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katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

アップル、ユニディ親子出張教室

2013-02-12 05:39:46 | モザイク教室
今日はアップル邸でアップルさんのせがれさんと、ユニディとユニディの娘さんの4人
のお教室。10時からなので、何しろ3連休なんて事もあるから、念には念をと考えて、

2時間前にアトリエを出発。ただ何も無ければ1時間で到着のはずなんだけれど・・・・
・・・・と、やっぱり何も無く・・・1時間前に到着。

まずは、画像のユニディ娘。4年生の時に始まったのだけれど、道中に小物の体験教室に
参加したりして、今は6年生・・・この時期を逃すと終わる事が無かっただろう・・・・

しかも残していた部分はバックのクラッシュ。誰が観ても上手く見えるのはツバメの部分
・・・・つまり4年生の時の部分なのだ。要するにあの時期に完成する事が出来た作品。

もし4年生の時に終わっていたら・・・・?えっこれが4年生の作品なの?凄いぃぃ。
それが6年生が作っていても・・・・勿論、これが6年生?ってなるだろうけれど、

4年生の方がより凄い感じになるでしょ?ただそれは親の欲目みたいなもので、一番大事
なのは、良く最後までたどり着いた事。そこまで行かないと、どんなに途中経過が

良くても魅力は半減するし、発表するような場所に行く事が出来ない・・・・
終わっていれば、当時6年生・・・と可能性は広がる。

何しろこれだけの作品。小タピオカがユザワヤ展に入選したように、何らかの公の場に
エントリ-すべき作品である。何しろそれだけの作品が終わった事がほっとする。



久しぶりのユニディ。こちらも全く同じ状況でもある。何しろ立体ってのは、俺とかぐや
しか作った事が無いモノ・・・・その大変さは良く判る。

しかしながら、ユニディの目指すテ-マが面白いモノ・・・・そう言う点では、いつもの
ように、面白い作品にはなりつつある。がしかし、もっと掘り下げると今までとは違う。

では今までの検証。最初のペキペキで作った家族の顔の作品。小物を合体、合体と
1人、1人を繋ぎ合わせて大作にした。中々アイデアとしても斬新な作品で、

とても面白い作品となった。そしてお婆さんの時計。いよいよ固いタイルに。
しかもそれでもグレ-ドは変わる事無く、むしろアップして今度はお洒落感も入れて来た

時計の針なんかに、そんな事を意識した事が伺えるのね。しかもビ-ズなんかも入れたりして、そんな事もまたここでは珍しい事で、この作品も結果として面白いモノになった。

つまり面白くて可愛い家族の作品から、面白くてお洒落な時計になった・・・・・
そんな感じなら、このカエルは?と言うと、面白くて・・・どんな仕上がりなのだろうか?

それが、この作品としての居場所になる。すると、この作品は外の壁に付く事になる。
ただ可愛くは見えるだろうけれど・・・・問題は掛かった時間・・・。

例えば娘のツバメの作品の場合、4年生だろうが、6年生だろうが、凄いって言うのには
変わり無い・・・・そう、凄いって事にはね。ここが問題。

凄いって作品は超越する事が多い・・・では立体カエルは?可愛いだったよね・・・?
つまり、ユニディのテ-マである可愛いってのが、報われるにはある程度必要なものが

ある。要するに凄さが伝わらない・・・・可愛いモノって言うのは・・・。
しかも・・・その上、しかもなのである。しかも、恐ろしい時間が掛かるのだ・・・・

立体は。今までのユニディは恐らく、思い描いた時間で思い通りの作品を作れた。
しかも、結果として作品の評価も高かった。所が、このカエルの立体作品では、

思い描いた通りにはなっているものの、自分の思い描く時間よりも恐ろしく掛かっている
・・・・と思っているだろう。まさかここまで・・・ってね。

それにきちんと向き合えれば、娘のようにいつかは続ければ終わる。しかも大人。
4年生と6年生なんて表現には当てはまらない・・・これを都合良しと取るか?悪しと

取るか?で考え方も変わって来る。つまりいつか終わる・・・そういつかね。
要するにそのいつか終わる・・・それに覚悟が本当に出来たのなら、今度はいつまでには

・・・・と目標を立てるようにしないと、ユニディはとっ散らかる。何故なら・・・
仕事を持っていて忙しいのに、楽しいを掲げたモザイクが思わぬ時間が掛かり、そっちに

楽しみって事がすんなり手に入らない事になると、ストレスになりそうだが、そこに
覚悟が出来ると、慌てなくても良いか・・・になる。所がそれが出来た人は、

逆にのん気にもなる事がある。実はユニディの家が改築工事をしていて、ドアの内側にも
モザイクをしようとしているのね。それはそれで持ち家じゃない人には羨ましい限りだが

