河村顕治研究室

健康寿命を延伸するリハビリテーション先端科学研究に取り組む研究室

『永遠の0』を読みました

2013-12-31 | Private
今話題の百田尚樹さんの『永遠の0』を読みました。

先日のゼミパーティーの時に、ゼミ生が『永遠の0』の本をプレゼントしてくれたのがきっかけだった。
29日に、久しぶりの休日なので映画でも見ようと思い立ち、それならと映画化された『永遠の0』を見に行った。

実は内容に関してはほとんど予備知識がなかったのだが、見始めると夢中になり、あっという間に時間が過ぎていた。

映画を見てから原作を読むのは順番が逆という見方もできるが、私は意外といいと思う。
文章だけでは零戦や空母のイメージはなかなか頭に描けないからだ。

原作の方も読み始めると止めることができず、一気に読破してしまった。
百田さんの本はどれも魅力的だ。

数ある百田さんの本の中でも、年が改まるこの時期に読む本としては、『永遠の0』は最適だと思う。

こうした悲しい歴史があったことはいつまでも語り継がれるべきだと思うし、これからの未来を生きていく上で、しっかりと認識しなければならないと思う。


今年を振り返ると、何と言ってもアベノミクスで長引くデフレから脱却できそうだという期待が高まったことが一番記憶に残る。
しかし、アベノミクスを推進した大規模な金融緩和は、数年後に国債の暴落となって跳ね返ってくるかもしれない。
福島の原発事故も一向に終息の目処が立っていない。


先の見えにくい時代だが、『永遠の0』の頃と違うのは個人が入手できる情報の量である。
ただ、溢れる情報の取捨選択に苦労する。

難しい時代だが、しっかりと自分の立ち位置を見定めて、真摯に生きていきたいと思った。
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仕事納め

2013-12-27 | 大学
1年はあっという間に過ぎ去って、今日ははや仕事納めとなった。

年末にいきなり出てきた特許出願という話は、いろいろ制限があることが分かりいったんペンディングとなり年を越すことになった。

同じく研究論文の投稿は今年はうまく行かず、来年に期待することとなった。

来年は1月6日に仕事始めの予定であり、今年の年末年始はゆっくり過ごして、これからの過ごし方の作戦を練りたいと思う。
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ゼミクリスマスパーティー

2013-12-26 | 大学
毎年、クリスマスの時期にゼミ生を自宅に招待してクリスマスパーティーを行っている。
今年は我が家の事情で、クリスマスが過ぎてからの開催となってしまった。

4年生3名と3年生4名、それに我が家の息子と我々夫婦の合計10人で、ビンゴゲームや罰ゲームも行って結構盛り上がった。
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年賀状の手抜きはどうかご容赦を

2013-12-25 | 大学
本学では10万円以上の予算の執行は基本的に年内と定められている。

今日も朝から購入要望書を書き、何とかきちんと予算を使おうと頑張っていた。

気になっていた研究所の予算執行状況を確認すると、まだまだ予算が残っており、早く使わないと手遅れになる。

研究所長の加納先生にそのことを相談に行くと、近日中に新しい特許出願をするので予算は使い切れるとおっしゃる。

そうは言ってもその実務をするのは私だから、ため息をつきながら知財委員会の手配やいろいろ作業を進めていたら、総務からの返事で研究所予算では特許出願費用は出せないとのことだった。

結局、個人研究費をかき集めて出願することにして、書類仕事は明日に持ち越すことにした。

明日は大学院の発表会があるし、科研費の物品購入の作業も行わなくてはならないし、個人的には年賀状も書かなくてはならない。

毎年毎年、年末はこの調子で過ぎていく。

今年はそれに加えて新しい補助金の報告書の段取りや来年度の予算編成に向けての準備もあるので、もうめちゃくちゃ忙しい。

こういう状況なので、年賀状の手抜きはどうかご容赦願いたい。
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順和会忘年会

2013-12-20 | 大学
大学の忘年会が行われた。

吉備国際大学は今年はいろいろと成果が上がったが、私にとってはかなりきつい1年間であった。

来年度はますますきつい年になりそうで、忘年会だからと言って浮かれる気分ではない。


たまたま同じテーブルで隣に座った先生は、来年から延岡の九州保健福祉大学に赴任が決まっているとのことで、大変なのは私だけではないというのがよく分かった。

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韓国ハンリム聖心大学より訪問団

2013-12-19 | 大学
韓国ハンリム聖心大学より訪問団が大学に来られて、理学療法学科をあげて対応した。
先方は大学院生と教授を中心に10名ほどで、通訳の方も同行されていた。

わかったこと。

韓国も3次元動作解析は結構盛んであると言うこと。

理学療法で物理療法がメインというのは10年前の話で、最近は運動療法の比重が高まっていると言うこと。
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卒業論文と学位論文

