C622カンタムサウンド付

2010-10-16 | 鉄道模型
「サウンド付蒸機を合運開通式に」というテーマから、タイミング良く発売になった天賞堂カンタムサウンド付ダイキャスト製C622を仕立て上げることにいたしました。


工作台を埋め尽くす大きさのパッケージ。

「値段に対してパッケージが大きい方がよく売れる」

という鉄道模型の鉄則に素直に従った結果ともいえます。

この巨大な箱は捨てます。 (ウレタンを捨てて物入れにするかもしれませんが)

中身は製品箱の上に乗せてある、体積にして1/4のIMONの「銀箱」(エコーの銀箱と同一のサイズ)に移します。


このような形で入っています。


ウレタンを取り除くと機関車-テンダーを一体のままで収納出来るスペースが生まれます。

この様な軟質ウレタンの中には鉄道模型の保管をしてはいけません。
ウレタンが劣化・変質する速度は近年速くなってきているように思います。
うっかり忘れてこの中に入れっぱなしにしないように出来るだけ早く「銀箱」に移すべきです。


同梱してある「諸々」です。

 左から順番に
① 線路の切り落とし状の「リセッター」 テンダーにかざせば出荷状態に戻せます。
② スノープラウを外した状態で前部自連を取り付けるためのパーツ (不要なモノです)
③ 石炭
④ ナンバー、製造銘板など  


このモデルの最大の癌はこの「凄い」作用管です。

このまま付けておくよりは「無い」方が全然良いように思います。

(「作用管は付けなければならない」という「思考の硬直」が「これ」を生んでしまった鴨)


裏返してみます。

実物は
C62の従台車は短軸、
C62のテンダー台車は長軸
見た目にもかなり目立つ部分ですがその違いが表現出来ないのが16番の残念なところです。

また、実物が「狭軌ゆえ成り立っている従台車の形状」に相当な無理がきてしまいます。

しかし、こういったあたりは流石に長年16番で蒸機を作って来た天賞堂は纏め方が巧いです。


分解していきます。

動輪のタイヤまで一体のダイキャストのようです。

それに黒ニッケルメッキしてあるようです。

ところが平面性が悪いので線路をグリップできません。

この模型の「牽引力の低さ」はこの動輪の表面に問題があります。
あと2000円高くなってもタイヤは表面が平滑な挽物を使うべきだったと感じます。


テンダー台車は集電ブラシをリード線が捕まえていて簡単には取り外せません。

ウェザリングは少しやりにくいです。(←殆ど問題なしです・・・が、集電性能は素晴しいです)


スノープラウを外してちょっと恥ずかしい「ケーディーまがい」の連結器を外します。


ドローバーは電気の結びつきには一切使って居ません。

穴は2つです。

機炭間を狭める位置の穴に入れると「展示用」になります。

テンダーが少し浮き上がり気味になって直線も走れないかもしれません。 (走行用ポジションは一か所だけということです)

逆にドローバーを繋げないとリード線の束の弾力で機炭間はど~~んと広がってしまいます。

火室、灰箱は向こうが透けて見えないように工夫されていて良いですね。 メッキの色も佳いです。


フライホイールが付いた大きなモーター

動輪の穴が大きすぎるように思います。

蒸機を作るとき「実物より恰好良く見せよう」というのが天賞堂のコンセプトかなと思います。

そのポイントは
① 機関車を大きく立派に見せるデフォルメ
② 動輪を大きく見せる → 格好が良い

 という方向に振ってあります。

本物の蒸機のスポーク動輪はタイヤが減ってくると新品1750mmのものも1680mm位にまで直径が小さくなります。

そのタイヤの減った姿で1750mm動輪の模型を作ると実物の日本蒸機よりも「スポークが長い」動輪を持つ「格好がよい機関車」になります。

このC62における動輪の穴の大きさを大きくした工夫はそのいつもの「方向性」ゆえかなと思います。
(案外韓国人か中国人の設計者の志向でこのC62の動輪に対しては天賞堂はノータッチかもしれません)

