幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

大迫半端ないって

2018-06-20 23:22:45 | 広告
 一部サッカーファンの間では有名だった「大迫半端ないって」。これは2009年の高校サッカーで大迫の鹿児島城西高に敗れた滝川二高の選手が試合後ロッカールームで「大迫半端ないって」と大迫のプレーをテレビカメラの前でユーモアを交えて絶賛したのが起源。その映像がユーチューブに投稿されてネットを中心に広まりました。

 当時「半端ない」は大迫の代名詞になっていたのですが、プロ入り後、大迫はたくさんいる日本人ストライカーのひとりとして埋もれかけていました。最近話題になったのはサッカーではなくテニスの大坂なおみ。日清のカップヌードルのCMで、この「大迫半端ないって」を「大坂半端ないって」に変えてロッカールームのシーンを完全再現。監督の「俺握手してもらったぞ」までも含めてパロディしているので、見た瞬間に大爆笑しました。

 ただ意外にこの傑作が話題にならなかったのは、コアなサッカーファンしか知らない映像をテニスファン向けに再現しても元ネタがわからなかったからでしょう。「惜しいなぁ」と思っていたら、昨日のコロンビア戦での大迫の活躍と、テレビに映った応援席の「大迫半端ないって」の横断幕で一気に注目を浴びました。日清のCMはそういうことだったのかと、ようやく意図に辿り着いた人も多いようです。きっと日清も制作者も大迫の活躍を喜んでいることでしょう。

 もしかしてこのタイミングで大迫が活躍することを予想して、大坂のCMで大迫のパロディを企画したのだとしたら、素晴らしい先見性だと言えますが、多分それよりもとにかく面白いことを思いついてしまったから作りたかっただけなんじゃないかと思います。日清半端ないって。
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勝っちゃったよ日本

2018-06-19 23:15:47 | サッカー
 ロシアW杯の日本代表に対して大きな期待は一切していません。と言うか、淡い期待さえ抱かずにいた方が精神衛生に良いのではないかと思っています。ましてやコロンビア戦なんて前回のように1-4と大敗しても良いように心の準備をしてテレビ前での観戦に臨んだくらいです。

 ところが何ということか、開始早々に信じられないようなプレゼントがコロンビアからありました。ゴール前でのハンドの反則で、PKが与えられた上にレッドカードで一発退場。PKを香川が決めていきなり1点リードから試合が始まりました。しかも相手は10人です。

 これはまるで将棋の飛車角落ちのハンデのようです。コロンビアは「相手は日本だろ?だったらハメスは先発させないでおいてあげるよ、それにこっちは10人でいいし、ついでに最初に1点もあげるから」と言ってくれたのです。コロンビアの大盤振る舞いです。

 それでも前半はそれだけのハンデをもらってもコロンビアの方が上でした。人数が1人少ないとは思えないほど押し込まれることも多く、結局1点を奪われて同点で前半を終えることになってしまいました。このままいったら後半逆転されちゃうんじゃないの、と不安になったファンもたくさんいたことでしょう。

 ところが日本代表は意外と強かでした。後半に入ってからは前半の臆したような横パスの交換ばかりではなく、縦パスを入れて相手のディフェンスを切り裂くような攻撃を見せ始めました。そしてついに大迫のヘッドによる追加点。コロンビアは最悪ドローでも良いかなという雰囲気を見せはじめていただけに、この1点が効きました。

 出さないつもりだった故障もちのハメス・ロドリゲスを投入して点を取りにきたコロンビアでしたが、日本は組織的によく守りました。昔から攻撃に比べて守備は得意なのが日本代表です。みんなで守るぞ、という時は強いのです。最後まで何とか守りきってコロンビアに勝利、勝ち点3を得ることができました。恐らく世界中が驚いた結果でしょう。

