河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

介護の教科書執筆

2008-04-30 | 研究・講演
医局の先輩に無理矢理頼まれて介護の教科書の分担執筆を行っている。
連休明けがとりあえずの締切である。

これまで他に急ぐことが多々あり、ほとんど手がつけられていない。
それに介護向けの教科書などこれまで縁がなかったのでどこにポイントを置けばよいのか今ひとつ判らない。

こんな仕事を引き受けなければ今頃は少しゆっくりできたはずなのだが、甘い言葉にのってしまった自分が恨めしい。
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Windows Vistaマシンの有効活用

2008-04-29 | 大学
大学の研究室で自作したWindows Vistaマシンだが、当初は音が鳴らずトホホな状況が続いていた。
何とか音は鳴るようになったが、使い慣れたMacの方が圧倒的に使用頻度が高い。
このマシンを何とか有効活用できないかといろいろ考えていたがここに来て新たな展開があった。
Vistaに対応したMicrosoft Remote Desktop Connection Client for Mac 2 (ベータ3)がリリースされたのだ。

http://www.microsoft.com/japan/mac/download/rdc/rdc20.mspx

これをダウンロードしてインストールしたところあっさりとMacのデスクトップ上でWindows Vistaが使えるようになった。

これは画期的である。

ちょうど、研究所で使用する研究機器の不足を補うためにWindowsの書式で作られた民間の研究補助申請書を書かなければならないので、この環境で仕事を始めた。

使い始めなので多少まごつくこともあるが、Macの上でWindows版MS Wordを使うのは何とも快適である。
とりあえずデータのコピー&ペーストはMacとWindows相互に可能である。
これでデータそのものの移動が相互にできれば申し分ないのだが、今のところできない。

しかし、この環境であればこれまで苦労してきたWindowsファイルがMacで崩れていらいらすることは少なくなりそうだ。
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理系のための人生設計ガイド

2008-04-27 | 研究・講演
出張の帰りに岡山駅の本屋さんで刺激的な帯のついた本を見つけた。


「坪田一男さんには、研究者としてずいぶん元気づけられた。この本には、研究者人生を全うするための知識と方法が示されており、たいへん参考になる」
iPS細胞研究の第一人者 山中伸弥 京大教授推薦!

目次
設計1 基礎知識編 成功のためには人生設計が必要だ
設計2 自己分析編 「自分年表」で人生を仮説にする
設計3 経済編 研究者こそ経済的自立が必要だ
設計4 友人・知人編 人的ネットワークを増やすには
設計5 海外ネットワーク編 世界で認められる研究者になる
設計6 ポスト編 母校の教授になるために
設計7 業績向上編 ノーベル賞を狙う気持ちで研究する
設計8 表現編 表現力をつけて社会にアピールする
設計9 インフラ編 会社、学会、NPOを用意する
設計10 時間編 人生設計とは「時間をどう使うか」である
設計11 トラブル編 理系の弱点「危機管理能力」を備えよう


実は私もこの著者の10年前の著書にずいぶん元気づけられた一人である。
迷わず即購入し、一気に読んでしまった。

相変わらずポジティブなスタンスで読むだけで元気が出てくる。
びっくりしたのは坪田一男先生はいつの間にか母校慶応大学の眼科教授になっていた。
さらに、子どもを5人も作っておられる。
先頃大阪府知事になった方と雰囲気もやることも似ている。

おもしろかったのが子どもを5人も持つことで教育費を考えるとアカデミックポジションを捨てて本気で開業を考えたというところである。
今はどうか知らないが昔なら金銭的に成功するには大学教授よりは開業医の方がずっと容易だったろうと思う。
しかし、坪田一男先生は自分の果たす使命(ミッション)を考えて大学に残る。
しかし子どもは育てなくてはならない。
そこで考えたのが医師として週末のバイトをするのではなくてベストセラーを書くと言うことである。

私も実は同じ事を考えたことがある。
坪田先生との差はベストセラーを書けたかどうかである。
私には子どもが5人もいないのでプレッシャーが少なかったのだろう。
そうと知っていればもっと子どもを作っておけば良かった。

