河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

2021年よ さようなら

2021-12-31 | 大学
学長就任となった2021年も今日で最後だ。

これまで副学長として大学運営に係わり、大方のことは理解していたつもりだったが、いざ学長になってみると責任の重さは副学長の比ではなかった。

特に、新型コロナが第4波、第5波と流行した時は怖かった。

学内に感染者が発生し、市民にも感染を拡大させるリスクがあったからである。

幸い大事には至らず落ち着いたが、もし何か起こっていたらと考えると今でも恐ろしい。

そんな中、高梁市長から新型コロナワクチンの集団接種を求められて、実施を即答した。

誰にも相談せず、学長権限で実施を決定した。

その後、一部の教職員からは反対意見も寄せられたが、丁寧に説明して納得してもらった。

結果的に8月、9月の週末に合計8回のワクチン接種を大学で行った。

ワクチン接種でも重大な副反応は発生せず幸いであった。

新型コロナの流行がおさまらない今、大学においては学長の判断がいつもにもまして重要である。

そんな中、東京大学の両角亜希子先生から「私立大学の新任学長セミナー」への参加の要請がありすぐに申し込んだ。

新任学長の育成、支援が目的のセミナーである。

このセミナーで提示して頂いた本をAmazonで取り寄せて、昨日から読み始めた。

この年末年始は私にとっては学び直しの期間となる。

権限を強化すれば学長が務まるわけではない。

やはり、決断には知識が必要だ。

新型コロナは過去に経験がなく、今現在の情報を常に取り入れて判断するしかないが、それ以外の学長業務は先行事例がかなりある。

アメリカの大学改革や、他の私立大学での成功事例などとにかくがむしゃらに学ぶしかないと考えている。

大変だった2021年よ さようなら。
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世界アンチドーピング機構(WADA)2022年禁止物質リストが元旦に発効

2021-12-30 | 大学
先日の2021年なでしこリーグ・WEリーグ合同メディカルスタッフ会議でも議題に上がっていたのだが、2021 年9 月にWADA 理事会が承認した「世界アンチドーピング機構(WADA)2022年禁止物質リスト」が2022 年1 月1 日に発効される。

この件について、日本サッカー協会からFIFAサーキュラーが送られてきた。

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主な変更点

主な変更点として2022 年1 月1 日から競技期間中の糖質コルチコイド(glucocorticoids)の注射可能な投与経路がすべて禁止となる。

他の投与経路(吸入および皮膚、鼻腔内、眼科および肛門周囲などの局所投与)は、製造業者が認可した用量および治療適応内で使用される場合、禁止されていない。

グルココルチコイドの注射製剤の投与を受けているアスリートは、投与時から競技期間のスタートまでのウォッシュアウト期間を遵守する必要がある。
糖質コルチコイドの使用に正当な医学的必要性がある場合、アスリートは治療使用特例(therapeutic use exemption;TUE)を申請することができる。

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糖質コルチコイドというのはステロイドのことであり、私も外来でしばしば使用する薬剤である。

スポーツ選手が明日試合があるから何とか痛みを止めて欲しいなどと言って外来を受診してくることがまれにあるが、これからは注意しなくてはならない。

特に気をつけなければならないのが、口内炎に対してアフタッチという口腔内に貼り付ける薬を処方することがあるのだが、この中にはステロイドが含まれているのでアウトである。
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レモンの収穫

2021-12-29 | Private
今年最後の仕事は庭に植えたレモンの収穫だった。

今年の収穫は2個だけであった。

今夜はレモンサワーを頂く予定。

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私立大学の新任学長セミナー

2021-12-28 | 大学
東京大学の両角亜希子先生からの呼びかけで、本日午後、「私立大学の新任学長セミナー」がZoom会議で行われた。
本学は昨日仕事納めだったので、学長室からではなく自宅の書斎からこのセミナーに参加した。

両角亜希子先生の冒頭の趣旨説明では以下の様な狙いがあるとのことだった。

本セミナーのねらい

学長リーダーシップへの強い期待→権限と責任の強化
しかし、学長になろうと思ってなった人はあまりいない
一部では学長就任は忌避される傾向も。。。
権限を強化すれば学長がリーダーシップが発揮できるほど、大学は簡単な組織ではない!
学長の育成、支援という視点が大事なのではないか
But たった半日の研修でできること、できないこと
インプット方式の研修機会は多い
学長同士が安心して悩みを語り合い、アドバイスをしあう場はまだまだ不足している
きっかけとしてのセミナー
「学ばなければ!」&ネットワーキングづくりのお手伝い


魅力的なアドバイザー学長

大西晴樹氏(東北学院大学学長):2019年就任
大森昭生氏(共愛学園前橋国際大学学長):2016年就任
合田隆史氏(尚絅学院大学学長):2014年就任
下村輝夫氏(福岡工業大学学長):2010年就任
髙橋裕子氏(津田塾大学学長):2016年就任
村田治氏(関西学院大学学長):2014年就任


半日のセミナーであったが、あっという間に時間が過ぎた。

新米学長としては教えて欲しくても周りに誰も相談する相手がいないという状況なので、このセミナーは有意義であった。
多くの学長が同じ問題に悩んでいると言うことも良く分かった。

参考文献もいくつか提示して頂いたので、早速Amazonで取り寄せて、この冬休みに勉強したいと思う。




今回の学長セミナーのもう一つの収穫は、「学長リーダーシップのあり方」という、最近私がもっとも悩んでいるテーマが、科研費の研究として成り立つという発見である。
両角亜希子先生のホームページによれば、「学長リーダーシップのあり方に関する総合的研究」が2021-04-01 – 2025-03-31の基盤研究(B)に採択されている。
このセミナーもこの研究の一環なのであろう。
科研費の審査区分は「小区分09050:高等教育学関連」である。

