今日は午後からリピーターさん教室。それまでは昨日の続きで、結局答えが出ないまま、2通りの下地を彫ったのね。

また張ってはいないんだけど、一応こんな感じになる・・・って仮置き。どんな方が来るか?が判らないから、間口が広い分、仮に未就学児の子が来た時に、張るだけ・・・なんて事になると、どんな感じになるのかな?とか、色々あるのね。
ただどちらにしても、単なる好みであって、そこそこ見栄えも良いし、らしい仕上がりになって来た。まぁそれはそうと、しばらくして土砂降り・・・外でやっていた時間もあったんでラッキーだったのね。
そんなこんなのお教室。昨日の話の続きになるんだけれど、良くあるいらしてからの会話に、今日はどーですか?ってのがあって、要するに予約したのは数週間前だったりして、それはお互いが空いていた日にちを抑えただけであって、体調とか、
気分とか、乗っているとか、その日の調子ってのがあるでしょ?その時に、大作なんてやっている人は、慌てて無いし、場所が広い分、何処でも良い訳で。だから調子に寄って、じゃこの辺にしますか?みたいに決めたりするのね。
これが体験なら、何しろ今日完成って事になるし、終わる前提だから、順番通りにやった方が良くなるが、大作は今日は終わらないのだし、難易度の低い場所もあれば、高い場所もあって、その分量も果てしなかったりするのね。
まっ簡単な例なら、料理で、じゃジャガイモの皮剥いて・・・こんなの初歩な感じでしょ?これが体験なら、家庭の料理としての数だから、2,3個って事だろうから、やっとこやったとしても終わるでしょ?所が大作は、披露宴分みたいになるから
50個とか、100個になる。となると、それだけで終わっちゃうかも知れないし、でも簡単な事の繰り返しな訳で・・・。ただこれは下ごしらえなのだから、焼くとか煮るとか、炒めるとか、味付けとなると、難易度は変わって来る。
つまり調子が良かろうが、悪かろうが、体験は完成する事になるし、逆に大作は、調子が悪ければ下ごしらえの箇所を進めれば良いし、調子が良ければ、味付けなんて大事な箇所をやる?なんて事になるのね。だから最初に問診になるのね。
だから間違っても時間の後半の疲れた頃に、味付け箇所なんてやっちゃダメなのね。なるべく前半に。勿論、味付け箇所を次回のさわりに・・・って感じにちょっとだけ説明がてらに・・・なんて事はあるけれどね。
そんな事を話したが、何しろ他分野で何年も習っている方なんで、制作するって時間を過ごす事が慣れていて、しかも男の方って言うのも中々珍しく、ただとても器用で、以前作ったものの画像を何個も見せて頂いたんだけど、知らないながらも、
時間の掛かる作品に見えたのね。そんな事もからも慣れているのかも知れないのね。しかも既にウォンバットを完成させているから実績もあるし、まだ始まったばかりだけれど、今のグレードでこのまま仕上がれば、かなりの作品になる。
本来なら手慣れない事をしているはずなのね。何しろ前回のウォンバットは同じパーツの繰り返しの点での仕上げだったが、今回は流ればかりが続く線での仕上げ。段々細く、太く、と思いきや、元に戻ったり・・・。
これが音楽なら、ただドやミと言った音が出ました・・・それが点みたいな事だとしたら、ドは強く、段々弱くみたいに、デクレッシェンドとかクレッシェンドみたいな指示マークが増えれば、単なる音符より高度になる。
それが線の仕上げみたいな感じ。段々って言うのは、強い、弱いみたいな単純な事じゃ無いからね。どっちか…じゃ無くて曖昧な感じって言うのは、難しいのね。それを既にこの完成度で出来ているのだから、本来ならここで戸惑っていて、
段々上手くなって行く・・・だから、後半に前半の剥がしたい・・・なんて気持ちになるもんなんだけど、既にかなりの高得点。後はこのまま最後まで行ければ、自分の代表作の書き換えになるだろうね。