河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

論文を書かない教授はクビになる。それが世界の常識である。

2013-07-31 | 大学
研究室でYahoo!ニュースを見ていたら、気になる記事が出ていた。
これだと、私もクビかな・・・


日本の大学は非常勤講師を使い捨てる「ブラック大学」
ニューズウィーク日本版 7月31日(水)13時5分配信
(以下引用:要旨)

4月から改正された労働契約法では、非正規労働者が5年を超えて勤めると、本人が希望すれば期間の定めのない「正社員」に転換しなければならないため、多くの企業で契約社員などを5年で雇い止めする動きが広がっている。

早稲田大学が今春から非常勤講師に適用した就業規則について、早大の非常勤講師15人が6月、早大総長や理事らを労働基準法違反で東京労働局に刑事告訴した。原告の首都圏大学非常勤講師組合の松村委員長によると、非常勤講師は今年度から契約更新の上限を5年とする、と大学から一方的に通告されたという。

文部科学省の調べによれば、アメリカの大学教員のうちテニュアをもつのは62%で、助教授では12%しかいない。一流大学ほど要件はきびしく、ハーバード大学では2300人の教員のうちテニュアは870人しかいない。それなのに日本では、准教授になったら1本も論文を書かなくても昇進し、早大の場合は70歳まで雇用が保証される。

 文科省は来年度の概算要求で、10校の大学を「スーパーグローバル大学」に指定し、世界の大学ランキングの上位100校以内に入ることを目標にして100億円の予算を要求するという。しかしこのように研究者に競争がまったくない状態で、いくら補助金を出してもすぐれた研究が出てくるはずがない。

 日本の大学は、最低品質のサービスを最高料金で提供する産業である。しかも一流大学も定員割れの大学も一律に私学助成が出る。その総額は約1兆5000億円で、農業補助金に次ぐ。農業補助金が農家を甘やかして農業をだめにしたように、私学助成が大学を堕落させたのだ。助成金は大学ではなく成績優秀な学生に奨学金として出し、海外の大学にも行けるようにすればいい。グローバルに育てるべきなのは大学ではなく、人材である。

 だから日本の大学の競争力を上げるのに、100億円の予算なんか必要ない。世界の大学がどこもやっているように、教授・准教授を含むすべての教員を任期制にし、テニュア審査に合格できない教員は契約を打ち切ればいいのだ。これによって非常勤講師も優秀な研究者は教授になれ、論文を書かない教授はクビになる。それが世界の常識である。

池田信夫(経済学者)
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今朝は大雨

2013-07-30 | 大学
朝起きるとどしゃ降りだった。
日曜日には中国地方に大雨との予報だったのに、岡山ではあまり雨は降らなかった。
報道では山口・島根ではものすごい集中豪雨だったようで、被害に遭われた方にはお見舞い申し上げます。

岡山では今日になってまるで梅雨のような大雨である。
大学に出てくると、今日の午前中に予定されていた定期試験は延期とのことだった。
JR伯備線が止まっているのである。
私の試験は午後の4限目なので影響はない。

ふだんは憂鬱な雨だが、最近は雨が降るとほっとする。
庭の植物が元気になるからだ。
特にいったん枯れかけた木が芽を吹き返し立ち直ってきているので水遣りはかかせない。

朝晩の水遣りも良いのだが、蚊に刺されるのが難点だ。
毎晩夕立が降るとちょうど良いのだがそううまくも行かない。
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夜は自宅で書類仕事

2013-07-28 | 大学
1週間、書くことがない。
前期試験も始まり、いくつか締切のある仕事も抱えているので、毎晩自宅で書類仕事をしている。

書類作業は筋肉は使わないが、ある程度体力がないと毎日こつこつ継続できないので、体調管理に気を遣っている。
この1ヶ月はアルコールを全く口にしていない。
食事も炭水化物は減らすように心がけている。

体調を整えつつ、この夏の締切仕事をきちんと片付けるべく頑張る。

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7月オープンキャンパス

2013-07-21 | 大学
朝一番に参院選の投票に行き、大学へ向かった。

今日は年に2回行われる主要なオープンキャンパスの第1回目であり、例によって動作解析のデモを行った。

ありがたいことに例年以上の参加者があり、かなり盛り上がった。

夕方は通信制の大学院生にビデオ式の動作解析システムの指導を行った。

参院選の方は予想通りの与党圧勝であるが、アベノミクスの行き着く先が心配である。

当面、1から2年は上げ調子でいくと思うが、国債の信用不安が出てきた時が勝負である。

阿部さんにはしっかりと舵取りをお願いしたい。
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地(知)の拠点整備事業 面接審査

