三日坊主のトレーニング日誌

右膝の半月板手術から早3年。右膝は普通です。
トレーニングは室内でのローラー台とダンベルトレが中心です。

マーク走法の勉強

2005-09-19 18:34:07 | トレーニング
18日の午後、熊本市のフェイス学院へ行きました。ここの陸上部の監督さんが家の学校の体育の先生と知り合いで、短距離選手の指導を行って貰いました。私は指導法を学ぶために参加しました。この高校には夏の高校総体県予選で100m1位になった選手がいます。彼女は南九州大会においても100m(12秒04)、200m(24秒82)の2種目を制覇し、夏の高校総体に出場しています。高校入学時は13秒5だったのが6月には12秒8まで記録が上がり現在に至っています。その記録を伸ばした指導法が「マーク走」と呼ばれる走法です。7月にテレビで紹介されていましたが、その練習方法と理論を実際に見ることができました。短距離の指導法に「腿上げ」を意識したトレーニングがありましたが、それでは、最悪な場合、腰が落ちたフォームになり、身体が上には動くが、前進しないという結果になる場合がありました。フェイス学院の監督さんの考えでは脚の振り上げよりも、脚を素早くおろすことを意識したトレーニングをすることが大切だそうです。脚を素早くおろし、その力でしっかりと地面をたたくように蹴ることで、体の重心を素早く前方に移動させることができる、とのことです。
実際に私もそのトレーニングを一緒に行いました。脚を振り上げることよりも、脚を素早く振り下ろし、しっかりと地面をたたくように蹴ることを意識して走りました。地面には長さ80cmほどのバーを6歩毎に間隔を少しずつ広げてあり、その中に脚をおろすように走りました。すると、無理をすることなくスムーズに加速することができました。走る距離は60mほどでこれを5本行いました。このトレーニングを繰り返すことで、身体の上下動が少なくなり、無駄なく推進力を前方へ向けることができるようになるとの話でした。外国人選手、特に黒人の選手のようにハムストリングの筋力が発達している選手は腿上げを意識することであのような爆発的な加速力を出すのですが、日本人選手、特に中学生のような発達途中の選手には「マーク走」が有効だと思いました。生徒の大会は間近ですが、明日からのトレーニングに取り入れてみようと思います。