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書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

ベトナム社会主義共和国外務省編 中国出版編集部訳 『「中国白書」 中国を告発する』

2009年02月04日 | 東洋史
 原題「The Truth about Viet Nam-China Relations over the last 30 Years」(1979年10月4日)他。

 東南アジアは、中国の歴史の中に古くから伝わっている拡張主義の進撃方向であり、中華人民共和国の指導者が以前から併呑の夢をもっていた地域である。 (「第一部 中国の戦略におけるベトナム」 本書17頁)

 中国指導部のベトナムに対する現在の政策がたとえどのように巧妙にカモフラージュされても、それはいぜんとして、ベトナムを併呑し、ベトナム人民を屈服させ、ベトナムを中国の衛星国にかえようとした、四千年におよぶ中国王朝の歴代皇帝の政策にすぎない。 (「第一部 中国の戦略におけるベトナム」 本書26頁)

 同年2月から3月にかけての中国によるベトナム侵攻をうけて出された文書だから、中国側の非を鳴らし、責任はすべて相手側にあるとし、自らの全き正義を主張する、おおいに誇張をほどこされた政治的宣伝であることはいうまでもない。しかしそのようなぎりぎりの切所であるからこそ、逆に、ベトナム人あるいは国家の中国に対する伝統的、典型的な見方(四捨五入して言えばステレオタイプ)が、露わになっているとも言えるのではなかろうか。
 つまりベトナムとベトナム人にとっては、中国と中国人は、いにしえから一貫して侵略者なのである。そして史実に照らしても、この見方は正しい。10世紀まで中国の一部として支配され、10世紀に独立するがモンゴル・元・明王朝時代にも全面的な侵攻を受け、とくに明代にはしばらくの間ふたたび中国の一部として併合される状況に陥った。中国人が日本と日本人とを歴史上一貫した自らに対する侵略者と断定するのであれば、中国人はベトナム人のこの中国観を、無条件に受け入れなければならない。中国がベトナムを侵略・占領していた時期は1,000年を越える。14年どころではない。

(日中出版 1979年12月)

それよりなぜ今頃こんな報道が?

2009年02月02日 | 抜き書き
▲「人民網」2009年01月12日09:07、中国共产党新闻网「江泽民论科学发展(1):通过改革正确处理各种利益关系」 (部分)
 〈http://kxfz.people.com.cn/GB/139098/8658688.html

  科学技术是第一生产力。振兴经济首先要振兴科技。只有坚定地推进科技进步,才能在激烈的竞争中取得主动。当前,我国经济正面临着加速发展、调整结构、提高效益的重大任务,尤其需要全社会提高科技意识,多方面加科技投入,真正依靠科技进步。科技工作要面向经济建设主战场,在开发研究、高新技术及其产业、基础性研究这三个方面合理配置力量,确定各自攀登高峰的目标。在世界高科技领域中,中华民族要占有应有的位置。通过深化改革,建立和完善科技与经济有效结合的机制,加速科技成果的商品化和向现实生产力转化。不断完善保护知识产权的制度。认真抓好引进先进技术的消化、吸收和创新。努力提高科技进步在经济长中所占的含量,促进整个经济由粗放经营向集约经营转变。
  江泽民《加快改革开放和现代化建设步伐,夺取有中国特色社会主义事业的更大胜利》(1992年10月12日),《江泽民文选》第1卷第232-233页

 この人は中国特色の科学・風水の発展を論じるほうが相応しいと思うが・・・・・・。