今年はマンションの副理事長をしているので、理事会にも出席しています。昨日行われた理事会では値上げの話ばかりでかなりげんなりしました。植栽をやってくれていた方が高齢のため引退するので、急遽新しい業者を探さなければならないのですが、これまでが格別に安かったので、どこに見積もりを頼んでも高くなるばかり。とりあえず一番安い大手の業者にしようということになりましたが、安かろう悪かろうでも困るしね、という話。
修繕積立金が将来の大規模改修に向けて不足していることはわかっていましたが、それもいよいよ値上げしないと間に合わないという議題もありました。この値上げ幅が5%や10%では足りず、最低でも25%、できたら75%くらい上げないと足りないという試算が管理会社から出されて頭が痛くなりました。我が家もかなりの値上げになります。給料が上がっていく年代ならまだしも、これから年金生活に入る再雇用の身の上としては厳しい話です。
しかも管理費も値上げしないと赤字です。こちらも長年値上げしていないので、昨今の人件費その他の物価上昇に追いつかないと言われてしまっては何ともなりません。しかも2006年築なのですでに18年が経っていて、あちらこちら劣化も進んでいますから、今後はますます経費がかかりそうです。修繕積立金と管理費のダブル値上げをすると、月に1万円以上も出費が増えそうです。
さらに議題にはなかったのですが、理事会で出た話では機械式駐車場が金食い虫だという話。平面と機械式の両方の駐車場があって、合わせて全戸分の台数が確保されているのですが、機械式は駐車場代が安いのに維持管理に金がかかるので、最近は取り壊しているマンションも多いのだとか。このままでは困るので、これも値上げするかという話題になっていました。
何でもかんでも値上げしなくてはならないのですが、これを自分たちで決めなければならないのが何とも辛いところです。自分の腹を切るのを自分で言い渡すのですから、頭では理解していても心は葛藤があります。結局何が悪いのかと言えば、もっと早い時期から計画的に値上げをしていれば、こんなことにならなかったということです。歴代の理事長が躊躇して先延ばししている間にこんなことになってしまいました。今の理事長は自分の手で決断しようとしています。大したものです。