幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

セカンドサーブで回転をかけるために

2021-11-20 23:47:57 | テニス
 今日の山本麻友美プロレッスン。僕のテーマはセカンドサーブです。ファーストサーブは自分なりに安定してきました。まだ威力は足りないですが、それは年齢的なこともあるのである程度は目を瞑るとして、回転をかけてコースを狙い確率良く入れるという基本的な動作はそれなりに身についてきたと思います。問題はセカンドサーブです。

 セカンドサーブの考え方はわかっています。よりしっかりと回転をかけて安全に、できたら相手の苦手なバック側に深く入れられたら理想的です。そのために大事なことは「しっかりラケットを振る」ということもわかっています。問題はプレッシャーのかかるセカンドサーブではなかなか理想通りにしっかりラケットを振り切れないということ。つい入れなければと思って緊張してラケットをボールに当てにいってしまって弱弱しいサーブになりがちです。テニスの初級者どころか上級者でもへなちょこなセカンドサーブの人はいます。

 僕もプレッシャーのない練習では例えば10本連続でラケットを振り切って入れるということをやっても結構できるんですが、実際にゲームでプレッシャーのかかるセカンドサーブを打つことになると、どうしても入れにいったへなちょこサーブになったり、ダブルフォルトをしたりしてしまいます。何よりメンタルが左右するということも頭ではわかっていますが、メンタルを自分でコントロールするのは本当に難しいです。

 で、今日山本プロにアドバイスされたのはスライスサーブではなくスピンサーブをセカンドで使うということ。上級者以上はセカンドサーブをスピンで打つのは一般的ですが、年を取るとスピンサーブは体にかなり負荷がかかるのであまり打ちたくありません。実際、もう少し若い頃に練習をしたのですが、すぐに腰を痛めてやめました。ただ今日山本プロに教えてもらったのは本格的なスピンサーブを打つことではなく、無理をあまりしないでボールに縦回転さえかかれば良いという、いわば「簡易版」スピンサーブです。

 サービスのトスを右、もしくは前に上げるとスライス回転がかかりやすくなります。それに対して左、もしくは後ろに上げるとスピン回転をかけやすくなります。特に頭の上にトスを上げれば、しっかりラケットを振らないとそもそもボールが前に飛んでいきません。なのでトスの位置さえ間違えなければ自然とラケットを振り切ってスピンサーブ「もどき」になるということです。勇気を振り絞ってラケットを振るのではなく、物理的に振らないと入らないところにトスを上げるというのは発想の転換でした。

 今日のところはゲームをやってもこの簡易版スピンサーブで打ったセカンドサーブは全部ちゃんと入りました。特にアドサイドでは有効なサーブなので、腰が痛くならないように気をつけながら練習して体に覚えさせたいと思います。
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今年もレコ大と紅白

2021-11-19 23:55:10 | テレビ・芸能
 年末恒例のレコード大賞の候補曲と紅白歌合戦の出場歌手がそれぞれ発表しました。そろそろさすがに「令和仕様」に変えてくるかなと思いましたが、そんなことは微塵も感じさせないほど、どちらも相変わらずの安定の「昭和仕様」で、ガッカリはしませんがちょっと呆れてはいます。

 特に酷いのはレコード大賞の方で未だに事務所の力関係だけで決まっている感しかありません。大賞候補となる優秀作品賞で、本当に今年を代表するようなヒット曲は10曲の中に1曲も入っていないと言っても良いでしょう。本来なら大賞の有力候補であるAdoとYOASOBIはなんと「特別賞」の扱いです。もちろんネット発のボカロPの曲ごときは相手にしないという宣言でしょう。

 それにしても宇多田ヒカル、藤井風、Official髭男dism 、優里あたりも完全無視するのも解せません。優里を入れないのはCDを出していないからでしょうか?どれだけ「ドライフラワー」がダウンロードされてもCD売上がなければ関係ないという姿勢としか思えません。結果、相変わらずの面子が並ぶ優秀作品賞は以下の通りです。

 AKB48「根も葉もRumor」、Awesome City Club「勿忘」、純烈「君がそばにいるから」、Da-iCE「CITRUS」、DA PUMP「Dream on the street」、NiziU「Take a picture」、乃木坂46「ごめんねFingers crossed」、氷川きよし「Happy!」、三浦大知「Backwards」、LiSA「明け星」 。一番有力なのは「明け星」だとか。昨年はまだしも今年はもう鬼滅はいらないでしょう。まあどれを選んだところで疑問の声しか上がってこないとは思いますが。
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蛍光灯が切れた

