河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

大学基準協会の認証評価

2008-08-31 | 保健福祉研究所
2002年の学校教育法改正に伴い、2004年度以降わが国の大学は、文部科学大臣の認証を受けた評価機関による評価を7年以内の周期で受けることが義務づけられた(認証評価制度)ということは2月3日の記事に書いた。
本学では財団法人大学基準協会の加盟判定審査ならびに認証評価の結果、「本協会の大学基準に適合している」と認定された。2005 (平成17)年4月1日付で正会員への加盟・登録が承認され、2010(平成22)年3月31日までの期間が認定された。
今年に入って2回目の審査を受けるための準備が本格化し、先日も大学の各責任者が集まり、報告書編集のための打ち合わせが行われた。
来年審査を受けるための準備であるが、法律による規定なので、きちんとした報告をしないと大変なことになる。
私も、これまでの経緯から保健福祉研究所に関わる報告を書かなくてはいけないとのことでその会議に参加した。

こういった作業は上からの命令だから仕方なくやるというのでは良いものは書けない。
そこで、この機会を我々が行っている活動のアピールの場だと捉えて、積極的に関わってみようと思う。
とりあえず、取りかかりとして保健福祉研究所の位置づけについて簡単にまとめてみた。



保健福祉研究所と大学、大学院との関係

保健福祉研究所は21世紀の長寿社会における保健と福祉の課題に対して、自然科学から社会科学に至るまでの幅広い分野の総合的・学際的研究を目的として平成11年4月に設立された。その業務は以下の通りである。
1.保健福祉分野についての幅広い総合的・学際的研究。
2.保健福祉分野の基礎および臨床の研究。
3.福祉機器の開発。
4.児童・家庭の援助に関する研究
5.看護・介護・リハビリテーション及び、社会的援助等の研究。
6.高齢者の自立と、社会参加を支援する為の啓発活動。

現在、研究員は全学から34人参加している。大学院保健科学研究科の教員は全員参加しているほか、新しく「準研究員」の制度が定められた。準研究員は、本学大学院保健科学研究科に在学する学生のほか、教育・研究上有益かつ適当であると所長が承認した者で、研究員の指導のもとに、活動を行う。

34人の研究員のうち18人(18人全員が保健科学研究科の教員)が文部科学省が実施している私立大学学術研究高度化推進事業の一つであるオープン・リサーチ・センター整備事業に平成19年度採択され現在研究を行っている。
研究プロジェクト名は健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究。

リハビリテーション先端科学研究プロジェクトの運営は、「保健福祉研究所運営委員会」と大学院保健科学研究科の「研究科委員会」とが協力して、研究活動の円滑な運営と2つのプロジェクトの連携を図る。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉備リハで計測

2008-08-28 | 研究・講演
午後からゼミ生、指導している院生につきあってもらって吉備高原医療リハセンターへ赴き、脊髄損傷の患者さんの下肢筋電図を計測させていただいた。
牽引装置で立位を保ち、揺動負荷をかけて筋活動が見られるかどうかを検査した。
今回で9人目であり、これを持っていったんこの研究は終了とするつもりだ。

今日は天候が悪く、本来なら機材を全て持ち帰るはずだったのだが、雨に濡れるのでまた後日撤去作業をすることにした。

大学に附属病院があれば臨床研究はたやすいのだが、ちょっと計測をしたいと思っても機材を移動し、患者さんに迷惑をかけ、多大な時間を費やしてやって行かざるを得ない。

かといってフルタイムで病院勤務をしていると、今度は研究する時間すら満足に取ることができないというジレンマがある。

なにもかも整った環境というのはどだい無理なのだろうと思う。
こうして少しずつでもやりたい研究ができるのだから幸せだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第30回臨床歩行分析研究会定例会抄録

