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幹事クリタのコーカイブログ

テニスをはじめあれこれ好き勝手書いています。「幹事クリタのコーカイ日誌」のブログ版です。

全て広いドームのせい

2025-04-29 23:59:59 | 野球
 中日が首位阪神に勝って借金2で何とか混戦の中で踏みとどまっています。阪神までのゲーム差は4ですから、健闘していると言っていいでしょう。なにより投手陣の踏ん張りが大きいのですが、勝つか負けるかは結局打線がどれだけ点を取れるかにかかっています。今日は細川のホームラン、板山、上林のタイムリーで4点取りました。中日の場合は投手陣が良いので4点はかなり有利に試合を進められる「大量」得点です。今季初勝利を挙げた涌井にとっても大きな4点でした。

 今日打点を挙げた細川、板山、上林は全て他球団から中日に移籍してきた選手です。中日の今季のチーム本塁打は8本。細川、上林、中田が2本、ボスラーとブライトが1本ずつとなっています。顔触れを見て中日ファンならピンとくるでしょうが、ブライト以外は全員移籍組です。中日生え抜きではブライトしか今季まだホームランを打っていないのです。

 これは広いナゴヤドームで野球をしているうちに、バッティングが小さくまとまってしまうからではないかと思います。みんな長打を捨てて、野手の間を抜くような「小さい」バッティングをするから、ますますホームランが打てなくなります。典型が堂上直倫と高橋周平で、ともに高校ナンバー1スラッガーとして期待されてドラ1で入団したのに「守備の人」になってしまいました。堂上はプロ通算16年間で通算本塁打34本、高橋は昨年までの13年間で通算本塁打57本。いくら守備が上手くても、これではバッティングを期待される三塁手としては物足りません。

 ナゴヤ球場時代は「強竜打線」と言われて、谷沢、大島、宇野、大豊、山崎などの生え抜きの強打者がいたのに、ドーム移転後の強打者と言えば福留、ウッズ、和田、ブランコくらいで、生え抜きは福留ひとりです。アライバにしろ大島にしろ俊足巧打のバッターで、長距離砲は全く育っていません。いま期待されている石川、ブライト、鵜飼などもいつになったら戦力になることやら。それに比べて若い好投手が次々と育つのは、広い球場で思いっきり投げられるからでしょう。

 2013年から暗黒時代が始まってすでに13年目。ずっと貧打に泣いてきています。自前で強打者を育てられないのなら、どんどん他球団から連れてくるしかないのに、貧乏球団ゆえにそれもままなりません。こうなったらずっと検討されているホームランテラスを外野席に作るしかないでしょう。落合をもう一度監督として呼び戻せるのなら、それでも良いですが、多分不可能でしょうから。

 
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