2013-07-18 | 大学
今日は予定されていた文科省での地(知)の拠点整備事業 面接審査があり、日帰りで東京へ行ってきた。
参加したのは学長、副学長(副理事長)、私、南あわじの教授2名、それと高梁市副市長、南あわじ市市長公室課長の7名である。
参加が許されるのは1校あたり7名までとの制限があったので、ベストの人選で面接に臨んだ。

審査は発表5分、質疑応答30分で、あっという間に終了した。

事務担当の黒田君が、余裕を見て新幹線のチケットを手配してくれたので、文科省には審査の2時間くらい前に到着した。
暇なので、どのようなことを聴かれるか、一人で想定問答をしていたのだが、その予想と全く同じことが真っ先に質問されたのにはびっくりした。

おおむね素直な質問のみで、返答に困るようなことはなかった。

質疑応答が終了した時には参加者全員好感触を得て、気分良く帰路につくことができた。

審査結果が通知されるのは8月になってからである。
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ワークライフバランスは最悪

2013-07-16 | 大学
木曜日に文科省で補助金のヒアリングを受けるため、昨日の『海の日』もずっとその準備をしていた。
と言っても、面白い作業ではないので、ついついテレビを見たり雑誌を読んだり、だらだらと効率の悪い仕事ぶりだった。
今日の午後、ヒアリングに備えて担当者全員でテレビ会議を行い打ち合わせをすることになっている。
だから、まだまだ準備を続けなくてはならない。

改めてブログを見返していると、毎日仕事の記事ばかりで全く面白くない。

夏だからどこか旅行にでも行って気分転換をしたいと思うのだが、せいぜいネットで海外在住の方のブログを読んでちょっと外国気分を味わうくらいが関の山だ。

気晴らしに、久しぶりに『北緯39度』と言うブログを検索して読んでみた。
しばらく中断していたようだが、今年からまた再開されたようだ。

20年近く経ってもアメリカでの留学生活は懐かしい。

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第37回岡山スポーツ医科学研究会

2013-07-13 | 研究・講演
幹事を務めている岡山スポーツ医科学研究会が、駅前のホテルグランビア岡山で行われた。

.教育講演
16:00-16:35 座長 阿部信寛(川崎医科大学 スポーツ・外傷整形外科)
『これで納得!誰でも1度は目にする耳にする「スポーツ外傷・障害」』
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科 整形外科学 古松毅之

.一般発表 座長 三村由香里(岡山大学 教育学研究科)
16:35- 岡山県におけるスポーツ相談室の活動状況
岡田幸正(岡山大学 整形外科),他
16:55- 岡山市の救急搬送例にみる運動時の熱中症について
伊藤武彦(岡山大学 教育学研究科),他
17:15- 女子大学生のボディーイメージに関する意識調査
國本あゆみ(ノートルダム清心女子大学),他

.特別講演
17:40-18:50 座長 菊永 茂司(ノートルダム清心女子大学食品栄養学科)
「女性アスリートにおける運動性貧血発現と食事の影響 」
東京農業大学応用生物科学部栄養科学科 川野 因 先生

.総会
18:50-19:00 会長 鈴木久雄

教育講演は岡大から川崎医科大学教授に転出した阿部先生の後任の古松毅之先生が務めたが、外観同様にスマートな講演であった。
岡大整形外科には着々と優れた後輩が育っている。

研究会後、岡大の先生方としばらく情報交換をしたが、大学の置かれた状況は私学だけでなく元国立大学も非常に厳しいものがあるようだ。


来年度の幹事は6年ぶりに吉備国際大学の担当で、私が当番幹事を務めることになった。
前回、平成20年には久留米大学の志波直人教授を特別講演に招待したのだが、また、どなたかに依頼しなくてはならない。
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梅雨が明けて仕事に追われる毎日

2013-07-10 | 大学
一昨日梅雨明けが宣言され、同時に蝉の声が聞こえるようになった。
毎日、暑い日が続く。

先月の学会出張中、梅雨なのに岡山はかんかん照りで、3日ほど留守をして帰ってきたら庭に植えた木が何本も枯れてしまっていた。
一番残念だったのが小豆島から取り寄せて鉢植えにした大きなオリーブの木が枯れたことで、諦めきれずに毎日水をやっていたら新しい芽が出てきているのに気付いた。

その新芽を大事にしようと、ここのところ早朝と帰宅後の夜に毎日水遣りを続けている。
面倒くさいと言えば面倒なのだが、一方では癒やし効果もあり、毎日いろいろな雑務で疲れ果てた心がなごむ。

今年はグリーンカーテン用に植えたゴーヤも何とか順調に育っている。

あいかわらずいろいろな仕事の締切に追われていてのんびりすることができないが、意外にも面倒な水遣りで救われている。
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第36回中国四国リハビリテーション医学研究会

