河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

国家試験全員合格

2009-03-31 | 大学
PT国家試験の結果が出た。
全国平均90.9%
本校100%

よかった。ほっとした。
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AAOSのお土産3

2009-03-29 | 研究・講演
ORSに参加してもう1ヶ月になるが、突然下記のようなメールが届いた。
このSmartStep®という商品も、器機展示で目を引いた物の一つだが、先方は日本でのパートナーを求めているようなので、ここに掲示することにした。
従来なかったリハ器機なので、おもしろいかもしれない。


SmartStep®

Kawamura-san:

I am sorry I missed you at the ORS meeting last month in Las Vegas. I understand that you requested some information about our SmartStep® patented Functional Feedback Therapy (FFT) unit. Attached are a few case studies and articles that may not have been available at the booth.
Please feel free to visit our website at http://www.AndanteMedical.com for more information or let me know if I can be of any assistance.

We will be shortly looking for a partner for the Japanese market, not only for the SmartStep® Clinical that you saw exhibited in Vegas, but also for the SmartStep® Home version that we are developing for stroke patients (remote control with/without PDA instead of computer).
I have done business in Japan in the past as Nisho Iwai's partner for many years, but never in the rehabilitation market and I would appreciate any recommendation you may be willing to share with me.

Best regards,

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加計美也子理事長藍綬褒章受章祝賀会

2009-03-28 | 大学
夕方より岡山市内のホテルで理事長の藍綬褒章受章祝賀会が行われた。
出席して驚いたのはその盛大なことで、岡山県下の政界財界の重要人物が多数来賓として出席されていた。

私は勲章のことなど全く分からないのであるが、調べてみると私の父親が長年市議会議員を務めていただいた旭日章というのは勲章であり、天皇の名で授与されるとのことである。一方、今回理事長が受賞した藍綬褒章というのはいわゆる勲章ではなく、褒章であり、褒章条例(明治14年太政官布告第63号)に基づき、内閣の名で授与される。勲章と褒賞の違いがよく分からないが、藍綬褒章というのは公衆の利益、公共の事業で事績著明な人に授与される褒章だそうだ。

いずれにしても稀なことで、今回お祝いに集まった方達の顔ぶれを見ても、尋常ではないことが分かる。

父親は死んでから母親が代理で勲章をもらったので、私としては賞状をもらったくらいに思っていたのだが、ひょっとするとそういうものではなかったのだろうか。
父に対して失礼だったかもしれないと思った。

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倫理審査委員会

2009-03-26 | 大学
本日、大学院生が春以降行う研究を主として倫理審査委員会が開催された。
議論の末ほとんど問題なく了承されたが、中には委員長から以下のようなコメントがついた課題もあった。

「病院で行っている通常の評価をするだけなのだから、特に倫理委員会にかける必要は無いのではないか。」

しかし、昨今はそうは問屋が卸さない。
学会発表の申請時にすら倫理委員会での許可があることが求められるし、投稿時には大学と実際に研究を行う施設の両方の許可を求める雑誌すらあるのである。

また、最近の海外の有名なジャーナルでは、研究を行う前にインターネット上の公的な機関に研究計画を届け出て認可を受けておくことが求められている。
これはどういう事かというと、適当に臨床研究を行って都合の良いところだけをまとめて投稿することを防ぐ目的で行われているのである。
対象や実験計画、統計処理の方法等をあらかじめ届けていれば、それ以外の事を行って投稿しても却下される。
公正に研究を行うには、事前にこういった面倒なことが求められるのである。

日本ではやっと倫理委員会が機能し始めたところだというのに、世界を見渡すとさらに先に行ってしまっている。

これからは臨床研究を行うのであれば、資金と時間と人手をかけてかなりの覚悟が必要になるだろう。
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介護福祉士養成テキスト出版

2009-03-24 | 研究・講演
介護福祉士養成テキスト『こころとからだのしくみ』(ミネルヴァ書房)が出版された。

これは2007年の社会福祉士法及び介護福祉士法の改正に伴い、養成カリキュラムが大幅に変更されたことにより、これまでの教科書が全面的に書き改められたものである。
特に、『こころとからだのしくみ』は、従来の医学一般から大幅な内容の変更となった。