 サッカーは何が起こるかわからないという使い古された常套句が実際に起きてしまいました。「マイアミの奇跡」に続く2度目の奇跡を起こした西野監督は、これで日本サッカーの歴史に名を残す名監督になりました。いや、まだそう呼ぶのは気が早いかも知れません。まずはこの幸運な勝利を生かしてグループリーグを通過することです。「大きな期待」はしていませんが「淡い期待」くらいはしても良さそうな状況になりました。
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天災は忘れてなくてもやってくる

2018-06-18 22:46:38 | 時事
 「天災は忘れた頃にやってくる」という寺田寅彦が言ったとされる名言がありますが、明治大正はいざ知らず、平成の時代は忘れてなくても次々と天災が降りかかる苦難の時代です。1995年の阪神淡路大震災、2004年新潟県中越大震災、2011年東日本大震災、2016年熊本地震。もちろんこれ以外にも全国各地で大きな地震が次々と起きては、たくさんの被害が発生しています。とても忘れる暇がありません。

 今朝の大阪北部の地震も阪神淡路大震災を思い起こさせるような朝の大きな地震でした。僕の弟家族は枚方に住んでいるので、震源に近く心配しました。聞けば義妹が風呂場で転倒して膝を強打したそうで、しばらく安静にしているように言われたらしく、決して軽傷とは言えないレベルの怪我のようです。姪たちは元気なようですが、上の子は東日本大震災時も当時千葉にいて経験しているので、トラウマが少し甦ったようで心配です。

 幸いというべきか、名古屋近辺は随分と長い間、大きな地震に遭遇していません。少なくとも僕が生まれてからの57年間では一度も大地震はなく、戦時中の東南海地震(1944年)、三河地震(1945年)まで遡ることになります。ただこの2つの大地震は戦争末期ということで情報統制されて被害があまり伝えられていませんが、どちらも震度7クラスの激烈な地震で死者も1000人を超えたそうです。

 それから70年余りが過ぎています。いつ大地震が東海地方を襲うかわかりません。忘れているわけではないのですが、その割にはのほほんと過ごしている気がします。大阪の地震を教訓に、改めて防災対策を我が家でも考えなければいけないなぁと痛感しました。
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フェデラーが1位返り咲き

2018-06-17 23:34:53 | テニス
 テニス界は全仏が終わってグラスコートのシーズンに入りました。クレーコートシーズンを昨年に続いて全休したフェデラーがツアーに戻ってきて、早速シュトゥットガルトで決勝に進出。そしてランキング1位に返り咲きを決めました。

 ここのところナダルとフェデラーが僅差のポイント差で1位と2位を入れ替わっていますが、実際には直接対決をしているわけではなく、それぞれが違うステージで戦っている結果に過ぎません。ナダルはクレーでほぼ無敵なので今年も素晴らしい成績を残したにも関わらずポイントの積み上げはありませんでした。

 同様にフェデラーもグラスコートではかなり無敵の存在なので、今年も昨年同様の結果を残してもポイントはあまり変動しません。結果、このまま僅差での競り合いが続くことになりますが、だからと言って2人が直接対決して雌雄を決しているわけではないのが、なんとももどかしいところです。

 ただ8月になってハードコートシーズンが始まれば状況は多分変化することでしょう。2人とも全米に向けて仕上げてくることでしょうから、いよいよ直接対決が実現する可能性が大です。さらにジョコビッチ、そしてマレーも復帰してくるでしょうし、ラオニッチも錦織も全米に照準を合わせてそうです。

 もちろんベテラン勢だけではなく、勢いのある若手もさらに追い上げてくることでしょうし、ウィンブルドンが終わってからが真のランキング1位争いになりそうです。
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AKB48総選挙結果

2018-06-16 23:18:54 | AKB&乃木坂
 ナゴヤドームで開催された今年のAKB48総選挙、地元開催だけにSKE48が強いだろうとは思っていましたが、予想以上の強さに驚きました。松井珠理奈の1位はともかく須田亜香里の2位は予想外です。ここのところバラエティ番組に出まくっている須田は一般知名度をかなり上げてきていはいますが、総選挙はファンのお祭りですから、まさか2位までとは思いませんでした。また大場美奈の8位も同様に名古屋のファンの強さを改めて感じました。

