河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

保健福祉研究所棟開設記念講演会

2008-05-30 | 保健福祉研究所
6月15日のオープンキャンパスの後に保健福祉研究所棟開設記念講演会が行われる。

http://kiui.jp/pc/whatsnew/2008/0528_01.html

今回の講師は超一流の研究者である国立大学法人豊橋技術科学大学 学長 榊 佳之 先生
(元 独立行政法人理化学研究所ゲノム科学総合研究センター長)である。

せっかくこのような高名な方に来ていただくので、たくさんの方に来ていただかなくてはと言うことで、夕方から急遽準備のための会議が招集された。
今回はいろいろ都合があり、講師の先生が決まるのが遅かったので、今頃になってあわてているのである。

私は来週横浜で日本リハビリテーション医学会があり、今はその準備で忙しい。

あれやこれやと泥縄でやらなければならないことが多すぎてたまらない。
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シェナンドア大学学長来校

2008-05-28 | 大学
アメリカのバージニア州にあるShenandoah UniversityのPresidentが来校し、短時間だが本学の研究機器などを見学していただいた。
なぜ来たのかというと、本学の理事に任命されているとのことで本日行われる理事会に出席するために来られたのだそうだ。
Shenandoah Universityには理学療法のコースがあり、その意味では我々と交流する意義はあるように思われる。

アメリカの理学療法士教育は4年制の大学を卒業してマスターからスタートするので、短時間の会話で詳細は判らなかったが、Shenandoah Universityもかなり教育研究環境は整っているようであった。
機会があれば訪問してみたいと思う。

昔、Johns Hopkins Universityに留学していた頃、Shenandoahは比較的近くて国立公園もあるのでドライブで遊びに寄ったことがある。
大きな鍾乳洞がありそのスケールの大きさにびっくりした。
高知の龍河洞の10倍くらいの大きさがあった。
アメリカは何でもスケールが大きいのである。

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Remote Desktop Connection

2008-05-22 | 大学
大学の研究室で使い始めたMicrosoft Remote Desktop Connectionだが、以外と便利ではまっている。
研究室に訪ねてくる人に見せているのだが、大抵びっくりする。

いろいろやっていると新しいことが判ってきた。

Windowsの表示設定を全画面表示にすると2枚ある30インチディスプレーの片方が完全にVistaの画面になる。
左側がVista右側がMacという配置になるのだが、右側のMacの画面をマウスでポイントしてアクティブにすると、左側のVistaの画面の下にMacのDockメニューが表れる。
そのままMacのソフトを立ち上げるとVistaを背景にしてMacのソフトが立ち上がるのである。

何とも不思議な構図だが、柔軟にMacとVistaを切り替えられるので快適この上ない。

これで文字化けも全然怖くなくなった。
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第69回人工関節の機能高度化研究会

2008-05-17 | 研究・講演
ナカシマプロペラで2ヶ月毎に行われている研究会に久しぶりに参加した。

研究会の内容は守秘義務があるので公開できない。

今回びっくりしたのは企業をいろいろな事情で早期退職した50代の研究者の方であるが、京都大学とネームプレートに書いてあるので京大の教授かと思いきや、センター試験を受験して京都大学に学生として入学したとおっしゃる。
お話ぶりを聞いているとエンジニアの典型的なタイプの人で、どのような経緯があったのかは知らないが、世の中にはいろいろな人がいるものだと感心した。

遠方からも高名な教授がたくさん参加されていて、今回も良い刺激になった。

事前に演題が少ないので何か発表をと言われて、私も発表を行った。

このような研究会にはできるだけ参加した方が人の輪が広がって良いと思う。
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順和会総会・歓送迎会

2008-05-16 | 大学
教職員の親睦会である順和会の総会・歓送迎会が例年のように行われた。
指導している大学院生のうち2人は福岡へPT学会参加。
私は仕事を遅くまで続けるには疲れていたので夜になって車で順和会に参加した。
アルコールは当然飲めない。
昨年は仕事をしていたので参加しなかったが今年の総会は人も少なくなったような印象で、ちょっと寂しかった。
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MacとWin Vistaのファイル共有

2008-05-15 | 大学
科研費の報告書を仕上げた。
大学の担当部署で内容をチェックしてもらったら見事にWindowsの型式になっており一部文字化けがある。
いつもならそれをMacで修正してプリントして印鑑を押して提出と言うことになるのだが、今回はMicrosoft Remote Desktop Connectionがあるのでファイル共有でMacの画面上にあるVistaにファイルを送ってVistaから直接印刷してみた。
結果は大成功!!