『こころとからだのしくみ』の編集者が岡大整形外科の先輩である住居先生であったことから一部私にも執筆の依頼があった。
昨年忙しい中、何とか依頼原稿を書いたのだが、今回やっと出版にこぎ着けたと言うことである。


介護の仕事は現在人気がなく、派遣切りにあって仕事がない人にもそっぽを向かれているというような現状であるが、誰が何と言おうとこれから最も必要とされる仕事であることは間違いない。
海外から研修生を受け入れたりはしているが、日本語での試験に通らないと帰国せよなどとむちゃくちゃなことを国は求めている。
本気で人材を確保しようとしているのか疑問である。

家族が病気や高齢化で介護が必要になった経験を持つ人なら誰でもその必要性は分かっているはずなのに、対策は遅々として進まない。

こういう分野の教育や研究を行っていくことは、私にとっても忙しいからと言って逃げられるものではないと考えている。
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卒業式+謝恩会

2009-03-22 | 大学
11期生が卒業した。
直接指導したM君他、大学院生もみんな無事卒業した。

毎年のことながら、卒業式の後はしんみりとする。
つい先日まで何かと研究室に訪ねてきていた学生が明日からはいなくなるのだ。
そしてまた、新しい入学生を迎える。
毎年その繰り返しである。

正直言って新しい環境へと旅立っていく卒業生がうらやましい。
慣れない職場で苦労するだろうが、新しく何かを始めるというのは刺激的だ。


夕方から岡山駅前のグランビアで謝恩会。
卒業生や、指導する教員のスピーチでふだんは知ることのない多様な学生と教員の関係が見えてくる。
ゼミや授業を通していろいろなことがあったのだなあとほのぼのとした気持ちになる。
教員の熱のこもったスピーチでは女子学生のすすり泣きが聞こえる。
高梁のなにもない街でも、すばらしい学生生活が送れたのにちがいない。


卒業してもまた遊びに帰ってきてください。
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予算のごたごた

2009-03-19 | 大学
研究所の予算を2週間前に決着をつけたつもりだったのだが、その後いろいろあってまた再調整を余儀なくされている。
思わぬ支出の必要が出てきたせいだ。
最後の最後まで苦しめられる。

そんな中、今日、今年の日本整形外科基礎学会に演題を応募した。
ちょっと基礎の勉強もやってみたいし、以前データだけまとめてまだ投稿できていない培養神経細胞に電気刺激を行った実験のまとめをこれをきっかけにやってみようと考えたのだ。

「電気刺激はPC12m3細胞において神経突起形成をp38MAPキナーゼ経路で誘導する
Electrical stimulation induces neurite outgrowth in PC12m3 cells via the p38 mitogen-activated protein kinase pathway」

日本整形外科基礎学会には岡山済生会病院からも演題を応募した。

「膝前十字靱帯再建術後早期のリハビリテーションの工夫
The improvement of the rehabilitation in early stage after the anterior cruciate ligament reconstruction」

医局に出す昨年度の業績集も忘れていたので、今日メールで送った。

当面あと急いでまとめなくてはならないのはリハ学会専門医資格更新のための活動報告書の作成だ。
以前はこんなものは必要なかったのに、いつの間にか制度が変わっており、臨床症例の報告や倫理の勉強の履歴などを報告することになっていた。

毎年毎年これでもかと言うほど雑務が増えていく。

しかしそれにまけて研究活動がおろそかになってしまったら何のために大学にいるのか分からなくなる。

気持ちを引き締めてまた頑張る。



しばらくして今年の日本運動器リハビリテーション学会のホームページを見ていたら、複数あるシンポジウムの中の一つのテーマが「二関節筋」になっていることに気付いた。
抄録の受付が月末まで延長になっていたのでついでに申し込んでみることにした。
800字の抄録なのですぐ書ける。
発表テーマは下記のようにした。

「CKCにおける大腿直筋のサイレント現象とハムストリングの膝伸展作用」

シンポジウムで採択してくれるかどうか分からないが、なかなかおもしろいテーマではないだろうか。
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第46回日本リハビリテーション医学会学術集会演題採択

2009-03-18 | 研究・講演
本年6月に静岡市で開催される日本リハビリテーション医学会学術集会の演題採択通知が届いた。

実は今回は不採択を覚悟していた。
というのも対象症例が1例の動作解析の結果を応募していたからだ。
症例数が不十分としてリジェクトされるかもしれないとなかば覚悟していた。

