河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

吉備高原医療リハセンター訪問

2005-07-28 | 研究・講演
午後より岡山理科大学に赴任してこられた山本先生と一緒に吉備高原医療リハセンターを訪問した。
これから共同研究を行いたいという相談のためだ。
私にしても山本先生にしても、自分が病院勤務をしていて患者さんの研究ができるのならずいぶん楽なのだが、それができないのが辛い。
私の場合は変形性関節症などの一般的な病気であれば研修先の病院で何とかなるが、脊髄損傷となるとどこにでもいる訳ではないので困る。
幸い、和気あいあいと話は進み、今度山本先生の電気刺激装置のデモをしていただくということで話がまとまった。
最近、人の輪が少しづつ広がっているようで何となくうれしい。
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オープンキャンパス

2005-07-24 | 大学
土曜、日曜と二日続けてオープンキャンパスが行われた。
私の担当は動作解析のコーナーでデモを行うことだ。
最新のコンピュターシミュレーションや新しく開発した計測システムなどを見てもらった。
デモの合間を見て新しく購入したパワーマックG5の設定を行った。
Mac OSXはUNIXなので、これまでSGIで動いていたシミュレーションソフトを移植することができるのだ。
名古屋の労災リハビリテーション工学センターの元田先生が開発したものだが、早く使ってみたい。
これで簡単にシミュレーションがマック上でできるようになると画期的だ。
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脊髄損傷研究

2005-07-21 | 研究・講演
吉備高原医療リハビリテーションセンターを、ゼミの学生を伴って脊髄損傷患者の研究をするために訪問した。
長い間暖めてきた研究課題にやっと着手したわけである。
しかし、頭の中で考えていたようにスムーズにデータが取れるわけではなく、初回からいきなりいろいろな問題が見えてきた。
実際の患者さんを研究対象にすることは安全性の問題や倫理の問題など多くのクリアしなければいけないことがあり、異常に神経を使う。
しかし、少しずつでも着実にやっていきたいと思う。
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水曜日は会議日

2005-07-20 | 大学
本日は会議が4つあった。
一つめは朝一番に九州の延岡と高梁を結んでテレビ会議を行った。
来年3月に行われる高梁学園学術研究コンファレンスのための実行委員会である。
今回は2回目なので会議もできるだけ少なくして効率的に進めたいと思っている。
今回は私が実行委員長である。
最後の4つめは夕方で、終了したのは午後7時過ぎであった。
会議の合間にメールで事務連絡を行ったり、前期試験の採点表をつけたり、あれやこれやで1日はあっという間に終わってしまった。
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第17回日本運動器リハビリテーション学会

2005-07-18 | 研究・講演
第17回日本運動器リハビリテーション学会において以下の発表がありました。
バスケットボール競技における足関節テーピング及び装具の持続性効果
加藤茂幸、河村顕治
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治さない治療

2005-07-17 | Private
最近診療をしていて考えたことがある。
整形外科の外来では腰痛、膝痛、肩痛などの患者さんが大半だ。
お年寄りが多くてレントゲンを撮るとたいていの場合脊椎や膝関節などに変形性関節症などの老化現象が認められる。
リハビリをしても湿布を貼っても、少しは良くなるがたいていは長いおつきあいとなる。
こういった患者さんはたいていは低活動で自宅でごろごろしている人がほとんどだ。
もし、一大決心をして、病院など行かずに毎日スポーツジムなどで運動に励んだとしたらどうだろう。
意外と腰痛、膝痛、肩痛などは治ってしまうのではないだろうか。
昔の人は生活の必要性から歩いたり体を動かしたり、とにかく生きるために必死で活動していたと思う。
現代人は体を動かす必要は極端に小さくなり、その代わりに精神的なストレスが極端に増大してしまった。
食べるものの心配はなくなり、肥満や生活習慣病をおそれて食事制限をしなくてはならない。
昔の人間本来の生活に立ち戻って、飢餓感を感じるくらいの食生活で、必死で体を動かせばたいていの病気は治ってしまうかもしれない。
こんなことを考えたのは、本の執筆を期に、本格的に創傷の閉鎖療法を始めてからである。
消毒をせずに傷を適度な湿潤環境においてやることで、創傷治癒が劇的に改善することを知ってからは、人間の体に備わった自然治癒力を見直した。
よけいなことをせずに、人間本来の環境に身体を保つことで病気はたいてい良くなっていくのだと思う。
そういった意味では病院では本当の治療はできないのかもしれない。