2008-08-27 | 研究・講演
11月頭に行われる第30回臨床歩行分析研究会定例会に発表申込をしていたのだが、採否の連絡がなくて、採用の場合は8月末までに2ページの抄録を完成させて送ることになっているのでやきもきしていた。
さらに追い打ちをかけるように採択された場合、発表の期日が通信制大学院のスクーリングと完全に重なってしまうことが判明した。
発表を午前中にしてもらえば、飛行機で午後すぐに引き返してスクーリングの講義も何とかできそうだ。
会場は札幌近郊だが岡山から飛行機が飛んでいるのでそれほど時間はかからない。
困った状況を定例会事務局にメールでお伝えして、調整をお願いしたところ、快く調整に応じてくださるとの連絡が返ってきた。

ほっとする半面、月末までに2ページの抄録を完成させて送らなければならない。

今日は昨日に引き続きばりばりと仕事をこなしたので、12項目あった案件のうちこの抄録以外は何とか片付いた。

明日は午後から吉備高原医療リハビリテーションセンターへ行き、共同研究の最後の締めくくりを行う予定だ。

抄録は金曜日に仕上げようと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

To Do List

2008-08-26 | 大学
朝一番車を運転しながら今日仕上げなければならないことをあれこれ考えながら研究室にやってきた。
取りこぼしがあってはいけないのでコピー用紙にTo Do Listを書き上げて、終わったら消していくことにした。
出校後、メールなどで入ってきた案件もあるので全部で12項目の仕事があった。

予期せぬ面談やいろいろな用事で研究室に訪ねてくる人も多いので、夕方まで脇目もふらずに仕事をしてやっと消去できたのが4項目であった。

12の案件は、例えばすぐに返送してくださいという依頼原稿の校正であったり、9月に入ったら行わなくてはならない研究のための事前に絶対済まさなくてはならない契約の案件であったり、どれも急ぐものばかりだ。

今日も仕事を自宅に持ち帰って仕上げていくしかないが、はっきり言ってキャパシティーを超えている。
これだけ雑事をこなしてクリエイティブな研究などできるはずがない。
まともな論文など書けるはずがない。

明日になればきっとまた新たな仕事が入ってくるはずだ。

いったいどうしたらよいのだろう。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リハ学会編集委員会

2008-08-22 | 研究・講演
本日は編集委員会のため日帰りで東京へ出張だった。
ひたすら疲れた。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

つかの間の夏休み

2008-08-17 | 大学
父の法事もあったので3日ほど帰省していた。
ここのところ帰省は何かしら不幸事とリンクしており、休養と言うよりは精神的に落ち込むことの方が多い。
私の年代になってくると田舎に帰ると親戚の誰かが亡くなったり病気やけがをしている。
さらに、気の重いことに私の田舎ではふつうならとっくに隠居しているはずの年齢の母や叔父が、先祖代々のお墓や農地を手入れしてくれているので、近い将来の破綻を予想すると本当に暗くなってしまう。
週末は田舎に帰って手伝いでもしようかとも思うが、忙しいのとやったことがないことには手が出せないのとで、頭の中であれこれ悩むだけである。
最近の国際情勢からすると、いつか食糧問題は重大な問題になりかねないので、ドイツの国民のように平日は街で働き、週末は郊外で家庭菜園というのが体のためにも良いのかもしれないが、当面現実問題としてそんな生活はできそうにない。

のんびりテレビを見ているとオリンピックでは若い選手達が活躍している。まぶしいほどだ。
岡山にある天満屋の中村友梨香は2時間30分19秒で13位であった。
例年優勝が期待されている女子マラソンなのであまり注目されないようだが、世界で13位というのは立派な成績だと思う。
よくやった。お疲れ様。

いろいろ思い悩むことはあるけれども、今の私は目の前の仕事を片付けななければならないので、明日からは心機一転、頑張ろうと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

自宅にて

2008-08-13 | 大学
大学が今週は休みなので、自宅で仕事をしている。
いろいろメールを処理しているとすぐに返事がある人もかなりあり、今日も休みではなく働いているのだなということが分かる。

