katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ユニディさんからの依頼作品と・・・はまののりゆき

2011-10-10 21:52:36 | モザイク作家
本物はこんな感じなんだけれど・・・・


と、夜に実家に行かなければ、頑張ってます・・・やってます・・・だけだったが・・・
御宿の土産話も聞きたいし、ちょいと話したい事もあって・・・・すると、

親父が落語を教えてくれた。それが非常に面白かったので、憶えていたキ-ワ-ドで
検索すると、はまののりゆき・・・なる人が出て来た。

どうやらこの人は2代目らしいんだが、親父は名工と言われるほどの彫刻家。
所が親父が亡くなって衰退して行くらしいのね・・・。

所が親父のご贔屓さんが河童狸って言う得体の知れない彫ったものをみかん箱13個分も
買ってくれていたんだが、それが馬を彫ったと言うが足が3本しか無いので、

その理由を聞かれると、眠気で彫り落としてしまったと言う・・・恐らくご贔屓さんは
亡き親父さんとの付き合いなどの情けで買い続けてくれたのだろう・・・安いとは言え。

所が河童狸なんて得体の知れないものは、それはまっ良いとして、馬であるのなら
4本の足があってしかるべき。なのに失敗と判って買って貰おうとしたその態度に、

愛想を付かされ死ねと言われる。もう敷居をまたぐなっ・・・と。
やる気の無さ・・・と取られたのだろう・・・。

家に帰り母に話すと、母に観音様を私に彫ってくれ・・・と言われ、幾晩も徹夜をして
完成を遂げる。そして疲れたろっ・・・水を飲めとその水を母と半分ずつ飲んだ・・・

そして母がこれを持ってご贔屓さんの所へ持ってお行き・・・でも30両以下じゃ売るんじゃないよ・・・と言われる。

それを持ってご贔屓さんの門でもじもじしていると、あぁ先代の作品があったのか?
って。以前、おっかさんに聞いた時には、食べ物に換えた・・・と言われたが・・・

そこでいくらだ・・・?と聞かれて30両以下では売るな・・・と言われて来た・・・と
だけ言うと、勝手に先代の作品と思い込み、何30両なんだ・・・?と・・・・

そこでこれは私が作った・・・と正直に話すと、今度は何処まで性根が腐っているんだ
・・・と怒られるも、母とのやり取りを聞いた途端、それは水杯だ・・・

おっかさんがお前の代わりに死んでしまう・・・・こんな話から売れっ子になる。
すると駄作とされていたみかん箱13個分の河童狸も3本足の馬も完売・・・・

これにはいろいろあって、母が死ぬって言うのと、死なないって言うのとあるらしい。
この解釈ってのは、恐らく死ぬ気で必死でやるとこうして結果を残せる事もある・・・

落語は人情話がベ-スだから、まっそんな事もあるかも知れないが・・・・
同じ作家って言うのなら、そもそも河童狸の時に気が付いてよ・・・って感じなのね。

そもそもそこが個性的なんじゃなかったのかなぁ・・・?それを良くある観音様彫って
有名になったとさ・・・って・・・はぁ?おばかさん・・・な話。

まっサザンみたいね。勝手にしやがれと渚のシンドバッドなんて歌が流行った後に、
勝手にシンドバッドなんてね・・・・。どう観ても河童と狸で河童狸。

それが誰が聞いても素敵なバラ-ド・・・いとしのエリ-って言うとヒットぉぉぉぉ。
誰が観ても判り易い観音様でヒットぉぉぉぉ。

そもそもが2世ってだけじゃ成功はしないのね・・・そこそこ何とかなったとしてもね。
恐らく先代は物凄い保守的な誰にでも判り易いもの彫っていたんだろうね・・・・。

きっと・・・。きっと2代目は個性的で革新だったんじゃないのかな?
母は保守な旦那と結婚し、革新のせがれに保守を作らせたんじゃないのかな?