それは良いとしてがっかりするのは「台枠が抜けていない」事です。

「棒台枠」の穴とボックス動輪の穴が合致する瞬間ごとにまるでフラッシュをたくように向こう側の光がこちらに達する「大動輪旅客機の走行する光景」の感動はこの模型にはありません。


ボイラー内側に接点があります。 1つ上の「下回りの写真」で、フライホイールの少し前に見える左右2つずつのスプリングがこの接点に当たることによって電気を流します。


物理的に繋ぐ目的以外は使わないドローバーとその直ぐそばに見える7つの接点。


台枠の構造、ブレーキに色差しするためには台枠の塞ぎ板ごと外す必要があります。


大概先頭に立たせたいC622の頭にはダミーとは言わないけれどもう少し格好の良い自連を付けたいところです。

私のジャンク箱からナックル各種を引っ張り出してみました。

真ん中辺りに当初付いていた茶色い「ケーディーまがい」(マックヘンリー)があります。


車輪、先台車車輪はきちんとタイヤ面にも塗装してありますが、従輪テンダー車輪は黒メッキのみで済ませています。


この自連はおそらく中国蒸機HO「前進」の頭に使った韓国製ロストの自連です。

固定穴付近をこうやって左右削ってやれば丁度良く使えそうです。

このナックルはケーディーと自動連結できる(かもしれない)という連結器です。


まずはいさみやの黒染液で染めてみます。 割合良い具合なのでこのまま取り付けて機関車ごとウェザリングします。


薄めたエナメル「セミグロスブラック」を塗った作用管です。


作用管押さえを黒く塗れば大部良くなるはずですのでマスキングします。


ラッカー半つや消し黒をリターダシンナーで溶いて筆塗りします。

本当はこれだってエアガンで吹いた方が遙かに綺麗に仕上がるのですが、時間に追われているので早い方法を選ばざるを得ません。


マスキングを外したところです。


前半部分も同様にマスキングして塗っていきます。


下回り中心に汚すべくブラスモデルで散々やってきた方法でマスキングしていきます。


上回りのガラス窓、テンダーなども含めたライト類をマスキングしていきます。


「汚し」に向かう一群です。

HO1067〔銀 河〕編成とKATOオハ35に使うIMONカプラーを一緒に汚します。


吹いてきました。


マスキングを外していきます。 窓は格子の内側でマスキングしてあります。

機関車のプラの填め込み窓は外すと傷が付くリスクがあるのでマスキングが無難です。


ダイキャスト製動輪などはブラス蒸機で散々やった方法で筆塗りで「汚れた黒色」に塗っていきます。


「大きさが不適切」と言う事もありますが、何より「粒の形状が悪い」ので1/87用のIMONの新HO石炭を積むことにします。

(正直言ってむしろ1/80の方がぴったりの大きさかもしれません)

積み上がった状態です。

ところが大トラブル!

電気に対して全く反応がありません。


説明書3ページ目に「上級者向け」として「マスキング無しで積んではいけない」と書いてありました。

このテンダーこそがカンタムの命

それが 一発でお釈迦です


もう一台のテンダーが此処に登場!

