katsuまるはだかぁ 芸術家への道

モザイクアート一直線のkatsuの日記

ユニディ教室

2011-10-08 03:10:59 | モザイク教室
もうただ凄いなっ・・・・下地材塗り始めちゃっている画像になっちゃっているけど、
この下地を1人で自宅で作っちゃうのだから。

俺は今でこそ何とか立体下地を作れるようにはなったし、ユ-ミンの時のように、
教える事もおぼつかないにしても、教える事も出来るようにはなった。

しかしね、ここまで作られると結構プレッシャ-掛かるじゃない?その位凄いのね。
でも、本人にそう言っても・・・普通じゃないんですか?と言うのね・・・。

こう言う話って意外とみんなに普通にある話・・・・。例えば自分が普通って話。
普通っていつも自分中心に考えたりする。何が言いたいか?ってね、それって本当かな?

って事なのね。自分が普通に出来るって事は本当にみんなにも普通って思える事なの?
本当に?・・・・

ユニディは美術の学校を出ているのね。それってウチの常連では多分ユニディだけ・・・
それって普通はみんなでユニディはエリ-トって事になるよね・・・?

けれど、ユニディにしたら首席でも無い限り意外とみんな普通に作れてます・・・って
感じの表現だったんだろうね・・・そうこれも謙虚と言えば謙虚。ただね・・・

じゃかぐやがあの作品で頑張って作ったんです・・・けど私が作ったんだから普通です。
こう言い切ったら・・・・ちょっと言い方は乱暴だけれど、もう暴力に近いよね?

だってあれだけの作品はここでは俺以外きっとそう簡単には出来ないだろうから・・・
となると、普通とは?絶対数の多い方で、使い方を間違えると謙虚も謙虚では無くなる。

そこで俺はいつもこれを詳しく掘り下げている。では俺の場合だと、一番に最高と認められる腕になる為に足りないものと足りているものに区別をした表現をする。

作家katsu、先生katsu、と分けて見たり、更にその中で細分化したりする・・・・
同一人物であったとしても・・・・。

例えば今回の場合だと、立体下地についてユニディは上手い・・・これが最初の作品なのだから・・・と表現をしたのは、俺は何回も立体下地を作って・・・・やっと

たどり着いた事により、教える事まで何とかたどり着いた・・・と言う叩上げである。
だから俺が大変だった事を1回目でここまで作ったユニディは凄いなっ・・・と表現。

つまり凄い事は凄くて、自分を卑下している訳では無く、かと言ってお世辞でも無く、
下地としての完成度、ここまで1人でやった事を評価とねぎらいをした。

しかしながら、そこまでの間に大きく失敗らしいモノが感じられないで終わった本人は
普通とそれを表現した。何も悪い事は無いし、普通と言えば普通だが・・・・

これらすべてが取り様によってはすべてが異様に感じる人もいるであろう・・・
そこで常に自分の身が一体何処の位置であるか・・・?を確認しよう・・・と言っている

そう言う点でも、今日のここまでのユニディは恐らく他にいない事を考えると凄い。
それではここまで・・・・を今度は技術として・・・・

それを軽く解説すると、立体下地って言うのは、彫るのだからマイナスして行く・・・
そんなイメ-ジ。彫るって言うと、彫刻なんて言うのを思い出すだろうが、

まさにその通りなのだけれど、方や木だったりして固いのが、立体下地に使う素材は
スタイロフォ-ムって言う建築の断熱材で発泡スチロ-ルみたいな感じの柔らかいもの。

だから彫るってイメ-ジだと、昔懐かしい年賀状の時の芋板だったり、ゴム板のような
子供でも彫れるような柔らかさと思って貰った方が良い。

すると良い事と悪い事は背中合わせ。柔らかくて彫りやすいものが柔らか過ぎて、
彫り過ぎちゃったりする。この時点で彫刻なら大失敗。

何故ならやり直しが利かないから。そして大抵はそのままの木が見せ所になる。
例えば素材を変えて色を付けるとフィギュアになったりする・・・

何が言いたいか?って言うのは、あくまで見せ所はモザイクなので下地なのである。
タイルで隠れてしまうと言う事・・・・。

って事は、マイナスしてしまった事をプラス出来ると都合が良い・・・となる。


これがそんな感じで塗ったもの。これは外に出す作品なのでセメント系のものを塗った
けれど、もし室内なら、紙粘土のようなものでプラスして成形して行くのも良いだろう。

こうして外の場合、セメント系のものが固まってくれると、強度が出て引っ込まないし
更にマイナスしてしまい過ぎた部分を直す事も出来て一石二鳥なのね。

つまり下地にはマイナス、プラスとやる事が変わる事がある。マイナス部には
ユニディに教える事は少ないが、プラス部には色々と教える事はあったりする。

そんな時、サラッと説明してやってみ・・・なんて言ったりするんだけれど、
一通りやって貰ってから、後出しジャンケンのように注意点を指摘すると・・・・

最初から言ってくれれば良いのにぃぃ・・・・なんて言われたりする。がしかし、
何でも最初から言ってしまうと、いつも聞く癖が付く・・・。

全く知らない・・・出来ないと判断するのなら最初からやり方を説明するが、
出来ると判断したのだから、認めた上の指導があるはず・・・。

そして結果を見ればこうして出来るのだから、ちょっとしたアドバイスと道具だ材料だ
そしてそれらの使い方などでユニディは出来ちゃう人なのである。

器用だからこそ、ユニディはUnidyで賞を貰えたのである。でしょ?

そんな中、キウイが来て案の定、この下地を見て・・・凄いぃぃ・・・と言った。
そこでユニディにキウイが帰ってから、こんな説明をした。

ユニディの普通がさっきのキウイにも凄い事に見えて、じゃあこの下地がありきで
キウイがモザイクし始めたとしたら・・・と考えると、今度は立場が逆転したりする。

つまりここではユニディが簡単に出来たモザイク以外の事はみんなには凄い事で、
みんなのモザイクはユニディに凄く見えたりするかも知れない・・・

少なくても俺もキウイも同じように感じたのだから・・・。ってね。
きちんとこんな事が理解できたりすると、個性って何か?が見つかると思うのね・・・。

そして何が人よりたけていて、何が劣っているか?それを踏まえて自分を探して行く・・
そして自分の位置が自分で判らなかった時に、きちんと向き合う事が出来ると、

ここでは出会う人がヒントをくれるかも知れない・・・・。そんな場所である。
まっいずれにせよ、ここまで下地はほぼ完璧。そして踏ん切り付ける為にも張り出した。



こんなのはあくまで儀式のようなもの。張っても張らなくても大した問題じゃないけど
一応確認はしたので、それでは始めましょう・・・的な話なのね。

そんな訳でユニディの新作・・・いよいよ構想から張り出しに変わって行く瞬間・・・
設計から施工へ・・・でも良いんだけれど。同じ人でも別物。

ここからは慎重にね。その後の俺は・・・







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