河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

ラ・エスペランサの引き渡し式・神事

2014-02-28 | 大学
ラ・エスペランサというのは順正学園が新しく作ったクリニックとデイケアおよび高齢者向け賃貸マンションからなる複合ビルである。

今日、その引き渡し式・神事が行われることになり、私も関係者として出席した。

午前中には学部と大学院の卒業生の成績判定会議があり、ばたばたと会議をこなし、慌てて出かけた。

まず、施設見学を行ったのだが、図面を見て想像していた間取りよりも倍とは言わないが1.5倍くらい広く感じるなかなか高級なビルであった。

こういう便利な立地で広い間取りなら私も住んでみたいと思わせるような魅力があった。

とはいえ、私はここで住むのではなく、整形外科医として非常勤で働くことを期待されており、他にもたくさん仕事を抱えてちょっと不安である。
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2014ISEKに演題登録

2014-02-28 | 研究・講演
補助金調書作成などの公務をこなしながら、一方ではコツコツとやらなければならない研究も続けている。

採択された科研費の申請書を読み返すと、2年目にはInternational Society of Electrophysiology and Kinesiology(ISEK)などの国際学会で研究発表を行うと書いてある。
自分で書いておきながら忙しい毎日で忘れていた。
ホームページを見てみると
Deadline for abstract submission extended to Feb. 28th 2014!
と言うことで演題登録が今日まで延長されていることが判明した。

不採択なら仕方がないが、とりあえずは演題を申し込むことにした。
1日で英文抄録を書き上げ、時間がないのでnative checkは受けずにいきなり登録を行った。

こんな付け焼き刃で通用するのかどうか分からないが、時間がないので仕方がない。
あの難しいORSでも採択されたのだから何とかなるのではないかと言う気持ちがある。

それでも、短い時間でも集中すると達成感がある。
大学で研究を行うというのはこうした充実感があるから魅力があるのである。

校務で忙殺されてこうした研究活動ができなくなったら本末転倒である。
頑張ろう。

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忙中閑あり?

2014-02-26 | 大学
年度末の忙しい会議の合間に、今年度から始まった補助事業のまとめと来年度に向けての予算申請作業を行っているため、毎日強いストレスにさらされている。
一時は控えていたアルコールの量も少し増加傾向で体にも良くない生活を送っている。

そうした中でも来月に迫った国際学会の発表準備はしなくてはならないし、これまでずっと先延ばしにしてきた英語論文も完成させなくてはならない。
科研費の執行もそろそろ終わらせないと担当事務の方に怒られる。

それで、これまで書いてきた英語論文をnative checkに出すことになった。
締切があると何とかなるもので、朝5時に自然と目覚めてcheckに出す原稿を完成させることができた。

今回は安くて丁寧な仕事をしてくれるという噂の北海道にある会社にお願いすることにした。
事前に電話で確認したところ、メールでワード原稿を送るとそれがnativeの方に転送され、翌日には見積もりが返ってくるらしい。
英文チェックをしているのは日中他の仕事に就いている方だそうで、夜に作業をするらしい。

今からメールを送ると見積もりが届くのは27日の午前中あたりだろうと思う。
それを科研費で執行すれば今年の予算執行はおしまいである。
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第10回順正学園学術交流コンファレンス

2014-02-23 | 大学
理事長の呼びかけで当時中核センターのメンバーだった我々が始めた高梁学園学術コンファレンスは、名前を変えて引き継がれて、今回第10回順正学園学術交流コンファレンスが行われた。
審査委員長は第1回からずっと和田昭允先生が務められている。

昨日は教育部門の発表で、本日が研究部門の発表であった。
どの発表も非常に興味深いものであった。


私は例年、この時期がストレスのピークで、不用意にアルコールが入るとため込んだ気持ちが炸裂してしまう。

昨年に引き続き、今年もそれが出てしまった。
大失態である。

しばらく目立たないようにおとなしく過ごしたいが、補助金の件で文科省と緊急にやりとりする必要のある課題が数件あり、そうもしておられない。
ストレスの原因も大部分はそのことなのだが。