機関車一台不注意でお釈迦にした大失敗には大ショックですね。

汚し終わった機関車本体と全検出たてのテンダーの組み合わせです。


「汚し」を吹付ける前にマスキングです。


テンダー後方のカプラーはケーディー#5に付け替えました。


石炭が積まれて居ないのは困った問題です。 いずれ方法を考えなくては・・・

銀座天賞堂店頭でお客様用に石炭積み込みサービス作業をしていた天賞堂店員さんの言葉

「木工ボンドは酸性がきついので模型にダメージを与えるからラッカーで積まなきゃだめですよ」

という言葉に影響を受けて木工ボンドを使って来なかったのですがIMON横浜店小室店長方式を試さなくてはいけないかもしれません。






同じ天賞堂製でもランボード幅がブラス製品より狭く出来ています。

更にシリンダーブロック上端の部分は下に向けてすぼめてあります。

設計としては従来のブラス製品より遙かに上を行っていると言ってよいかもしれません。

加工中は「やっぱりブラスじゃないと嫌だな」と思って居ましたが、出来上がった雰囲気はなかなか素晴らしいと思います。

また合運会場でのサウンドの感じはなかなか良いです。



しかし、家庭で運転するなら「かなり調整する」必要があります。

ブラスト音を思い切り小さくする必要があります。

ドレインを切る音も小さくする必要があります。

汽笛はそのままでもよいかもしれません。 (ちょっと割れる感じがあるのでやはりやや「下げ」か?)

実物の蒸機は

ブラスト音の10倍がドレインを切る音(ドレインを切ったらブラスト音は聞こえなくなる)

ドレインを切る音の10倍が汽笛の音(汽笛を鳴らせば他の音は全て聞こえなくなる)

音の大きさは10倍ではなく100倍かもしれませんがどちらにしても「同じような大きさの音」だけはいただけません。

私はジョイント音や模型を実際に走らせているモーターの音を大切に思っていますが、モーター音が完璧に消えてほしい車種は蒸汽機関車です。

ですから蒸機に対するサウンドの搭載はもっともっと進めていく必要があるのかもしれないと感じます。



「サウンド車両はうるさいから嫌われる」

事も事実です。

独りよがり的に他の模型の存在を否定するかのようにその場を支配するからです。


しかも、実物蒸機と違ってかなり騒音に近い不快な音でしかないの事を気が付いていないのは運転して楽しんでいるオーナーだけという情景が多く見受けられます。

(感覚的に敏感である「女性」は耐えられないかもしれません)

そういう意味でもこの可成りうるさい音に設定されている天賞堂カンタムサウンド付き蒸機は「随分思い切った設定だな」と感じています。

(運転会場では良い感じですが、お父さんの鉄道模型趣味そのものが家庭で拒否反応に変るされてしまう危険を感じます)






関東合運 2010 ③

2010-10-14 | 鉄道模型

朝食開始! 食堂が開き入場します。


バイキング形式です。

(井門の順番の頃はシウマイと肉団子が売り切れでした・・・・・残念!)


二日目の運転が始まりました。 ホンモノの運転台が並ぶ東京鉄道クラブです。


三田会伊藤正光さんのスクラッチビルド7200型が快調に走ります。


16番でこれ程「腰の低い古典機」は無理に近いんじゃないか・・・13ミリにするべきじゃないかと思っていましたがプロポーションは破綻を見せていません。


〔ニセコ〕編成もそろそろ片付けようかと思い、編成で写真を写します。


車両ケースに収まった〔ニセコ〕編成です。

フジモデルベースインテリア付き、エンドウの重い室内灯付きの“重量客車”で、屋根はエコーのガラベンにエコーのルーフィングサンドです。

台車軸受けにセラミックグリスが入っていますが、カンタムC622単機では平地でも牽けませんでした。
不測の事態に備えて準備してきていたカンタムD51(悲しいかな東北型です)を次位に付けて牽いたわけです。

C62がからきし「力」がない事を見越してカンタム北海道D51を仕上げようとしたのですが間に合いませんでした。
(合運に間に合わせようとして「ダメ」だった無駄作業の1つです)

天賞堂は蒸機を作るセンスは素晴しいのですが、牽引力は殆ど無視です。
(重連、三重連が必要なようにでしょうか・・・)