2013-12-18 | 大学
年末になり、毎日慌ただしいが、学部生の卒業論文は今年中に完成させて提出しなくてはならない。
ところが、卒業がかかった卒業試験が延々と続くため、いつまで経っても論文は仕上がらない。
今日、3回目の卒業試験が終了したので、明日、書けているところまで見せに来るように電話した。

通学制、通信制の大学院生も年明けには学位論文の提出を控えているため、今は必死に論文を書いている。
中には本人よりも指導教員の方が青ざめているような院生もいる。
書くのが早い院生は、早々と原稿をメールで送ってくるが、こちらも年末でいろいろと仕事がたまっており、なかなか見ることができない。

師も走るとは良く言ったものだと感心するこのごろである。
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アメリカ学会出張に行くことにしたら物価に驚く

2013-12-17 | 大学
今年は補助金申請から始まり、補助金の執行で1年が終わろうとしている。

大学教員としては研究も行わなくてはいったい何のために大学に所属しているか分からないので、一大決心をして来年3月にアメリカ整形外科基礎学会(ORS)に出張することにした。
ORSは以前は研究費がなくても自腹で必ず参加していた国際学会であり、私はこの学会で発表することを目標に研究に励んでいた。
開催時期が年度末で、講義もなくちょうど参加しやすかったのである。
ところがいつしか大学の役職に就き、年度末でも会議でつぶれるようになり、国際学会には行けなくなってきた。

過去5年くらいは海外へはどこにも行っていない。
パスポートはほとんどスタンプが押されていないままである。

これではだんだん研究しないろくでもない教員になってしまいそうでますます元気がなくなってきた。

今回のORSの会期はちょうど出張するには最適で、3月の中旬で卒業式の前である。
今年から始まった科研費の研究計画でも、国際学会で発表することにしていた。
しかも今年のORSは60周年の記念すべき学会である。

これはどうしても行かなくてはならないと言う気持ちになってきた。

そこで、ORSのホームページを見てみると、タイミング良く『Call for Late Breaking Poster Abstracts! 』というこれまでにはなかった演題募集が掲載されているではないか。

締切はDecember 16, 2013 (5pm Central Time)で、この1週間、空いた時間をみつけて一生懸命abstractを書いた。
登録には30ドルの支払いが必要なのだとか。

登録しても採択されるのはきっと少数だと思うので、不採択の可能性の方が大きい。

しかし、ここは頑張りどころである。
不採択だろうが何だろうがもう行くしかない。

国際学会で海外出張するにはもう一つクリアしなければならないことがある。
それは学内規定による海外渡航審査である。

ただ、春休み期間中の科研費の出張で許可が下りないとも思えない。

もう、気持ちは完全に行くつもりなのだが、ホテルの予約をしようとして、その料金に驚いた。
学会場のホテルが、日本の旅行業者で宿泊を予約しようとすると1泊5万円もするのである。
周辺の安いホテルを調べてもらっても1泊2万円はくだらない。
郊外のモーテルならもっと安いが、アメリカではレンタカーを予約しなくては利用できず、余計高くつく。

しばらく海外出張しない間に、日本の物価はデフレで下がったのに対して、アメリカの物価は20年前に比較して60パーセントも上昇したのだそうだ。
為替相場は現在は1ドル103円くらいで、以前私が留学していた頃とそんなに変わらない。

日本に住んでいると物価は上がらないものと勘違いするが、アメリカではインフレがいつの間にか進行していたのである。
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第1回 吉備国際大学 地(知)の拠点 シンポジウム

2013-12-14 | 大学
早朝より南あわじに出張し、第1回 吉備国際大学 地(知)の拠点 シンポジウムを行った。




日時:平成25年12月14日(土)12:45~16:00
会場:吉備国際大学南あわじ志知キャンパスC棟3階大講義室(兵庫県南あわじ市志知佐礼尾370-1)
高梁キャンパス7号館711教室 (岡山県高梁市伊賀8) 

プログラム : 司会(志知キャンパス)  河村 顕治(地域貢献推進センター長)
12:45~12:50 開会挨拶(高梁キャンパス) 松本 皓 (吉備国際大学 学長)
12:50~12:55 来賓挨拶(高梁キャンパス) 近藤 隆則 氏 (高梁市長)
≪※発表者は全て志知キャンパスから高梁キャンパスに放映≫
12:55~13:10 高齢者の「健康づくり・介護予防」への取り組みを通じた地域貢献
佐藤 三矢(保健医療福祉学部 理学療法学科 准教授)
13:15~13:30 吉備国際大学における園芸療法およびワークシェアリングプロジェクトの取り組み
三宅 優紀(保健医療福祉学部 作業療法学科 講師)
13:35~13:50 地域の子育て支援活動を通じた質の高い保育者養成
寺見 章(心理学部 子ども発達教育学科 教授)
13:55~14:05 質疑応答
14:05~14:10 休憩
14:10~14:15 来賓挨拶(志知キャンパス)  中田 勝久 氏(南あわじ市長)
14:15~14:30 品種改良と地域創成
谷坂 隆俊(地域創成農学部 地域創成農学科 教授)
14:35~14:50 健康増進に好ましい南あわじ産野菜を利用した食品と化粧品の販売計画
金沢 和樹(地域創成農学部 地域創成農学科 教授)
14:55~15:10 米国におけるコープ教育
加古 敏之(地域創成農学部 地域創成農学科 教授)
15:15~15:30 質疑応答
15:30~15:35 閉会挨拶(高梁キャンパス)  下山 進(吉備国際大学 副学長)
15:35~16:00 フロアにて交流会(志知キャンパス)保積 功一(吉備国際大学 副学長)
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第32回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会