 他にも武藤十夢の神7入りとか、なこみく揃ってのトップ10入りとか、白間美瑠の選抜落ちとか、いくつか意外なことはありましたが、大まかには予想通りで例年に比べれば意外性がない選挙結果でしたし、またスピーチも例年に比べればおとなしめ。岡田奈々の「AKBおたくを一生貫け」発言とか、荻野由佳の酸欠スピーチ、須田と大場の這い上がり伝説くらいでしょうか。

 では速報前に予想した順位の答え合わせです。1位松井(予想1位◎)、2位須田(4位△)、3位宮脇咲良(2位○)、4位荻野(3位○)、5位岡田(5位◎)、6位横山由依(6位◎)、7位武藤(13位×)、8位大場(20位×)、9位矢吹奈子(22位×)、10位田中美久(17位×)、11位惣田紗莉渚(7位×)、12位高橋朱里(9位△)、13位向井地美音(10位△)、14位吉田朱里(12位△)、15位古畑奈和(15位◎)、16位本間日陽(11位×)となりました。

 上位6人はほぼ的中ですが、7位以下は微妙に外れてしまいました。昨年の指原莉乃の24万票は宮脇と矢吹、田中にある程度は流れたようですが、それでも松井と須田の名古屋のワンツーを止めるには足りませんでした。宮脇は今回で総選挙を最後にすると言ってますし、彼女がいなくなると来年以降はますます役者不足で総選挙がつまらなくなりそうです。

 あと峯岸みなみが32位とかなり順位を落としました。唯一残る1期生、オリジナルメンバーではありますが、もはや運営だけではなくファンからもAKB48には求められていないという結果です。今回卒業発表はありませんでしたが、峯岸が卒業しないと柏木由紀も指原も卒業しにくいですし、そろそろ潮時ではないかと感じさせる順位でした。初期メンバーが好きな僕としては個人的には寂しい結果でした。
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無防備力も女子力

2018-06-15 23:59:52 | 広告
 「無防備力も、女子力なんだと思います。」

 西鉄が110周年記念で作ったポスターの中の1枚に使われていたコピーだそうです。ビジュアルは幼い女の子の写真。無邪気で飾らない姿こそが本当の自分らしさだというコンセプトだということですが、そういう意図は残念ながら汲み取れません。無防備で幼い方が可愛くて男受けするよ、という二流の女性誌の見出しみたいです。

 当然批判が起こりました。幼い女の子が被害者になる事件があったり、性被害に遭った女性に対して自衛していないなどと非難したりする風潮の中で、無防備なことに女性の価値があるというコピーは批判されて当然です。西鉄はこの広告を撤去したそうです。

 元コピーライターとして、こんなコピーを書いてしまう気持ちはわかります。ちょっと目新しいことを主張したい、ちょっと上手いことを言いたい、これまでの価値観をひっくり返したい、そういう気持ちを持っていないコピーライターはいないでしょう。たくさん書いたコピーの中に、こういう危ういキャッチフレーズが混ざることは十分あり得ます。

 僕が若手だった時代なら、多分何の問題も起きなかったコピーです。しかし、時代は変わりました。昔はセーフでも今はアウトになるのです。それだけ人々の意識は変わりましたし、またネットの発達によって一地方のポスターであっても、あっという間に世間に拡散してしまい、それが批判となって返ってきます。

 問題はこれがそのまま掲出されてしまったことです。コピーライター本人のフィルターは通過してしまっても、アートディレクターかクリエーティブディレクターが「ちょっと危ないんじゃない?」と言うべきだし、制作チームがイケイケでも営業が、営業がスルーしてもクライアントがチェック機能を働かせないといけません。無防備だったのは誰でしょう?