2013-07-07 | 研究・講演
第36回中国四国リハビリテーション医学研究会および第31回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会が、松江市のくにびきメッセで行われた。
前泊はできなかったので朝一番の特急で出張したが、片道3時間近くかかり、地図ではすぐ近くなのに東京出張並みであった。
おまけに特急やくもはよく揺れるので有名で、時間を有効活用しようと通信制大学院のレポートのチェックを赤ペンでしていたら、ペン先が揺れで震えてとんでもないことになってしまった。

朝一番には、本学大学院の高杉さんが無事発表を終えた。

特別講演は下記の2題であった。

特別講演1
脳卒中急性期リハの現状と未来
東京慈恵会医科大学 リハビリテーション医学講座 准教授
角田  亘

特別講演2
脳性麻痺児の補装具療法
-脳性麻痺リハビリテーションガイドラインに沿って-
愛知県青い鳥入用福祉センター センター長
岡川 敏郎

昼休みには幹事会が行われたが、今年の年末の幹事は旭川荘の赤澤先生で、来年7月は山口大学、12月は川崎医大で行われることになった。
川崎医大リハ科の椿原教授は川崎医療福祉大学の学長となり、後任の新しい教授として花山先生を迎えて、花山教授が幹事を務められるとのことであった。

幹事会では新しい専門医制度の報告があったが、私が専門医になった頃よりずっと厳密になり、これから専門医を育てる大学病院や基幹病院ではその対応が大変になりそうであった。
中四国地区では愛媛大学には現在リハ科専門医がいないのだそうだ。
それでも全国的に見ると中国四国地区には専門医がたくさんいる方なので、医局の枠を超えて連携すればうまくやっていけるのではないかと思った。
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外国語学部開設で懇親会

2013-07-06 | 大学
外国語学部の設置が認められたことから、早速関係教員が集まりキックオフのミーティングがあり、その後懇親会が行われた。

私は関係教員ではないが、学外連携室長という役職のためお呼びがかかり、懇親会に参加した。
私にとっても、どういった教員が外国語学部に関わっているかを知るのは今日が初めてである。

明日は朝一番の電車で松江に学会で行かなければならないので、懇親会はほどほどで退席させていただいた。
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Gmailに変更

2013-07-04 | 大学
7月になってから大学のメールが大学独自のシステムからGmailに変更されることになった。

新しいアカウント情報が情報システム課から送られてきたが、システムは変更されるもののメールアドレスはこれまでと同一のもので行けるらしい。

今日になってから以前のアカウントではメールの送受信ができなくなったので慌てて設定を変更した。

多少戸惑ったが新規にアカウントを追加したらパスワードを入れるだけで簡単に設定が完了した。

これからはGmailユーザーである。
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久しぶりに飛行機で出張

2013-07-03 | 大学
公務で東京へ行ってきた。

いつもは新幹線で日帰りが多いのだが、今回は朝早い時間の出張だったので新幹線では間に合わず、朝5時に起きて岡山空港へ行き飛行機で出張した。
ANAのボーイング777型機で、座席はがらがらで快適だったが、飛行機での出張は機上で過ごす時間よりアクセスや空港での待ち時間が長くて、以外とストレスがたまることを再確認した。

天候のせいか、帰りの便は少し遅れて出発し、岡山空港に着いたのは定刻より20分遅れの午後9時20分であった。
自宅に帰り着いたのは午後10時を過ぎており、日程が許すのなら新幹線で小説を読みながら移動するのがやっぱり楽だと思った。

時々都会の風に吹かれるのは刺激になっていいものだが、日帰りはやっぱり疲れる。
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地(知)の拠点整備事業 面接審査

2013-07-02 | 大学
昨日のことだが、病院で患者さんの診察をしていると事務の黒田君から携帯に連絡が入った。

文科省から連絡が来て、地(知)の拠点整備事業 面接審査が行われるとのことであった。
一瞬、嬉しく感じたが、すぐに不安も感じた。

だいたい300校くらいが応募している本事業で、今回の面接審査では75校から100校に絞り込まれたことになる。

本学の場合、7月18日(木)の午後、文科省で面接審査が行われることになった。

8月には最終的に50校程度に採択通知が送られるはずだ。

大規模な国立大学も本気で応募している補助金で、面接審査まで残っただけでも相当なものである。

当初からヒアリングぐらいまでは呼ばれるのではないかという予感があったのだが、いざ現実になるとかなりプレッシャーを感じる。

良く睡眠を取って体調を整えなくてはならない。

そうは言いながらも、明日は早朝から東京日帰り出張である。
今月は2回、東京へ日帰り出張しなくてはならない。
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