Love  (The Mindbenders)
20 Ian & Sylvia - You Were On My Mind  (We Five, Chrispian St Peters)
21 Tommy Hunt - I Just Don't Know What To Do With Myself  (Dusty Springfield)
22 The Kingston Trio - Let's Get Together (Live)  (The Youngbloods, Dave Clark Five)
23 Joe Jones - California Sun  (The Rivieras)
24 Carson & Gaile - Something Stupid  (Frank & Nancy Sinatra)
25 The Leaves - Hey Joe, Where You Gonna Go  (Jimi Hendrix, Tim Rose)
26 Sunny Dae & The Knights - Rock Around The Clock  (Bill Haley & his Comets)

オールディーズに強いレーベルなので、自分のあまり知らない曲も入っているし、05のように周知の曲も入っているのだが、カヴァー曲好きにはとても面白い企画。リイシュー・レーベルらしく詳細なライナー・ノーツ付きなのも嬉しい(英語だけれど)。プレスリーはカヴァーが多いので納得だが、03、13、14、26などは、自分もカッコ内のアーティストがオリジナルだとばかり思っていた。中には改題して自分の曲のようにしているアーティストも居るので、こうして聴いてみると気付きが多くて楽しい。今でこそ権利関係にうるさくなったが、当時は滅茶苦茶だったとも聞く。オリジナル・アーティストや作曲者にちゃんと印税収入は渡っただろうか?

amazonにて購入(¥897)

  • Label : ‎ ACE
  • ASIN ‏ : ‎ B001CDF040
  • Disc ‏ : ‎ 1
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Tower Of Song - The Songs Of Leonard Cohen / Various Artists

2021年04月10日 | ポップス・オールディーズ

Tower Of Song - The Songs Of Leonard Cohen / Various Artists (1995)

老若男女を問わず世界のアーティストからリスペクトを受けるカナダ出身の吟遊詩人、レナード・コーエン(Leonard Cohen)。晩年まで精力的に活動したが、残念ながら2016年に他界した。自分がレナード・コーエンをしっかり聴き出したのはまだ最近だが、その男も惚れるセクシーな声と、ダンディなスーツ・スタイルに魅せられてよく聴くようになった。実は彼、生前は”禅”に傾倒していて、臨済宗の僧侶として出家しているのは有名な話。さて、こちらは1995年に発売されたトリビュート・アルバム。自分の好きなアーティストが名を連ねていたので、つい買ってしまった。収録されている曲とアーティストはこちら。

01 Everybody Knows – Don Henley
02 Coming Back to You – Trisha Yearwood
03 Sisters of Mercy – Sting with the Chieftains
04 Hallelujah – Bono
05 Famous Blue Raincoat – Tori Amos
06 Ain't No Cure for Love – Aaron Neville
07 I'm Your Man – Elton John
08 Bird on a Wire – Willie Nelson
09 Suzanne – Peter Gabriel
10 Light as the Breeze – Billy Joel
11 If It Be Your Will – Jann Arden
12 Story of Isaac – Suzanne Vega
13 Coming Back to You – Martin Gore

何とも豪華な面々。ジャンルや性別を越えて様々なアーティストが彼の曲を歌っている。そもそもあった曲を集めたのか、このアルバムの為に提供した曲なのかは分からないが、有名どころが多いので、聴く側の集中力が途切れないのがいい感じ(→トリビュート盤は有名でないアーティストが連なると聴いていて飽きがくる…)。

スティング(Sting)とアイルランドの至宝チーフタンズ(The Chieftains)による03「Sisters of Mercy」はアイリッシュ・トラッド・アレンジになっていて、これがまたピタッとハマっている。こういうの歌わせるとスティングって本当にイイんだよなァ。U2のライヴでも度々カヴァーしていた04「Hallelujah」。ボノ(Bono)はかつてこの曲を、”世界で一番完璧な歌”と評したことがあるらしい。ここではライヴと違って打ち込みを使って換骨奪胎している。それ以外はわりとストレートなカヴァーが多いかな。楽しめた。

