河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

リアルタイム3次元動作解析システム設置完了

2007-03-29 | 大学
本日、設置工事が全て完了し、新しい3次元動作解析システムが稼働し始めた。
アメリカのMotionAnalysis社製MAC3Dである。
カメラ8台、キスラー床反力計4枚のシステムで、ビデオカメラ3台、無線式の動作筋電16チャンネルが同時計測できるハイスペックなシステムが導入された。
これからの活用が強く望まれる。
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Brain Research論文アクセプト

2007-03-28 | 大学
先週送ったばかりのK先生の論文だが、あっさりとアクセプトされた。
今日、そのメールがK先生の元に届いた。

We are pleased to inform you that your manuscript has been accepted for publication in Brain Research.

こういうメールは何度見ても良いものだ。
やはりK先生は偉大だ。

これから、出版に向けての作業があるが、ここまで来たら終わったも同じだ。
さらに、次の論文投稿を急がなくてはならない。

メールと言えば、最近うんざりしているのがお金を振り込めと言う迷惑メールだ。
周りの人にも聞いてみたが結構被害は大きい。
ネットの発達でいろいろ便利になったが、反面いやなことも増えた。
そういうことをやっている連中はいったいどんなやつなのだろう。
可能なら裁判してでも懲らしめてやりたい。
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卒業したゼミ生に2世誕生

2007-03-27 | 大学
先週は忙しかった。
出張やら卒業生の結婚式出席などでばたばたと終わってしまった。

今週からは来学期に向けて大急ぎで体制を整えなくてはならない。
そう意気込んで朝早く大学へ出てきてみると、研究室のメールボックスに写真が1枚入っていた。
裏を見ると、メッセージが書かれていた。

「河村先生おひさしぶりです。
本日はお会いすることができなかったので、勝手ですが息子の写真を置いていきます。
先生も、体に気をつけ、元気でがんばってください。」

6期生のT君からだった。
T君は同級生で同じゼミ生だった女の子と卒業後早くに結婚した。
私はいつものことながら結婚の連絡を受けるまで二人がつきあっているとは知らなかった。
全く鈍いのである。

そうかもう子どもができたのかと感慨深かった。
私も年を取るはずである。
T君おめでとう。
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謝恩会

2007-03-23 | 大学
昨夜の謝恩会は楽しかった。
入院治療中のO先生も特別に外出を認められて出席してくれた。
余興で椅子取りゲームをして勝つつもりはなかったのに優勝してしまった。
卒業生に花を持たせれなくてすみません...

卒業生から教員に送られたプレゼントはそれぞれの教員のイメージを図柄として彫り込んだガラス製のマウスパッドであった。
私の場合はなんと入浴エクササイズの図柄が彫り込まれていた。
これから研究室で大事に使わせていただきます。ありがとう。

卒業生に送るはなむけの言葉は、卒業式で学長が話していたキウイバードにちなむ話である。
http://kiui.jp/pc/daigaku/kiui_mascot.html
私は1年生が入学してきたときからリハ概論の授業を担当しているのであるが、その頃は当然疾患のこともリハについても全く何も知らない飛べないキウイバードなのであった。
それが4年間吉備国際大学で過ごした後には、左の羽に豊かな人間性を、右の羽にしっかりとした知識と教養を身につけ飛び立つことができるのである。
何だか下手な落語のような話だが、実際に学生の4年間の変化は目を見張るものがある。
知識だけでなく、高梁という自然豊かな小さな町で仲間と過ごすうちに、一生持ち続けることができる思い出を得ることができるのである。

若いと言うことはすばらしい。
これから苦労もあるだろうがしっかり頑張って欲しい。

今日はこれから名古屋の労災リハ工学センターへ出張だ。
私も初心にかえって頑張ろう。
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9期生卒業式

2007-03-22 | 大学
ほんの少し前に8期生が巣立ったような気がしていたらもう9期生の卒業式である。
今日は朝一番からK先生の論文(revision)をBrain ResearchにWebで投稿した。
慣れてきたのであまり時間は取られなかったが、最後のPDF変換のところでやたらに時間を取られて何か作図か何か間違えたのかとはらはらした。
それでもぎりぎりなんとかなり午前の卒業式に間に合った。
式の後は、文科省が募集しているシーズ発掘とか言う研究助成の申請書のK先生分を仕上げて学内担当者に送った。
その後自宅に帰り、着替えてこれから謝恩会に行くところである。
そうこうしていたら、面倒を見ている卒業生から学会抄録の締切が近づいているので見てくれとメールが来る。
ばたばたとチェックして送り返す。
年に一度の卒業式の日くらいゆっくり過ごさせてくれ。
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第22回日本リハ学会近畿地方会で講演

