神崎清訳および解説(「反戦・平和の原点 幸徳秋水」本書7-80頁)。
飛鳥井雅道氏が『幸徳秋水 直接行動論の源流』の「はじめに」で言う、「日露戦争までの幸徳はプラスだが、その後は『心情的にエラク、方法はまちがった』という評価」、日本の近代史でもロシアの革命運動でもアナーキズムはマルクス主義と相反・対立する敵なので立場上アナーキストを誉められないマルキストが行う幸徳秋水研究に見られる「及び腰」とは、例えばこれかな。違うかな。それとも「冤罪だ、無罪だ」と度を超して言いつのるほうかな。とにかく近代日本における天皇制は問答無用に悪らしいが。
(中央公論社 1970年9月初版 1979年5月第4版)
飛鳥井雅道氏が『幸徳秋水 直接行動論の源流』の「はじめに」で言う、「日露戦争までの幸徳はプラスだが、その後は『心情的にエラク、方法はまちがった』という評価」、日本の近代史でもロシアの革命運動でもアナーキズムはマルクス主義と相反・対立する敵なので立場上アナーキストを誉められないマルキストが行う幸徳秋水研究に見られる「及び腰」とは、例えばこれかな。違うかな。それとも「冤罪だ、無罪だ」と度を超して言いつのるほうかな。とにかく近代日本における天皇制は問答無用に悪らしいが。
(中央公論社 1970年9月初版 1979年5月第4版)