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コメダ新規店舗を全面禁煙に

2018-06-14 23:59:44 | 時事
 先日ランチの時に隣の席でタバコを吸われてかなり嫌な思いをしました。その店は分煙していないので仕方ないと言えば仕方ないのですが、僕が食べ始めた時には、彼らはすっかり食事も終わっていて談笑中。待っている人がいるくらい混んだ店なので、食べ終わったならさっさと席を空けろよと思っていたら、まさかの喫煙スタートには目が点になりました。

 幸い1本分も吸わずに出て行ったので助かりましたが、それでも数分間はタバコの煙と臭いで食事が美味しくなかったのは言うまでもありません。正直食べている最中に煙で燻されるのは、食事中に隣でオナラを連発されるくらいの不快感があります。

 久しぶりにタバコでそんな思いをしたところで「コメダ珈琲、新規店舗は原則全面禁煙」というニュースを見ました(こちら)。コメダと言えば未だに全席タバコ吸い放題というイメージで、最近はようやく分煙している店も増えたかなという感じ。とは言え、それも禁煙席よりも喫煙席の方が広々としている店も多く、特に古い店舗では喫煙者の溜り場になっているようなところもあります。

 そんなコメダがとうとう全面禁煙に踏み出すとは時代も変わったものです。ニュースによれば「店でタバコを吸う人が減った」ということですが、確かに禁煙席が満員なのに喫煙席がガラガラという店をよく見かけます。僕も喫煙席しか空いてませんと言われたら入らずに他の店に行きますから、同じような客も多いのでしょう。全面禁煙化は英断だとも言えますが、経営判断としては当然だとも思います。

 ただまだ記事にあるように新規店舗のみの話で、しかも直営店はともかくFC店は要望はするものの最終的には経営者の判断に任せるということなので、必ずしも新規店舗が全て全面禁煙にはならないかも知れません。それでも、こういう方針をコメダが打ち出したということ自体が素晴らしいことだし、時代もようやくここまできたかという思いも抱きます。

 できることなら既存店舗もどんどん全面禁煙化を進めてほしいです。僕がよくいくコメダは禁煙席が入口側でかなり広いので大丈夫ですが、それでもトイレは奥にある喫煙席との境界線近くにあるので、トイレに近づくとタバコ臭いのが難点です。愛知県内で全面禁煙の店舗は240店のうちわずか6店だということですから、この比率を一気に上げてくれたら良いなぁとコメダの株主としては願っています。
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パラグアイ戦を終えて

2018-06-13 23:29:11 | サッカー
 西野ジャパンになって3戦目のパラグアイ戦でようやく4-2と勝利を挙げた日本代表。本番直前で何より勝つことが一番の薬だと思うので、これはこれで素晴らしい勝利だったと思います。いくらパラグアイが弱いとは言え、です。

 乾と香川のコンビで得点を挙げたシーンも、これがW杯の本番だったらあんなに華麗に決めることができなかったでしょう。パラグアイは守備の意識が希薄で、あまり本気で当たってきていないように感じました。あれがそのままコロンビア相手にできると思うほど選手も監督もお気楽ではないでしょう。

 ただ前線からプレッシャーをかけ続けた岡崎と香川の守備は評価されるべきです。これまでトップ下に入っていた本田は動きが鈍く、全くプレッシャーをかけられていませんでした。長友が指摘するくらい、誰が見ても本田は攻守ともに機能していません。ハリルホジッチが本田を代表に呼ばなかった理由も納得できるというものです。

 香川がここにきて躍動できているのは、これまで問題だった体調が回復してきたのでしょう。明らかに衰えが見えている本田に比べれば、動きに切れがあった香川のトップ下の方が期待できます。そしてパラグアイ戦で乾、香川とともに目立ったのが柴崎でした。攻撃の起点として柴崎の縦パスはこれまでのサイドからの攻撃ばかりの日本代表にはなかったもので、本番でも必ず必要だと思います。

