E5系【はやぶさ】試乗

2011-02-21 | 今鉄
E5系【はやぶさ】試乗会に行って参りました。

銀行が被招待権?を入手し、「鉄チャン」である事を宣伝していた私に回してくれたのです。

感謝感激で行って参りました。


2月18日、渋谷駅新南口から入場すると早速ポスターが迎えてくれます。

しかしこの日は結構烈しい雨の日でした。 あちこちでダイヤが乱れて私が乗った湘南新宿ラインも遅れました。


大宮駅構内の試乗会受付です。

名簿をチェックして居る様子を見ましたが、招待客のうち半数以上がまだ来ていない様に見えました。

この結構烈しい雨で今日になって見合わせた人も居るんじゃないでしょうか。

(もちろん電車が遅れている人も居るかも知れません)


受付から赤羽寄りへと誘導され、改札ではない入口から「試乗列車」だけが使って居るホームへと誘導されます。


階段を上るといきなりこの様な情景でした。

我々の乗る列車は8:38発です。


とてつもない長さの先頭部!


JR東海の電車がカモノハシ系なら、彼はアヒル系のお顔でしょうか。

↑配られた袋に入っていた3/5ダイヤ改正後の時刻表です。

試乗列車は大宮8:38 → 9:48仙台です。

と言うことは、改正後の【はやぶさ1号】にほぼ等しいダイヤで走るという事です。

(正確には1分速い!!)


号車は指定になっており、号車内は自由席でした。

デッキ毎に女性が立って居る姿は内蒙古集通鉄路の一日一本走る普通旅客列車が大きな站(大板や正襄白旗)に停車中の状況を思い出させます。

集通鉄路の場合は制服女性站員は赤いタスキに金文字で「文明列車」と大書されていました。

牽引機はもちろん全区間蒸機です。


私は4号車です。


車内の様子です。 まだ窓際が幾つも空いています。


これが私の通行手形「4号車」です。


足元のスペースが広がって足を組める程になったと言えますが、椅子の背の「薄さ」に見た目でびっくり!

昔々、幾度乗ったかアエロフロート(ソビエト航空)のイリューシン62を思い出してしまいました。 (ゴメンナサイ)

西側の飛行機は見た目に座席がゆったりしているように見える様に(実際には膝の前のスペースはぺらぺらに薄くとも)気を遣った設計をしてありました。

少し真っ正直すぎる設計かも・・・


枕が付いています。 ちょっと豪勢な気分になれます。


配られた袋には電車のパンフレットと「びゅう」の広告が入っていました。


配られた袋の中身でピカイチは試乗会参加記念のフォトフレームです。



【はやぶさ】のシンボルマークが押してあります。

しかし、東北の特急に【はやぶさ】はイマイチ頂けません。

日本の特急ネームをJR九州が独占してしまうのを防ぐためかなとは思いますが。

【さくら】がいずれ長崎へ行くとするなら【つばめ】とトレードできたら双方佳しと思うのですが。

【みずほ】は九州の稲作の中心熊本へ行く特急でなくてはやはり変です。

【はやぶさ】は鹿児島県によって代表される鳥と感じています。

特急ネームの奪い合いのような醜態を折角の鉄道ブームの中でやって欲しくないです。


そして「お弁当」が付いていました。


朝バナナダイエットが台無しですが嬉しく頂きます。


放送で案内が有って300km/h運転に入ります。

只今285キロ・・・290キロ・・・295キロ・・・皆様只今300キロに到達致しました。

乗り心地はばっちりです。「少し音が大きくなったかな」程度です。

E2系を350km/hで営業運転させてしまう国がある訳ですから・・・飛行機とよりもどちらかと言えば宇宙船かと思う程のE5系に300km/h運転など「公園の散歩」かもしれません。

「275km/hからE2系の制動距離」で320km/hから止まれると言うことなので本当の凄みは「非常制動」に有るのかもしれません。
(体験するのは嫌ですが・・・)