2021-11-18 23:53:53 | 日記
 僕の部屋の蛍光灯がいきなり切れました。まあ蛍光灯というのは大抵いきなり切れるものなのですが、やはり突然真っ暗になると何事かと驚きます。最初は停電したのかと思いましたが、パソコンの電源は切れていません。もしかして照明のリモコンを触ってしまったのかと思いましたが、リモコンは手が届かない場所でした。改めてリモコンを操作して初めて「あ、蛍光灯の寿命か」と納得しました。

 部屋の蛍光灯が切れたのはかなり前のことではっきりと覚えていません。リビングの蛍光灯はこれまで何回も切れて交換していますが、考えてみればリビングとでは点灯している時間が大違いです。毎日夜だけ3~4時間しか使っていなかったのですから、そりゃあリビングに比べたら倍以上長持ちしても不思議はありません。恐らく在宅勤務になって1年半、照明をつけている時間が長くなったのが寿命を縮めたのだろうと推測しています。

 家電店に行くとまだ蛍光灯もちゃんと売ってはいますが、品揃えが少ないのであまり選択肢がありません。パナソニック、東芝、NECの3社製品だけ。店員に聞いたらブランド力の違いが価格の差で性能に大差はないということでした。ただパナソニックしか色が選べなかったので、高いなと思いつつ色を選びたかったのでパナ製を購入しました。あとでamazonと比べたら倍近い価格だったので、今後予備はamazonで購入しておこうと思います。

 取付は少し苦労しました。天井のシーリングライトは高いので交換は大変です。昭和の頃よりもほとんどの家電製品の取り扱いが楽になっているのですから、照明ももっと簡単に交換できるようにならないのでしょうか?ずっと手を上に上げてプルプルしながら何とか取付を終わって点灯したら以前より随分明るい気がします。あれ?と思ったのですが、色を以前の電球色から昼白色に変えたのですからそのせいみたいです。本が読みやすくなりました。

 本当は寿命が長くて電気代が安くなるLEDにしたいのですが、照明器具を交換するのも面倒なので、多分このまま蛍光灯を使い続けるつもりです。とは言え、そのうち蛍光灯なんて誰も使っていないよという時代が来そうですから、LEDに替えるなら早い方が良いかなという思いもあるんですが。
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ペン・シューアイはどこへ消えたのか

2021-11-17 22:53:08 | テニス
 日本のマスコミはほとんど触れていないようですが、いま女子テニスの元ダブルス世界1位の中国のペン・シューアイ(35歳)の消息がわからなくなっていることを世界のテニス界がかなり本気で心配しています。WTAが公式に中国政府への注意喚起の声明を出し、ジョコビッチや大坂なおみもコメントを発表しています。ペン・シューアイの行方がわからないことがなぜそんなにも事件なのか?それは中国共産党の最高幹部のスキャンダルと関係があるからです。

 当初の報道では彼女は中国共産党最高指導部メンバーの一員であった75歳の張高麗(チャン・カオリー)前副首相と不倫関係にあったと伝えられていました。もちろんそれだけでもスキャンダルには違いありませんが、実はそれは性的暴行を受けたのだとペン・シューアイが告発をしたのです。ペンがウェイボーに公開したこの告発文書はわずか30分ほどで削除されたそうです。

 中国の最高幹部の大スキャンダルを告発した途端に行方不明となると、彼女や彼女の家族の安否が心配されるのは当然です。いまの中国共産党は完全に独裁政権で習近平は毛沢東を超えようとしているかのような自らの神格化を図っています。そんな国で最高幹部のスキャンダルを告発すれば身柄がどうなるのか考えるまでもありません。

 ペンは、13年ウインブルドンと14年全仏オープンのダブルスで優勝し、中国テニス界史上「最も成功したプレーヤー」とも称されているほどの選手ですが、そんな国民的スターであっても行方がわからなくなるというのは中国にとっても国家的なイメージダウンです。今のところ中国外務省は一切のコメントを拒否しているようですが、騒ぎがもっと大きくなったら対応に苦慮することになりそうです。

  
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練習は嘘をつかない

2021-11-16 23:15:39 | 音楽
 僕の趣味のテニスもサックスもピアノも練習が大事なことは変わりません。体を使うことは反復練習で身につけていくしかないのです。もちろんなるべく理論的に正しく学んで間違った練習をしないように気をつけなければいけませんが、遠回りはあっても近道はありません。コツコツと積み重ねていくことが一番大事です。才能の多寡に関わらず「練習は嘘をつかない」というのは本当です。その結果、どこまで高みにたどりつけるかは才能によるところが大きいにしても。