 1トップは総合的な実力では大迫が良いと思いますが、パラグアイ戦での香川と岡崎の連動ぶりを見ると、香川をトップ下で使うなら岡崎の方がお互いに生きるのかなとも思わせました。ここは西野監督が悩むところではないでしょうか。

 いずれにしてもベテランと若手をうまく組み合わせてほしいと思います。ベテランには経験がありますが、それ以上のプラスアルファは期待できません。若手は起爆剤になりえます。そしてどこかで爆発しないと、とてもじゃないですがグループリーグを勝ち抜くことなど考えられません。
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恒例夏ドラマ展望2018

2018-06-12 23:42:03 | テレビ・芸能
 この春のドラマは『コンフィデンスマンJP』が面白かったです。視聴率的にはいまひとつでしたが、やはり古沢良太の脚本は面白いです。長澤まさみの演技力も。さて、夏ドラマにもこうした楽しめるドラマがあるでしょうか。

 まずフジ系月曜夜9時は『絶対零度 未然犯罪潜入捜査』。上戸彩主演「絶対零度」シリーズの最新作第3弾。今作は前作から7年後が舞台となるそうです。そして何より主演が上戸ではなく沢村一樹が主演扱いになり、上戸はW主演ながら2番手扱い。これはどういう事情があったのかわかりません。共演は横山裕、本田翼、柄本時生、平田満、伊藤淳史ほか。まあいずれにせよこれまでのシリーズも見ていないので見ないとは思いますが。

 フジ系火曜夜9時は柏木ハルコ原作コミックをドラマ化した『健康で文化的な最低限度の生活』。生活保護を担当する新人公務員の奮闘を描く社会派作品。主演は吉岡里帆。共演は井浦新、川栄李奈、山田裕貴、徳永えり、田中圭、遠藤憲一ほか。関テレ作品だけに生活保護の現場をエグい感じで描いたら面白いかも。ただ主演の吉岡が数字もってない感じだから話題になるかどうか。いっそ川栄主演にしてキャストを入れ替えた方が面白かったんじゃないかと思います。

 TBS系火曜夜10時『義母と娘のブルース』もコミック原作。子持ち男性と結婚したキャリアウーマンの家事や育児に頑張る姿を描くハートフルコメディ。主演は綾瀬はるか。共演に竹野内豊、佐藤健、横溝菜帆、川村陽介、奥山佳恵、浅利陽介、浅野和之、麻生祐未ほか。綾瀬、竹野内、佐藤というトリオも悪くありませんが、何より脚本が森下佳子。脚本家で見るなら夏ドラマナンバー1でしょう。

 日テレ系水曜夜10時『高値の花』は石原さとみ主演の恋愛ドラマ。名家出身の美貌と才能に恵まれた女性と平凡な男の格差恋愛ということで実に古典的な構図を脚本家野島伸司 がどう描くか。共演は峯田和伸、芳根京子、千葉雄大、三浦貴大、笛木優子、袴田吉彦、正司照枝、正司花江、升毅、十朱幸代、戸田菜穂、小日向文世ほか。石原さとみを見せるためだけのドラマになりそうな予感もします。

 テレ朝系木曜夜10時は『ハゲタカ』。原作は真山仁の同名小説ですでにNHKでドラマ化されていますが、今回はNHK版とは無関係だとかで、新しいオリジナルエピソードが展開されるようです。脚本はフジ系ドラマがメインの古家和尚。主演に綾野剛、共演に渡部篤郎、沢尻エリカ、池内博之、木南晴夏、堀内敬子、杉本哲太、光石研、小林薫ほか。この手の経済ドラマが好きな人にはお勧めかも。

 フジ系木曜夜10時『グッド・ドクター』。最近多い韓国ドラマのリメイクです。サヴァン症候群の主人公が、周囲からの偏見や困難を乗り越えて、小児外科医として成長してゆく姿を描くドラマ。主演に山﨑賢人、共演に上野樹里、藤木直人、戸次重幸、中村ゆり、浜野謙太、板尾創路、柄本明ほか。