ボリュームで1/3しか無いIMONのHO1067C11の方が牽引力では確実に勝ります。


C62は残して例のプラ客車を牽かせます。

プラ客車は軽いだけでなく転がりが良いです。

17年ほど前の実験でKATO客車33両(手持ちの全てです)(牽引力ではからきしダメな)天賞堂3点イコライザーのC55で牽く事ができました。


斉藤亨さんスクラッチビルドの台湾車両群

2両同時に進行させていた電気機関車は「完成」には至っていないとのことです。


正面スタンド前を走り抜けるプラ客車、石炭を積んでいないC62のテンダーが「悲しい」です。

鉄研三田会もペンシーが多いですね。


日本トロリーモデルクラブは大変な人気、子供達が食い入るように見つめていたのが印象的です。


日本トロリーモデルクラブは、こちらがむしろ本来のイメージですね


日本0番模型クラブJORCです。


おっ、匠の集う城北鉄道クラブですね。

管さんのターンテーブルショーは演出効果抜群です。


車戴カメラの映像を楽しむ皆様。


THOは今年は小規模なレイアウトでした。


鉄道友の会の16番レイアウト


鉄道友の会のNゲージレイアウト


メイン会場に戻ってこれは関西合運でご紹介した越後さんのEF18。


HOJC栗原さんのレイアウトを行くIMON製C11(ヘッドライトが点いています)
栗原さんは必ずヘッドライトを点灯させる改造をします。

期待通りの「点灯C11」を見て嬉しいです。

1.5V球が入手しにくくなっている反面小さなチップLEDの電球色が出ています。
(電球色に見えないと言う声もありますが)
C11はシールドビームが中心になるので点灯を最初から考えなかったのですが、極小チップLEDだとシールドビームでも1.5V球よりやりやすいかもしれません(リード線が細くて済む)
将来的にやはりシールドビームヘッドライト装備機が中心になるC56を模型化するとき点灯するようにするかどうか悩むところです。


3社乗り入れレイアウトの俯瞰です。 手前から「湘南」「とな会」「相模大野」です。


「湘南」上空から見た体育館入口方向。


静岡HOクラブ


プロト・サーティーンクラブ


HOJC


鉄道サークル沼南


鉄研三田会


静岡鉄道模型倶楽部上空から会場奥方向を見ます。


鉄研三田会森美久仁さん(16番版Bトレインショーティー?)のペーパー製電車です。


スワローエンゼル倶楽部菅原さんのブドー1号塗色の客車群


スワローエンゼル倶楽部菅原さんのKATOをMP化改造したEF65(台車はカツミ製)


IMONの試作品DD511056[岩二]がD511008と並んでいます。

関西合運時より更に修正されたとは言え「まだまだ」です。

おそらく発売は12月20日頃ですが、それまでに各部をじっくり修正して憎たらしい程よく走るようにしたいと思います。


IMONカプラーも今回大量に使ってみて問題点がはっきりしてきました。

「あらゆる自連タイプと連結可能」と言う方針だったのでサージェントエンジニアリングのカプラーとも連結可能にしてきました。

しかし、軽くぶつけただけで自動連結するケーディーと比べるとIMONは自動連結が渋いのです。

今後の発売になる製品に対して「対サージェント」を意識しない方向へ舵を切るかも知れません。

また、HO-101、HO-102、HO-501、HO-601についてはサージェントと連結可能ながらやや自動連結を「軽く」する「型」の修正を施し、その後に続くHO-203、HO-205等のケーディー#5、#6対応のカプラーについてはサージェントを無視した別のヘッド形状にしていく可能性も有ります。