そんなわけで明日は海の日。自然に帰ろう。
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Isokinetic CKC machine

2005-07-15 | 研究・講演
新しい評価訓練機の画像を試しにアップしてみます。
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オープンリサーチセンター

2005-07-13 | 大学
関係者で集まって昨年来の懸案事項となっているオープンリサーチセンターの申請について話し合いを持った。
活発な意見交換ができたわけではないが、皆等しく現状のままでは衰退の一途であり、積極的に打って出なければどうにもならない状況だという認識は持っていることがわかった。
結局、とにかくオープンリサーチセンターの開設に向けて努力すると言うことで会議は終了した。
気は重いがこれから本格的に事務作業を開始しなければならない。
今年は秋に科研の申請も行わなくてはならないし、例年に増して忙しい年になりそうだ。
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Isokinetic CKC machine

2005-07-12 | 研究・講演
本日、午後、オージー技研に発注していた新しいIsokinetic CKC machineが納入された。
あまりに大きくてエレベーターの中に入らず、事務の若い男性2人に手伝ってもらって、5人で4階まで担ぎ上げた。
まるで御神輿のようだった。
セッティングもすみ、やっと研究の準備が完了した。
思えば、最初にイメージしてここまで来るのに10年かかった。
研究費の獲得と、様々な準備で10年もかかってしまったのだ。
途中、疲れてもうこの程度でいいかと思ったこともあったが、行きがかり上やめることはできなかった。
おそらく世界で唯一のシステムだ。
ここで気を抜かずに、データをどんどん取っていきたい。

夕方からは吉備高原医療リハセンターへ行き、脊損の研究の準備をさせていただいた。
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ハイビジョンハンディカム

2005-07-09 | Private
近くの電気屋へ行って、最近新聞ではでに広告を出していたソニーのハイビジョンハンディカムを見てきた。
古いタイプの映像と新しいハイビジョンハンディカムの映像を切り替えて見せるデモを行っていたが、あまりの違いに驚いた。
しかも値段は従来品とそんなに変わらない。
こういった技術の進歩を見ると訳もなくうれしくなる。
早速、動作解析などの研究に応用できないか想像がふくらむ。
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自宅にこもって論文書き

2005-07-08 | 大学
今日は午後より自宅に帰り部屋にこもって月末が締め切りの論文を書き始めた。
最近は携帯とネットが発達したおかげで、自宅にいても不自由はない。
外部との連絡は研究室と同じように取れる。
ところがそれが裏目に出ることもある。
卒業生が研究のことでかなりやっかいな質問を送ってきた。
出版社からは原稿の依頼が来た。それも少し問題のある内容で。
大学事務からは今秋の科研費の応募を増やす方策について質問が来た。これもかなり問題あり。
ゼミ生からもメールが来た。
研究器機の修理を依頼した業者さんからは異常の状態についてやっかいな質問が返ってきた。
これらにひとつひとつ丁寧に対応しているとあっという間に時間が過ぎていく。
今日もいったい何だったのだろう。
論文はあまり進行しなかった。
あー。
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「なぜ・なに事典 外傷編1」再版決定

2005-07-07 | 研究・講演
今春、東山書房から出版した本が売れ行き好調で再版するとの連絡が入った。
急遽、それにあわせて間違いなどの直しをしなくてはならなくなり、本を読み返した。
3ヶ月ほどで書き上げた本ではあるが、よくぞここまで書いたものだと我ながら感心したり、文章の稚拙さにあきれたりした。
慎重に読み返すとかなりの間違いが見つかり編集部に訂正をお願いした。
思い返すと、突然の依頼で年末も年始も振り回されて大変だった。
イラストは100枚近く、家内にパソコンでイラレを使って描いてもらったのだが、これが失敗のもとであった。
医学知識のない家内にあれやこれやと注文をつけているうちに夫婦げんかとなり、あやうく離婚か?とまで追いつめられた。
やはり仕事は家に持ち込んではならない。

