IMON完成品のD514[追]です。
カプラー交換と同時にトラ塗りの注意喚呼板と架線注意を各所に貼ります。
注意喚呼板は、ハシゴを利用して機関車に登る際に架線に注意する事を思い出させる為に「架線注意」看板(実物寸法200㎜幅と300㎜の二種類があります)と併用して使われています。
機関車に登る人はハシゴに掛かった注意喚呼板を手で動かさなくては進めません。
実機には右へ回すタイプと下に回して宙ぶらりんにしておくタイプがあります。
此処で使って居るのはIMON完成品に使うトラ塗り板です。
これは薄い洋白板に黒塗装して黄色をスタンプしていますが、分売パーツとして間もなく発売するのは黄色に赤みを加えてやや渋い色にして黒をスタンプした改良品になります。
大きさも二種類出します。
D514の写真を見ると色々なところに[架線注意]が貼られています。
[架線注意]板は同一機でも時代によって貼って有る無しが違う様です。
昭和40年代半ばなど電化後「日が浅い」時期の方が「執拗」に貼ってあるように思います。
フェニックス組立によるD5115[岩一] 煙室前端が角張った変形機です。
カプラー交換と看板追加をしたところです。
IMON完成品D511118[岩一]、D511119[追]、D511153[北]
もちろんオリジナルはケーディーです。 まずIMON完成品からやっつけることにします。
(井門義博個人所有のIMON完成品は大概いじってあります・・・151系はいじる所がありませんが)
左のD511118はレジンキャスト一体の石炭の上にIMON新HO石炭を載せました。
(まだ固めていません)
C61とD51舟テンのテンダーは下方からネジで開ける構造ではなく、水ハッチ蓋を外してネジを回して開ける構造です。
その為にキャストの一体石炭になっていますが、ちゃんと積んだ石炭と比べると少し見劣りします。
可動にする必要があるので「端」を避けて薄く粒の石炭を載せてラッカーで固め事にします。
今後(例えばC57四次型)は下で開ける構造にするつもりです。
ヘッドライト下の[架線注意]が付くとぐっと引き締まります。
カプラー、石炭、トラ板、架線注意で面目一新です。
本格的大量改装体制に移るに当たって更に一段上の大量準備に掛かります。
これはバリを板ヤスリで削り落とした状態のテンダー用飾りカプラーポケット32個
マッハキサゲ刷毛で黒染に備えてカプラー接触面を磨き終わったところです。 (所要8分)
いさみや常温黒染液でカプラー接触面を黒染し終わった状態です。 (所要12分)
黒染後少し時間を置く必要があります。 黒染直後は表面が弱いです。
二次型ナックルをもつIMONカプラーHO-101を40個(10両用2パック)組み立てました。
二次型ナックルヘッドですからナックル背面を極薄中目ヤスリで削ってスムーズさUPをしておきました。
飾りカプラーポケットの「当たって剥げやすい部分」とナックル先端にマッハシールプライマーを筆塗りします。
奥に見えるのは黄かん色に少量の黒を入れて「錆色」を作っているところです。
出来た錆色です。
筆塗りでカプラーに錆色色差しをしていきます。
塗装(と軽い汚し吹付け)準備でマスキングテープに纏めたところです。
黒染した面はマスキングテープに貼る面なのです。
後に前回仕上げたばかりのHO-101(4,15,1118.1119,1153に使用)と飾りカプラーポケット(4,15に使用)を置いてみました。
今回の大量振りが判るというモノです。
飾りカプラーポケットには最初に半艶黒を吹き付けます。
「色差しアゲイン」にならないように汚し吹付けは「軽く」にしました。
今回はヘッド先端の塗り分けが僅かに残ったので「色差しアゲイン」はしません。
「色差しアゲイン」をした前回分の方がはっきりしていて良い感じです。
しかし、時間に追われていることもあり、機関車の「汚し」の雰囲気に合わせて両者を使い分けることにしてこれでOKとします。
テンダー後端のカプラー交換を順を追って見ます。 これはケーディー付の状態です。
まずは台車内側部分を外します。
台車枠に関係なく車輪が自由にイコライジングする構造は乗工社から受け継がれたモノです。
台車外枠を取り外します。
台車外枠は「普通の長いビス+ジャケット+スプリング」で台車に取り付けられています。
マイナスビスを扱う必要がないのでドライバーを持ち替えませんので作業が速く楽で、黒ニッケルメッキジャケットは集電性能で優位です。
段付きマイナスネジは表面のメッキが色々で集電性能は色々です。
(艶がないメッキはたいがい集電性能はダメです)
取り外したケーディー#711と、これから取り付けるHO-101&飾りカプラーポケットです。
取り付けた状態です。
こういう具合の後ろ姿になるわけです。
つづく