河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

岡山県学校保健会支部総会・研修会  (赤磐市立軽部小学校)

2006-06-16 | 研究・講演
養護教諭の先生方を対象に下記の講演を行った。
学校における救急法 -新しい創傷処置-
従来行われてきた創傷処置法としての消毒してガーゼを当てるという手法の誤りを指摘するとともに、新しい閉鎖療法(湿潤療法)の理論について実際の症例を呈示しながら解説した。その後、実際の処置法のデモを行い養護教諭の方々とディスカッションを行った。
予想はしていたが、学校現場には予算の縛りと父兄や学校医の認識不足から、養護教諭が良いと知っていても閉鎖療法を行うには様々な障害があることがよく分かった。
貴重な体験であった。
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第52回岡大整形外科開講記念会

2006-06-10 | 研究・講演
新教授になって2回目の開講記念会が行われた。
最初に今年学位を取得した若い先生方の研究発表が行われた後、教室の最近の状況の説明があった。
新教授になってからは論文の数などグラフにして各スタッフごとにはりだされる仕組みになっており、どのメンバーも成果を厳しく求められることになったのだそうだ。
大学にあっては発表論文や外部資金の獲得状況などが問われ、関連病院においても研修医が指導医を評価するシステムを導入したのだとか。
どこに行っても成果主義は浸透してきたようで、のんびりやっていける職場などどこにもなくなってしまったようだ。
それでもアメリカの厳しいシステムと比べるとまだまだ手ぬるい感じはするが。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

リハ学会編集委員会

2006-06-09 | 研究・講演
本年度2回目の編集委員会が東京で行われた。
毎回、東京まで出てくるのは大変だし、論文の事前の査読も大変であるが良いこともあることに気づいた。
時々東京の空気を吸うのはそれだけで頭の活性化につながる。
査読は大変だが、教えることと同じで自分の勉強にもなる。
他の優秀な委員の先生方の姿を見て、大いに刺激される。
等々である。
何事も悪いことばかりではない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第43回日本リハビリテーション医学会学術集会

2006-06-04 | 研究・講演
6月1日から3日まで東京でリハ学会が行われた。
今回は慈恵医大の宮野教授が会長で東京プリンスホテルパークタワーの地下2階フロアを借り切って行われた。
近くには東京タワーや芝公園もあり東京にしては美しい場所だった。
会場も豪華であったが今回は内容も充実しており、普段なら機器展示場や休憩室で油を売ることも多いのに、会場内をあっちからこっちへと忙しく走り回ることになった。聞き逃したくないセミナーやパネルディスカッションなどが目白押しだったからである。
今年は4月に20年ぶりといわれる保険診療制度の改定が行われ、これについてのパネルディスカッションには立ち見が出るほど皆熱心に参加していた。
リハはいままさに医療の中心に位置づけられようとしているような感じがした。
今回は基礎2のパートの座長と運動療法のセッションで発表が下記の1題のみ。
「立ち上がり動作の下肢筋張力コンピューターシミュレーション解析」
会場で、昨年のランチョンセミナーの講演を聴いたというある企業の研究開発者の方から声をかけられた。
はかりを作っているとのことなので、入浴エクササイズの時の出力を計測するはかりを作ってくれないかとこちらからお願いをさせていただいた。
また、今年のランチョンセミナーでも久留米医大の志波教授が、私の入浴エクササイズを紹介してくださった。
いろいろな交流もあり、充実した学会であった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする