河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

第34回臨床歩行分析研究会定例会

2012-11-25 | 研究・講演
日帰りで大阪に行ってきた。

第34回臨床歩行分析研究会定例会
8:00  受付開始
  9:00  定例会会長挨拶
  9:20  口述発表
 10:10 定例会特別講演: "gait & motion analysis for future therapy"
        講   師: Kirsten Götz-Neumann先生 (O.G.I.G. President)
 11:40 次期定例会案内
 11:45 機器展示説明会,昼休憩,Kirsten Götz-Neumann先生によるサイン会
 13:05 定例会教育講演:「効果的な運動学習をめざして -付加的情報の利用法と練習の組織化-」
        講   師: 関矢 寛史 先生(広島大学大学院総合科学研究科)
 14:20 口述発表
 15:30 口述発表
 16:40 閉会式

会場の大阪府立大学中百舌鳥キャンパスは広大だった。
まるで大きな公園のように樹木が茂っていた。
こういう大学で学べる学生は幸せである。

Kirsten Götz-Neumann先生はドイツ人で、英語で講演してくださったが母国語でないため比較的ゆっくりとしゃべってくれたので聞き取りやすかった。
適宜、江原先生や山本先生が解説付きの通訳をしてくださったのでなお良かった。
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大学院入試始まる

2012-11-24 | 大学
今年もまた大学院入試が始まった。

今年度からは通学制と通信制の入試を一本化して実施日数を少なくした。
昨年まではこの時期から後は入試や様々な行事で週末が潰れてしまっていたのだが、今年は少しは楽になりそうだ。

空いた時間はガーデニングに費やして体を鍛えることにする。
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岡山理科大学OUSフォーラム2012で発表

2012-11-21 | 研究・講演
岡山プラザホテルでOUSフォーラム2012が行われた。


主催:岡山理科大学
 共催:倉敷芸術科学大学、千葉科学大学、吉備国際大学、九州保健福祉大学

◆プログラム◆
(前半の部)講演会
13時00分~13時10分:開会の挨拶(学長)「産学連携に関する本学の方針、概況」
13時10分~14時00分:特別記念講演「創造の現場から -時代に先駆けた新しい価値を創る-」  
元本田技研工業(株)経営企画部長  水戸部啓一氏
14時00分~14時30分:産学連携に関する学園事例「QOL向上を目指す支援技術のイノベーション研究拠点形成」プロジェクト
岡山理科大学工学部知能機械工学科 山田訓教授

(後半の部)ポスター・セッション
14時40分~15時40分:
情報・エレクトロニクス ステーション
    生命・医学・医療・動物 ステーション
    解析シミュレーション・建築 ステーション
    環境・ものづくり基盤技術 ステーション
15時50分~16時50分:ポスター口頭説明(後半:4ステーション)
福祉・高齢化・スポーツ ステーション
    グリーン・マテリアル ステーション
    新エネルギーを考える ステーション
美と健康 ステーション


私は以下の2題を発表した。

高齢者に対する筋電気刺激併用周期的水平揺動刺激によるトレーニング
河村 顕治,加納 良男(保健福祉研究所) オージー技研株式会社

健康寿命を延伸させる新たな遺伝子の発見
加納 良男,河村 顕治(保健福祉研究所)

このうち、加納先生が発表した「健康寿命を延伸させる新たな遺伝子」の発表が反響を呼び、奨励賞に選ばれて表彰を受けた。

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通信制大学院スクーリングと学部ゼミ生の全国学会登録

2012-11-18 | 大学
金曜日より通信制大学院スクーリングが行われており、今日は最終日で2年生の修士論文1次発表会が行われた。
年を重ねるにつれ発表の内容は高度になってきているように感じる。
働きながらこうした研究を行うのは並大抵の努力では不可能である。

その後、遅れていた学部ゼミ生の全国学会演題登録を行った。
20日が締切なのでほぼぎりぎりのタイミングである。
それでも昨日ゼミ生が自分たちでほぼ抄録を書き上げていたので多少修正するだけで登録は完了した。

年末の大きな行事がまた一つ片付いた。
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カオスは病んでいる?