私は30インチのディスプレーを2枚つなげてMacを使っているが、そのうち1枚を完全にVistaにすることができる上、ショートカットキーで瞬時にMacの画面に戻れる。

データのやりとりもファイル共有で自由自在。

エミュレーションではなくリモートコントロールでWinマシン本体を動かしているので動作速度は申し分ない。

ここまでできると次は自宅からリモートコントロールを試したくなる。
ファイアーウォールがあるからだめかもしれないが試してみる価値はありそうだ。

久しぶりにパソコンの面白さを実感した。
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セーフティーネット・クライシス

2008-05-11 | Private
科研の報告書を書きながらNHKスペシャルを見ていた。

健康保険を払えない非正規労働者、介護保険の審査が厳しくなったことでそれまでのサービスを自費で払おうとして生活が立ち行かなくなった高齢者、生活保護に頼るシングルマザーと進学できないその子ども……

見ていてつらくなる番組だった。

若くて健康なら貧乏は耐えられる。希望もある。
だが、高齢で収入がなく病気やけがをして誰も頼る人がいなかったらいったいどうやって生きていったらよいのだ。

日本は成熟社会になったというのに社会保障システムはまだまだ不完全だ。
誰もが年を取るし、一人で生きて行かなくてはならない可能性を持つ。

不安を持たずに生きて、日本を元気にできるシステムを早急に整備しなければならないと思う。
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母のけが

2008-05-10 | Private
連休が明けて忙しくなってきたとたん、一人暮らしをしている母が転落して左膝をけがした。
その日のうちに近くの外科クリニックに入院となったがかなり遅くまで私には何の連絡もなかった。
携帯電話からの情報はとりとめなく、最初は膝に血が貯まったとか膝蓋骨がどうのとかいうので、おそらく膝蓋骨々折をしたのかと想像した。
ところが翌日になるとレントゲンは大丈夫とかいうし靱帯が怪しいと主治医の先生が言っているということで、膝関節血腫が多いことからこれは十字靭帯損傷かと考えた。
9日には近くの県立病院でMRI検査をしたというので、本日病態を確認するために見舞いに行ってきた。

待ち時間の間に病室で主治医には無断で診察を行った。
どうも後十字靭帯損傷の可能性が高い。
そうこうしていると主治医の先生が病室に来てくださり、お話ができた。
MRI検査の結果はあいにく週末のためまだ返ってきていないので来週になるとのこと。
ここのところずいぶん心配したが直接診て少し安心した。
膝関節血腫が落ち着けば手術は必要ないだろう。

この間、母には岡山の病院に来ないかと相談したが、母はあくまで家の近くがよいと言い張る。
よほど私が頼りないか、田舎を離れたくないのだろうと思った。

主治医の先生は私の良いと思うようにしていいですと言ってくださっているのでとりあえずはMRI検査の結果待ちである。
母にとってはちょうど良い骨休めになりそうなのでしばらく入院してもらって時々様子を見に行くことにした。

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文科省質の高い高等教育推進プログラム補助金

2008-05-07 | 大学
休みが明けるといきなり全開モードで仕事が押し寄せてくる。
今朝は朝一番から中核センター会議があり、新しい補助金申請や大学基準協会への中間報告の作成について延々と打ち合わせが続いた。
授業の準備もかなり時間を取られるし、研究室にいるとゼミ生やら学生がいろいろなことで訪ねてくる。
今から授業だが、それが終われば夕方から学科で補助金申請のためのミーティングを行うことになっている。
毎日この調子なのでとうてい創造的な時間の使い方はできそうにない。
やっぱり以前のように夜泊まり込んで仕事をするしかないのかもしれない。
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地域社会での義務

2008-05-06 | Private
5月4日に愛媛の実家で先祖祭りに参加した。
昨年父が亡くなり、それまで父が参加していたのが、かわりに私が参加するようになったのだ。
先祖を同じくする家が集まって、お墓参りの後、持ち回りで懇親会を行うだけのものだが、こういうものは長く続けることに意味があるのだろう。

今年の当屋(とうや)はご近所の方で、親子共々学校の先生をしていた人である。
数年前になくなったその方の母親は教師を辞めた後、近所の子どもを集めて寺子屋式の塾をされていた。
私も小学生の頃少しお世話になった。
塾の時間にさぼって外を走り回っていたのを見つかってこっぴどく怒られたことだけは鮮明に覚えている。
田舎にしては珍しい背筋の伸びた気品のある方で、厳しい先生で有名だった。

