SNCF230D9のつづき

2022-05-30 | 海外蒸機

230Dなどのド・グレーン4気筒平衡複式は外側高圧気筒・内側低圧気筒の
内外分割駆動(バランスト&ディバイデット・コンパウンド)です
もとは飽和式なので蒸気溜→高圧気筒→低圧気筒→煙室(吐出管)とすることにより
スチームサーキットが最短距離になります

という教示を高木宏之さん(本当は高の字が梯子)から頂きました。 少しだけ真面目に写真出します。

実は大井町本社ですので作業の激パ度合いが緩いのです。

低圧(シリンダー直径が大きい)が台枠内側なのですね。第一動輪を駆動しています。

高圧シリンダーが外側になり、蒸汽溜めからの距離も近くなっています。

しかも動輪中心より蒸汽溜めに近い上側にセットされ、ますます近いですね。

サーキットを縮める事は飽和式蒸機にはとても大切ということです。

ますます美しいです。

箱も撮りました。

じつはこうやってスタジオに入れての撮影もしてみましたが、ロゴが光らないのでダメでした。

物撮りの難しさにびっくりします。

 

 


何もできず

2022-05-30 | ノンジャンル

メールなどのおよそ半分に返事を出すことに費やされた一日でした。

体調悪化(手足の痺れ)に歯止めがかからず目の前真っ暗な感じです。

撮り鉄時代の体の酷使が今につながっているかなと考えればバチが当たったと言えます。

せっかく何も報告できないので数日前にゲットした委託品の蒸機の写真でも出します。

→やっぱり罰当たりかも知れません。

フランス“ノール”鉄道のテンホイラー230D9です。

コンパウンド(複式)です。

外観だけ記録しておけばOKというわけで、間が抜けていますが箱も第一動輪に掛けられた高圧シリンダーのロッドも写していません。

真面目さに欠けています。

バイエルンのS3/6とほぼ同時代の複式4気筒機関車です。

こちら左側が運転台です。逆転器レバーが伸びています。赤いのは非常ブレーキではなく逆転器操作用のハンドルです。

煙室の下に高圧シリンダーが水平に第一動輪を駆動しており、ロッドの長さを揃える目的かと思いますが高圧の排気をそのまま吸気する低圧シリンダーが「通常」に近い(ただし、かなり後にずれた)位置に置かれています。

こんな時代(製造初年は明治時代)に作られているのにベルベア火室にびっくりします。

オリンパスTGー5で撮っていますが、まだまだ深度合成能力ではTG~6を上回っている様に思います。

こんなものを撮って遊んでいないで模型を作れ!という叱責が飛んできそうです。