還暦を過ぎると老化を感じることも多々ありますが、特に回復力の衰えは顕著です。小さな擦り傷ひとつでも若い頃なら2日もあれば治ったのに、今では1週間以上かかります。一度痛めたところはずっと痛いし、少し休んで痛みが和らいでもすぐにまた再発します。アキレス腱の痛みは完全に常態化していますが、腰痛も定期的に繰り返しやってくるようになりました。テニスする時に腰のサポーターは必須アイテムです。
特に腰痛が悪化するのはサービスです。数年かかっているサービスの改良はそれなりに自分でも手応えがあって、以前よりは随分マシになってきたと思うのですが、調子が良い時に限って腰が痛くなります。これは調子が良いからこそ調子に乗ってガンガン打つためですが、そうするとほぼ100%の確率で翌日から「イテテテ」となります。そんな時に在宅勤務で長時間椅子に座っていると、立ち上がる時に痛くて大変です。トイレに行くにも腰を曲げたままヨタヨタと歩いています。
なので腰が固まってしまわないように、ちょこちょこと動いて軽いストレッチをして筋肉をほぐすことが必要なのですが、仕事も調子の良い時に集中してバーッとやりたいので、なかなか「ちょこちょこ」ができません。とは言え、アキレス腱も同様な状態なので、よくよく気をつけてなるべく15分ごとに椅子から立ち上がって動いてほぐすようにはしています。
結局、仕事もテニスも、さらにはサックスやピアノの練習も頑張り過ぎないで「適当」にやることが大事ということになります。これはこれで難しいんですけど、体の声をちゃんと聴きながらうまくやっていくしかありません。完全にダメになってしまわないように「騙し騙し」です。