・・・・また広い場所にモザイクって。まだカエルが終わっていないのに・・・・。
しかもそんな中で、金魚もやるって名乗りを挙げたのね。さてどうなるかな?

でもね、これが金魚は始まってしまえば、期日を決めると終わらせるだろうね・・・・
つまりそれを優先するから。こう言う終わらせ方は、季節モノのモザイクの考え方。

ユニディに足りないのは、そろそろ目標の期日って話。例えば6月まで掛かったとする。
雨季だよね・・・って事は、外のモザイクは取り付けられないって事になる。

つまり6月に完成したとしても、取り付けは7月になるかな・・・・何故なら、壁が
濡れたのが続くと乾くまで取り付けが出来ないから・・・・。

こんな事が起こったりする。やっと出来たとしてもね・・・・。
じゃ金魚は?って言うと、11月までには完成ね・・・と言ってある。

これをじゃまだ平気かっ・・・って思うのか?、いや、早いとこ向き合った方が・・・
と考えるか?どっちだ・・・って考えると、後者を選ぶだろうね。これなのね、これ。

要するに自分の作品には、そう言った期日が覚悟を決めた事で長引く原因にもなっている
・・・何故なら、自分のやりたい事が次々と多いから。掛け持ちが多いのね。

しかも、器用にこなす事が出来て来たんだろうけれど、それはすべてが経験値によるもの
であって、モザイクの掛かる時間は薄々結構掛かるって言うのは、判って来たとは思う

けれど、それでも平面とは違って立体は読み切れなかった・・・そんな感じ。
そこでそんなユニディに提案なら、きちんとまずはテ-マを決める事。

外のカエルの壁画はラフ画を見たから、変更さえ無ければ、次に何をやるべきか?
アドバイスや掛かる材料代、もっと言えば、日高氏に頼んだりする部分とか、

先を読んであげる事は出来る。つまり、ドアの内側の壁も同じように、お花とか魚とか
何らかのテ-マを決めて、ラフ画を描き、そのイメ-ジを固めたら、雨ならそこをやり、

晴れていれば、カエル・・・って具体化させて行かないと、漠然とでは果てしなくなる。
今回のユニディの娘も同じで4年生で完成していれば、大人じゃない分、やりたい事が

今より少なかった分、終われただろうが、今回6年生になって終われた理由・・・・
それはユニディが葉っぱ掛けたから。だとしたら、俺がユニディに葉っぱ掛けないと、

終わらなくなっちゃう・・・どれもこれも時間の掛かるモザイクをしたいのだから・・・
きっとチャカチャカってモザイクの仕上がりで満足はしないだろうから。ね・・・。

と言う事を踏まえても、もうこのカエルも後半に入った・・・そんな感じがして来た。
ちょっと向き合えば、終わりはすぐそこにも思えるのね。



これはアップルさんのせがれ。ここは何も無し。だってこれよりも凄い作品を作った人だもの・・・・それで6年生になって、クラッシュのみで、更にこのスペ-ス。

安全過ぎて口を出す事が無い。材料を揃えてあげれば、すんなり完成。ですよね・・・。
結果もこの通り、全く問題なしなのね。



そしてアップルさん。実はもうそんなに困らない状況下にある。勿論、本人は悩みつつ
・・・って言うだろうけれどね。何故なら、新しいアイテムの裏にんにく。

でもね、本物のにんにくを置いて観ながら作る・・・この姿勢だけでも上手く作れる
方向にある。良く観て・・・これだけ作れる人が作るのだからね。以前とは違うのね。

だから、もう裏にんにくも結果は見えている。時間が解決するのである。
じゃそのままバックに行って、あっさりと・・・ってやったとするじゃない?