楠井さん


甲斐さん


伊藤さん

による閉会の挨拶と来年に向けての挨拶です。


机は業者がぱぱっと片付けてくれました。


そして「巻き巻き」タイムです。

今年は夏が長かった為に10月10日前後という通常の秋晴れの季節にまで「長雨」が残ってすっきりしなかったので心配しましたが、撤収時に快晴だったので助かりました。





関東合運 2010 ②

2010-10-13 | 鉄道模型

開通式の30分後、湘南鉄道模型クラブ-鉄道模型とな会-相模大野鉄道クラブ の三社乗り入れの開通式が行われました。


開通が一番遅かったのはHOJCでしたが、IMONシステムトラックによるエンドレスが開通しました。

C11227[標茶]が貨物列車を牽いて行きます。
内側に開通したロコラインのエンドレスにはペンシーが行きます。


HOJC栗原さんのシーナリ-付きレイアウトは今回はエンドレスとせず、ヤードを伴ってやってきました。


ヤードの先にも転車台があります。 本線を151系が走り抜けます。


C11が3軸ブラス客車9両編成を牽いて走行中。

両極とも5ポイントから集電するIMONのC11はいつでも頼りになる機関車です。


1067㎜ゲージ福塩線と762㎜ゲージ井笠鉄道が平行した鉄橋を再現しています。 


静岡HOクラブ


静岡HOクラブ


湘南鉄道模型クラブ


湘南鉄道模型クラブ


鉄道模型とな会


相模大野鉄道クラブ


スワローエンゼル倶楽部


グループ軌道線


東京鉄道クラブ


鉄道サークル沼南


鉄道サークル沼南


鉄研三田会に戻ってきました。


静岡鉄道模型倶楽部


プロトサーティーンクラブ


プロトサーティーンはポイントに使うフログを展示


こちら英国の4ミリスケールOO用のファインスケール線路「EM」の18ミリゲージを使ったJMh(1/80における標準軌)のデモンストレーション


その向かいには12mmを展開中のHOJC、IMONの151系とすれ違う八雲工芸の流電です。


栗原さんのレイアウトを西野さんのキハ35+キハ23が行く。


ホームのクリアランスは実物のようにぎりぎりで出来ています。


集合写真の撮影です。


3誌のカメラマン揃い踏みです。


懇親会会場に参加者が入場し始めました。


JORC楠井さん・甲斐さんの進行です。


来年幹事になる鉄研三田会伊藤正光さんから御挨拶です。


唯一の業者サイドからの参加者、鉄摸連事務局長花園製作所今井武重さんのご挨拶です。


加藤おやびんの乾杯発声で懇親会スタート!


料理はどんどん補充され全く足りなくなりませんでした。
ローストビーフが余っている姿なぞ滅多に見られるものではありません。

ビールもチュウハイもワインも充分です。

「撮り鉄」も「模型鉄」も、「鉄道模型メーカーさん」も、パンダでの経験で言って一般ピープルに比較すると「とんでもない」ほど(或いはラグビー部員もかくやというほど)食うし飲むのですがそれでも食べきれないというのはどう云う量でしょうか・・・

「けんかつ」さんの力の入れようが解ります。





関東合運 2010

2010-10-12 | 鉄道模型
今年は関西合運/関東合運の間に1週間の時間がありました。

その2つの合運を目指して毎晩遅くまで死にものぐるいの準備が続くのですが、その準備はまず「生かせた」例はありません。
今年も「無駄な準備」のオンパレードでした。

しかし今年は具体的な「宿題」が出てしまったのでそれに対しては間に合わせるしかない状況となりました。


宿題


それは「今年の合運の開通式を三田会レイアウトで行う」という一大事ゆえ重大な宿題です。

それなら「音」をテーマに「みせよう」という事になったのです。

井門の担当は天賞堂のカンタムサウンド蒸機と言うことになりました。

D51は2両準備済みがありますが、C62が発売されて間もないとなればそれを仕立て上げて持ち込まなければなりません。
(まあそのくらいなら楽勝!と多寡をくくっていたら結構大変でした)

これについては後日報告いたします。


埼玉県県民活動センター「けんかつ」

1F、2F、3Fと奥の体育館にレイアウトが展開されて居ます。


今年の担当は平均年齢で「一番」のJORC(日本0番鉄道クラブ)です。


10回を迎える関東合運、開通式は鉄研三田会レイアウトを使って行われます。

全て音が出る模型でやろうじゃないかという作戦です。


起動電圧がバラバラなサウンド付き車両を同時にスタートさせ、並走させられる様に何度もリハーサルを繰り返しました。


斎藤亨さんのスクラッチビルド台湾電機+台湾客車の向こうに「例のプラ客車編成」もお目見えです。


JORC会長篠塚英夫さんのご挨拶です。


楠井さんからスケジュール等が皆に伝えられます。


甲斐さんからも注意事項などの連絡をいただきます。


「けんかつ」の合運担当者様によるくす玉割り。

「けんかつ」は合運を年間を通じても重要なイベントとして大事にしているように思います。 我々合運の参加者もその期待にこたえて行きたいものです。


ぱっと開かなかった10周年の幕も広がりました。


長すぎてしまっているリボンをたくしあげて出発進行!