私も、今後は「学長リーダーシップのあり方」というテーマを研究の対象として取り組んだ方が良いのかもしれない。
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2021年なでしこリーグ・WEリーグ合同メディカルスタッフ会議

2021-12-26 | 大学
今年から吉備国際大学Charme岡山高梁のチームドクターになったことから、2021年なでしこリーグ・WEリーグ合同メディカルスタッフ会議に参加することになった。

本日18時開始のZoomによるオンライン会議であった。

参加者は各チームのチームドクターとトレーナーなどのスタッフである。


議題
1) 議事進行について
2) 2022ドーピング規約について
3) 傷害サーベイ(脳震盪含む)について
4) Covid-19情報の提供について
5) 会議の名称、次回開催時期について
6) その他


Zoom会議であったが、チームドクターをやっているような方は熱い方が多いので、議論が白熱した。

年末日曜日の夜の会議となったが、結構貴重な体験であった。

次回開催はシーズンが終わりドーピング規約が改定される来年の年末の予定となった。
この時期、全国から東京に集まるのは大変なので、来年もおそらくZoomによるオンライン会議になりそうだ。
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クリスマス会

2021-12-23 | 大学
今日は昼休みに留学生と日本人学生が交流するためのクリスマス会が学内のアジア村で行われた。

朝、学長室に入ろうとするとピンクのかぶり物がドアの前に置いてあり、どうもこれをかぶって参加せよとのことらしかった。

2限目は看護学科の講義で、骨折の講義をして年に一度のギプス実習も行い、女子学生の腕にピンクのカラーギプスを巻いた。

ギプスは巻いたらカットもしなくてはならないのでバタバタしていたが、その直後に仮装して会場へ向かった。

冒頭で挨拶して、ゲームにも参加し、クリスマス会は盛会の内に終了した。

その後すぐにゼミ生が待っていて、ゼミ、大学院の発表会と続きとても慌ただしい一日であった。


それにしても学長というのは何でもしなくてはならないのだなあとため息が出た。





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新型コロナワクチン接種証明書アプリやってみた

2021-12-20 | Private
ニュースで新型コロナワクチン接種証明書アプリが今日から利用できると知ったので、早速アプリをダウンロードした。

手順に従ってマイナンバーカードを読み込むと接種したワクチンの種類や接種日などが正しく表示された。

ものの数分でできた。

これで、これからの行動が緩和されるのであればすばらしい。

年が明けると3回目のワクチンを接種することになっているので、かなり安心である。
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ワクチン3回目接種の案内が届いた

2021-12-17 | 大学
昨夜、帰宅すると岡山市役所保健管理課から、『新型コロナワクチン3回目接種のご案内』が届いていた。

ついにワクチン3回目接種が動き始めた。
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オミクロン株で死者

2021-12-14 | 大学
オミクロン株の報告があって2週間以上経過したが、次第にその特徴が分かってきた。

感染力は明らかに強い。あっという間に世界中に蔓延している。

症状は軽症とのことだったが、初期は活発に活動する若い層が感染するため、高齢感染者の情報はあまりなかった。

ここに来て、英国のジョンソン首相が13日、新型コロナウイルスのオミクロン株による国内初の死者が確認されたと明らかにした。

やはり、重症化したり死者が出ることもあるのだと分かった。

日本では現在は小康状態が続いているが、来年以降はどうなるかは分からない。

油断はできない。


一方で、イスラエルの研究チームが13日、オミクロン型に対し、ワクチンの追加接種(ブースター接種)が高い防御効果を発揮する可能性があると発表している。

それ以前に米ファイザーは今月上旬、同社製のワクチンの3回目接種がオミクロン型に対しても高い予防効果をもつとの初期調査の結果を発表している。
しかし、これはポジショントークの可能性もあり、そのまま信用はできない。

イスラエルの研究者らは米ファイザーと独ビオンテックが共同開発したワクチンの2回目接種から5~6カ月経過した20人の血液と、3回目接種から1カ月経過した同数の血液を分析した。
2回目接種ではオミクロン型を無力化する能力がほとんどなかったのに対し、3回目接種では大幅に高まる結果となったとのことである。


高梁市からは、先日、本学におけるワクチンの3回目集団接種の実施を打診された。

本学の学生を守る意味からも協力すべきだろうと思う。
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第51回中国四国リハ医学研究会

2021-12-12 | 研究・講演
第51回中国四国リハビリテーション医学研究会および第46回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会はWEBでの開催となり、本日Zoomで理事会(中国四国リハ医学研究会)および幹事会(日本リハ医学会中国・四国地方会)・総会が行われた。

私は自宅から参加した。

出張せずに参加できるのは便利ではあるが、さすがに2年も続くと以前の学会が懐かしくなる。

来年は対面に戻って欲しい。
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2年ぶりの電車通勤

2021-12-09 | 大学
昨夜は会食があったので車を大学に停車して、今日は実に2年ぶりに電車に乗って高梁に来た。

我が家は最寄り駅に徒歩3分という便利な場所なのだが、新型コロナが発生してからは電車を避けて車で通勤していた。

久しぶりに電車に乗ってみると、さすが日本人と感心した。

当然のごとく誰もがマスクはしているし、適度に間隔を空けてソーシャルディスタンスを保っている。

朝早いと言うこともあるが誰もしゃべらない。

久しぶりに伯備線に乗って高梁川に沿って北上するのを楽しんだが、高梁川はきれいで心が和んだ。

今だけかもしれないが、だんだん以前の日常を取り戻しつつあるように感じて嬉しくなった。

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