編成の紹介

その「鉄道」が力を入れた「車両」はいつの時代も「凄い」です。

最近になかなか無かったほど「凄い電車」かと思います。


洗面所です。


普通車の車内全体の様子です。 これで定員100名。

飛行機のように椅子の貼り地を「互い違い」にしてあります。

また、最近の飛行機に見られる工夫=頭上の荷物収納棚に忘れ物がない事を確認できるミラー(ステンレス鏡面板の様です)が付きました。


背を倒すと座面が前に出てきます。

座り心地をより良くするためと言うよりは、背を直立させたときに座面が引っ込んで回転させやすくしたという要素を感じます。


スペースを使い切ることをもっと追求しています。

窓中心部の窓枠だけが少し広くなって物を置ける様になっていますが、太った私の脇腹にそれが食込んで痛いほどスペースは突き詰めてあります。

(→背を倒してしまえば全く問題ないです)


真ん中のB席をはっきり広く作って有ります。

JR東海はB席だけ広いのをN700系でやめたように記憶していますが、東日本はB席を広くするようです。

私は差を付ける東日本の行き方に賛成です。


仙台駅に到着してグランクラスを覗きに行きます。


女性が何を撮っているのかと思ったらコクピットでした。


真似させて頂きます。 添乗者のシートは斜め後です。 理想的だと思います。


こうして斜め後から見るとキハ81の先頭部形状と相通じるモノを感じてしまいました。

偶然なのかも知れませんが「やるな東日本!!」 拍手ものです。

10両編成というのも偶然の一致で泣かせますね。


凄いお顔です。 大宮駅で1号車を見てしまったので10号車側に来たのですが、テールライト側ばっかりになってしまって残念です。

でもヘッドライトが減光もせずに点いていたらこの「お顔」の写真は写らないかも知れません。


ながーいお顔で記念写真撮っていただきました。

(車内整備の為、荷物全部持参で外出しなければなりませんのです)


宇宙船のコクピットを覗く方々。


エスカレーターを降りると此処もお祭りの雰囲気です。


26分の折り返し時間はお土産を買うには丁度良い時間です。


当然ながら同じ4号車に乗車して仙台を発車します。


長町駅ホームには「鉄」の姿が有りました。


在来線を追い抜きます。


再び290,295,300と読み上げながら300km/h運転に入ります。


再び在来線を追い抜きます。


郡山に運転停車。

仙台10:14 → 11:35大宮ですから11分余計に掛かりますので「何か有る」とは思っていました。

【はやて】に追い抜かれなくてほっとしました。

ちょっと前、583系に乗って通勤電車にどんどん抜かれるのはなかなかショッキングな体験でしたから。


那須塩原にも運転停車。


前の椅子の背裏の網に「輪っか」が付いていて、フックと合わせて傘を固定できるようになっています。

仙台で水の配布もあり、まさに至れり尽くせりです。


大宮には少々遅れて到着です。

強風による徐行区間があったための遅れです。

午前の試乗列車は11:35着、午後の試乗列車は11:30発、定時で有れば大宮駅北方鉄道博物館付近ですれ違うはず。

鉄博と一緒に撮影しているJR東の広報が居るかも・・・とは考えすぎか?


大宮に到着、4号車の住人は前よりの出口から一列で10号車グランクラス見学に向かいます。


9号車前よりから乗車して9号車(グリーン)車内で順番を持ちます。

9号車も無人で走っていたのです。


記念写真を写していただきました。

私は最後尾なので自由自在です。 (狙って最後尾になったわけです)


グランクラス車内に入れる人数は限られているので少しずつ前進します。

100Vの電源は普通車車内にも完備していました。

(もめ事を避けるためにタップを持って行くのが吉かな)


グリーン車内です。

実は先ほど傘を固定する方法について書きましたが、その傘をそのまま忘れてきて、JR職員の方がグリーン車まで届けてくれました。

(余りにも椅子に馴染んでしまうので忘れ傘の温床になる鴨?)