 例えばテニスのサービスの改良は3年以上やっていますが、さすがにそれだけやっていればちょっとは成果が出てきます。安定感や威力も変わってくるし、周りからも「良くなった」と誉められることも増えました。それに比べてボレーやバックハンドストロークは練習量がずっと少ないですから、なかなか成果と言えるほどの結果は出ていません。

 いまピアノでは来月の発表会に向けて2台ピアノの「花は咲く」と連弾の「ダンシングクイーン」を練習していますが、冬から夏まで半年近く練習していた「ダンシングクイーン」の安定感に比べて、8月から練習を始めた「花は咲く」はまだまだです。指の間違えも多いですし、何より演奏そのものが不安定です。今日どちらも録画してみたのですが、やはり練習量が豊富な分だけ「ダンシングクイーン」は安心して聴いていられます。

 音楽の発表会は初心者だった頃はとにかく間違えないように演奏することばかりで精一杯で、当時の演奏の動画からはその必死さと不安感がダイレクトに伝わってきます。年を経るごとに少しずつ演奏から不安感がなくなっていき、逆に余裕を感じられるようになってきました。下手なことには変わりはないのですが、演奏する時の余裕や自信が違うだけで、聞き手としての安心感が全然違ってくるのでリラックスして聴いていられます。

 自信をもって演奏するにはとにかく練習して、自分はここまでやったと自分で納得するしかありません。才能もないし50の手習いではありますが、あと発表会まで1ヵ月余りですから、練習あるのみです。
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出す面倒と貰う嬉しさ

2021-11-15 23:59:35 | 日記
 この時期の毎年の恒例ネタとなりつつある年賀状問題。やめる、もしくは枚数を減らすということを毎年考えるのですが、結局例年通りに出すという結論になります。やめる理由はいくつでもありますが、なにより手間暇がかかるということが大きいです。何も考えずに既存のデザインで出すだけなら大した手間ではありませんが、長年アイデアを考えて作っているので時間がかかります。再雇用になって大幅に給料もダウンしたので経済的にも節約したいということもありますし、年末の忙しい時期に年賀状にこれほどの手間暇をかけるというのもどんなものかと思っています。

 やめ方も3パターン考えていて、ひとつめはスパッと「今年限りにします」と書いて全部やめてしまう、ふたつめはもうやめても良いなと思える人から段階的に出さないようにしていく、みっつめはこちらから出さずに来た人にだけ返事を出す。ひとつめが一番スッキリしますが、実はやめなくても良いかなと思っている人もいるのでどうしようとか、だったらふたつめという手もあるけどトリアージするのが大変だなとか、みっつめが一番角が立たない感じがするけど、やめるまでにかなり時間がかかりそうだなとか、考えると迷ってしまいます。

 何より出すのは面倒だけど実はそれほど嫌いではないし、貰うのは嬉しいということも結局やめられない大きな理由です。矛盾していますがむしろ毎年届く年賀状の枚数が減ってきていることを憂慮しているくらいです。最盛期には200枚近い年賀状が届いていましたが、今年の正月は107枚と煩悩の数を下回ってしまいました。この調子では来年にも100枚を切る可能性があります。こちらからやめることを心配しなくても先方がどんどんやめてしまっているので、何もしなくても減らせるのです。

 年賀状のやり取りしかしていない人がたくさんいますが、そういう人たちとは年賀状をやめてしまったら完全に縁が切れてしまいます。小学生の頃から約50年にわたって年賀状のやり取りをしている人もまだ数人います。そう思うとなかなか完全にはやめられないなと今年も考えているところです。
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中古プリンタ

2021-11-14 23:59:36 | ネット・PC
 いま使っているキヤノンのプリンタは10年くらい前に購入した複合機です。と言っても使用頻度は低く大抵は年賀状の印刷くらいでしたが、最近は在宅勤務になっているのでA4の書類を印刷する機会も増えました。10年モノですがプリンタもスキャナ、コピーもちゃんと使えるのでまだ使うつもりでいましたが、ハガキの給紙の調子が悪いのが悩みです。