2007-03-21 | 研究・講演
リハ学会近畿地方会で教育講演をさせていただいた。

Closed Kinetic Chainの理論と臨床応用
吉備国際大学保健科学部教授 河村顕治
Closed Kinetic Chain ( CKC )では大腿四頭筋とハムストリングの共同収縮によって膝関節が安定することが注目されているが、単関節筋が強力に収縮する一方で二関節筋の抑制現象が顕著に見られることはあまり知られていない。本講演ではCKCの理論について詳細に論じるとともに、CKCの特性を利用した変形性膝関節症の運動療法やスポーツトレーニングへの応用法について論じたい。

会場は昨年できたばかりの関西医科大学附属枚方病院の13階最上階であった。
立派な病院で見晴らしもすばらしく、一度はこのような病院で仕事をしてみたいと思わせるようなところであった。
会長の管俊光先生にはこのような機会を与えていただいて、本当に感謝している。

わざわざ枚方まで出向いたので、同時に行われた他の教育講演もただで聴講させていただいた。

専門医・認定臨床医生涯教育研修会《近畿地方会》(13:30~16:30)
講演内容
1. 「MRI拡散強調画像による脳内神経線維の評価―リハビリテー ションへの応用―」
     東北大学大学院医学系研究科肢体不自由学分野講師 近藤 健男
2. 「Closed Kinetic Chainの理論と臨床応用」
     吉備国際大学保健科学部教授 河村 顕治
3. 「日米リハ比較―祖国日本よ,これでいいのか,日本のリハビリテーション―」
     関西医科大学リハビリテーション科教授 吉田 清和

吉田先生はアメリカでながらくリハ医(専門医)をされていて、アメリカの医療制度に詳しい。
結論は日本の医療は低医療費政策そのもので、理想はアメリカのようであるべしと言うことのようだが、アメリカの状況は驚くばかりだ。
リハに限るとまず急性期のリハは非常に短期間で密度の濃い治療が行われる。PT一つとっても人員は日本の5倍くらいいるそうだ。
さらに、PT,OT,STは既に4年生大学卒業では資格が取れず、修士課程か博士課程卒業が資格を取るための条件だとか。
驚くべき高学歴化である。
また、日本の医療はただでさえ安価であるのに、その収益が医療従事者の人件費には回らずに、大部分が業者の利益になる構造になっているとのことである。

日本のこれからの医療が、medical staffの教育の充実と人員配置の充実に向けられるならこれほどうれしいことはない。
しかし、現実を見るとその反対に向かっているようで寂しい限りだ。


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図書出版 救急処置「なぜ・なに」事典 外傷編3

2007-03-20 | 研究・講演
下記の図書が出版された。
これまでの原稿執筆で、意外に自分にはわかりやすく本を書く才能があるのかもと思い始めた。
これまでのシリーズはよく売れている。
もちろん、出版社の努力によるところが大半である。


救急処置「なぜ・なに」事典 外傷編3
ISBN978-4-8278-1438-5
編著:大谷尚子・中桐佐智子・岡田加奈子
共著:河村顕治
東山書房(京都), 2007.3
(概要)基本的に養護教諭の現場からの疑問に答える形で執筆を行った。内容は以下の通りである。
2 捻挫・骨折・肉離れ等
 12.膝の前十字靱帯損傷:どのような場合に疑われるか
 13.自覚症状のない骨折:見分け方のポイント
 14.骨折した部位と違う場所を痛がる
 15.股関節周辺の剥離骨折:判断の仕方
 16.出血が激しい開放性骨折:最低限なすべき処置
 17.両手首を骨折した場合の救急処置
 18.骨折の固定をはずした後のケア
 19.肉離れの症状と処置、予防法
 20.スポーツによる腰痛と受診基準
 21.腰痛の軽減・悪化を防止する方法
 22.腰痛でドクターストップをかける場合
 23.捻挫のあとの膝痛が長引く
 24.成長痛の予防と手当て

3 擦り傷・切り傷
 25.擦り傷に入り込んだ土砂が取れない、よい工夫は?
 26.止血と洗浄、どちらが先?
 27.出血が続く傷の受診基準
 28.膣の切傷:婦人科と小児科どちらを受診するか
 29.ズボンのファスナーにペニスの皮が挟まった
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ゼミ生の結婚式2

2007-03-19 | 大学
結婚式に参加して最終の新幹線で帰ってきた。
心のこもったいい結婚式だった。
北海道に就職した卒業生にも久しぶりにあった。

今回の出席を電話で依頼されたのは昨年末で、父の容体が良くない時期だった。
新郎のA君とは気が置けない関係なので、つい、何かあったら出席できないかもしれないと言ってしまった。
そしたら驚いたことに結婚式自体もキャンセルになる可能性があると言い出す。
新婦が精神的に不安定で結婚式に耐えられないかもしれないというのである。