今回応募した演題は以下のものである。
「ピラティスリフォーマーを用いたCKCトレーニングの運動解析」

症例数が1例というのは理由があり、被験者として一般人ではなくアメリカでトレーニングを受けてインストラクターの資格を持つ特別な人の運動解析を行ったのである。
もちろん、計測の条件はいろいろと変えてたくさんのデータを計測した。

実は私がこれまでに行ってきた多数の被験者を対象にした研究よりも価値のあるデータが得られたと自分では思っている。
発表を聴きに来た人が有益だったと思えるような発表を行いたい。


ところで、今回のリハ学会のお楽しみは特別講演である。

特別講演 6月4日(木) 11:00~12:00 第1会場
宇宙飛行とリハビリテーション
有人宇宙環境利用プログラムグループ・有人宇宙技術部宇宙医学生物学研究室長   向井 千秋
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AAOSのお土産2

2009-03-18 | 研究・講演
AAOSの機器展示で2番目に驚いたのがG-Trainerという製品である。
これはもともとNASAで研究されていたもので、Advanced Differential Air Pressure Technology(ADAPT)という技術に基づくものである。
腰部から下を密封したボックスの中に入れて、陽圧で体を持ち上げるという技術で、その状態でトレッドミル歩行を行う。
今回のモデルさんは歩行ではなく、にこやかにランニングを行っていた。
牽引装置で持ち上げるのと違い、ハーネスによる締め付けや痛みなどの不快感がないのが特徴である。

実はこの技術自体は私は早くから知っていた。
つきあいのある企業の研究者が、この技術を開発した研究者のところに留学していて教えてくれたからだ。
以前、日本のグンゼの研究者がネットでたまたまこの技術を知り、そっくりまねて同じものを作り、京都大学の先生達がそれを使って実験をして論文化しているのを見たことがある。
パテントは抑えてある技術なので、知財権の問題は大丈夫なのかと少し心配した。

いずれにしても、これまでになかったもので非常にユニークな技術である。
私自身は研究としてはおもしろいが商品化されることはないのではないかと思っていた。
あまりにも大がかりな装置だからだ。

ところが今回その商品化されたものが展示されていたのである。
価格も明示されていて、1台55,000ドルであった。Proという製品は1台75,000ドルであった。
リース販売もしている。

価格は妥当なものだと思うが、日本で使用するにはちょっと場所を取りすぎるのではないかと思った。

しかし、アメリカという国は、奇抜なものでもどんどん製品化して売ってしまうところがすごいと思う。
失敗しても何度でも再挑戦できる仕組みがあるのだろう。
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AAOSのお土産1

2009-03-17 | 研究・講演
ORSから帰国してあっという間に2週間が過ぎた。
あいかわらずばたばたと忙しい。
住所変更の通知をしていなかったために届かなかった「ねんきん特別便」がようやく届き、見てみると現在の職場以前のデータが全て抜け落ちている。茫然とした。訂正の返事を準備しなければならない。
まったくひどいものだ。
桝添さん、頑張って下さい。

さて、忘れないうちに記録を残しておかなくてはならないが、ORSの最終日にAAOSの機器展示でおもしろいものを見つけたという話の続きである。

それは「kneehab」というドイツ製の商品で、それを見つけたときには本当に驚いた。
実は、昨年末に来年度の科研費でこのようなものを研究したいと申請書に記載したものとそっくりだったからである。

「荷重立位周期的水平揺動刺激と筋電気刺激による筋力増強法の研究」においてACL再建術後患者で非常に良好な成績が出たことはこれまでに書いたが、問題は装置が大きい固定設置式のものであるため患者さんが自宅から通ってきて交替で使用しなければならないということであった。
必然的にポータブルのシステムを誰でも考えると思うが、私も次のステップとして簡単に装着できて歩きながら使用できるような電気刺激装置を作ろうとしていたのである。

この、kneehabというのはまさにそのような装置であった。

いろいろと質問して詳しいことを聞き出すと、このシステムはドイツのneurotechと言う会社から2001年に発売され、ドイツ本国ではACLの術後患者にレンタルで貸し出してかなりの使用実績を持つとのことであった。
写真のシステムは第2世代の商品で最近発売されたものだそうである。
使い古した第1世代のものも見せてもらったが、デザインがかなり良くなっている。
このシステムを電気刺激するときだけ大腿前面から巻き込むように装着して、だいたい1回30分の電気刺激を1日2回行うのだそうだ。

