河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

岡山大学医学部で講義

2014-06-24 | 大学
年に一度、母校の岡大医学部で講義を担当している。

午前11時10分からの講義だったので、その前に9時から共同研究を行っている分子医科学教室を訪れて打ち合わせを行った。
その後少し時間に余裕があったので、リニューアルオープンした図書館に寄ってみた。
入口にはカフェもできていて見違えるほどきれいになっていた。
1階には新しくラーニングコモンズも整備されており、今の学生は恵まれていると思った。

講義の前に整形外科の医局に行ったら、こちらもリニューアルオープンできれいになっていた。
秘書さんによると耐震補強のための工事だったので、きれいにはなったが少し以前より狭くなったらしい。
医局でコーヒーを頂きながら講義の準備を行った。

医学部4年生に『運動機能学』の講義を行ったが、医学部教育では運動療法の講義はほとんど行われていないので、短い時間ではあるが医学生に最低限の知識は伝えたいと考えて講義を行っている。

講義終了後は昼食を取る時間もなく、すぐに高梁に帰って今度は理学療法学科の学生に検査・測定論の講義を行った。
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第38回中国四国リハビリテーション医学研究会

2014-06-22 | 研究・講演
山口の宇部新川で下記学会が行われて参加してきた。
新幹線で自宅から片道3時間の日帰り出張であった。

第38回中国四国リハビリテーション医学研究会
第33回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会


特別講演は以下の2題であった。


「ニューロリハビリテーションの現状と今後」
道免 和久 先生
兵庫医科大学 リハビリテーション医学教室 主任教授

「ロボット技術を活用したリハビリの創意工夫」
高杉 紳一郎 先生
九州大学病院リハビリテーション部 診療准教授

先日のリハ学会でもこの2つのテーマは大きく取り上げられていたが、夢のある話ではあるが現状ではどちらもまだまだ課題が多いように感じている。
とくに医療福祉分野でのロボット技術の活用は安倍政権がこれから力を注ぐとのことだが、安全性やコストの問題などクリアしなければならないことは山のようにある。
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介護保険制度の改定

2014-06-19 | 医学・医療
2000年に介護保険制度が創設されたとき、大きな時代の変化を感じた。
学生に教える立場なので、しかり理解しなければと第1回のケアマネジャ-の認定試験を受けたことを思い出す。

昨日、医療介護総合推進法が成立して介護保険制度は大きく変わることとなった。
ちょうど、本学でも医療センターを岡山市内に立ち上げて通所リハビリ(デイケア)を始めようかという矢先なので、制度の変化にはいやでも気をつけなくてはならない。
今回の改訂では主に以下のようなことが決まったそうだ。


年間の年金収入が280万円以上の人を対象に介護保険の自己負担割合を引き上げる

特別養護老人ホーム(特養)の入所要件を厳格化、原則「要介護3」以上に絞り込む

介護施設入所者への食費などの補助も、預貯金が1千万円を超える単身者らを対象から外す

比較的軽度の「要支援1、2」の人に対する訪問介護と通所介護は段階的に市町村事業へと移管する
同様に、軽度者向け介護予防サービスの一部を市町村に移管する

こうした決定を受けて、セントラルスポーツやコナミスポーツ&ライフなどの企業は、独自の介護予防プログラムを開発して自治体に販売を始めていると報道されている。
制度が変われば世の中の動きも変わる。

私もサルコペニアの早期発見・早期治療に役立つリハビリ機器の開発研究を行っているので、特に、「軽度者向け介護予防サービスの一部を市町村に移管する」と言うところが我々にとってはインパクトが大きいように感じた。
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コートジボワール料理

2014-06-15 | Private
2014FIFAワールドカップ ブラジル大会が始まったが、スポーツにあまり縁のない我が家では数日前に家内が試作したコートジボワール料理を食べて気分を盛り上げていた。
マフェというシチューで無糖のピーナッツバターが味付けの基本らしい。
これまで食べたことのない変わった味であった。

今日、コートジボワール戦が行われたが、逆転負けという結果になってしまい、非常に残念である。

暑い中で日本を代表して戦っている選手のことを思いながら、私も頑張らなくてはと思う。
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リハ学会での発表

2014-06-07 | 研究・講演
学会2日目午後の『転倒・骨折』のセッションで下記発表を行った。
その後に行われた『バランス』のセッションではトヨタが開発した立ち乗り型バランス練習支援ロボットについての発表もあり、私が現在取り組んでいる研究は現在求められているテーマだと言うことが確認できた。


荷重立位周期的揺動運動における姿勢制御の解析

【目的】荷重立位での周期的揺動運動刺激に対する反応を計測して高齢者のバランス能力や筋機能を評価するシステムを開発するために、まず健常若年者の荷重立位周期的前後揺動刺激に対する姿勢制御について三次元動作解析を行い解析した。

【対象及び方法】対象は健常若年者10名(年齢:21.2±0.5歳、身長:166.4±8.5cm、体重:55.8±12.2kg)である。計測には三次元動作解析装置MAC3D System(Motion Analysis)と水平揺動装置を使用した。水平揺動装置は周期的に立位の被験者の足部を振れ幅8cmで前後に揺らす刺激を与えた。被験者を搭乗板の上に乗せ0.5rps(1秒当たりの回転数)、1.0 rps、1.5 rps、2.0 rps、2.5 rpsの5段階の速度で前後の揺動刺激を与えた。計測したマーカーの座標データを元にnMotion musculous Ver1.10を用いて逆運動学解析を行い、身体重心の軌跡を求めた。

【結果】揺動速度が0.5rpsの時の重心前後移動距離は5.68±1.00cmであり、1.0 rpsでは2.09±0.41 cm、1.5 rpsでは1.09±0.28 cm、2.0 rpsでは0.91±0.33 cm、2.5 rpsでは1.08±0.22 cmであった。揺動速度が増すにしたがって0.5 rpsから1.5 rpsまでは重心前後移動距離は有意に減少した。揺動速度が1.5 rps以上2.5 rpsまでは重心前後移動距離は約1cmでほぼ静止しており、有意な差は認められなかった。

【考察】揺動速度が1.0 rpsまでの低速では搭乗板の上で垂直方向に静止立位姿勢をそのまま保とうとするのに対し、揺動速度が1.5 rps以上の高速になると身体重心を定位置に保つような運動様式に変化したと考えられる。
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第51回日本リハビリテーション医学会学術集会

2014-06-05 | 研究・講演
本日より3日間、名古屋国際会議場で第51回日本リハビリテーション医学会学術集会が開催されており参加している。

会長は藤田保健衛生大学医学部リハビリテーション医学 I 講座の才藤栄一教授である。

テーマは実用リハビリテーション医学で、最新のロボット技術のリハへの応用などが取り上げられている。

3日間、ゆっくりと学会を楽しむつもりだ。
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