katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

空の湯の銘木引き取りと下絵の直し

2020-09-19 07:31:25 | 打ち合わせ

今日はいよいよ空の湯の下絵をお見せして、下地になる銘木の引き取りで成田へ・・・。まぁ2時間見れば間違いないだろうと出発するも、いきなり渋滞で、まさか・・・と思ったけれど、最初だけで後はすんなり。逆に時間が余り過ぎて、

朝ご飯も食べられたのね。そんなこんなで下絵をお見せすると、ジェットエンジン部分と後ろのハネの形の是正はあったものの、カメ飛行機の方はすんなり通ったのね。ただ鶴の飛行機の方に違和感を感じたらしく・・・。

そもそもカメ飛行機は実際にハワイに飛んでいる事もあり、条件が揃っていて描きやすかったが、鶴の方は最初、カメがハワイから帰って来て、鶴は日本から飛び立つって感じに1つの絵に2機飛んでいたのね。ただ実際に向い合せにすると、

ガメラ対ギャオスみたいになっちゃって、その時に女湯と男湯を別々にすれば・・・とかぐやの提案でハワイに飛んで行くカメ飛行機は割とスマートに決まったんだけれど、じゃ鶴は何処へ飛んで行く?となった時、色んな所にしようと、

最初は世界の名所なんてシンプルに思ったが、誰でもそう思うだろうな・・・と普通な事を消したのね。更に国旗、模様と色々やったけれど、結局主要な誰でも知っている国って順番に選ぶと、G7かっ・・・みたいになって、また普通・・・

もっとそう言うくくりじゃ無くて、何これ?って感じが欲しかったのね・・・俺が選ばなくても判ってしまう世界感じゃ無くて、何くくりこれ?みたいな・・・そこで出て来たのが古代の・・・って言うマークや形。これなら何処の国みたいな

くくりが判りづらいし、奇妙な感じも出るので、何これ?って事にも繋がるだろう・・・ってね。ここで何で、何これ?にこだわったか?って言うと、最初の先方から送られて来たのが、こけし飛行機だったのね・・・とても斬新。

そもそも社長さんって偉い人が、こけし飛行機を例として送るって、かなり攻めた提案が欲しいんだろうなと伺えた。だからハワイのカメ飛行機は普通に送りバント的にやったが、鶴はもっと大胆に攻めようと思ったのね・・・。

なるべく普通にならないようにね。所が社長さんは見るなり、鶴いらなくない?・・・って。えっ?でも鶴亀って揃えるのは先日の決まりだったし・・・と思ったら、ナスカの地上絵の鳥見て、これ鶴に見えない?って・・・。

鶴にするには首を長くしないと・・・って話で、要するに社長さんは可愛い鶴の飛行機と古代の行き先の絵が、同じ場所に違和感過ぎるって事らしいのね。俺はその違和感に何これ?って思って貰いたかったのね。

つまり言い方を変えれば、まるちゃんとゴルゴ13が一緒にいるみたいな・・・かなり攻めたつもりだったのね。それと、2つ揃うのはお披露目の時だけなんだけれど、全日空と日航って言う時に、同じ位の大きさで好みはあれど、

同じ様なキャラがあった方が・・・と考えたのね。つまり行き先のみが違うみたいに。更に言えば女子の方は花があった方が良いだろうし、男子は生き物とか・・・ってあれこれ考えた中、こうなったのね。ただキャラを無くすってね。

そこまで攻めるかぁ・・・つまりお披露目で2つ並べても、説明無しでは、きっと鶴飛行機は見つかりづらい。つまり隠れキャラと言う考え方になる。2つの飛行機会社を同じようなスペースで同じようなデザインでって言うのは、守りに

行ったかな?・・・ただね、社長さんにも言ったんだけれど、これでも結構攻めたつもりだったんですが、中々普通はここまで攻める提案を好きな方は少ないし、何処まで行けるのか?って事になると、落し所を探しながらやりました・・・

って。すると、この下絵があるから、そう思ったんですよ・・・って笑っていたんだけれど、まぁ何はともあれ、打ち合わせも終わって、またお風呂を頂いて・・・アトリエに戻って、鶴の方の変更部分の手直し。

何せ60cmの鶴がいなくなるのだから、全体に広げると余白が出来るから、パーツを分解して拡大するも、30cm程度の幅の銘木・・・余り広げるとはみ出しちゃうし・・・そんな中、1つ追加となったのは、空の湯のマーク。

これでいくらか余白を埋められたが、ん・・・もう1つ欲しいかな?って感じ。


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