河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

トラブルその後

2007-10-31 | 研究・講演
サイベックスのトラブルはパソコンを修理に持ち帰ってもらい、現状では代替機で問題なく稼動中。解決。

3次元動作解析システムで筋電やビデオたくさんのマーカーをつけて計測を行うとパソコンが固まってしまう問題は、昨日データ記録方法の詳細を記述したプロジェクトファイルが問題とわかり解決。

新しい高速カメラがパソコンにつながらない問題は新規に対応するパソコンを購入。
ソフトの設定をしてもらえば動くはず。解決。

動作筋電計がレシーバーにUSB接続できない問題は、本日、別のパソコンでも同じ症状が再現し、結局レシーバー本体の問題だという結論になった。
現状ではこのレシーバーは旧機種で在庫がないので、アメリカに送って修理してもらうしかないとのこと。
今持って行かれると困るので、この問題はペンディング。

自作したVISTAマシンの音が鳴らない問題は、未だサウンドボードを購入していないのでペンディング。


しかし、ここ数ヶ月は本当にパソコンのトラブルに泣かされた。
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パソコントラブル

2007-10-26 | 研究・講演
研究機器のトラブルは今に至るまで尾を引いている。
パソコンを新規に発注したり、ドライバーソフトを更新したり、それぞれ対策を行ってきたがまだ完全には調整し切れていない。
来週、それぞれの販売会社から担当者が大学に来て、最終的な調整を行ってくれることになった。
はっと気がつくともうすぐ年末である。
果たして今年中にデータは取れるのか。

予算が確保できて高価な研究機器が導入できても、それらが完全に機能するまでは気が抜けないし、研究データも満足には取ることができない。これは致し方ないことか。
やはり買って設置すれば何の問題もないテレビのような家電製品のようには行かない。

実は、私はWindowsは好きではないのだが、研究には欠かせないものなので密かにVistaマシンを自作している。
ところがいざ組んでマザーボードのドライバーソフトをインストールしようとしてもなぜかできない。
結局、オンボードのサウンドを生かすことができず音の鳴らないVistaマシンになってしまった。
これでも使えないことはないが音が出ないのでは何かと不都合があるので、最近気を取り直して再度、見直しをはじめた。
まず、基本に立ち返りOSを再インストールした。
しかし、全く変化はない。
そこで、面倒だがマザーボードのサポートに電話した。
ドライバー用DVDが壊れているかもしれないとのことで新しいソフトを郵送してくれた。
これもサウンド関係のドライバーソフトはインストールできない。
再度、サポートに電話した。
すると、マザーボードの故障の可能性があるという。
どうすればよいのかと聞いたら下記のようなメールを送ってきた。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
デバイスが認識されていない場合M/Bの不具合の可能性が有りますので
修理依頼をなさる場合には、ご購入頂きました販売店様にお持込いただくか
弊社にて修理依頼案内をさせて頂きます。

なお、弊社にて修理依頼される場合にはシリアルナンバーと、ご購入頂きました
レシート、領収書のコピーが必要になりますので予めご了承ください。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

さらに、驚くべき事に、修理を依頼する場合にはマザーボードのみ送れとのことだ。
その意味するところは、苦労して組み立てたパソコンをもう一度完全に分解せよと言うことだ。
まさに絶句...

自作などするのではなかった。
このまま、サウンド無しで使うか、それとも新規にサウンドボードを購入して試してみるか悩んでいる。

今年はとことんパソコンに悩まされる年である。
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リハ学会編集委員会

2007-10-19 | 研究・講演
本日は編集委員会で東京へ。
最近になってやっと全体像が見渡せるようになってきた。
編集委員会の仕事は本当に大変である。
厳しく査読すれば投稿が減るし、審査を緩くすれば学会誌としてふさわしくない論文も掲載されることになる。
また、最近は日本語の論文よりも英文の論文が評価されるため、大学などの在籍者は日本語の学会誌にはなかなか投稿してくれない。
一定品質の有益な論文を掲載していくというのは実は至難の業なのだと言うことが分かってきた。
それにしても担当論文の査読だけでも大変なのに、編集委員長の生駒先生(北大教授)は全ての投稿論文に目を通すのだから大変な負担だろうと思う。

今回、ついでに秋葉原に寄ってきた。
昔とは大きく変わっており、特に電気街とは反対の方にできたヨドバシカメラの規模の大きさに圧倒された。
東京はやはり偉大だ。
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ファインワイヤー針筋電図