もしそうなら、本当の目利きは母で、お情けのみで買ってやった・・・ってご贔屓さんは
可哀想だから・・・って買ってやっただけで真の実力を判らずにね・・・・

ただそうとは言え、それが安くとは言え、練習させて貰ったのも、その日の生活費にも
なったのも事実。そもそもが、母が死んだだけで作品が上手くなんかなるはずが無い。

とは言え、ご贔屓さんは駄作を買ってやった・・・と言ってた駄作は認められれば、
全部売れてしまったのは言うまでも無い。売れるとは?そんなもん。

とても簡単な事なんだけれどね・・・。そもそもがコツコツやっていたからなんじゃないのかな?ずっと。ゴルフだ、卓球だ、サッカ-だ・・・みんな3つの時にはやってるよ。

エリ-トってのはいつもそう。人よりも早く努力を絞って専念させているのね。
満遍なくでは無くて、絞ってね。

ただ難しいのは、底辺が多いものを選ぶと頂点に立てれば大金を掴める成功者となり、
底辺が少ないと、頂点も近いが成功してもその保障は少ない所か、無いに等しい。

それと、野球が得意なので比喩に使えば、昔職業野球と言われていた時代、
野球が職業?って感じだった。と言う事は、それだけ馴染みが無いものだったと言う事。

と言う事は、明らかに上手いなんて人はそうそういないはず・・・なのに上手い人がいた
そんな人達は3割以上を打ったり400勝以上したり、30勝とか何百盗塁だの・・・・

同じ野球人なのにごくわずかな選手が他をぶっちぎって大きく離す記録を残した。
それは物凄い記録を残す人と普通の選手の努力の差が大きかった事が原因。

それが底辺が広がれば当然、知名度が上がり同じように公平に指導を受けたりする・・・
そうすると格差が起きずらい・・・がしかし、エリ-トは特別な指導を特別に受け、

それとは反対に特別な指導が無い分、基本となる体作りを収入を得るアルバイトと
連動するようなものを選ぶ・・・新聞配達など走りながら・・・なんてね。

こうした2通りが普通とは違うやり方。野球の場合なら前者の指導者にプロはいなかった
ので、有名高校に入る・・・それがエリ-トで、公立の田舎高校が後者とでも言うのかな

今ならバレ-、サッカ-、野球・・・とプロの指導者は何処にでもいる。
そして芸術にも・・・・。どう取るか?どう感じるか?はご自由にどうぞ・・・。

少なくともユ-ミンや監督の学校にはわんさとプロの指導者がいたと思うがね。
それは勉強とて同じ・・・。

ただ世の中には例外って言うのがあるのね・・・絶対はこの世に無いのだから・・・。
大器晩成・・・・どんな意味なのかなぁ・・・・?