新婦の通っている教会で式を挙げ、ホテルに場所を移動して披露宴は無事始まった。
新郎の職場の院長が主賓で挨拶をし、先ほどの神父さんが新婦側の主賓で挨拶。
ウェディングケーキに入刀。
そして私がスピーチと乾杯の発声をさせていただいた。
A君のことではスピーチのネタに困ることはない。
それほど濃密に過ごした時期があったのだ。

おきまりのスライドショーやビデオの上映などもあり何事もなく式は進行した。

そして、最後に新婦がお礼の手紙を読み上げた。
その中で、自分が学生時代に心と体のバランスを壊したこと。
今回の結婚式も主治医から止められていたこと。
それでもA君に支えられて式に臨んだこと。
などなど。
私は不覚にも目頭が熱くなってしまった。

帰りの新幹線でも何だか幸せな気持ちだった。
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卒業したゼミ生の結婚式参加

2007-03-18 | 大学
昨日は仕事の後で父の見舞いに行ってきた。
しきりに愛媛新聞に掲載された宇和島病気腎移植の問題に触れる。
がんの腎臓を移植したりしていることで並々ならぬ興味を覚えるみたいだ。
一時は新聞を読むこともできないくらい衰弱していたので喜ぶべきか。

今日はこれから神奈川まで行き、卒業したゼミ生の結婚式に参加する。
めでたいことだが体が疲れる。
それでも久しぶりに当時のゼミ生達に会えると思うと楽しみだ。
例によって長旅用に雑誌やDVDを用意した。

来週はさらにハードな1週間になる。
21日は大阪で講演をしなければならないし、卒業式・謝恩会と続き、金曜日には名古屋へ出張。
さらに週末には結婚式。
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CKCの定義

2007-03-14 | 研究・講演
工学部教授のT先生から以下のような問い合わせが来た。
非常に興味ある内容なので紹介する。
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河村 先生

ご研究の方,いかがですか?
Y先生から時々話を伺っております.

二関節筋の機能について興味があり,ロボットに応用できないかと以前
から考えております.二関節筋の作用機序は,リンクの姿勢や力の作用
方向によって複雑に異なるようです.

ところで先生のご専門のCKCとOKCの差異について教えて頂けませ
んか?

昨年頂きました科研費の成果報告書を読ませて頂いております.

報告書のp108 にありますように連鎖機構は確かに機械工学から発した
語彙でしょう.ロボット機構では,リンク系が閉じたものを閉連鎖
(closed-loop chain),開いたリンク系を開連鎖(open-loop chain)
などと呼んでいます.閉連鎖は歩行時の両脚支持期や両脚での立位姿勢
も閉連鎖と呼んでいます.また産業ロボットのように腕が空間で運動し
ているときは開連鎖となり,その手先が対象物と接する場合は閉連鎖と
なります.

そこで先生が実施された実験で,筋力計を用いて足底でぐっと固定端を
押し下げる運動は,確かに閉連鎖ですが,報告書p21のORSの論文ですが,
足首の上に筋力計を固定し,膝の伸展力や屈曲力を計測する運動様式が
開連鎖となる理由は何でしょうか?

工学系からすれば筋力計のアームと下腿部は閉じており,閉連鎖と解釈
できますが,臨床側では開連鎖と呼んでいる理由は何でしょうか?足部
がフリーになっているからかどうか不明ですが,ご教示頂ければ幸いで
す.
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(私の返事は以下の通りである。)

T先生

最近は大学での校務がかなりの負担で、まいっています。

さて、下記の疑問ですが、工学関係者なら誰でも指摘するものです。
その他にも臨床では片脚立脚の状態も閉連鎖と解釈しています。重力によって動きが制限されて近似的に閉連鎖と捉えているからです。

臨床でのCKCの概念は1955年のSteindlerの記述によるもので、工学系との解釈の差はここに原因があります。
Steindlerは四肢末端に相当の外力が働くときCKCになると記述しています。
むちゃくちゃいい加減な記述で、そのため混乱が生じました。
Chaoは臨床ではCKCなどという言葉は使うべきではないと言っておりました。
むしろ、拮抗筋の作用状態でOKCは単独収縮、CKCは共同収縮と捉えるのが臨床では適しています。

下記の状態では工学的にはCKCですが、臨床的には大腿四頭筋の単独収縮を起こす足関節に重りを当てて膝伸展を行う運動様式と同じですからOKCと解釈されます。

私は運動様式を正確に定義するには外力の作用方向と力の大きさすなわちベクトルで表現すべきと考えています。
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臨床で使われているCKCの概念は、工学の定義とはかなり隔たりがあることはこれまでも知っていた。
改めて質問されてその認識を強くした。