 調子が悪くなったのはもう数年前からで、最初の頃は20枚くらいハガキをセットしておけば自動で年賀状をバンバン調子よく印刷してくれていたのですが、徐々にうまく給紙しなくなり、印刷しないままスルーしてハガキが出てきてしまうようになりました。昨年頃から1枚ずつハガキを入れていかないとダメになり、今日遂にそれも調子が悪くなって、いったんうまく作動しなくなったらそのたびに電源を落として立ち上げ直すような羽目になってしまいました。

 ハガキ以外のA4の印刷はちゃんとできるので、何とか我慢して使い続けたいのですが、さすがに1枚印刷したら電源を落として立ち上げ直すというのでは年賀状印刷には全く役に立ちません。新しいプリンタを買うのは簡単ですが、実はこのプリンタ用のインクカートリッジを年賀状に備えてまとめ買いしてあるので在庫がたっぷりあります。仕方ないので同じ型の中古品をamazonで探してみたところ意外にたくさん出回っていました。

 価格も8000円前後だったので買いだめしてあるインクカートリッジよりも安いくらいです。あとは中古のプリンタがどれだけ調子よく使えるかどうかです。これまで中古のパソコンを買ったことは何回もありますが、中古プリンタは初めてなので少し怖いところはありますが、まあ値段も値段だし2~3年使えれば十分だと割り切っています。amazonのレビューを見ても中古品で満足という人もいれば、最悪という人もいて当たり外れがあるようです。

 まあハズレでも何とかこの年末の年賀状さえ印刷できればそれでも良しと思っています。あとはハガキ給紙以外は調子が良い今のプリンタの処分をどうするかです。予備として持っていても良いのですが場所を取るのが難点なので、年賀状が印刷できたら買取業者に売ろうかな。
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フィクション超えの藤井四冠達成

2021-11-13 23:59:24 | 時事
 ついに藤井聡太三冠が竜王位を獲得しました。羽生善治の記録を抜いて史上最年少の四冠達成です。そもそも竜王と言うのは名人と並ぶ将棋界の最高タイトルですから、それ単独でも凄いことなのですが、19歳3ヵ月での四冠というのはもう凄すぎてマンガにも描けない規格外過ぎるほどの活躍です。将棋の世界に限らず、これほどデビュー時から並外れた活躍をした若者というのは簡単には思いつきません。サッカーのペレ(17歳でW杯優勝)かゴルフのタイガー・ウッズ(21歳3ヵ月でマスターズ初優勝)かというくらいのレベルです。

 しかもかつて天敵と言われた豊島将之前竜王に4連勝と圧倒しての戴冠です。8月の王位戦で豊島と対し王位を防衛した後、9月の叡王戦で豊島から叡王を奪取、そして今回の竜王戦でも豊島から竜王も奪取と完全に豊島を超えてしまいました。タイトル戦を3連続で戦って全て藤井が勝ったのですからもはや藤井の方が豊島の天敵となった感があります。豊島はこれで遂に無冠になってしまいました。

 豊島に通算13勝9敗、渡辺明三冠に8勝1敗、永瀬拓矢王座に7勝1敗と現在の「3強」を圧倒していて、もはや無敵と言って良いでしょう。そもそも四冠を達成したことがある棋士自体、大山康晴十五世名人、中原誠十六世名人、米長邦雄永世棋聖、谷川浩司九段、羽生善治九段だけ。谷川も羽生も永世名人です。レジェンド5人と10代で早くも肩を並べたのですから想像を絶する強さとしか言いようがありません。

 さらに言えば藤井はいま王将戦リーグでも4勝0敗とトップに立っているので、年内に五冠を達成する可能性もあります。米長も谷川も四冠どまりですから、大山、中原、羽生という歴代トップ3と並ぶことになります。末恐ろしいとはまさにこの藤井のことです。羽生のもつ通算99期のタイトル獲得を破るとしたら藤井しかいないでしょうし、きっと早々に破りそうな予感すらします。年平均5期ずつタイトル獲得していったら20年です。まだ藤井はその時に39歳なのですから。
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朝ドラ「カムカムエヴリバディ」

2021-11-12 23:19:27 | テレビ・芸能
 NHKの朝ドラ「カムカムエヴリバディ」が始まって2週間。期待通りの面白さです。視聴率的にはあまり良くなかったようですが、朝ドラのスタート時点の視聴率は前のドラマをどうしても引きずってしまいますから仕方ありません。個人的には大阪制作ドラマはコテコテの時はどうも性に合いませんが、今回くらいの関西風味なら程よいユーモラスさがあって馴染みやすくて良い塩梅です。