そのなくなった先生に二人子どもがいて長女(姉)が今回の当屋である。
長男(弟)は田舎では伝説の人物で、高校進学すら珍しかった時代に京大に進学し、商社マンとして世界中で活躍したという人である。
私は話は聞いていたが、この方にはこれまでお会いしたことがなかった。
姉の命令で、今回は東京から子どもと孫を連れて参加されていたのである。

世代も近いので、今回参加した次男の方といろいろ話をした。
関係がややこしいが、今回当屋の方とは伯母と甥という関係になる。
彼は父の仕事の関係で小学校の6年間はニューヨークで過ごしたとのことだった。
現在は東京で家族を持ち仕事に就いている。
ここ数年は祖母の葬儀や法事で毎年のように帰省しているということだが、そもそも愛媛が故郷という感覚はない。

この家庭の場合、我が家以上に問題は深刻である。
田舎には年老いた伯母一人が広大な屋敷に一人暮らしをしている。この方には子どもがいない。
頼りになる弟は既に東京で落ち着いてしまっていて帰ってくる予定はない。
その子ども達も東京で職に就き落ち着いてしまっている。

私の場合は岡山と愛媛なので何かあればすぐに帰ることが可能だが、東京からすぐにというのは無理である。
反対に、例えば病気などをしたとき東京に呼び寄せると言っても、田舎暮らしをしていた人を東京に連れて行くのは無理がある。

日本中で見られる問題の一つがここにもある。


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創立者 加計 勉 氏葬儀

2008-05-03 | 大学
本学の名誉理事長・名誉総長・創立者である加計 勉氏が4月30日にご逝去された。
本日は葬儀が行われる。
一代で大きな教育グループを育て上げ、多くの人に影響を与えた。
感謝と共にご冥福を祈りたい。

昨日は本学4期生の花岡君が大学にやってきた。
仕事の合間に出てきたものであわただしく、午後2時に待ち合わせをして約1時間新しい研究所の中を見て夕方からまた仕事の予約があるからと言って帰って行った。
彼は表町でピラティスのスタジオを開業しているのである。
今回研究所にアメリカからピラティスの器具を一式導入したのだが、花岡君にそのうち暇を見つけてまた大学に来てもらい、希望する学生などを対象に勉強会をしようと思う。

花岡君についてはこれまでにも朝日新聞などにも大きく取り上げられたが、今年の北京オリンピックの後に行われるパラリンピックの正式なスタッフとして任命されたそうで、その活躍ぶりにはめざましいものがある。
忙しいのによく来てくれた。
後輩の指導も是非お願いしたい。

私もなんだかんだと言って13年間も本学にお世話になった。
多くの学生と知り合ったし、いろいろなことがあった。

教育というのは未完成品である学生が大きく変化していくのが楽しみである。
それと共に教員も鍛えられていく。

今日は葬儀に参加して、教育について少し考えてみたい。

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もも上げに重要な腸腰筋とヒレ肉

2008-05-01 | 大学
昨日に引き続き介護の教科書を執筆している。
教科書の原稿であるから書いていてもおもしろくも何ともない。
ちょっとふざけてコラムを書いてみた。
この原稿は間違いなく削除の対象になると思うのでこのブログに載せることにした。

コラム:もも上げに重要な腸腰筋とヒレ肉
 高齢者が自宅で転倒する原因として段差やいろいろな障害物がその原因として考えられるが、実は絨毯のわずかな厚みとかほんの些細なものでのつまずきが原因であることが多い。その理由は最初から認識している段差は気をつけてもふだん問題にならないはずの絨毯の厚みなどは気にしていないからである。若い人であれば絨毯につまずくことなどあり得ないが、高齢者では足を持ち上げる力が落ちていてすり足になってしまうことがつまずきの原因となる。足を持ち上げる筋肉は腸腰筋といって腰椎前面と骨盤内部から出て大腿骨の付け根に付着する股関節を曲げる筋肉である。牛の腸腰筋はヒレ肉と呼ばれ、高級品である。人の場合は立位では腸腰筋は引き延ばされているが、四つ足の牛の場合は常に緩んでいる。腸腰筋は筋繊維の方向が一定であるから牛の緩んだ柔らかいヒレ肉を筋繊維の方向に直角に輪切りにしてステーキにすると口の中で繊維がほどけてとろけるようにおいしい。このような特徴を持つヒレ肉は大きな牛のからだから左右2本しか取ることが出来ない。これがヒレステーキがおいしくて高価な理由である。ちなみに腰椎部で腰椎を真ん中で切断して肉を切り出すと、腰椎横突起の前面はヒレ肉、後面はサーロインというステーキが楽しめる。Tボーン・ステーキである。

写真は昨年バンクーバーのマーケットで撮影したTボーン牛肉
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