来週日本リハ学会近畿地方会でCKCについて講演するので、早速このことに触れるつもりだ。
また、Clinical Rehabilitationから原稿を依頼されているのでこのことについても書こうと思う。
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100,000km達成

2007-03-13 | 大学
本日、愛車の走行距離が100,000kmを超えた。
岡山から高梁に向かってちょうど吉備高原にあるニューサイエンス館の前であった。
昔、車雑誌のNAVIに連載されていた「10年10万kmストーリー」を愛読していたが、今回の達成期間はちょうどぴったり4年であった。
本当に偶然なのだが、今の車が納車されたのが平成15年3月13日なのである。
今日、購入以来つけているメインテナンスノートを見て気づいてびっくりした。
車に乗るのはほとんどが通勤なのでよく走ったものだと思う。
今度は20万kmを目指すことになる。
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延岡から帰宅

2007-03-10 | 大学
九州保健福祉大学を午後5時頃出発して、先ほど帰宅した。
延岡は本当に不便なところだ。
それでも今日のコンファレンスはなかなか聞き応えのある発表が多くて楽しめた。
いろいろと今後の参考になることも見つけることができた。

学長からは来年は実行委員から免除されるのだから発表するように言われた。
来年は高梁で行われる予定で、いよいよ発表する番かも。
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第3回高梁学園学術研究コンファレンス

2007-03-10 | 大学
昨日朝一番に岡山を出て、延岡の九州保健福祉大学に来ている。
第3回高梁学園学術研究コンファレンスに実行委員として参加するためだ。
JRで片道5時間ほどもかかった。

最近は東京日帰り出張なども多いので、長時間列車に乗るときの工夫はいろいろしている。
今回は雑誌を数冊とアメリカの連続ドラマシリーズのDVDを持って乗り込んだ。
車中で、最近は企業が新入社員をその人のブログを読んで採用を決めているという雑誌の記事を読んだ。
1回だけの面接試験よりは長期間かけて書いたブログの方がその人の人格がよく分かるのだそうだ。

おもしろいと思っていたら、昨日の教育部門の発表で以下のような発表があった。
「ポートフォリオ~試験・レポートにかわる評価法に向けて」

ここでいうポートフォリオとは、学習の過程で、学生自らが講義や収集した資料に関する感想文や反省文を集めたものである。

なんだか雑誌の記事の内容と似ていてとてもおもしろいと思った。

参考 http://www.suzuki-toshie.net/
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卒業するゼミ生と夕食会

2007-03-07 | 大学
4日に国家試験が終わり、卒業するゼミ生にもゆとりができたので昨日自宅に招いて夕食会を行った。
今年の国家試験は従来の傾向とだいぶ違ったらしいが、ゼミ生2人はほぼ8割のできだったそうだ。
見かけほどは難しくなかったのだろう。

昨年の年末は恒例のゼミクリスマスパーティーができなかったので、今回はその代わりという意味もある。
4年生は2人しかゼミ生がいないので少し寂しい気もしたが、テーブルに座って落ち着いて話ができた。

最近はなんだかんだと忙しくて、ゆっくり学生と話することもできないので、こういう親睦会はできるだけ今後も続けていきたい。

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産業医研修会

2007-03-04 | 研究・講演
今日は午後から岡山市内で産業医の研修会があり参加してきた。
一番おもしろかったのは岡大医学部の後輩である岡山大学大学院環境学術研究科生命環境学専攻国際保健学分野 山本秀樹助教授の講演であった。
彼は仕事でアフリカに滞在したことがあるのだが、今やアジア・アフリカなどの発展途上国においても飢餓以上に生活習慣病が問題になり始めているらしいとのことであった。
アフリカというとライオンやキリンというイメージだが、実際にはアフリカではほとんどの子ども達が実際にライオンやキリンを見たことがないのだそうだ。
都市部にはビルが建ち並び、マクドナルドもあり、世界の他の国と何ら違いはないらしい。

前回参加した研修会では沖縄のことが話題になっていた。
沖縄は数年前まで日本一の長寿県であったが、現在は違う。
その理由が、沖縄が日本で真っ先にマクドナルドやケンタッキーフライドチキンなどのファーストフードが展開されたからだというのである。
沖縄の昔ながらの郷土料理を食べている世代は依然として長生きしているにもかかわらず、戦後世代のファーストフードを食べて育った世代の早死にが平均寿命を著しく下げているのだとか。

食べるものには気をつけなくてはいけない。
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