 TBS系金曜夜10時『チア★ダン』は映画化された実話の数年後を描くオリジナルストーリー。主演は土屋太鳳。ダンスが得意な土屋ははまり役です。共演は石井杏奈、佐久間由衣、山本舞香、朝比奈彩、大友花恋、箭内夢菜、志田彩良、八木莉可子、伊原六花、小倉優香、新木優子、高橋和也、紺野まひる、松本若菜、阿川佐和子、木下ほうか、オダギリジョーほか。こうした青春学園ドラマから次代のスター女優が生まれる可能性があるのも楽しみです。なお映画版の主役だった広瀬すずも特別出演するそうです。

 日テレ系土曜夜10時『サバイバル・ウェディング』は小説が原作。主演の波留が「半年以内に結婚しないとクビ」という婚活コメディ。共演は伊勢谷友介、吉沢亮、高橋メアリージュン、前野朋哉、ブルゾンちえみ、風間俊介、須藤理彩、野間口徹、生瀬勝久、財前直美、荒川良々ほか。キャストはなかなか面白そうな面子が揃っていますから、あとは脚本がうまくドラマ化できるどうかというところでしょうか。

 TBS系日曜夜9時『この世界の片隅に』。こうの史代原作コミックをアニメ化に続く実写ドラマ化。脚本はベテランの岡田惠和。主演は松本穂香、松坂桃李。共演は村上虹郎、伊藤沙莉、土村芳、ドロンズ石本、二階堂ふみ、尾野真千子、木野花、塩見三省、田口トモロヲ、仙道敦子、伊藤蘭、宮本信子ほか。ベテランな芸達者たちが松本を支えます。

 今クールは僕が好きなコメディ系ドラマが多いので楽しみです。とりあえず初回をチェックしようかと思うのは『義母と娘のブルース』『チア★ダン』『サバイバル・ウェディング』。1本でも気に入ったドラマがあれば嬉しいです。
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大河と朝ドラ

2018-06-11 23:15:34 | テレビ・芸能
 NHKの誇る二大ドラマである大河と朝ドラ。今は大河が「西郷どん」で朝ドラが「半分、青い。」です。どちらも見ていますが、僕の中では一方は下降線で見るのをやめようかなと迷い、一方は面白いのでどんどん楽しみになっています。

 下降線を辿っているのは大河ドラマ「西郷どん」です。もともと女性が書く大河ドラマには期待していませんでしたが、案の定このドラマもいかにも女性受けを狙ったようなところが随所に見られて興醒めする箇所がたくさんあります。ちまちました恋愛パートやヒューマンパートは要らないから、骨太の歴史ドラマを見せてほしいのですが、西郷隆盛を主人公に据えてもやっぱりこうなってしまうのかと残念です。

 特に「骨太」パートを支えてきた島津斉彬が退場してからは、すっかり骨抜きになってしまって、どうしても見る意欲が薄れてしまいます。そもそも「今さら」西郷です。坂本竜馬と並ぶ幕末のスーパーヒーローだけに目新しいネタもありません。後半見るのをどうしたものかと思っています。

 「半分、青い。」は素直な朝ドラらしい前向きで明るい作品で楽しく見ています。岐阜が舞台のドラマなので土地や言葉に馴染みがあるだけではなく、主人公の年齢が僕の10歳下で、生きてきた時代がかなり重なっているだけに、当時の世相や文化の細かいネタがすぐにわかって楽しさも倍増です。

 またあの頃の少女マンガも僕はかなり熱心な読者だったので、これもまた馴染み深く、ドラマ自体の面白さ以上に自分にとってよく知っている世界観の中で展開しているということで無条件に面白く感じてしまいます。

 北川悦吏子脚本のドラマはこれまで数多く見てきました。「ロンバケ」などのヒット作を連発していた90年代の全盛期はともかく、近年はちっとも面白いと思えなかったのですが、久々に北川ドラマを堪能しています。
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