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科研費支払請求書

2014-02-20 | 大学
科研費担当の事務の方から、下記の文面が送られてきた。
科研費で2月に事務作業をした経験がなく、いったい何をして良いのやら途方に暮れている。
(様式F-2)とか(様式Z-2)とか聞いたことがない。

何事も初めてだと戸惑うことが多い。

-------------------------------------------------------------------------
 科学研究費助成事業(基金分、一部基金分)継続課題に係る支払請求書の提出については、
「研究者使用ルール(交付条件)」において「日本学術振興会が別途指示する期日」までに行う
こととしているところです。この度、平成26年度に必要となる助成金の請求に係る「支払請求
書」の提出期日を平成26年2月28日(金)としますので、別紙1「科研費(基金分)継続課
題に係る支払請求書(様式F-2)の提出について」及び別紙2「科研費(一部基金分)継続課
題に係る支払請求書(様式Z-2)の提出について」を確認の上、関係者への周知及び必要な手
続きを行っていただきますようお願いいたします。
 なお、今回の平成26年度支払請求より、科研費(一部基金分)についても、科研費電子申請
システムにより支払請求書を作成していただきます。
-------------------------------------------------------------------------

手順に沿って手続を進めると、あっけなく作業は終了した。

結局、例年5月頃に行っていた科研費交付申請書の提出に先立って、翌年分の申請見込額を2月の時点で支払請求書として出しておくと言うことのようである。

通常の科研費は、これで交付申請書の作業が免除されるらしいのだが、私のもらっている基盤研究Bは科研費(一部基金分)となり、5月に交付申請書の提出も必要となるらしい。

新しい仕組みはややこしいが、慣れると研究者に都合の良いシステムのようであった。
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大学院入試

2014-02-17 | 保健科学研究科
昨日は高松で講演をした後、すぐに高梁に引き返し大学院入試を行った。

今回は通学制では修士の受験者はおらず、博士課程に4名の受験者がいた。
通信制は理学療法学専攻が1名、作業療法学専攻が3名であった。

最近は正規の職に就きながら大学院に通ってくることができる理学療法士・作業療法士が減っていることと、最近新設された理学療法士・作業療法士養成校が次々に大学院修士課程を開設していることとがあいまって通学制修士課程の志願者は減少傾向である。
博士課程は大学の現役教員を中心に、相変わらずニーズは維持されている。
大学教員をしていくのに博士の学位はどうしても必要だからだ。
博士課程は修了に必要な講義科目が少ないので、遠方からでも通ってこられるため、ここ数年は常に定員を上回っている。

理学療法や作業療法という分野は比較的新しい分野なので、大学院教育を行うことには一定の意義があると考えている。
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第19回香川県理学療法士学会の特別講演