使い勝手も良さそうだ。
電極の配置などもっと詳しいことを教えてくれと頼んだら、詳しい資料はこれに入っていると言って名刺サイズの四角いCD-ROMをくれた。

しかし考えることは誰でも一緒だなと感心したが、8年も前から商品化されて売り出されているとは知らなかった。

それでも、現在申請中の科研費が採択されたら、これよりももっと効果的なシステムを作る自信はある。


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もっと夢のある研究を

2009-03-13 | 研究・講演
現在、荷重立位周期的水平揺動刺激と筋電気刺激による筋力増強法の研究を後期高齢者に応用するための実験の準備を進めている。
この研究は私の完全なオリジナルで、最初は単なる思いつきから始まり、健常人の実験で期待以上の成果が得られたことからACL術後患者に応用し、さらにすばらしい結果が得られたことから、よりリスクの高い高齢者に応用しようと言うことになったものである。

資金面やマンパワーの問題などいろいろ解決しなければならないことはあるが、何とか実施の目処が立ってきた。

最近の人を対象とした研究では倫理面での配慮が欠かせない。
当たり前のことだがほんの数年前まではこれがいい加減だった。
形式上倫理委員会にかけると言うだけでは意味がなく、万が一けがをした場合など、どのように補償するかなどの準備が必要だ。

昨日もある工学部の教授から電話があり相談されたのだが、例えば工学部で患者さんを呼んできてリハビリ関係の実験を行っていてもし事故が発生した場合、その実験に医師や理学療法士などの医療従事者が立ち会っていなければ問題になる可能性がある。
それ以前に、実験を行うのであれば医師や理学療法士などの医療従事者が行うとしていないと倫理委員会の許可が下りない可能性が高い。
リスク管理がきちんとできて、いざという場合には医師や理学療法士が加入している保険が使えないと補償の面で心配だからだ。

こんな風に、人を対象とした研究は今後ますます難しくなっていく。

それでも大学に在籍しているのだから、社会に貢献できるような何か新しい物を生み出したい。
そしてそれを製品として世の中に送り出してみたい。

もっと夢を持って研究がしたい。
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労災リハ工学センター訪問

2009-03-10 | 研究・講演
名古屋の労災リハ工学センターを訪問している。
研究のための打ち合わせである。

年に1度の訪問であるが、この機会に得られる情報は私にとってとても貴重である。
これまでもいろいろと助けて頂いた。

今回は特に労災リハ工学センターで元田先生が長年続けてこられた牽引装置を利用した脊髄損傷患者のリハビリテーションの詳細を実際に見学させて頂いて、いろいろと細かなことを確認させて頂いた。
少ないスタッフで週に2回の多彩なリハビリを行うにはたくさんの器機を整備するとともに、リスク管理の工夫や、万が一事故が起こったときの保証体制とか、倫理委員会での許可とかいろいろと気を遣うことは多いということがよく分かった。

現在、ACL術後患者で行っている荷重立位周期的水平揺動刺激と筋電気刺激による筋力増強法の研究を高齢者に応用するには転倒防止システム開発の必要がある。
そのために元田先生が使用している懸架装置とハーネスは非常に参考になる。
実際に元田先生が使用しているものと同じハーネスを製作してもらって使用する準備を進めている。

今回は実際に使用している患者の方にもいろいろと感想を聞かせて頂いて、かなり詳しいことが分かった。

鈴木先生にはシミュレーションのことを相談させて頂いた。

同時に来られた名古屋大学の太田先生とは研究プランの情報交換を行い、大いに参考になった。

夜は懇親会で情報交換と親交を深め、有意義に過ごさせて頂いた。

毎年こちらの都合でご迷惑をおかけしているが、いずれ何かの形でお礼をすることができるように頑張るつもりだ。
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第5回高梁学園学術研究コンファレンス