オークションにて購入(¥455)

  • Label : Universal I.S.
  • ASIN : B000001EZK
  • Disc : 1
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Kerouac: Kicks Joy Darkness / Various Artists

2021年02月09日 | ポップス・オールディーズ

Kerouac: Kicks Joy Darkness / Various Artists (1997)

ビート・ジェネレーションの作家、ジャック・ケルアック(Jack Kerouac)の詩を様々なアーティストが音楽をバックに朗読したちょっと変わったトリビュート・アルバム。ケルアックは1969年に47歳で亡くなるまで、アメリカの代表的なビート作家として、各方面に影響を残した人物。特に1957年の代表作「路上(On The Road)」は、色々なアーティストのインタビューや記事にその名前が登場していたので馴染みが深い(読んだことはないけれど)。もちろん米語の詩の世界なんて全然分からないし(→日本語でもどうだか)、そちら方面に強い興味がある訳ではないけれど、参加しているアーティストの顔ぶれを見たら一度くらいは聴いてみたくなる。という訳で、参加アーティストは以下の通り。

01 Kerouac (Morphine)
02 Bowery Blues (Lydia Lunch)
03 My Gang (Michael Stipe) 
04 Dream: "Us Kids Swim off a Gray Pier..." (Steven Tyler) 
05 Letter to William S. Burroughs & Ode to Jack Hunter S. Thompson (Hunter S. Thompson) 
06 Skid Row Wine (Maggie Estep, The Spitters)
07 America's New Trinity of Love: Dean, Brando, Presley (Richard Lewis) 
08 Dream: "On a Sunny Afternoon..." (Lawrence Ferlinghetti & Helium)
09 MacDougal Street Blues (Jack Kerouac, Joe Strummer)
10 The Brooklyn Bridge Blues (Choruses 1-9) (Allen Ginsberg)
11 Hymn (Eddie Vedder, Campbell 2000, Sadie 7)
12 Old Western Movies (William S. Burroughs, Tomandandy) 
13 Silly Goofball Poems (Juliana Hatfield)
14 The Moon (John Cale)
15 Madroad Driving (Johnny Depp, Come) 
16 Have You Ever Seen Anyone Like Cody Pomeray? (Robert Hunter)
17 Letter to John Clellon Holmes (Lee Ranaldo, Dana Colley)
18 Pome on Doctor Sax (Anna Domino)
19 Mexico Rooftop (Robert Buck, Danny Chauvin)
20 The Last Hotel (Patti Smith, Thurston Moore, Lenny Kaye)
21 Running Through-Chinese Poem Song (Warren Zevon, Michael Wolff) 

なんだこの凄い面子。世代は様々だが、キラ星の如く素敵なアーティストがこぞって参加している。ロック界だけでも「No New York」のリンダ・ランチ、REMのマイケル・スタイプ、エアロ(Aerosmith)のスティーヴン・タイラー、クラッシュ(The Clash)のジョー・ストラマー、パール・ジャム(Pearl Jam)のエディー・ヴェダー、ヴェルヴェッツ(The Velvet Underground)のジョン・ケイル、パティ・スミスにレニー・ケイ、ソニック・ユース(Sonic Youth)のサーストン・ムーア、ウォーレン・ジヴォンなどなど…。それだけ彼が与えた影響が大きかったということだろう。

聴いてみるとどうか。うーん、やはりネイティヴならまだしも、素養の無い自分にはこれが何を意味し、どう捉えたらよいのかさっぱり分からない。全てがポエトリー・リーディングという訳ではなく、後ろに付けた音楽と相まってかっこいい雰囲気の曲(?)はあるにせよ、これを何度も聴くかというと…、そうはならないかな、やっぱり。

オークションにて購入(¥379)

  • Label  : Rykodisc
  • ASIN : B0000009PX
  • Disc : 1
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