グリーン車の10号車よりの扉は使用禁止です。


グランクラスです。

とっても素晴しいです。

でも勿体ないかな・・・

新幹線で横3列、美しいですね。

古のアメリカの長距離列車の座席車「コーチ」は新幹線サイズの客車で席数44が普通です。

してみると日本の新幹線グリーン車の1両68席は「その遙かに下」という事だったのです。



さて、グランクラスのシートのレザー(革)は白と言ってもよい色です。

デザイナーが選んだ色とは思いますが、拙い選択だったんじゃないかと思います。

私はインテリア井門という家具屋をやっていました。 (多少は家具の知識があるわけです)

革には色々なグレードがあり、ピンきりです。

しかし一般に白い革は高価です。

革の傷・・それは動物が生前付けた傷が仕立て上げたときに「有る」のが判ってしまうのです。

明るい色ほど傷は目立ちます。 使えない部分が多くなってしまうのです。

また、傷つけないように飼育した動物(例えば牛)でなくては明るい染め色の革に使えません。

こんな事から白い革は高価になるのです。

それだけで済めばよいのですが白い革は汚れ易いのです。

個人所有の高級乗用車の内装で有れば気をつけて使えば長持ちするかもしれませんが鉄道車両でどうでしょう。

JR九州が革張りシートを使ったとき、暗い色合いが多かったのですがそれが無難な選択なのです。

デザイナーの遊びに付き合わされた・・・デザイナーに遊ばれてしまった・・・という事でなければ、計算済みであれば良いのですが。


「車内を見える様に撮って貰います」


グランクラスの車内です。 

一見して感じられるグリーン車との大きな違いはアテンダントの存在かも。


【はやて】【はやぶさ】の並びか! 続行のE2’系が入線してきて突然こんな状況になりました。


どこかで馴染んだ名前だと思ったら

【はやて】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%9B%E5%BC%8F%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F

【はやぶさ】
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%B8%80%E5%BC%8F%E6%88%A6%E9%97%98%E6%A9%9F

疾風と隼といえば日本陸軍戦闘機を代表する(生産機数で二位と一位の)戦闘機です。

疾風は隼(14気筒950馬力)より新しくて(皇紀2601年制式)に対して2604年制式の強力(18気筒1900馬力)で遙かに高速(495㎞/hに対して624㎞/h)な戦闘機で、大東亜決戦機と呼ばれたものじゃないですか!

それぞれ単独では連想しないのに「はやて」と「はやぶさ」が並ぶとそういう連想に繋がってしまいます。


【疾 風】が一式戦なら【 隼 】が六式戦位の違いがありそうです。

前から見るとそれほど大きく感じない「差」が横に回ると凄いです。


この部分の長さが凄味があります。


進入禁止の9号車のドア付近。


お帰り口に至るまできっちりコースが出来ています。


試乗した人だけでなく誰でも買えるようにコンコースで売られている【はやぶさ】試乗記念グッズ。

お弁当が面白そうでしたが、じつは既に買ってあるのでした。


丁度やってきた43分遅れで運転中の湘南新宿ライン特別快速平塚行のグリーン車に乗ります。


仙台土産の牛たん弁当、最後の一個を私がゲットしたのでした。


こんな中身です。

用意したサンドイッチとお茶や水以外は試乗車車内では飲食禁止だったのでした。


特別快速なればこその「恵比寿通過」を堪能します。

感想は・・・
慣らし運転程度で300km/h出てしまう感じなので凄い電車だという事は判りますが、車内にいると良く判らないのではないでしょうか。

300km/hで通過する姿を外から見る方がカッコイイんじゃないかと思います。

電車は新幹線に限らず新しいほど佳いと思っているのですが、洗練されて来ていると感じました。

グランクラスは「佳い」ですが、その5000円を他の何かに使うのがよいかどうかはよく判りません。

ただ、成田エクスプレスがデビューした時、クロ253に掛けるJRの熱意は凄く、そういうホットな時に焦点の車両に乗るのは決して損ではないと「私の経験」は告げています。

早い時期にチャンスがあれば乗るべきでしょう。

(シートに汚れが付いてしまう前に・・・)








