katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

監督最後の労作展の作品開始

2013-04-24 03:44:00 | モザイク教室
いよいよ今年で3回目の監督教室が始まった。どうやら今年は立体モザイクで・・・
と言う事だった。そもそも以前教えたユ-ミンの立体ヤモリのモザイクを観てモザイクを

・・・となったらしく、1年の時から最後には立体で・・・と言う事だったから、
待ちに待った立体のモザイクとなる。

そんな中、早目の始動も準備万端で悪く無い・・・・がしかし、そもそもが考えると
判る事がある・・・まずは立体のモザイクをするって言うのは、下地を作らなければ

ならない。つまりモザイクとは一切関係の無い彫刻のような技術が必要となる。
しかもその立体の下地の精度がほぼ全てと言っても過言では無い状況にもなる。

だから、過去の実績は何も保険にはならない。もし保険があるとしたら?それはタイルを
切る・・・これのみとなる。張るにしても立体に張る経験値は無い。

そこで大事なのは貯金。いかに7.8月までに下地を終えて、いかにそれまでに立体に張る事に慣れて置けるか・・・・・になる。が、その前にそれ以前の問題・・・つまり、

本当にこんな大変な事をやるに当たって、何と無く・・・そんな気分でテ-マを決めては
いないか?の確認から・・・それが大事になる。

そもそもがそれだけの時間や苦労をこのテ-マに注げるのか?と言う事の確認をした。
では検証。1年目はカメを作った。カメを飼っている事、お母さんが和風が好きな事、

色々と思い入れも乗っかったし悪くなかった。そこでカメの輪郭で和風の模様にしたのも
中々面白いアイデアだった。そして2年目はゲルニカ。

ただゲルニカを模写・・・そんな事から始まって、それは無理だからゲルニカ風味で考えろ・・・って事で、組み替えた・・・そして自分なりに平和をオリンピックに引っ掛けて

オリジナル感を出した。つまり1.2年は変化させてオリジナル感を出した事になる。
つまり変化球。そして今回のお題は、マ-ライオンらしい・・・・。

となると、今の所、模写的な作品・・・つまり直球。つまりいかに似ているか?だけ。
例え色を変えたにせよ、形がすべてになる。

では物真似と考えたとすると、変化球ってのは清水アキラさんや、コロッケさんみたいな
面白さを加えているようなあんな感じ。けれどそっくりに真似る事に徹する・・・・

今回はそんな事を狙いに行っている・・・・まずはいかに難しい事をするのか?の確認。
レプリカ作りになるのだから・・・・。

家族旅行に行った時に観て決めたらしい。確かにここを基点とするのも悪くは無い。
何しろここが問題なのだけれど、ただ作れば良いだけなら、じゃ作ろうで良い。

しかし労作展は単なる工作では無い。制作日誌なるものがある。これが厄介なのだ。
つまりどう作ったか?が問われる。それをただ書けば良いじゃん・・・

何時間掛かったかとか、ここが難しかった・・・材料はこれ・・例えばこんな事を
書いたとする。じゃそれって何を書いた事になる?と質問をした。

えっ?・・・・と戸惑っていたので、質問を変えた。じゃそれを読む人は誰?
それは労作展に来る人とか先生とか・・・・だよねぇ。

じゃさっきの何時間掛かったとか、難しかったとか、材料はこれとか書いてあったのを
読んで楽しい?と聞くと・・・ん・・・・楽しくは無いって言う。

じゃ何で?と更に聞くと・・・・ん・・・・と悩むので、単なる説明だからだよっ。
小学生の時の朝顔の飼育の日誌とか、夏休みの毎日の天気の日誌みたいになるだろっ?

何cm伸びたとか、水をやったとか、晴れだった・・・雨が降ったとか・・・ね。
今までならそれでも良い。ただ過去2回続けて受賞した自覚で望まないか?

だからもうあんなもん・・・って考え方にしよう。あんなもんじゃダメなんだってね。
つまりあれでは取り扱い説明書みたいなもん。そんなもんならどうでも良い。

つまり本気でモザイクをこれからやろうって人には、必要なものだけれど、
それは監督じゃなくても良い事になる。誰でも書けるだろっ?

監督の言葉で、監督しか書けない、監督の思いのたけを書く。そこに説明を足す。
こんな考えでやろう。つまりここも本当の意味でのオリジナル。

要するに考え方はこう。作品は見れば一目瞭然。百聞は一見にしかずってあれよあれ。
とは言え、モザイクなんてのはマニアック。セパタクロ-、ラクロス、カバティ・・・

そんな感じ。野球にサッカ-、バレ-にラグビ-じゃない。だから、これってタイルです。
の説明が必要になる。それはそれで良いけれど、ル-ル説明されてもね・・・って事。

やらない人にはどうでも良いでしょ?じゃ、どうするの?って話になるじゃん。
じゃいっその事、作品が無かったら・・・?って考えて御覧・・・判るかな?

まっ簡単に言えば、映画と本の関係。つまり本のみでワクワクさせてみ・・・。
映画見せずに・・・・これが課題。つまり考え方は自分の中に2人いると考える。

1人は立体モザイクを作りたい自分。1人は小説家のような自分。
前者は説明いらないだろうけれど、後者は判りづらいから説明すると、要するに

前者は作る自分。後者は作れない自分がいたとして、入院でもしてベッドで作りたいのに
作れない・・・・そんな設定で、どうやったら作れるのか?どんな事が難しそうなのか?

作った自分なら判る事だが、やってもいない事は想像しか出来ない・・・・。
ほら、想像力・・・説明書にならなくなったじゃん。でしょ?

じゃひとまずこれを見て貰おうかな・・・?


unidyをバックに監督を撮った・・・・これを説明だと、katsuさんとunidyに行きました
・・・になるが、どんな気持ちで向かっているんだよっ?何考えてんだよっ?

何時だって別に良いよっ・・・そんなの・・・心の中を見せろよっ・・・後姿じゃ
何も伝わらないんだよっ・・・けれどね、もしここに初日の決意が書かれていたら?

後姿がかっこ良くも見えたり、不安にも見えたりもする。出来れば起承転結も入れられれば、なおの事良い。まっそれはおいおい教えて行く事にして、いずれにせよこれで、

説明書にはならなくなったとは思うのだけれど・・・。何故そうなるのか?・・・・
何故それが大事になるのか?それが2年連続受賞の重みと自分の選んだお題から・・・。

前者は説明はいらないが、後者の説明は、つまり今回は直球のマ-ライオンの模写。
過去2回は作品が変化球だっただけに、作品を観るまでは何が出来るか判らない。

つまり作品がすべてだった・・・だから説明書みたいな制作日誌でも良かった。
しかし今回は誰もが知っているマ-ライオン。例え色を変えても大体想像は付く。

つまりいかに似ているか?だけなのだから、ここでアップしようがしまいが一緒。
となると、過去2回を越えるには、是正すべきは制作日誌。

こっちは読まなければ判らない事になる・・・・きちんと気持ちを入れられればね・・・
ここまで監督が理解してくれれば、次回来るまでの間に制作日誌は1日何行なんて事は

無くなっているはずである。何せ小説になっているはずだから・・・・。


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