しばらく前、新聞では日本の学力は順位が戻った
という報道がなされました。
三年に一度、OECDが行う学習到達度調査PISA
の結果を報じたのです。
前回、順位が思いのほか下がり大問題になったのが
今回は底を打ち「読解」は持ち直しをみせたという
ものです。
外国の機関が調べないと自分の力が分からないという
のはなんとも情けない話ではあります。
日本はいつまで経っても外国が有り難いのですね。
◎
ま、身内を軽んじるのはウチのカミサンもそうで
私がいくら説明してもマスメディアと違うことを云うと
「それはアアタがそう思うだけでしょ。」
新聞にはこう書いてある、とかTVはこう言ったとか。
んとに信用がありません。
まあ普段の私をよく知っておられますから、ねえ。。。。
○
ということは、偉い方々の外国崇拝の感覚も
庶民の身内をバカにする頭と大して違わないのか?
数千年にわたる崇外信仰がしみついているのですね。
◎
私が塾業界に入った三十年前も学力低下は憂えられて
いたようでした。
(学力とは何ぞや、はこの際置いてて下さいね)
実際、私の目の前でもそれは続き、一度たりとも反転
することはありませんでしたね。
何年も同じような事を教えていると、難易度の感覚が
狂いやすいものです。
いつのまにか、これは易しいだろうと思い始めるので
気をつけねばなりません。
「今年の子はできんねえ」
しかし、上記の学力低下はそういう類の話ではなく
条件を同じにした上でデータを取ったことです。
今年は弱いぞ、という塾内データが出ていて
入試の結果が良かったことはしばしばあります。
周りでも同じように学力が下がっていたのです。
他の塾からも似た話を聞きました。
(偏差値という相対的な数字だけを見ていては分から
ない世界もありますから塾なりにデータをとります)
○
私の推測にしかすぎませんが、社会状況も学力形成の
大きな要因になると思います。
世界でトップクラスの力をもった国では次第に教育が
やりづらくなり、子供が勉強しなくなります。
しなくてもなんとかなる、と思えるから。
反対に途上国はハングリーですから教育にも力が入り
子供たちもよく勉強します。
あまり貧困が過ぎると余裕がなくなりますが少し経済
が良くなってくると一生懸命勉強します。
競争は大変ですが、それなりの甲斐はありますね。
日本はこういう状況から世界のトップクラスに上って
その後次第に勉強をしなくなってきただけなのです。
ゆとり教育が評判が悪いのは事実で、問題も多そう
ではありますが、それが登場したころの課題は何かと
いうと、詰め込みばかりでは勉強しなくなった
ということでした。
学力低下の危機感が新しい教育をもたらしたのです。
ゆとり教育は理念の一部も課題を残し、何より
教育を行う側が大きな間違いをしていました。
(もうひとつ、弱者切り捨てという本音の問題と)
それらだけでなく、勉強をしないことへの対策も
上手くいっていません。
長期低落化に歯止めが一貫してかかっていないのです。
のびのびと勉強できている層もたしかに多いのですが
課題が山積し見過ごされていたのも事実ですね。
○
今回のPISA下げ止まりも喜べる話ではありません。
テスト対策をしたからの結果なので、当然なのです。
小手先の対策であり、学力の低下そのものへの対応は
訓練を増やしたことくらいで、根本的な対策にはなって
いないと思われます。
(下位層の厚さはどうでしょう・・)
もし、今回対策をしたのに下がっていたらそれこそ
大変だった、のです。
「ゆとり教育からの変更」にケチがつきかねません。
どうすべきか、更に分からなくなってしまったでしょう。
(明日、続けます)
という報道がなされました。
三年に一度、OECDが行う学習到達度調査PISA
の結果を報じたのです。
前回、順位が思いのほか下がり大問題になったのが
今回は底を打ち「読解」は持ち直しをみせたという
ものです。
外国の機関が調べないと自分の力が分からないという
のはなんとも情けない話ではあります。
日本はいつまで経っても外国が有り難いのですね。
◎
ま、身内を軽んじるのはウチのカミサンもそうで
私がいくら説明してもマスメディアと違うことを云うと
「それはアアタがそう思うだけでしょ。」
新聞にはこう書いてある、とかTVはこう言ったとか。
んとに信用がありません。
まあ普段の私をよく知っておられますから、ねえ。。。。
○
ということは、偉い方々の外国崇拝の感覚も
庶民の身内をバカにする頭と大して違わないのか?
数千年にわたる崇外信仰がしみついているのですね。
◎
私が塾業界に入った三十年前も学力低下は憂えられて
いたようでした。
(学力とは何ぞや、はこの際置いてて下さいね)
実際、私の目の前でもそれは続き、一度たりとも反転
することはありませんでしたね。
何年も同じような事を教えていると、難易度の感覚が
狂いやすいものです。
いつのまにか、これは易しいだろうと思い始めるので
気をつけねばなりません。
「今年の子はできんねえ」
しかし、上記の学力低下はそういう類の話ではなく
条件を同じにした上でデータを取ったことです。
今年は弱いぞ、という塾内データが出ていて
入試の結果が良かったことはしばしばあります。
周りでも同じように学力が下がっていたのです。
他の塾からも似た話を聞きました。
(偏差値という相対的な数字だけを見ていては分から
ない世界もありますから塾なりにデータをとります)
○
私の推測にしかすぎませんが、社会状況も学力形成の
大きな要因になると思います。
世界でトップクラスの力をもった国では次第に教育が
やりづらくなり、子供が勉強しなくなります。
しなくてもなんとかなる、と思えるから。
反対に途上国はハングリーですから教育にも力が入り
子供たちもよく勉強します。
あまり貧困が過ぎると余裕がなくなりますが少し経済
が良くなってくると一生懸命勉強します。
競争は大変ですが、それなりの甲斐はありますね。
日本はこういう状況から世界のトップクラスに上って
その後次第に勉強をしなくなってきただけなのです。
ゆとり教育が評判が悪いのは事実で、問題も多そう
ではありますが、それが登場したころの課題は何かと
いうと、詰め込みばかりでは勉強しなくなった
ということでした。
学力低下の危機感が新しい教育をもたらしたのです。
ゆとり教育は理念の一部も課題を残し、何より
教育を行う側が大きな間違いをしていました。
(もうひとつ、弱者切り捨てという本音の問題と)
それらだけでなく、勉強をしないことへの対策も
上手くいっていません。
長期低落化に歯止めが一貫してかかっていないのです。
のびのびと勉強できている層もたしかに多いのですが
課題が山積し見過ごされていたのも事実ですね。
○
今回のPISA下げ止まりも喜べる話ではありません。
テスト対策をしたからの結果なので、当然なのです。
小手先の対策であり、学力の低下そのものへの対応は
訓練を増やしたことくらいで、根本的な対策にはなって
いないと思われます。
(下位層の厚さはどうでしょう・・)
もし、今回対策をしたのに下がっていたらそれこそ
大変だった、のです。
「ゆとり教育からの変更」にケチがつきかねません。
どうすべきか、更に分からなくなってしまったでしょう。
(明日、続けます)