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幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

テニス人気は落ちるばかり

2024-12-11 23:40:23 | テニス
 うちのサークルの参加者が減り続けています。原因は複数あって、ホームコートが工事中で使えないので、いろいろなコートを転々としていて参加しづらいこともあるでしょうし、年々メンバーが高齢化しているので故障者が増えていることもあります。ただ抜けるメンバーがいれば、代わりに入ってくるメンバーもいて、そういう循環がうまく回って40年近くサークルが続いてきました。この2年くらいは抜けていく時期になっていますが、入ってくる時期にうまく変わればまた参加者も増えるのではないかと期待はしています。

 心配なのはテニス人口自体が減っているのではないかということです。具体的なエビデンスになるような数字を知っているわけではありませんが、体感的には明らかにテニス愛好家の数は減っていると思います。僕の大学時代、1980年頃は空前のテニスブームで、若者の8割くらいはラケットを持っていて、グループで旅行に行けば現地でみんなでテニスをしたものでした。今では信じられないでしょうが、テニス合宿しようと誘えば若い女性が一泊旅行にたくさん集まる時代でした。リゾート地のペンションや民宿はコートを持っていて、そんな若者に大人気でした。

 団塊ジュニアが20代になった1990年代後半から2000年代前半にもテニス人口は相対的に増えました。同じ時期に「テニプリ」が流行ったり、その後に錦織が活躍したりしてプチテニスブームが続いたのですが、近年はずっとテニス人気は下がり続けています。平日昼間に熱心にテニスをしている女性たちの多くはバブル世代なので、今や高齢化が進んで50代60代が中心です。40代以下は専業主婦が少なくなったので昼間からテニスをしていられません。熱さを感じるのは10代のジュニアテニスくらいですが、それも若い頃にテニスに親しんだアラフィフ世代が自分の子どもたちにテニスをさせているからで、これも次の親世代がテニスをしないのと急速な少子化で後が続かないでしょう。昔に比べると愛好家向けの草トーナメントも参加者が集まらないので中止になって少なくなりました。

 フェデラーやナダルが引退し、錦織も故障続きで引退が近い年齢になってきています。見るスポーツとしても魅力が薄れていくばかりですから、このままではテニス人気はさらに落ちる一方です。大谷翔平クラスの国民的人気と実力がある選手が突然登場すればブームが復活するかも知れませんが、今のところその気配はありません。うちのサークルは僕が頑張れば細々とでも続けていくことはできますが、日本のテニス界はスポンサーも離れていくばかりですし、これから冬の時代が続きそうで心配です。
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2 コメント

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Unknown (りなこ)
2024-12-12 07:48:34
私の通うテニススクールでも、ジュニアのレッスン生が減って困っているとのこと

他のスポーツも台頭してきてるし、子供が楽しめるものの選択肢が多くなってるからかな
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Unknown (クリタ)
2024-12-14 01:09:23
>りなこ さんへ
>私の通うテニススクールでも、ジュニアのレッスン生が減って困っているとのこと...

りなこさん、確かに趣味の多様化というのもあるでしょうね。あと若い親世代の生活が苦しくなっていて、習い事も何でもかんでもとはいかず厳選しているのかもと思います。いずれにしてもテニス人口が減ることになるので先行き不安です。
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