今年は大学院生をたくさん抱えており、彼らの研究がスムーズに進められるようにするのは私の仕事である。
もちろん自分の研究もやらなくてはならない。
昨今はただ研究をすればよいと言うわけにはいかない。
倫理規定や研究費執行上の複雑な処理など、付随するややこしい事柄がものすごく増えた。
昔アメリカ留学中感じたことが、現在日本でそのままあてはまる。
かつては日本は研究がスムーズにできてアメリカよりずっと自由だと思っていたが、あっという間に日本もがちがちのルールに縛られるようになってしまった。

補助金をもらっている研究所の運営も軌道に乗せなくてはならないし、まだまだ果てしなく雑用が続く。

明日は昨年亡くなった父の法事が愛媛であるので帰る予定だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

研究準備

2008-08-08 | 研究・講演
今日は岡山済生会病院へ行き、秋以降行う科研費での研究の打ち合わせを行った。

研究を行うというのは最近は本当に大変な作業になりつつある。
特に人を対象とするときは個人情報の保護とか倫理委員会にかけるとか、昔ならどうでも良かった事柄がとんでもなく重い足かせとなって絡んでくる。

愚痴を言ってもどうしようもなく、淡々とやるべきことをやるしかない。

いろいろ心配なことはあるが、実現に向けて進みつつあるので喜ぶべきだろうと思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ORS演題応募

2008-08-07 | 研究・講演
昨夜から集中して英文を書き、やっと来年のORSに演題を応募した。
今回は1演題に絞り込み全てを賭けることにした。
来年はラスベガスが会場となる。
演題応募もリスクをとらなくてはおもしろくない。

今年の演題応募は昨年とはかなり趣が違っていた。
昨年はテキストの本文と図を別々にアップしたが、今回はきちんとした1ページのレイアウトをそのままアップする仕組みであった。
昔は今年と同じでプリントしたものを郵送するシステムであった。
毎年毎年様式が変化するので大変である。

来年のラスベガスを楽しみにしてこれから半年を乗りきるつもりだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

吉理会

2008-08-06 | 大学
本日は吉備国際大学保健科学部理学療法学科の懇親会であった。
田舎であるが故に本学はまとまりが良く、教員と学生との関係も非常に良好である。
この雰囲気が保てる間は本学は大丈夫と思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

オープンキャンパス

2008-08-02 | 大学
今年3回目のオープンキャンパスが行われた。
9月にもう1回行われるがおそらくは本日が年間を通じて一番来校者の多いオープンキャンパスである。

しかし、残念なことに今年は例年よりずいぶん来校者は少なくなってしまった。

受け入れの企画は担当者がものすごい熱の入れようで、練りに練った企画を打ち出したのだが、残念である。

教育研究環境としては本学は全国でもトップクラスであることは間違いないので、9月のオープンキャンパスにはもっと多くの学生に来てみて欲しい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クマゼミ

2008-08-01 | Private
森谷先生の講演に触発されて朝気が向けば散歩をしている。
いきなりランニングというのは私には無理だ。
いくら健康にいいと言っても忙しくて呑気に運動なんかしていられないと思っていたが、歩くのも仕事のうちと思うと結構時間は作れるものである。

散歩をしていて驚いたのは蝉の鳴き声である。
今年は特にクマゼミがすごいことになっている。

5~6年前にも一時期歩いていたことがあるが、その頃は蝉は捕まえようと思ってもなかなか捕まらなかった。
ところが今年は手をのばせばすぐに捕まえられそうである。
そこら中の木にクマゼミがうじゃうじゃとまって鳴いている。
鳴き声は木がたくさん茂る公園などでは轟音のように聞こえる。

新聞報道によれば地球温暖化の影響でアブラゼミが減って南方系のクマゼミがどんどん増えているのだそうだ。

石油の高騰とそれによる食料品の値上げ、地球温暖化・・・
生活習慣病で人の体が蝕まれているだけでなく、地球の動脈もぼろぼろになってきているような気がする。

10年後はいったいどんな世界になっているのだろうかと心配だ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする