書籍之海 漂流記

看板に掲げているのは「書籍」だけですが、実際は人間の精神の営みすべての海を航海しています。

「南シナ海『法的根拠を』 米、中国に要求 ARF開幕」 から

2011年07月23日 | 抜き書き
▲「asahi.com」2011年7月23日15時1分。(部分)
 〈http://www.asahi.com/international/update/0723/TKY201107230300.html

 特定国の名指しは避けたものの、中国は事実上、南シナ海の大半の島々に対する領有権を主張しており、その法的根拠を説明するよう突きつけた形。

 要求が高度すぎる。彼らに「なぜ」の質問は。いや本気で。
 よくて「なんのために」の答えがでてくるぐらいだろう。それは国益を主張する際の米国でも一緒だろうが、中国の場合は、その本音を表向き大義名分で飾ることができないし、その必要性がそもそもわからない。そのかわりに相手の落ち度(主として過去の)を道徳的立場から攻める(実はこれしかできないから)。あるいは些細な揚げ足を取ってそれを大げさに騒ぎ立てて大事にして、立場をひっくり返す(実際これは得意だから)。いや本当に。

「『子供っぽく愚かしい』=中国政府を酷評-ダライ・ラマ」 を読んで

2011年07月23日 | 思考の断片
▲「時事ドットコム」2011/07/23-14:44。(全)
 〈http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2011072300171

  【ワシントン時事】チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世は23日までに、米誌ローリング・ストーンとのインタビューで、自身を「悪魔」や「法衣を着たオオカミ」に例えた中国政府について、「子供っぽくて非常に愚かしい」と批判した。
 ダライ・ラマは、中国政府がダライ・ラマの悪評を広めようとして、こうした表現を使っていると指摘。ただ、「実際には赤恥をかいている」と述べるとともに、「誰も彼らを信じていない」と切り捨てた。


 理由を示さないから。いきなり「お前のかあちゃんデベソ」では、「子供っぽい」といわれても仕方がない。さらに、私に言わせれば、理由をよう示せないから。だから「非常におろかしい」。たしかにこれは、愚かしいでしょう? “ならぬ事はならぬものです”。会津藩か。“お先師がいいやったから”。薩摩藩か。
 ただし、自分が愚かしいことを承知していないから赤恥をかいていることも分からないというほか、分かっていても、利害関係も信義の関係もなにもない赤の他人になにをどうおもわれようと勝手、別に信用などしてもらわくても結構、というところもあると思う。