 今回は朝ドラ史上初めて100年間、3代のヒロインのドラマということです。主演も上白石萌音、深津絵里、川栄李奈と3人が祖母から孫までを演じます。舞台も上白石の時は岡山、深津は大阪、川栄が京都ということで、大阪編はちょっと関西味がきつくなるかも知れませんが、深津絵里のキャラクターなら品良くまとまりそうです。

 まだ上白石の少女時代と淡い恋愛模様、そして近づく戦争の足音というところですが、何より今回の朝ドラの良さはテンポが良いことです。いつもならヒロインの一代記ですから、どうしても子ども時代の話が長くなりがちですが、三代を描くとなるとそんな悠長なことはしていられません。子役もほとんど使わずいきなり上白石萌音が登場。彼女の演技の素晴らしさを堪能しています。

 また今回は性悪な人物がほとんど登場せず、見ていて嫌な気分になることがありません。キャスティングも上手にはまっています。朝ドラですからそれなりに一流の俳優陣を使ってはいますが、主役級のビッグネームに頼っていないのも良いところです。登場頻度が高い俳優が甲本雅裕や大和田伸也、西田尚美、鷲尾真知子、濱田岳、段田安則、堀部圭亮といったいかにも脇を固めていますという感じのベテラン陣で、これも主演の上白石萌音を引き立てています。

 また上白石萌音の恋の相手役の松村北斗と村上虹郎、そして親友役の小野花梨の若手陣も良いです。松村はジャニーズとは思えないチャラついたところがない古風なキャラクターを好演しています。テンポの良さとともにこのキャスティングに二重丸をつけたいところです。オリジナル脚本で先の展開が見通せないドラマだけに、今後の大阪編、京都編も楽しみです。
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マッケンローのボレー

2021-11-11 23:50:13 | テニス
 山本麻友美プロに指摘されて以来、フォアボレーを改良中なのですが、実際のところは「改良」などという生易しいものではなく「やり直し」という感じに近く、かなり袋小路に入っています。なにせ40年来ずっとやってきたボレーの癖を直さなければならないのですが、40年モノの癖は体に染みついているので頭でいくらわかっていても身体がそのように動いてくれません。

 これがサービスならまだ自分だけのことですから、ある程度はひとつずつチェックポイントを意識しながらでも何とかなるのですが、ボレーというのは相手の打つボール次第のところもあり、なおかつ反応する時間が短いので、どうしても反射的に身体が動いてしまいますし、そこで頭で考えて動かそうとするとミスをします。とりあえずいくつかあるチェックポイントをひとつだけ意識してやってみるようにしていますが、それでもまだまだです。

 なぜこんなことになったのか、40年以上前に遡って考えてみたら問題は「マッケンロー」にありました。1980年頃にテニスを始めた人ならすぐにわかると思いますが、当時のスーパースターであるジョン・マッケンロー。彼のプレーに影響されたテニス愛好家は世界中に山のようにいました。特にマッケンローのボレーというのは天才的というよりは、天才そのもので、あんな風にボレーを打ってみたいと真似をした素人ばかりがコートにうようよいました。

 僕のボレーもかなりマッケンローに影響されていて、ボレーのお手本はマッケンローだったので、彼のようにボレーを打っていました。それが今の自分のボレーに色濃く残っていて、ボールの後ろにラケットをセットしてヘッドを寝かせたままでフラットで押し出すように打ってしまいます。ローボレーなんて膝も曲げずに垂直に下にラケットを出して打つのがカッコいいと思ってやっていましたから、今でもついひょいとやります。長年やっていると、それである程度は返せてしまうのであまり反省もしていませんでした。

 いまボレーをやり直ししているのは、マッケンローのボレーで何とかなるのはボールのスピードが遅くスピンもあまりかかっていない中級レベルまでだと改めて痛感しているからです。昔のウッドラケットの時代ならいざ知らず、今のラケット性能ではそれなりの上級者はみんなボールが速いしスピンもよくかかっています。そういうボールをボレーするには、40年前のマッケンローのボレーではなく、やはり今の時代にあったフェデラーのボレーをしないといけません。天才ならマッケンローのボレーでもできるのでしょうが、残念ながら自分がテニスの天才ではないこともわかってきましたし。

 ただ40年やってきたボレーです。残りのテニス人生が何年あるのかわかりませんが、40年分を1年2年で直すことができるのかどうか。これもひとつのチャレンジだと思って取り組んでいこうと思います。

 
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