今日の山本麻友美プロレッスン。僕のテーマはセカンドサーブです。ファーストサーブは自分なりに安定してきました。まだ威力は足りないですが、それは年齢的なこともあるのである程度は目を瞑るとして、回転をかけてコースを狙い確率良く入れるという基本的な動作はそれなりに身についてきたと思います。問題はセカンドサーブです。
セカンドサーブの考え方はわかっています。よりしっかりと回転をかけて安全に、できたら相手の苦手なバック側に深く入れられたら理想的です。そのために大事なことは「しっかりラケットを振る」ということもわかっています。問題はプレッシャーのかかるセカンドサーブではなかなか理想通りにしっかりラケットを振り切れないということ。つい入れなければと思って緊張してラケットをボールに当てにいってしまって弱弱しいサーブになりがちです。テニスの初級者どころか上級者でもへなちょこなセカンドサーブの人はいます。
僕もプレッシャーのない練習では例えば10本連続でラケットを振り切って入れるということをやっても結構できるんですが、実際にゲームでプレッシャーのかかるセカンドサーブを打つことになると、どうしても入れにいったへなちょこサーブになったり、ダブルフォルトをしたりしてしまいます。何よりメンタルが左右するということも頭ではわかっていますが、メンタルを自分でコントロールするのは本当に難しいです。
で、今日山本プロにアドバイスされたのはスライスサーブではなくスピンサーブをセカンドで使うということ。上級者以上はセカンドサーブをスピンで打つのは一般的ですが、年を取るとスピンサーブは体にかなり負荷がかかるのであまり打ちたくありません。実際、もう少し若い頃に練習をしたのですが、すぐに腰を痛めてやめました。ただ今日山本プロに教えてもらったのは本格的なスピンサーブを打つことではなく、無理をあまりしないでボールに縦回転さえかかれば良いという、いわば「簡易版」スピンサーブです。
サービスのトスを右、もしくは前に上げるとスライス回転がかかりやすくなります。それに対して左、もしくは後ろに上げるとスピン回転をかけやすくなります。特に頭の上にトスを上げれば、しっかりラケットを振らないとそもそもボールが前に飛んでいきません。なのでトスの位置さえ間違えなければ自然とラケットを振り切ってスピンサーブ「もどき」になるということです。勇気を振り絞ってラケットを振るのではなく、物理的に振らないと入らないところにトスを上げるというのは発想の転換でした。
今日のところはゲームをやってもこの簡易版スピンサーブで打ったセカンドサーブは全部ちゃんと入りました。特にアドサイドでは有効なサーブなので、腰が痛くならないように気をつけながら練習して体に覚えさせたいと思います。