2014-02-16 | 研究・講演
以下の内容で特別講演をさせて頂いた。



健康寿命を延伸する Closed Kinetic Chain エクササイズ

 わが国では超高齢社会を迎え、後期高齢者の今後の増加を考えると介護予防事業がより重要となる。特に加齢性筋肉減弱症(サルコペニア)は高齢者の転倒・寝たきりの原因として、その予防は喫緊の課題である。サルコペニアでは筋衛星細胞数減少による修復・再生能低下により筋量が減少するだけでなく、α運動神経が減少して他の運動単位の発芽(sprouting)により支配比が増加(Roos et al, 1997)することで運動単位が減少し、typeII 線維の選択的脱神経と周囲のtypeI線維からの再支配などが見られる。さらに神経筋接合不全、毛細血管血流不全などが起こるとされている。すなわちサルコペニアの改善には筋組織だけでなく神経細胞やそれらを栄養する血管細胞も含めた神経筋単位のトータルな再生が必要である。
 私はアメリカ留学時、整形外科に設けられたバイオメカニクス研究室に所属し、当時はまだあまり知られていなかったClosed Kinetic Chain のコンセプトに感銘を受け、スポーツや加齢で障害を受けやすい膝関節のバイオメカニクス研究に取り組んできた。1955年に Steindler が記述した Closed Kinetic Chain ( CKC ) のコンセプトは、1980年代後半から前十字靱帯再建術後のリハビリテーションとして注目を集めることになった。その理由として、CKCエクササイズは再建靭帯にかかる負荷がOpen Kinetic Chain (OKC)エクササイズよりも小さいという研究結果が注目されたことが挙げられる。変形性膝関節症においては従来 OKC での大腿四頭筋訓練や膝伸展位下肢挙上(SLR)訓練が推奨されてきた。しかし整形外科でしばしば処方されるこれらのOKC運動は、関節面にいびつな圧分布を生じることと異常な運動パターンを形成させる点で問題を残した方法である。そこでCKC によるホームエクササイズとしてお風呂好きの日本人のライフスタイルを利用してバスタブでレッグプレスを行う入浴エクササイズ ( NY Ex. ) を考案し、その有効性を検討してきた。CKCでは膝関節における剪断力が減少する一方で圧迫力が高まるが、高齢者ではCKCでのレッグプレス出力が著明に低下しており危険なストレスが発生することはない。むしろ、最近の基礎研究からは適度な歩行やリズミカルなレッグプレス運動は軟骨代謝を刺激する効果があると考えられる。
 最近になって、冒頭に述べたような観点から筋肉の力学的作用に着目するだけでは真の健康寿命の延長はできないのではないかという疑問を感じるようになり、CKC運動の特性を解明するためのバイオメカニクス研究に加えて、細胞・分子レベルでの基礎研究も行うようになってきた。中でもリハビリテーションの分野では古くから物理療法として用いられてきた電気刺激に可能性を感じるようになってきている。
 サルコペニアには運動療法が有効であるが、施設利用高齢者のように身体機能の低下した高齢者においては必ずしも高負荷の筋力増強トレーニングが行えない場合もある。低負荷で安全に運動を行う試みとして筋電気刺激と周期的水平揺動刺激を組み合わせることによる新しい筋力増強方法を開発した。
今回の講演ではこうした新しい取り組みについて、細胞・分子レベルでの基礎研究についても触れながら考察してみたい。

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実習指導者会議

2014-02-15 | 大学
岡山駅前のホテルで実習指導者会議が行われるため、愛媛の実家から岡山に引き返した。
幸い雪は雨となり、高速道路は全く問題なかった。

吉備国際大学の卒業生もたくさん参加していたが、ほとんど会話することもできず、会議終了後すぐに高松に向かった。
明日の朝一番で香川県理学療法士学会で講演をするためである。

通常とは逆のパターンで、実行委員の方がたが前日に懇親会を企画してくれたのである。

私は明日は講演後、すぐに高梁に引き返し、大学院の入試を担当しなくてはならない。

忙しいが、講演に呼ばれるのは楽しみで苦にならない。

明日は久しぶりの講演を楽しみたい。
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共同研究報告会

2014-02-14 | 大学
昨日、遅くまでかかって高梁と南あわじキャンパスをTV会議システムで接続する設定を済まし、実行委員は今日は8時半に集まる約束であった。
ところが朝目覚めてみると雪がうっすらと積もり、みぞれのような雪が降っている。
これは大変だと思ったが、私の車は四駆なので大丈夫だろうと思い、高速で高梁へ向かった。
途中、TV会議システムを担当しているM君から電話があり、人身事故があり岡山駅で電車を待っているがいつまで経っても来そうにないという。
しばらくしたら、特急は動いているのでやくもで高梁へ向かうとのことだった。
彼が来てくれないとせっかく設定をしたTV会議システムが動かないので一大事である。
それでも、ただ待っていても仕方がないので自力で接続を試みた。
何とかつなぐことができたのだが、肝心のスライドデータの操作ができない。
そうこうしているとやっとM君が到着し、設定を修正したりして、何とか準備が完了したのは開会の約5分前だった。

今回は30もの演題を5分刻みで高梁キャンパスと南あわじキャンパスを双方向に結んで発表を行うという、無謀な企画だったのだが、いざ始まると驚くほどスムーズに進行した。
予定よりもやや早く終了し、大成功であった。