9237_上芦別_物語

2011-02-18 | 鉄道模型
明日、池袋でJAM総会&併設イベントが開かれます。

原宿店テクニカルアドバイザーでお馴染みの竹中泰彦さんや「けむりプロ」の講演などもある北海道特集となれば井門義博の展示蒸機の中にも9200が是非とも二台欲しいところです。

ところが、私は9201しか持っていません。

そこで、友人所有の9237を私の9201風に改装させて頂き、借り出すことになりました。


私の9201と並んだ9237

モデルワーゲン製9200は物凄く腰が高く、9200の雰囲気が出ません。

乱暴にでも削って強引に低くするしか無いのです。


そしてこの様に白いロッド、白い動輪タイヤではとても一緒に並べられる状態ではありません。


分解した姿です。

ファウルハーバー1219

確かこのモーターはIMONコアレス1616の12~13分の1しかトルクがないモーターです。




まずロッドの黒染から始めます。


その次が通電して動輪を回しながら動輪のタイヤを染めます。

タイヤ側面は塗装するのですが、踏面、裏面が黒く染まっていることは結構重要です。

踏面は走らせることによってレールとの接触面が白く剥げてきて良い具合になる・・・・どうしてもHOスケールでは実物より少しタイヤ厚が厚い欠点を補う工夫が必要というモノです。


ついでに、この箱はもう使えません。。

既にスポンジは危険きわまりない状態になっています。

スポンジを使って居る箱はいずれ棄てざるを得ない箱と言うことです。


テンダー台車を外します。 マクラバリもボルスターも「錆びた真鍮」になってきています。

艶が無くなった金属表面は概して接触で通電させるのが困難になってきています。


まずマッハキサゲ刷毛で研きます。


ボルスター、マクラバリ、車輪を黒染液で「染め研き」します。


車輪を水洗いしてティッシュで拭くとこの様に色落ちがあります。

時間が経つと色落ちしなくなると思います。 黒染定着は時間の経過が必要と感じています。


車輪


台車


時間が経過したニッケルメッキは黒染液で無くなってしまいこの様に真鍮色を見せることがあります。


シールプライマーを塗ります。


動輪は回しながら筆で塗ると綺麗に塗れます。


4つの動輪全てタイヤにシールプライマーを「盛り」ました。


黒染など終わってから車高を下げる荒療治に掛かります。


目の細かさが二種類のヤスリで削っていきます。

水平に削る事はなかなか難しいです。


シールプライマーが良い乾燥時間を過ぎたところで動輪に塗装をします。

リターダシンナーを使って薄めた乾きの遅いラッカーを輪芯から筆で塗り、動輪を回しながらタイヤを塗り、最後にバランスウェイトを塗るのが私のセオリーです。


金属を研きだしているような所には「ガンメタル+クリヤーオレンジ+クリヤーイエロー」という色をエナメルで塗ります。


金属表面は塗料の色と比べると「赤い」「黄色い」もっと言えば「赤黄色い」と私は思っています。

蒸機の場合はそれに加えて飴色をした潤滑油が加わりますから尚更です。


後のネジ穴を「長穴」にしなくてはなりません。

まず私は0.5mmか0.6mmのドリルで広げたい方向に穴を追加し、それを広げながら長穴にしていきます。


長穴になってきました。


そして1mm以上も下げようと上回り側後端バリの下側をバリバリ削ります。


首の皮一枚とはこのことか・・・


そして台枠をバリバリ削ります。


これも水平を気にしながら削らないと隙間が出来ると向こう側が見えてしまいます。


後ろから見てびっくり

ビス穴が左右でこんなに違うじゃありませんか・・・

左右同じ位長穴にしようと努力してきたのは無駄だった?