冗談はさておき意識的に生きるかどうかで人生は大きく異なるという見本のような坪田先生の本である。
20年前にこの本に出会っていたら私の人生もかなり違っていたかもしれない。
しかし、20年前の私にはこの本の内容を受け入れるような経験値が欠落していた。
読んだとしてもやはり今と同じ人生だったかもしれない。

むしろこれからの人生にこの本の内容を生かすことを考えるべきか。

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リハ学会編集委員会

2008-04-25 | 研究・講演
今年度第1回目の編集委員会のため東京へ。
どうも今年中にはオンライン査読システムに移行するようだ。
やっと現在のスタイルになれてきたのにまた苦労することになる。
任期はあと2年。
頑張らなくては。
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研究機器の導入

2008-04-24 | 大学
昨日、ミナト医科の呼吸代謝モニタシステムのエアロモニタAE-300Sが学科に納品された。
3月にこれまで13年間使用してきたAE-280が完全に死んでしまい、授業や実習で不可欠の器械であることから学科予算の前倒しで導入となったものである。
これで、主立った教育研究機器の更新は大体終わったように思う。
この器械については業者さんが13年間も使用した事例はあまりないとのことなので、大事によく使った方なのだろうと思う。

今日は今日で、保健福祉研究所に導入した超音波動画観察装置DEBUGSCOPE4 ( MIZOUE PROJECT JAPAN )の操作説明会があった。
超音波で腕、脚、腹部等の筋肉や脂肪の厚みを計測することができるもので、一般の病院で使用する機種と違い研究用で、動画が簡単にパソコンに記録でき、種々の解析も簡単にできる。

続々と新しい研究機器が入ってきてうれしいのだが、使用に費やせる時間があまりないのが困りものだ。

大学院生や共同研究者にしっかり頑張ってもらわなくてはならない。

そういえば、昨夜、広島に転出していった加藤先生から電話があり、少し前に投稿した英文論文が採択されたとのことだった。
こういううれしい連絡なら大歓迎である。

これから、研究データを取るだけでなく、論文発表もどんどんしていかなければならない。

補助金をもらってそのプレッシャーをバネに研究をするのがいつもの私のスタイルである。
ところが、最近不感症になってきていて、数億円の補助金でもあまりプレッシャーを感じなくなってしまった。

ちょっと困った事態である。
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休講なのに暇がない

2008-04-16 | 大学
昨日は学生の健康診断で講義は休講となった。
ところが早朝から研究室にこもり、あちこちから依頼のあった雑務を次から次へと片付けていたらあっという間に昼になってしまった。
昼休みには補助金で購入した歩行解析設備zebrisFDM-Tの操作説明会を行った。
この器械については下記の保健福祉研究所のホームページにも掲載してあるが、日本では人を対象とした研究用としては初めて導入されたものである。

http://kiui.jp/pc/hokenfukushi/index.html

ZebrisFDM-Tトレッドミル・システム
トレッドミル・システムは足圧システムをベルト面下に配置し、ランニング及びウオーキング時のダイナミックな運動時の足圧分布を解析できます。
大型カラー液晶画面に運動時の各種情報をリアルタイム表示し、標準的なトレーニングセッションと現在の運動中の比較がグラフィック表示されます。


私はてっきりこの器械はフランス製だと思いこんでいたが、業者さんによるとドイツ製であった。
なかなかきれいな画像が得られて、これからの使用が楽しみである。

その後はルーチンワークの3次元動作解析を先週同様に行った。

ばたばたしていたら1日はすぐに終わってしまった。

こんな生活の中から研究データを早く出して発表・論文に結びつけなければならない。
今後の補助金の申請も行って行かなくてはならないし頭の痛いことこのうえない。
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父の一周忌

2008-04-13 | Private
父の一周忌を愛媛の実家で行った。
昨年とは違い暖かく、日中は雨も降らなかったが夕方になって降り始めた。

午前11時30分より住職が来られて読経、その後お墓に行ってお参り。
お墓から帰ってきてから会食。

この1年は早かったようにも思えるし、逆にあの葬儀は何年も前の出来事だったような気もする。


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有限要素法解析ソフト

2008-04-09 | 大学
先日インストールに失敗した有限要素法解析ソフトだが、登録後発行されたIDでWebからマニュアルをダウンロードして、それを見ながらやっと設定が完了した。
ちょっとしたことだがなんだかうれしくなった。
何と言っても定価2300万円なのだから買ったはいいいが動かないというのでは責任問題になりかねない。
これで最悪でも来客にデモを行う見せ物が一つ増えたことになる。
もともとの目的は、このソフトを使って膝関節の力学的ストレスを求めることである。
転出していった教員が作成したデータがあるので、それを基に発展させることが可能になった。