2012-11-17 | 私と歩行分析
最近、従来の動作分析の手法に限界を感じている。
現在私が整備したシステムを使えば全自動でリアルタイム計測が行え、そのデータを元に体節の重心および体全体の重心や関節角度などを簡単に求めることができる。
さらに全身の筋張力解析も簡単に行える。

しかしそれだけでは運動のスキルやしなやかさ等の分析を行うことが出来ない。

例えばピラティスの運動指導を受けて体にどのような変化が起こったのかなどは従来の力学的分析では評価しきれない。

偶然、保健福祉研究所に非線形解析を得意とする野中君が来てくれたこともあり、新しい動作分析が非線形的解析手法で出来るのではないかと考えた。

手始めに取っつきやすい日本語の書籍を6冊ほど購入して研究室に積み上げていた。

カオス時系列解析の基礎と応用
カオスと時系列
カオス―カオス理論の基礎と応用
カオスとフラクタル
カオスから見た時間の矢
カオスの紡ぐ夢の中で

そうしたところ、研究室を訪れた大学院の卒業生がこんなことを言った。

「カオス、カオスって、先生が精神的に病んでいるのかと思いました。」


おおよそ、『カオス』と言う言葉の持つ意味はネガティブである。
混沌とか全く規則性のない混乱をイメージする。

ところが『カオス時系列解析』というのは、乱雑さの中に潜んでいる『法則』を計測された時系列データから見出すことなのである。
カオスというのは乱雑に見えて、その背後に規則性がきちんとあるのである。

そういったことが少し分かり始めてきて、この新しい解析法に期待が高まっている。

やらなければならないことが多くて多少疲れてはいるが、精神的に病んでいるわけではない。
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園芸療法

2012-11-11 | Private
最近のマイブームは園芸である。

絶えず相当なストレスにさらされているので、植物は癒やしになる。
園芸は女性の趣味の様に思われているが、男性こそ向いているのではないかと最近考えるようになった。

元々私の場合は亡父が作庭が趣味で、実際に池を作ったり松を植えたりしているのを見て育ったので素養はあったのだと思う。

ただ、樹木を庭に植えるときは50年後とは言わないまでも10年後、20年後のことは考えておくべきだと思う。

昨日も愛媛の実家に帰ると庭の角に植えてあったモチノキが切り倒されていた。
父が植えたものだが、成長が早く見上げるような巨木に育ち、数年前にクレーン車を使って倒壊しないように切り詰めたのだが、今回はとうとう根元から切られてしまっていた。
母が1人ではもう面倒見られないので植木屋さんに他の木の剪定のついでにお願いして切ってもらったのだ。

こんな巨木になる木は元々植えるべきではなかったのだが、そんなに大きくならなくても松は毎年剪定が必要で、その謝礼だけでもばかにならない。

実家での経験から学んだので、庭に植えるのは、以下のような条件を満たす必要があると考えた。

1.あまり大きくならないこと
2.手がかからないこと
3.落葉で近所迷惑にならないこと
4.葉がきれいで、できればきれいな花が咲くこと
5.食べられる実がなるとさらによい

これらの条件を満たす樹木としてまず選んだのがフェイジョアである。
エキゾチックな花が咲くし、甘い実がなる。
受粉のためには種類の異なるものを植える必要があるので2本庭に植えた。
今年は植えたばかりなので、1本は花が咲いたが実はつけなかった。
来年を楽しみにしている。

最近購入したのはオーストラリア原産のパールアカシアである。
葉っぱが丸くてユーカリのようで、黄色いきれいな花が咲く。
今のところ購入したときの鉢植えの状態だが、折を見て地植えにする予定である。

ネットなどを検索しているとユーカリやアカシアのようなオージープランツが癒やし系で心惹かれる。

まだ現物は見たことがないのだが、最近ネットで見つけたのはグラスツリーというオージープランツである。
1年に1cmしか成長しないらしい。

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3大学新設一転認可へ 来年開学見通しとなる

2012-11-07 | 大学
いくら田中文科相でもこの問題はこのままでは終わらないだろうと思っていた。

ただ、解決が長引くと実質的に来年春の開学は無理となるので早く解決しそうで良かったと思う。
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土肥信之先生の葬儀