以下、東山書房のホームページより
http://www.higashiyama.co.jp/new_main.html

救急処置「なぜ・なに事典 外傷編1」
この外傷編では、閉鎖療法を中心に外傷に関しての最新の医学関連の情報-手当法、衛生材料、判断基準-の他に、現場で「勘違いしやすい、してはいけない」・「知っていたら便利」も掲載。
現場のニーズに応えます。
第一線の臨床医・養護教諭養成課程の教官・現職養護教諭、三者のコラボレーションです。

1 擦り傷

1 擦り傷の処置
2 擦り傷と切り傷の手当の違い
3 閉鎖療法とは
4 時間の経った擦り傷
5 かさぶた
6 傷口のゴミ
7 傷口が汚いとき
8 擦り傷とガーゼ
9 ガーゼ交換
10 擦り傷とかさぶた
11 擦り傷と化膿
12 化膿しやすい人
13 お茶で傷口を洗う
14 小さな傷口から足全体が腫れる
15 いじめや虐待を発見する擦り傷

2 切り傷

16 紙で切ったような傷
17 手当の仕方による変化
18 カッターナイフの傷
19 口の中の傷
20 掌を深く切った場合
21 指先が切断された場合
22 ガラスの破片が突き刺さった時
23 診療科による違い

3 捻挫、骨折

24 骨折と捻挫の治癒
25 骨折と捻挫の判別
26 捻挫の後遺症
27 足首の捻挫
28 突き指や腕の脱臼
29 骨折の対応
30 胸の骨折
31 手首の骨折
32 太ももの骨折
33 肘の骨折
34 鎖骨骨折
35 骨折後は頑丈に
36 整形外科と接骨院
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会議、会議の毎日

2005-07-07 | 大学
昨日は会議が3つあった。最後の会議が終わったのは午後8時を回っていた。
そのいずれにも学長が参加されていたが、最後の会議で顔を合わせたときには
「今日はこれで11回目です。」
と笑っておられた。
新体制の確立に向けて馬車馬のごとく...という感じだろうか。
ITがいくら発達しても会議は減らない。
ネットでやればよさそうに思うがやはり顔を合わせて場を共有することは大事なのかもしれない。
同じような理由で学会も減らない。
そんなこんなで月末締め切りの原稿にまだ着手できずにいる。
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電気刺激ミーティング

2005-07-03 | 研究・講演
岡山理科大,工学部知能機械工学科に今春赴任された山本敏泰教授からお誘いがあったので下記のミーティングに参加させていただいた。

日本リハ工学協会,SIG電気刺激,訓練用電気刺激システムの開発に関連する委員会

久留米大学の志波先生も来られていて、現在開発中の電気刺激訓練器を実際に見せていただいた。
最近電気刺激に興味が出てきたところであり、高名な山本先生が岡山理科大学へ赴任してこられたのは本当にありがたい。
これから、いろいろと指導していただくつもりである。
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半年経過

2005-07-01 | 大学
2005年も半年が過ぎた。
これまでは自分の仕事中心に考えれば良かったのが、今年からは役職もつき、大学全体の運営に関わらざるを得なくなった。
いま一番気がかりなのは大学の研究体制の整備である。
一人でできることならいくらでも頑張りようもあるが、全体の雰囲気作りからとなると頭を抱えてしまう。
一方では自分の研究も進めなくてはならないし、学生のゼミもおろそかにできない。
体は一つしかないのにいったいどうしたらいいのか。
思い悩む前に行動すればよいのだろうが、あれこれ悩んで時間を無駄にしているこのごろである。
今年も残すは半年のみ。
明るく前向きに乗り切りたい。
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