2009-03-08 | 大学
昨日から延岡の九州保健福祉大学に来て下記発表を行った。
昨年は研究部門で発表し、今年は教育部門の発表である。

力学情報可視化による身体運動学教育
【概要】大学入学前に物理教育を受けていない学生が保健科学部入学者の過半数を占めるようになり、力学の基礎知識のない学生に運動学教育を分かりやすく行うことが求められている。目の前で行われている運動について、本来ならば見ることができない力の大きさや筋活動の様子をコンピューターのディスプレー上で見ることができると、難しい理論が分からなくても直感的に学習を進めることができるようになる。また、立体的に表示されることから3次元的に力学現象を考察するための補助となる。従来数値や数式あるいはグラフでしか提示できなかった力学情報をコンピューター技術により直感的に理解できる3D映像として表現し、物理の知識が乏しい学生にも理解しやすい教育法を開発した。

昨夜は懇親会があり、ちょっと焼酎を飲み過ぎてしまった。
朝は完全な二日酔い状態だが、既に昨日発表は済ませたので気楽である。

全ての発表が終了後、外部審査委員の審議を経て表彰式が行われた。
今回の発表はみごと総長賞を受賞した。
副賞は来年度の研究費30万円加算である。

賞金はともかく、こつこつやってきた教育における取り組みが評価されたのがうれしい。
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ORSのお土産2

2009-03-05 | 研究・講演
MotionAnalysis社のブースの隣にたまたま筋電計のNoraxon社のブースがあった。
本学にはMotionAnalysis社の3次元動作解析システムとNoraxon社の無線式動作筋電計システムが入っているのですごい偶然である。
Noraxon社のブースにも立ち寄り日本のユーザーだと自己紹介すると、詳しくいろいろなことを教えてくれた。
特に興味を引いたのは新しいTeleMyo DTS Telemetryと言うシステムで、これまでの無線式筋電計が電極からの信号をいったん腰にぶら下げたボックスにケーブルで集めて無線で飛ばしていたのに対して、電極毎に小さなProbeが着いていて、直接無線を飛ばすシステムになっていた。
正式名称はTeleMyo™ 2400T Direct Transmission System (DTS)と言うらしい。
日本でも同様のシステムを日本光電が開発しているが、それよりもさらにスマートなシステムに出来上がっていた。
これだとケーブルが邪魔にならず、快適に計測ができそうだ。

その他に、ファインワイヤーを使ってデータがうまく取れなくて困っていることなど相談したら、さすがに開発元だけに詳細にノウハウを教えてくれた。
日本の代理店はこのことについては全く知識を持っていなかったのだが、やはり直接メーカーに聞くのが一番だと痛感した。

さらに詳しい情報が欲しいと言ったら、これに全ての情報が詰まっていますと言ってUSBメモリをくれた。
ホテルに帰ってノートパソコンで開いてみると、貴重な情報がぎっしり詰まっていた(もちろん全て英語)。
中でも助かったのは、本学の保健福祉研究所に設置してあるzebris FDM-Tトレッドミルシステムのデモムービーが入っていたことで、これも今週末の研究発表会で使えそうだ。
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ORSのお土産1

2009-03-04 | 研究・講演
ORSに参加する直前、本学に3次元動作解析システム(MotionAnalysis社製MAC3Dシステム)を納品した業者の方から、アメリカの製造元が学会にブースを出しているので立ち寄るようにとのメールが届いた。

学会初日にそのブースに立ち寄った。
最新のシステムの説明を受けた後、貴重なデモデータの入ったDVDをもらった。
3次元動作解析システムのデータを様々な手法で応用するビデオが記録されているもので、学生の教育にも十分使えそうである。
ところが、問題はリージョンコードでアメリカのリージョンで記録されている。
Macであれば5回まではリージョンの変更が認められるが、それ以降は固定されるのでちょっと困ってしまった。
パソコンにデータを移し替えれば問題解決だが、どのようにしたらよいのか分からない。

帰国後、ネットを検索してMacでDVDの動画をリッピングできるフリーソフトを見つけた。
試行錯誤してやっているうちに、意外と簡単にDVDの動画をパソコン上に移し替えることに成功した。

そうなると何とか有効利用しようという欲が出てきて、今週末、九州の延岡で行われる研究報告会にこの動画を使ってみたいと思い始めた。

しかしそのためには動画を短くトリミングする必要があり、これもネットで検索するとフリーウェアが見つかった。

たまたま昨日3月なのに雪が降り、路面が凍結しそうなので今朝は電車で大学に向かったのだが、その通勤途上で動画のトリミングがうまく行えた。

これで、今週末のプレゼンは数段高度なものができそうに思う。
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