私より3つ年上の拓郎がいよいよ東京に進出するという話があったころ
地元の民放ラジオはまだオールナイトニッポンを
放送せず、12時過ぎ以降は放送がありませんでした。
深夜、遠くからの微弱な電波ゆえ音が小さいラジオに
耳をくっつけるようにしてオールナイトを聞きました。
音が波打つように大きくなったり小さくなったりし
雑音のかなたから吉田拓郎を聞いたものです。
東京で一旗揚げる、という感じが残っていた時代です。
♪さよならが言えないで いつまでも歩いたね
『マークⅡ』も良かった。
男が年老いて孤独を知る日を歌詞に書いていますが
若者の知的なイメージでした。
聞く私たちも十代。
頭でこそ加齢を考えられても実感はさっぱりです。
それが今、還暦を通り過ぎてしまった。。。
○
先日、06年の「つま恋」をTVで映していましたね。
改めて見ても良いなあ。
この人の良い曲っていったい何曲あるのだろう。
ヒザの上には珍しくネコがいてじっとしています。
まるで拓郎を聞いているみたいに。
ときおり前足をチビっと舐めるだけで、眠るでもなく
目はTVを追っています。
私の足はシビレてきたけれど、じんわりと暖かいのが
気持ちよく一緒に拓郎を聞きました。
○
もし死んだKが生きていたら、アラカンのおっさん二人
つま恋のコンサートに行ってたかもしれないなあ。
しばしば映る観客の年齢の中に
K(と、もしかして私と)を探していたかもしれません。
地元の民放ラジオはまだオールナイトニッポンを
放送せず、12時過ぎ以降は放送がありませんでした。
深夜、遠くからの微弱な電波ゆえ音が小さいラジオに
耳をくっつけるようにしてオールナイトを聞きました。
音が波打つように大きくなったり小さくなったりし
雑音のかなたから吉田拓郎を聞いたものです。
東京で一旗揚げる、という感じが残っていた時代です。
♪さよならが言えないで いつまでも歩いたね
『マークⅡ』も良かった。
男が年老いて孤独を知る日を歌詞に書いていますが
若者の知的なイメージでした。
聞く私たちも十代。
頭でこそ加齢を考えられても実感はさっぱりです。
それが今、還暦を通り過ぎてしまった。。。
○
先日、06年の「つま恋」をTVで映していましたね。
改めて見ても良いなあ。
この人の良い曲っていったい何曲あるのだろう。
ヒザの上には珍しくネコがいてじっとしています。
まるで拓郎を聞いているみたいに。
ときおり前足をチビっと舐めるだけで、眠るでもなく
目はTVを追っています。
私の足はシビレてきたけれど、じんわりと暖かいのが
気持ちよく一緒に拓郎を聞きました。
○
もし死んだKが生きていたら、アラカンのおっさん二人
つま恋のコンサートに行ってたかもしれないなあ。
しばしば映る観客の年齢の中に
K(と、もしかして私と)を探していたかもしれません。