向島は尾道じゃない

2010-12-12 10:24:11 | 塾あれこれ
「てっぱん」に文句じゃありませんが
向島(むかいしま)は尾道ではありません。

尾道と向島は双子みたいに密接な関係がありそうですが
かといってゴッチャにしてはいけません。

ヨーロッパから見れば埼玉も東京も同じでしょうが
「東京を舞台とする」と銘打ち「草加せんべいの老舗」
が出たらまずいでしょ。

もちろん、尾道が、上から目線なるもので向島を見て
いるわけではありません。
備後国歌島というれっきとした由緒ある島を尾道と
一緒では可哀そうと言うもの。

因島だって「尾道とは違う」と思っている筈ですし
平山郁夫画伯が尾道出身ではヘンな感じですね。
瀬戸田の生んだ有名画家です。(高校の先輩)

現在は尾道市という行政区画に入っているだけで
尾道市向島とか、「広域尾道市」因島
・・・くらいが感覚に合いそうです。


瀬戸田のミカンというより尾道のミカンというほうが
他地域では売り易いのかもしれません。

でも金で家名を売り渡すみたいで矜持がありませんね。

もともとは瀬戸田のミカンといえばブランドだったのに。


私が小学生のころは尾道駅前から渡船に乗っていった
あたりにまだ入浜の塩田が残っていました。
(暫くして流下式に変わりました)

造船所以外、人家も少ない向島でしたが時折遊ぶには
絶好でした。

「向島へ行こーかあ」
「そーしょーか」

とはいえ船賃がありません。
そういうと友達が「ただじゃ」

水道を渡る間に船員が徴収にまわりますが、
右舷側を徴収しているときは左舷に回り、
左舷へ来る前に反対へ回っておけば気がつかない
のだそうで・・

え?

払わないで済みました。

でもね、船員が見逃してくれていたのでしょう。
(まった、向島へ「遠征」しよらー)って。

得意げなワルガキってかわいいもんです。

塩田のアゼを歩いてオタマジャクシを捕るのが
「冒険」だったのですから。


写真は浄土寺(じょーどーじ)
鉄道の直ぐ上にある「笠智衆が掃除していた浄土寺」の
裏山、頂上にあるほうの浄土寺です。

山頂に大きな岩があって気持ちがよろしい。

頂上の浄土寺で犬が飼われていました。
たしか名前が「バン」
可愛かったね。