2007-10-17 | 研究・講演
今年は研究費がたくさん当たったので、贅沢にファインワイヤー針をたくさん買い込み、動作筋電図を取りまくる予定である。
今週になって、ほぼその準備が整った。
ものを買うのはそんなに難しくないが、業者と十分打ち合わせをしたのに、納品されたものは注文品とは別物であった。
これは業者のミスで、すぐに差し替えになったが、特注品なのでさらに時間がかかった。
納品されたファインワイヤー針は2本ずつ外筒用の注射針に挿入して、先端を折り返す。
これを滅菌用のメディックロールに入れて病院でオートクレーブにかけて準備が完了である。
さらに、針を刺入するので倫理的な手続きがたくさんある。
倫理委員会にかけるのはもちろんのこと、謝金を払うのに大学と雇用契約を結び、大学の規則に則って金銭の支払いが行われることになる。
頭が痛くなるような過程を全てクリアしてやっと準備が完了である。
昨日、やっとの事でパイロットスタディーを行ったが、微妙な筋電図を計測するので、ノイズ対策とかいろいろとやっかいなことが必要になってくる。
季節の変わり目で、風邪気味でもあり、なかなか体が思うように動いてくれない。
それでも時間は矢のごとく過ぎていくので決められた研究を遂行するには急がなくてはならない。

毎日毎日降りかかってくる雑用をこなしながら、研究時間の捻出に苦労している。
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第15回岡山関節外科研究会

2007-10-06 | 研究・講演
夕方より岡山関節外科研究会に参加してきた。
岡山県下の主要な病院から、新しい手術法の成績などが報告された。
最近の関節外科の進歩はめざましい。
10年前の常識は通用しなくなっている。

肩腱板断裂が鏡視下に縫合できる。

人工股関節でmetal to metalが実現し、この春から日本でも認可された。

片側人工膝関節置換術:単顆置換型人工膝関節(UKA)がかなり有望な手術になって来ている

人工関節手術ではMIS:Minimum Invasive Surgeryが注目されている。

どれもこれもここ数年の間に起こった新しいトレンドだ。

最後の特別講演は以下のものであった。

『人工関節置換術での新しい試みにおける諸問題 ー
MIS, Navigation など』
神戸大学大学院医学系研究科外科系講座 整形外科学分野 整形外科学部門
教授 黒坂昌弘 先生

黒坂先生は現在のMIS, Navigation などには少し否定的なご意見のようであったが、将来性については十分可能性を感じることができる講演であった。
将来の手術はロボットのアームが入るだけの切開で行われるようになるかもしれない。
技術革新は日進月歩であるから、十分可能性はあると思う。
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うれしかった出来事

2007-10-05 | 研究・講演
ここのところ研究機器の不調やいろいろな雑用ですっかり参っていたのだが、よいことも起こる。

今日のメールなどもそれだ。

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河村 先生

先生、たった今、以下のメールが届きました。
先生のお陰で最初で最後になるかもしれない論文掲載ができました。非常に嬉しく、発行が楽しみです。
ご迷惑ばかりお掛けしましてすみませんでした。
ありがとうございました。


天野徹哉先生

お世話になっております。
ご返答を早速担当の編集委員に送付いたしました所、
お送りいただいた論文で掲載、査読は終了とのことになりましたので、
ご連絡いたします。

18-3号は11月末ごろ発行の予定です。
よろしくお願い致します。

日本運動器リハビリテーション学会事務局
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誰だって初めての論文掲載はうれしいものだ。
天野にしてはよく頑張った。
褒めてあげよう。
(添削するのは辛かったけど・・・)
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ヘルスアップ講演

2007-10-03 | 研究・講演
本日は昼から講演があった。
講演終了後大学にとんぼ返りして授業。
疲れた。

国保ヘルスアップ事業 岡山スポーツ会館(OSK)主催 有漢保健センター
健康づくりのための運動 ~生活習慣病の予防と対策~ 
河村顕治

しかし、この講演料は安い。


倒産経験を持つ板倉雄一郎氏のホームページを見て愕然とした。
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現在のセミナー活動を始めてから、どういうわけか、「お呼ばれ」が激減しました。
きっと、
「一人から20万も30万も取るのだから、講演料は莫大な価格だろう」
などと講演主催者の方々が思われているのが「お呼ばれ」が激減した原因だと予測しますが、僕の講演報酬は、2時間以内で555,555円(交通費など別途)です。
決して「安い」とは思いませんが、その内容(=価値)に対して「激高」だとは思いません。
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1回の講演で555,555円(交通費など別途)である。
やはり私の講演は内容がないのだろうと反省させられる。
いつか、これくらいの講演料がもらえるくらいの内容のある講演がしたい。
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