テンダー炭庫の中を錆色を効かせようと考えて居ます。

ウェザーシステムで錆色を出して、艶消しクリアを吹きます。


機関車後端のビスはこんな感じになりました。


石炭はIMONの「HO石炭」です。

「新HO石炭」は豆炭の雰囲気を出しています・・・しかし9200は貨車に積まれた「石炭」の方に雰囲気が近いと考え、「旧HO石炭」を使いました。

外国のHO蒸機にも「旧」HO石炭が良いのではないでしょうか。


9201でやったように「わざと汚して拭き取った」汚れを付けることにいたします。


まあ適当にやってみます。


そうこう云ううちに出来てしまいました。


ボールドウィンでおそらく右側運転台と考えてこちら側を公式側と考える事にします。


















位置を置き換えてみています。










9237は9201より好い「低さ」に出来たようにも思います

さあ、明日に備えてまた作業に掛かります。





IMONカプラーへ!交換作業つづき

2011-02-16 | 鉄道模型

IMON完成品のD514[追]です。


カプラー交換と同時にトラ塗りの注意喚呼板と架線注意を各所に貼ります。

注意喚呼板は、ハシゴを利用して機関車に登る際に架線に注意する事を思い出させる為に「架線注意」看板(実物寸法200㎜幅と300㎜の二種類があります)と併用して使われています。

機関車に登る人はハシゴに掛かった注意喚呼板を手で動かさなくては進めません。

実機には右へ回すタイプと下に回して宙ぶらりんにしておくタイプがあります。

此処で使って居るのはIMON完成品に使うトラ塗り板です。

これは薄い洋白板に黒塗装して黄色をスタンプしていますが、分売パーツとして間もなく発売するのは黄色に赤みを加えてやや渋い色にして黒をスタンプした改良品になります。

大きさも二種類出します。


D514の写真を見ると色々なところに[架線注意]が貼られています。

[架線注意]板は同一機でも時代によって貼って有る無しが違う様です。

昭和40年代半ばなど電化後「日が浅い」時期の方が「執拗」に貼ってあるように思います。


フェニックス組立によるD5115[岩一] 煙室前端が角張った変形機です。


カプラー交換と看板追加をしたところです。


IMON完成品D511118[岩一]、D511119[追]、D511153[北]


もちろんオリジナルはケーディーです。 まずIMON完成品からやっつけることにします。

(井門義博個人所有のIMON完成品は大概いじってあります・・・151系はいじる所がありませんが)

左のD511118はレジンキャスト一体の石炭の上にIMON新HO石炭を載せました。
(まだ固めていません)

C61とD51舟テンのテンダーは下方からネジで開ける構造ではなく、水ハッチ蓋を外してネジを回して開ける構造です。

その為にキャストの一体石炭になっていますが、ちゃんと積んだ石炭と比べると少し見劣りします。

可動にする必要があるので「端」を避けて薄く粒の石炭を載せてラッカーで固め事にします。

今後(例えばC57四次型)は下で開ける構造にするつもりです。


ヘッドライト下の[架線注意]が付くとぐっと引き締まります。


カプラー、石炭、トラ板、架線注意で面目一新です。


本格的大量改装体制に移るに当たって更に一段上の大量準備に掛かります。

これはバリを板ヤスリで削り落とした状態のテンダー用飾りカプラーポケット32個


マッハキサゲ刷毛で黒染に備えてカプラー接触面を磨き終わったところです。 (所要8分)


いさみや常温黒染液でカプラー接触面を黒染し終わった状態です。 (所要12分)

黒染後少し時間を置く必要があります。 黒染直後は表面が弱いです。


二次型ナックルをもつIMONカプラーHO-101を40個(10両用2パック)組み立てました。

二次型ナックルヘッドですからナックル背面を極薄中目ヤスリで削ってスムーズさUPをしておきました。


飾りカプラーポケットの「当たって剥げやすい部分」とナックル先端にマッハシールプライマーを筆塗りします。

奥に見えるのは黄かん色に少量の黒を入れて「錆色」を作っているところです。


出来た錆色です。


筆塗りでカプラーに錆色色差しをしていきます。


塗装(と軽い汚し吹付け)準備でマスキングテープに纏めたところです。

黒染した面はマスキングテープに貼る面なのです。

後に前回仕上げたばかりのHO-101(4,15,1118.1119,1153に使用)と飾りカプラーポケット(4,15に使用)を置いてみました。
今回の大量振りが判るというモノです。