2013-12-08 | 研究・講演
第32回日本リハビリテーション医学会中国・四国地方会
第37回中国四国リハビリテーション医学研究会

【会 場】 岡山国際交流センター (岡山県岡山市北区奉還町2丁目2番1号)

【大会長】 赤澤 啓史先生 (旭川荘療育・医療センター 院長代理)



【 プログラム 】

ポリオ経験者の補装具処方
かがわ総合リハビリテーションセンター 木下 篤、中塚洋一、高橋右彦、宮地 健
吉備高原医療リハセンター 徳弘昭博
吉備国際大学 河村顕治

◇講演1 「脳卒中の機能予後予測」
         亀田総合病院リハビリテーション科部長 宮越浩一先生

◇ランチョンセミナー 「地域におけるボツリヌス治療の実践と意義」
         西宮協立リハビリテーション病院リハビリテーション科医長 勝谷将史先生

◇講演2 「安全で円滑な周術期のリハビリテーションを目指して」
         岡山大学病院総合リハビリテーション部教授 千田益生先生 
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高梁美しい森

2013-12-05 | 大学
昨日のフォーラムで紹介のあった、NPO法人フォレストフォーピープル岡山が活動拠点にしているという高梁美しい森に早速寄ってみた。
いつもの出校途上の道沿いにあるのでナビを頼りにこれまで走ったことのない道に入っていった。

ナビではこのあたりだろうと思っても、ただ森が道の両脇にあるだけでよくわからない。

どんどん走って行くと行き止まりになっており、その途中、備中松山城 展望台という看板があったので車を停めて登ってみた。

そうすると雲海に小高い山々の頂上が島のように浮かんでいる絶景が見渡せた。

既に先客が五六人、カメラで写真を撮っていた。

たまたまみつけたポイントだが、今度新しい車が来たらカメラと三脚を積んで、またここに写真を撮りに来たい。
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備中高梁フィールドミュージアム・フォーラム

2013-12-04 | 大学
本学が取り組んでいる地(知)の拠点整備事業で提携しているNPO法人フォレストフォーピープル岡山が主催する備中高梁フィールドミュージアム・フォーラムが夜、高梁国際ホテルで開催され、お誘いを受けたので参加した。

夜遅くで疲れていたが、非常に面白いフォーラムであった。

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モンテーニュ『エセー』

2013-12-01 | Private
300,000kmを達成したからと言うわけではないが、最近、早期引退と言うことを夢想するようになった。
私には愛媛に実家があり、母親が1人で暮らしているため、そちらもどうしても気になる。
愛媛に帰って庭いじりや野菜を作るのも悪くないような気がする。


今朝の日経にフランス文学者の宮下志朗さんが『わが暇、孤独、断捨離』と題して、エッセーを書いている。
八ヶ岳山麓に別荘を購入して時々出かけるようになったというご自身の生活のことを記しておられるのだが、専門であるモンテーニュのことを書いているのが興味深い。

モンテーニュは
『残されたわずかな余生を、世間から離れてのんびりすごそう、それ以外のことは関わるものかと心に誓い、早々と裁判官をやめて田舎領主となり、暇を手に入れた。不惑の年を前にしての楽隠居、塔の書斎という孤独になれる場所を確保して、読書と思索にふけったのだ。』

『暇な時間のおかげで、モンテーニュは「エセー」という随想を書くことができた。けれども、いささか隠居が早すぎたのか、その後、彼は故郷ボルドーの市長に選ばれてしまい、公職に復帰する。
でも彼は、「他人に自分を貸すのは必要だが、自分を与えるのは自分自身に対してだけでいい。自分を抵当に入れるのも耐えがたい」という考えの持ち主だ。良い意味での自己中心主義者なのである。だから市長を二期務めると、さっさと田舎へ帰ってしまう。そして同郷の国王アンリ四世に政界復帰を請われても、これを固辞して「エセー」の加筆に没頭した。』


優れた思索のためにはゆったりとした時間が必要だと言うことだと思うが、なかなか凡人にはモンテーニュのような潔い生活はできるものではない。
実際に、田舎に引っ込んだら3日で飽きて、時間をもてあましてしまうだろう。
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