katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

そして今日もDucatiのモザイク

2020-06-05 07:05:47 | モザイク作家
今日もDucatiのモザイク。気が付いた人は良く見てくれる人だと思うんだけれど、そうなのね・・・待っていたティーアートさんに注文したVi(ヴィー)って言うタイルなんだけれど、どうやら上絵らしいが、普通の上絵とは発色感が違うのね。


そうね、雰囲気としては1cmタイルの織部って言う緑のタイルのガラスの被膜に覆われた感じ・・・とでも言うのかな?全体的に発色が鮮やかなのね。この色合いが今回のDucatiのモザイクには必須だったのね。何しろこのイタリア色・・・赤と緑の色合いは普通のタイルの色合いでは、和の色合いになり、若干地味になる

これが仮に通常の上絵の赤を使ったとしたら?それに合う緑は?となると、赤だけが目立つ事になり、結局2色揃えるとなると、地味になってしまう。そう言う点を見事にカバーしてくれるタイルなのね。ただこれが厄介でこの発色の良さは、ピュアって言う、これもまた発色の良いタイルがあるのだけれど、このタイルは裏面

を見ると、白いのね。恐らくこれは蕎麦の更科と藪の違いと似ていると思うのね。それは殻を抜いたか?抜かないか?って。更科は殻が入っていないから白い粉で、藪は殻が入っているからゴマっぽい。この理由からすれば、ピュアのような裏面が白いものは、不純物の無い土を使っている分、白い土に色を乗せている

って感じなのかな?当然、精製されていない土の上に色を乗せるとでは、発色に差は出る。こんな理由からだと思うのね。こんな事1つ判ると、ファンデーションなんかもきっと一緒だろうし、画用紙の白で絵を描くのと、わら半紙の茶の紙では発色の違いは簡単に理解出来る。所が良い事と悪い事は背中合わせで、発色が

良いと言う事は、悪いと感じてしまうタイルが出て来ると言う事なのね。今回のようにそれ以外は地味な色ばかり・・・と言うのであれば、より一層の極端な差が出せて良いが、もしこれを使って花束を作ろうと思った時、全部これを使いたくなると思うのね・・・そうなると今度はかなり強めな印象になる。

そこを足りない部分を補うなんて使えるようだと、かなり上級者だと思うのね。勿論、模様のような作品で、鍋敷きやコースターなら簡単で使いやすいと思うのね。こんな説明で単純な事は説明が付くが、難しいのは、この中にも差があって、表面にガラスの被膜みたいなものがあるものと、そうで無いものがある。

被膜アリは更に発色が良く見えて、通常の上絵とは全く違う色合いに見えるのね。そこは魅力的なのね。ただ上絵・・・外での使用はどうなんだろうか?通常の上絵では10年程度で色褪せるが・・・。いずれにしても室内なら何の問題も無いので心配は無いのね。そんなこんなのタイルもやって来たんで、気分転換。

そこで赤と緑の部分を進めて見たのね。ただ、やはり思ったようには進まず・・・。予定している1週間って言う点では、残りは後2日。まず終わらない事は決定したが、そうなると一体どの位この先掛かるんだろうか?になって来るんだけれど・・・。

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