飾りカプラーポケットには最初に半艶黒を吹き付けます。


「色差しアゲイン」にならないように汚し吹付けは「軽く」にしました。


今回はヘッド先端の塗り分けが僅かに残ったので「色差しアゲイン」はしません。

「色差しアゲイン」をした前回分の方がはっきりしていて良い感じです。

しかし、時間に追われていることもあり、機関車の「汚し」の雰囲気に合わせて両者を使い分けることにしてこれでOKとします。


テンダー後端のカプラー交換を順を追って見ます。 これはケーディー付の状態です。


まずは台車内側部分を外します。

台車枠に関係なく車輪が自由にイコライジングする構造は乗工社から受け継がれたモノです。


台車外枠を取り外します。

台車外枠は「普通の長いビス+ジャケット+スプリング」で台車に取り付けられています。

マイナスビスを扱う必要がないのでドライバーを持ち替えませんので作業が速く楽で、黒ニッケルメッキジャケットは集電性能で優位です。

段付きマイナスネジは表面のメッキが色々で集電性能は色々です。

(艶がないメッキはたいがい集電性能はダメです)


取り外したケーディー#711と、これから取り付けるHO-101&飾りカプラーポケットです。


取り付けた状態です。


こういう具合の後ろ姿になるわけです。

つづく






IMONカプラーへ!交換作業!

2011-02-14 | 鉄道模型
今週末、JAM(日本鉄道模型の会)総会があります。

http://jam.gr.jp/

JAM理事の皆様は、JAMを夏のJAMコンベンション実施団体に留めることなくもっと様々な活動を幅広く行う事を考えて居ます。

総会は、夏のコンベンションの次に大きなイベントであると共に、JAM正会員が一番集まるイベントです。

今年は今週末のイベントを楽しいモノにしようと企むことになりました。

JAM正会員でなくても参加出来ます。

1000円の年会費をその場で払えば、その場で正会員となって参加出来るイベントです。



さてそのイベントに私も取り込まれてしまいました。

「北海道特集」だそうですから仕方がないかも知れません・・・・

「特定番号蒸機の模型を見せろ」という事なのです。

「現場塾」もあるそうです。 私はそんなのいつOKしたんでしたっけ・・・・

「現場塾」って何するんですか? 質問に答えるだけなら出来そうではあります。



模型を見せろと言うことですが、IMONカプラーの本家(笑)としては「過去の機関車」でもケーディーのままでは恥ずかしい。

と言うことで地獄のカプラー交換劇が幕を開けることになりました。

(でも古典機など、そのままで雰囲気悪くないものはケーディーを残しました)

JAM総会のある土曜日までに作業は出来るでしょうか!?


まずはHO-401(蒸機エンドビーム用IMONカプラー)を20個組み立てます。

組立は簡単ではなく難しくもない
・・・ケーディーは組み立てていて「設計の悪さ」に腹が立ってきますがIMONカプラーは(時代がかわり、技術が格段に進歩しているから仕方がないとは言え)良くできているので組立が楽しいです。

マグネマチックカプラーも現在のIMONが作った方が100倍良いモノが出来そうです。

(IMONとしてはマグネマチックよりDCC制御による解放を本命に考えて居ます)

(100倍=それは言い過ぎで5倍位良いモノが出来る程度かも知れません・・・・しかし三次元CAD+設計者のセンス+日本の技術・・・・この組み合わせは凄いです・・・・触って頂きたいです。 触る度に好きになります)


HO-101(上)とHO-401(下)

HO-401はC11の前後や国鉄制式蒸機のテンダーに使うカプラーで、外観と引き替えに「伸縮」をあきらめています。

ナックル先端⇔取付穴間寸法はHO-401の方が僅かに長いです。

ナックル先端の形状が僅かに違う事が判りますでしょうか。

HO-101は先端形状「二次型」です。

HO-401は先端形状「三次型」です。

現在IMON店頭にあるHO-101は全て「三次型」になっています。

二次型IMON」カプラーはナックル背面をヤスったほうが動きが良くなりましたが、三次型はその必要がありません。

サージェントエンジニアリングのHOスケール自動連結器とIMONカプラーの連結。

(この写真のHO-101は一次型ヘッドかも知れません)