それぞれのサウンドを響かせて列車は走りだしました。


運転士は岩澤さん、丹下さん、伊藤さんです。








軽便祭 2010

2010-10-08 | 鉄道模型
関西合運から帰った日です。

この日午前中に中学ラグビーの都大会トーナメント二回戦が有り、学習院は武蔵野五中に負けてしまいました。
スコアは

学習院 5-45武蔵野五中 (前半5-19)

でした。

二回戦で負けるチームではなかったのですが、くじ運が悪かったことは事実です。
予選リーグ2位だったのですが、1位通過だと二回戦で國學院久我山Bに当るので2位通過は希望通りだったのです。
どちらにしてもくじ運が悪かったのです。

國學院久我山Bには春のトーナメントでも早々に当り大敗しています。

学習院FWは「ラグビーを始めて1年半」という二年生が主体でした。
強豪チームの「小学時代からラグビースクールで鍛えられている」3年生FWに対抗するのは所詮難しいのですが、実戦一回ごとにどんどん変わってきますのでもう少し後になってぶつかりたかったです。

なにせ「ラグビーはFW」です。

FW、BK一体になって闘うのですが、球を奪い、攻撃権を獲得するのはFWの力です。
バックスにタレントを揃えていただけに惜しかった。

三年生は引退です。
正式ではないでしょうけれど「ご苦労様会」を生徒、コーチ、父兄でパンダレストランで開いているとの事でした。
軽便祭は19:00までやっていますので、品川から渋谷に向かいました。

14:58 目黒に到着した瞬間ご苦労様会がお開きになったとメールが届き、目的地を急遽変更して山の手線から飛び降りました。

電車が発車した瞬間気が付きました。

〔銀 河〕編成の車両ケースが網棚の上です。


JR目黒駅で捜索をお願いしました。
 

そんな時、御神輿が駅自由通路にやってきました。

車両ケースは新宿で見つけられず、

日暮里で見つけられず、

新橋で確保されました。


今月IMONから発売の「C11292」と記念写真を撮ります。

新橋から渋谷の自宅に帰って荷物を置き、着替えて軽便祭に向かう事にします。




目黒さつき会館へ入ったところです。


フロアガイドに「軽便祭」


慶大鉄研代表蜂谷あすみさんに会って目尻が下がったところです。


時間が遅いので少し閑散としてきています。


加藤5屯森林鉄道タイプとオプションのキャブ


今年の目玉、10月22日発売の新製品HO762「仙北のポーター」キットの会場限定先行販売です。


左;原形  右;現役  

現役は末期の写真に見られる姿で、水タンクが延長されて製造銘板が隠れており、キャブと水タンクを結ぶ「支え」が付き、煙突が継ぎ足されて高くなっています。

そしてウェイトが鉛主体 → タングステン主体 になっています。

その比重18.0程もあります。


軽便モジュール倶楽部


松村さんのパイク。 別室は撤収がどんどんすすんでいます。


安達さんの作品群。 トランクに入ってしまうサイズ。


On30です。


木曽モジュール倶楽部


先に見て回るべきでした。


大会議室の軽便モジュール倶楽部に戻ってきました。 平田さんの稲生町。


宮下さんの本金崎駅


今年の軽便祭は「井門が居なかった」感がありましたが、記念集合写真の中に混じってしまいます。


撤収続く会場を後にして帰路につきます。

「恐るべき忙しい週末」シリーズ第一弾はこうして過ぎました。