確かにお洒落からは、ずれないし良い作品になるだろうし、今まで掛かった時間よりも
掛からずに終わって行くだろう・・・・だってあっさりなんだもの。

ではこってりと比喩したとする。今度はやり過ぎな感じがする。つまり本体よりも
時間が掛かってしまっては、一体何が作りたかったのか?本末転倒な感じがする・・・。

だから、本体と同じ位か、それとも少しだけそれ以下・・・こんな表現に当てはまる
そんなバックをお洒落を意識しつつ出来たとしたら?・・・どうだろうか?

考えただけでも、この腕の人が作るのだから・・・と凄い事になるだろうなぁって、
思えるでしょ?・・・要するにそれだけ腕が上がった事になる。

だってより良く・・・って欲張りたくなるほど、グレ-ドが良いから。
ほら、のりちゃんのお母さんがサ-クルのみんなに、チャカチャカ禁止って言われていた

・・・・あれよあれ。個人レッスンにはそれを言ってくれるみんながいないからね。
ただ俺がそれが良いって言うと、強制になっちゃうでしょ?そこで満足か?もっと凄いのを

臨んでいるのか?で変わって来るじゃない?ただ最初の1歩は自分で決めないと、やらされている感が強くなる。しかも、凄いものを目指して楽なはずも無く・・・・ね。

すると、こんな質問が来たのね・・・・どうすれば、そうなるのか?
そこでこんなヒント、きっかけを投げ掛けて見たのね。

例えば今、にんにく、とうがらし、グルグルとしたもの・・・この3つのアイテムがある
本人にこの意味は?と聞くと、何と無く・・・って言うのね。つまり言い方を変えれば、

そこに繋がりが無い。にんにくと、とうがらしには繋がりがあっても、グルグルには無い
そこを繋げる何か?を考える。後付けになるけれど、意味の無いものに意味を持たせる為

であり、その意味が成立すると、重みが増す。そしてもう1つ、意識せずに思いつきと
言うのなら、直接表現として観たままのにんにくと、とうがらしと、何と無くグルグル

なら、点々でも良いのに○で切ってある。つまりこれを間接表現と見立てるのなら、
繋がりが無く見えてもおかしくないんじゃないのかな?

例えば、同じ柄が3つ・・・これは同じ余韻って考えるのなら、1番、2番、3番といんを
踏んでいるのと同じように、安定感がある。そこにグルグルは外の丸い枠から平行に

回っているのだから、これも心地良い。例えば、きっと、もっと、ずっと、そっと・・・
のように、少しずつ変えると、心地良さにお洒落感を増したり、2番はリズムを止めて、

1拍空けてみたりすると、えっ?ってあえて、リズムを止める事で、不安定をお洒落とする
・・・それには、効果的にきちんと繰り返す事が大事だったりする。

ジャンケンポン・・・あいこでしょ、あいこでしょ、一体何処で変える?
それとも意地を張る?こんなのも同じ。ストレ-トを何球続けて投げる?

フェイントって?ドロップショットにロブ・・・相手のある場合、騙す事、意表を突く
事が勝利として大事で、モノ作りとしてのクリエ-タ-として、オリジナル作成者としては

・・・・いかに観る人の意表を突けるか?になったりする・・・・しかも、そんな事を
しても良いね・・・って言われるって言うのは、効果的にする為の同じ事の繰り返しが

ここまで出来るようになったのなら・・・・の前提であって、もっと言えば、時間の
許す限り・・・であって、それは本人のみぞ知る事なのね。

ただ、アップルさんは時間の掛かるモザイクは出来るようになった人なので、
そっちに歩けば時間が掛かるって話も理解されているだろうし、逆にチャッチャとまでは

言わないながらも、すんなりの方向で終わらせる意味も判っているはずなのね。
いずれにせよ、にんにく、とうがらし、グルグルを繋ぎ合わせる比喩のアイテム・・・・

それさえ出れば、構想がしっかりするから、進み方も自然に付いて来るのね。
まっ、どちらを選んでも良い作品になるとは思うけれど。

まっ、そんなこんなの子供達の作品の目地は、持ち帰って俺が完成させる事になる。
みんなお疲れ様でした。

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