2012-11-06 | 大学
昨日、複数の連絡網から土肥信之先生の訃報が届いた。
11月4日(日)早朝に御逝去。
享年72歳。

何とか時間の調整がついたので今日の葬儀に参列した。

私は医学部を卒業するとき、川崎医大のリハビリテーション科で研修したいと思い、お願いに伺ったことがある。
当時の教授は明石 謙先生で、土肥信之先生は助教授をされていた。

結局、川崎医大リハビリテーション科へは行けなかったが、同じリハの分野で仕事をしているのでその後も接点はいくつもあった。

例えば、PT・OTの国家試験委員になって厚生省に赴くと、土肥信之先生が委員長で取りまとめの作業をされており、非常に驚いた。

最近は兵庫医療大学教授・リハビリテーション学部学部長をされていたが、4年前に検診で異常が見つかったとのことであった。
その後も仕事を続けられ、入院するようになっても見舞に来られる方の貴重な時間を奪うのは不本意だからと言うことでお見舞いもお断りすることがあったらしい。

今日の葬儀も故人の遺志で香典や生花などはご辞退とのことであった。

土肥先生らしい暖かい心遣いだと思ったが、よく知っている方達が亡くなるのは寂しい。
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<大学不認可>連携し「撤回」要請

2012-11-05 | 大学
田中真紀子文部科学相が3大学の新設を不認可とした問題は。今後撤回と言うことがなければ訴訟に発展しそうな勢いである。

それはそれでもっともと思われるが、私は下記の報道の方が気になる。


秋田公立美術工芸短大が計画していた美術大には、高校生900人以上が入学を希望していたという。

吉備国際大学には高名な教授陣を擁する文化財学部があり、ゴッホ作「ドービニーの庭」の塗りつぶされた部分に黒猫が描かれていたかどうかの調査を行なったりボストン美術館へインターン生を派遣したり、全国的に見ても最先端の取り組みを行っているにもかかわらず入学者は年々減少しているのである。

高校生900人以上が入学を希望しているという報道が本当であれば、これはものすごいことである。

秋田には芸術を志す高校生がそんなにたくさんいるのだろうか。
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『地域創成農学部』が文部科学省の設置認可

2012-11-03 | 大学
昨日の総会の冒頭あいさつで理事長が『地域創成農学部』の設置認可が下りたと文部科学省から電話連絡があった旨を報告された。
その際、3校の認可が下りなかったらしいと言うことにも触れたのだが、前代未聞の事態である。

報道によるとその3校とは岡崎女子大(愛知県岡崎市)、札幌保健医療大(札幌市)、秋田公立美術大(秋田市)である。

私も長らく大学に籍を置くので、この3校の関係者がどれほど衝撃を受けているかは自分のことのように理解できる。
当然、新設の大学であるから教員に就任予定の方は現在の職場には退職願を出しているだろう。
校舎だって既に工事は始まっているだろう。

田中真紀子文部科学相は「大学設置認可の在り方を抜本的に見直す」と認可を厳格化する方針を示したとのことだが、そういった方針を知らずに認可されるものとして準備を進めてきた大学は大変である。

田中文科相は全国に4年制大学が780(国公立181、私立599)校あることに触れ「大学教育の質が低下している。そのために就職できないことにもつながっている」とし、当面は新設を認めない方針を示したとのことである。

これからは大学の新設は激減するだろう。
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第16回自己点検・自己評価総会

2012-11-02 | 大学
「自己点検・自己評価」という耳慣れない言葉を初めて聞いたのは大学教員になってからだが、いまではこの取り組みは大学では最重要のもので、生き残りのために毎年必ず1日を費やして教員全員が参加して総会を行わなくてはならない。

私は保健科学研究科長なので、研究科の取り組みを報告しなければならない。

下記のような1枚のまとめを作って、5分間の発表を行った。


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