僕が在宅勤務を始めて40日ほど経ちました。ちょうど子どもの夏休みくらいの期間です。この間、一度も出社していないので登校日のない夏休みです。宿題の代わりに仕事があり、家にいても遊んでいられるわけではありませんが、縛られず周りの目を気にしなくても良い気楽さはあります。そして長いようで、あっという間だったような気がするのも夏休みと同じです。違うのは、まだまだこの夏休みが続くことで、終わりが見えないのは不安でもあります。
40日間、在宅勤務をしてきて、なんとなくコツのようなものが掴めてきました。最近僕の周りでも在宅勤務になったテニス仲間とか増えてきたので、この40日間で僕が掴んだコツを書いていきます。まず生活リズムをとにかく乱さないようにすることです。乱暴に言えばどれだけ夜更かし朝寝坊をしてもPCさえ開けておけば何とかなるのが在宅勤務ですが、それでは仕事の効率も下がるし免疫力も下がります。一日中暗い部屋に籠っているとどうしてもリズムが狂いがちなので、ちゃんと起きて朝日を浴びてリセットすることが大事です。
もうひとつはオンとオフの切り替えをきちんとすることです。通勤、退勤という物理的な切り替えがあれば良いのですが、PCを開けたら出社、閉じたら退社という在宅勤務ではどうしてもオンとオフが混じりあいがちです。そうするとずっと仕事をしているような追い込まれた精神状態になりがちなので、オフタイムになったらいったん部屋を出て散歩に行くとかして、きちんと時間を区切った方が良いでしょう。それに散歩に行くことで運動不足になりがちなところを少しでも解消できます。
3つめはだらけ過ぎず、気張り過ぎないということです。そうしないと、どちらに偏ってもメンタル的にやられます。だらけ過ぎるとモチベーションが下がってやる気が起きなくなります。かと言って気張り過ぎると極端に疲れてしまいます。職場にいれば気分転換できることも多いですが、ひとりで部屋にいると煮詰まりがちですから、いかにニュートラルな精神状態を保つことができるかがポイントです。
職場の同僚と話ができずに寂しいという人もいますが、気を遣わなくて済むので気楽だという人もいます。ひとりでいることに対しては向き不向きがあると思いますが、生活リズムを守りながら適度に息抜きをして集中力を保つことが長期間にわたる在宅勤務のコツなのではないかというのが、ここまで40日間で感じたことです。