落合監督みたいな人だなっ・・・・きっと。俺はいずれにせよ、エリ-トでは無いし、
完全なる叩き上げで、大器晩成しか無いからなぁ・・・。

楽天の山崎選手も40歳でホ-ムラン、打点の2冠に輝くのだから無理では無さそうなのね。

おっと話がずれてしまったけれど、何とも面白い話だったのね・・・父にしては。
ただ俺のこの解説もその時したんだけれど、恐らく何も伝わらなかったし、

何を言っているか?判らなかったんだろうけれど・・・。まっここに書いとけば、
あん時言ったよね・・・?の確認にもなるのだから、売れたから、売れないからに

関わらず一貫性あり・・・の証拠。何しろ出て来るからなぁ・・・勝手に怒って、
勝手に離れて、勝手に戻って、勝手に死んで行く奴・・・。

まっそんな時は、美空ひばりさんの柔でも聴くのね・・・・。
馬鹿を相手の時じゃ無し・・・・やっぱ一流の先人の人達は何を観ても何を聞いても、

盗む事が満載で良いのね。

そもそも、この話がノンフィクションなら真実なんて死人に口無し・・・誰も
真実になんかたどり着けない・・・ただ感じるだけ・・・人それぞれがね。

ご贔屓さんも実力を認めて買っていてくれたのかも知れない・・・しかし安く買って
高く売ったのも事実となる・・・そうなるとね。

勿論、悪く取れば・・・ね。でも、ご立派になられた後に売るのだから、安くは売れない
・・・と思ってくれていたとしたら?・・・・全く逆の話となる。

母だってどんな気持ちだったのだろう?生活費を稼がねば・・・とその日の分となると、
何日も掛かってしまう作品では、完成まで霞でも食え・・・と言わんばかりとなる。

それを判ってお情けで買ってくれるのなら・・・今日も・・・と3本足の馬と知ってて
送り出したのかも知れないし、それを死ね・・・と言われたせがれを見て、

送り出した自分自身の過ち・・・と考えての自害だったかも知れないし、落語の通りかも
知れないし、それとて真実なんて判らない。

当の本人だって、親の七光りって立場なのか?そうで無いのか?で変わって来るだろうし、
少なくとも跡目を継ぐくらいなのだから、側でずっと盗めたのも事実。

河童狸なんて得体の知れないものを作るのだから、3本足の馬も言い切れば変わったもの
・・・で良かったのかも知れない。ただ逆を返せば馬鹿正直でもある。

更に売れたら欲しい・・・何でも良いから欲しい・・・となると、駄作でも・・・と
お客さん・・・作家としては素直に喜べるものなのだろうか?・・・・と登場人物を

掘り下げるとこんな解釈だって簡単に出来る。

何もかもが何が本当で何が・・・と疑えばきりが無い。ただ大事なのは、例え何が
どうであっても、もしその感じ方が自分のこれからに何かの足しになるのなら、

それが真実となる・・・んじゃないのかな?それを説明の鵜呑みでは、ものの考え方が
1つになってしまうのね・・・そんなの気持ち悪い。

まっこんな事を考えるだけの面白い話だったのは何よりなのね。
今日の父の話はヒット。






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ユニディさんからの依頼作品

2011-10-10 07:46:43 | モザイク作家
仙台のお母さんから来月こっちに来る・・・・と電話があった。
娘と行くから日高さんにも連絡しといてね・・・って。

何よりも元気そうだったのがほっとする。きっと大変だろうし、楽では無いとは思うが、
今の俺に何が出来る訳でも無く、こうしてこっちに来てくれるのなら、

何とか1日だけでも無かったりマシな1日になるように・・・って考えたりする。
そんな中で、保育園は何とも無いよっ・・・・って話が出た。

本当なのだろうか?でもそう言うのだから、そうなんだろう・・・・それも何より。
いずれにせよ、来月が楽しみである。あれから数年経ってて、あの子はどんなに

なってんだか・・・?

そんな中、両親が御宿の大野荘に友達と行く・・・って連絡が入る。
どちらにしても、俺の以前の作品を観て貰えるのは何よりな事である・・・・

みんなに、少しだけ新しい腕になった事に書き換えて貰えるのだから・・・・

さてそれはそうと、ようやく蝶が終わった・・・・やっとって感じだったね・・・
サックスもグレ-ドを落とさずに終わる事が出来てこれ幸い。

軽く、カミキリにも入ったんだけれど、色も決まって何とか方向性も見えたのね・・・・
ここもやっぱ問題はギタ-になるとは思うけれど・・・・さてさて。

そうして5匹が揃った時に、いかにバック部分に楽しいとか愉快なんて言葉が合うものが
見付けられるか?になるんだけれど・・・・。

音楽で例えるのなら、作詞も作曲も編曲も良くないと・・・良い歌はね。ならば、
モザイクなら、色、形、そして並べ方・・・・まっ三位一体のような考え方・・・・。

まだ完全に見つかった訳じゃないけれど、もしかするとこのまま5匹が出来ると、
有り得ない虫の演奏シ-ンがそう見えるかも知れないし、嫌それでは、

まだ虫が演奏している・・・・としか見えずに、楽しいとか愉快とかが足りない・・・
とも見えるかも知れない・・・こんな事を考えながらなのね・・・・

昨日、ふっと思ったのはリズム感・・・グル-ブ感・・・って言うのかな・・?
楽器を弾くって言うのは、例えばベ-スなんかだと、あごでリズムを取ったりする。

勿論ウッドベ-スではそうでは無いんだろうけれど・・・。ただそう言うもので、
動きが加わると楽しい・・・に繋がるかな?なんて思ったりした・・・のだけれど・・・

さてさて。

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