二次型、三次型はサージェント(サージェント←見たことがない人が大半かと思いますが)と自動連結しますが、HO-501、HO-502、HO-901、HO-902(ケーディー#5、#6相当)のナックルはそれよりも「自動連結性能」の向上に重きを置いた四次型(=新型)ナックルになります。

四次型がサージェントとの自動連結具合が良いかどうかはまだ判りませんが、HO-101、102、301、401は四次型を採用せず三次型ヘッドで継続する予定です。


HO-101が16個、HO-301(フロントビーム用)が1個、ナックルヘッドへの色差しを待っています。

マッハのシールプライマーを塗って1時間程置いて(黄かん色に僅かに黒を加えた→)赤さび色を塗ります。


色差しを終わりました。


マスキングテープに貼り付けられて汚れ色の吹付けを待つIMONカプラー群です。


吹き付けました。

右手前はHO-101、HO-102用蒸機テンダー取付用飾りカプラーポケットです。

ちょっと吹き付けすぎました。

折角ナックルヘッドや肉抜きの穴を塗装したのに全体に吹き付けすぎて「色差しアゲイン」になってしまいました。

トホホホ・・・・


2010年までのIMON製C11は「ケーディーと自動連結できるかも」ナックルカプラー(ロストワックス製)が付いています。

残念ながらこれはケーディーの15倍位不随意解放し易い、余り具合の良くないカプラーでした。

(HO前進型蒸機のフロントビームに使って居たものとほぼ同じモノです)


こちらが後端です。 C11は両端ともエンドビーム用を使うのです。


機能に問題があったロスト製自連と並べたIMONカプラーHO-401




HO-401は当然ながらぴったり適合します。


機能も素晴しいですが、外観上もぐっと良くなります。


後もばっちりです。

連結相手がケーディーであっても当てて連結させればどちらかの車両を持ち上げない限りまず連結相手を離しません。

復元バネは「弱い力」で「しっかり」効いていますので確実に正面を向きます。


標茶3羽ガラスの換装が終わりました。


電化線と遠い機関区なので「架線注意」は残って居るカマもありますが極めて控えめです。

これらの機関車は池袋JAM総会イベントに持って行ける状態になりました。

つづく





ラグビー中等科交流試合青山学院B戦

2011-02-13 | ラグビー
中学ラグビー新人戦の最終戦、交流試合(リーグ戦終了後他リーグのチームと戦う)が有りました。

二年生として戦う最後の試合です。


10:35 グランドは吉祥寺、成蹊中学のグラウドです。


10:39 グランドには雪が残っています。


10:42 試合開始

先制点を奪われました。 ゴールも成功します。 


10:46 交流試合は実力が拮抗した試合が組まれているだけに非常に勉強になる試合です。


10:49 ペナルティーキック、タッチへ。


10:49 そのラインナウト。


10:50 敵ゴールラインに迫ります。


10:50 審判のゼスチャーは「トライ」ですが、学習院反則で「ノートライ」


10:52 前半は我慢の20分でした。

学習院 0-19青山学院B (3トライ2ゴール)


11:05 後半キックオフ


11:18 トライ

後半は2トライ返しましたがゴールはいずれも失敗。


11:20 SOが傷みました。


11:20 1年生でもあり、大事を取って抱えて引きあげます。


11:25 ノーサイド

学習院10-19青山学院B (トライ2-3)

審判団への挨拶もあり気持のよい終わり方です。


11:25 互いにタッチしてすれ違います。


11:25 そして最後は味方ベンチへの挨拶。


11:30 ヘッドコーチから言葉をもらいます。

今日の試合は上達している味方は良いとして、相手の上達が上回っているかもしれない、練習の切り替え時にも次はどう動くのかという展開を常に考える訓練が足りなかったんじゃないかと、多くの反省が有りました。

中等科新チームはまだ未勝利です。

3年前のチームも其処から2部ベスト4まで行ったのでそう心配はしませんが・・・・

高等科も怪我人が多く、心配です。

4月ごろまで暫く試合がありません。