昨年も新規に入った動作解析システムと筋電計の操作になれるのに多大な労力を費やしたが、今年もそれ以上に苦労しそうだ。
それでも大学院生はたくさん入学してくれたし、研究環境がよくなったからこそ赴任してくれた新任の教員もいるのでやはり良かったのだろうと思う。

また、今年も鬱病にならないように気をつけて頑張ろう。
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大学院生指導

2008-04-07 | 大学
今年度は新規に博士課程が3名、修士課程が1名、通信制では教員3人が一人の学生を受け持つのだが代表としての受付窓口教員として1名担当することとなった。
これはかなりの負担である。
しかし、たくさんの補助金をいただいて動作解析システムなどを更新したので、責任上それらを活用して学部生、院生の指導をしていかねばならない。
むしろ本学のような地理的に辺鄙なところにある大学でこれだけの学生が来てくれることを素直に喜ぶべきだろう。

今週からは新しい学部生のゼミ生と担当大学院生、さらに動作解析装置の使用法を知りたいという教員を集めて定期的に動作解析を行っていく予定だ。
昨年1年間苦労して環境を整備したので、これから動作解析を行うのは楽である。
今年は研究面での成果も出していきたい。
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入学式

2008-04-04 | 大学
本日は14期生の入学式であった。
式の後すぐにオリエンテーションがあり、学内見学を行い新入生と共に父兄にも最新の動作解析システムを見ていただいた。
その後に大学院博士課程に入った学生と、希望した父兄の方を引き連れて新設の研究所へ行き、ツアーを行った。

このところそんなことばかりやっている。
おそらく明日も、今度は修士や今日来られなかった博士の学生を引き連れてまたツアーを行うだろう。

しばらくは大学のPR兼オリエンテーションで大忙しである。

忙しい毎日だが、そろそろいろいろ書かなくてはならない報告書のことが気になってきている。
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新年度入り

2008-04-02 | 大学
昨日から新年度となり、一気にあわただしくなってきた。
ここ数年は授業のない春休みも何かしら忙しく、春休みにやっておきたいと思うことの半分もこなせない。

大学の新しい動きとしては事務の作業の合理化があり、これまではプリントして配ってくれていたいろいろな連絡事項をイントラネットを利用して配布するようになったことがあげられる。
昨日も膨大な量の情報が配信されていたが、自分には必要のない情報もとりあえずはチェックしなければならず、ますますこちらの時間が取られるようになってしまった。

今年からは学生減に対応した人員整理の影響で、本当に仕事がきつくなりそうだ。
私は研究部門の世話役をしているが、これまで外部の研究費を取ってきたり特許申請の世話をしてくれていた事務担当者の方が定年で辞めてしまい、後任が補充されないとのことで、我々教員自身でいろいろな取り次ぎを行わなくてはならなくなりそうだ。
昔のスタイルに戻ると思えばそれまでだが、この競争の激しい時代に事務のサポートがなくなるのは辛いものがある。


昨日は購入したばかりの有限要素法解析ソフトをインストールしようとしてうまく行かず、かなりの時間を無為に過ごしてしまった。
非常に高価なソフト(定価で2300万円!!)をアカデミック価格で激安で購入したのだが、そのためか何の説明書もついていない。
電話でサポートに連絡したら、まずは登録が必要だとのことで以下のようなメールが送られてきた。

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恐れ入りますが、お客様はテクニカルサポートユーザーとして
まだ登録をされていません。テクニカルサポートをご利用になるには
テクニカルサポートユーザー登録が必要です。
以下のURLにある、「テクニカルサポートユーザーID登録申請書 (PDF:20KB)」に
必要事項をご記入の上、申請書にあるファックス番号あてご送信ください。
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激安価格で売ってもらったので文句を言える立場ではないが、それならそうとどこかにそういうことを書いたものを入れておいてくれればよいのに。
まさかエイプリルフールにちなんだいたずらというわけでもなかろうに。
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