私は、終了間際に、九州保健福祉大学の新採用教員の判定会議がまた別の会場でTV会議として行われたため、途中で会場を抜けて、最後にまた戻ってきたのだが、参加者は誰も不満はなかったように感じた。
意外と短い発表というのはエッセンスが詰まっていて飽きないのだということがわかった。
いくら優れた研究でも、だらだらと長いのは耐えられない。
抄録集に詳しい内容を書いてもらい、発表は短く要点だけというのは意外と良い仕組みかもしれない。




報告会終了後は保健福祉研究所で、別のミーティングがあり、それがすんでから瀬戸大橋を通って愛媛の実家に帰宅した。
先週、雪のため先延ばしにしたスケジュールなのだが、明日はまた岡山駅前で会議があり、その後は高松に講演のため行かなくてはならない。
今夜も雪が降りそうな気配で交通が心配だが、何とかなるのではないかと思っている。
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保健科学研究科学位審査公開発表会

2014-02-13 | 保健科学研究科
保健科学研究科学位審査公開発表会が行われた。
今回は博士の該当者はいないので、修士課程の修了見込みの院生の発表だけであった。

今回の発表者はこれまでいろいろと困難に直面してきたのだが、何とか無事に発表を済ませることができた。
研究科長としては、本学の大学院に来てくれた院生には全員無事に学位を取得して欲しい。


夕方からは、明日の共同研究報告会のために会場準備を行った。
今年からはTV会議システムで高梁と南あわじキャンパスをつなぐ必要があるため、その設定にずいぶん苦労した。
何とか設定を完了したのは午後7時頃だった。
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一日に7つの会議

2014-02-12 | 大学
年度末は大変だ。

朝早く出かけて必要な事務処理をこなしたらすぐに連続する会議で埋まってしまう。

今日は次々と会議に追い回され、そのうち3つの会議では議長として会議をリードし、1つの会議終了後には報告書の提出を求められ、全く息つく間もなく1日が終わった。
昼食はコーヒー1杯でおしまいである。

何となくワンマンのイメージのある<舛添都知事>だが、記事によると『ワーク・ライフ・バランスを重視するとして、幹部職員に定時の帰宅や土日の休みを心掛けるよう求めた』そうだ。

いったい私のワークライフバランスはいつになったら正常化するのだろうか。
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大雪

2014-02-08 | Private
昨夜は深夜に帰宅したのだが、今朝は6時に起床して四国へ車で向かった。
ところが、早島でストップさせられ、通行止めを言い渡された。
やむを得ず自宅に引き返し、瀬戸大橋線で四国へ向かう予定が、雪のための信号異常とかでいつまで待っても列車は動かない。
やむなく、四国へ帰るのは来週末に延期ということにした。

一段落して、自宅の庭を見ると、植木に雪がつもり、その重さで何本か折れていることに気づいた。
急遽授業がなくなって休んでいる息子に手伝いをさせて雪かきを開始したのだが、昨年1年間すくすくと育っていたフェイジョアの木がちょうど真ん中くらいの高さで折れているのと、アカシアの木の一番太い幹が完全には折れてはいないものの割けて曲がってしまっていた。
岡山でこれだけの雪が降ることはないので油断していたのがまずかった。

雪かきのついでに雪だるまを数十年ぶりに息子と一緒に作った。
息子は雪だるまを作ったことがなくて、雪を転がして大きくするというテクニックを知らない。

思い返すと私が小さかった頃は、これくらいの雪が降ることはかなりの頻度であったように思う。

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2月入り

2014-02-07 | 研究・講演
大寒波が来ているようだが、今日は学会の仕事で東京へ日帰り出張である。

この時期には期限を区切られた様々な仕事が来るので、ぼやぼやしているととんでもない失敗をしてしまう。
手帳に重要な案件はきちんと記入して、順番に仕事をこなしていかなくてはならない。
来週は水曜日以降、重要な会議や報告会、会議、講演が毎日連続して行われる。
これらをこなしながら、論文も書いていかなくてはならない。

東京への日帰り往復はきついが、新幹線の中では比較的ゆっくりと思索にふけったり読書ができるので嫌いではない。
たまにはゆっくりと1人で過ごしたい。
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