ティリッヒの通電装置最大の問題はこの集電ブラシです。
車輪踏面から集電するので抵抗が大きく、音も出やすいのです。
対策としては、先端をまっすぐに伸ばしてヤスリを注意深く掛けて引っ掛からないようにする事と、それに合わせてブラシの角度を下に向ける事です。
精一杯伸ばしても車輪頂部ぴったりの長さしかないのですが、その集電ブラシが仮に台車全長に近い長さがあった場合にはもっと抵抗も無く音も無く具合が良いはずです。
集電ブラシを根本から切断してリン青銅線0.25mm2本を踏面に当たるように半田付けした方が遥かによくなりますが、わかっていてもやりません。
ウェイトの取付位置が横に行ってしまっている件、命懸けで解決しようと奮闘しています。
楔を打ち込んでいます。 楔はストレート形のピンセットです。
幸いゴム系接着剤だったのでなんとかなります。
ベンチレーターなどエポキシで接着してあるとどうにもなりません。
是非ともエポキシはやめて欲しいです。
外した後は「キサゲ」の出番です。 長さ150mmのステンレススケールにも使えるキサゲです。
もっと大きな長さ300mmのキサゲもあります。
左が新しく中央にウェイトを持ってきた方です。 こうして視ると右も中心ではない感じがします。 まあいいです。
ノコギリで切った透明プラ板を載せます。
写真手前側は室内装置にプラ板をつけます。 パネルライト先端よりはパネルライトに接着します。
室内装置にプラ板を挟んでパネルライトを接着するにはそれ以外の方法はあり得ません。 正確な位置に強く接着するにはそれ以外の方法はないです。
室内に貼る為の糊付きシートはこんなものでした。
ブラスでもプラでもこれがあればOKです。
今回は8mm幅と6mm幅の2種類を切りましたが、9mmと7mmでも良かったくらいです。
右は現在のオリジナルアルミテープ(長さ41.5mm)です。
左上は19.5mmに切り詰めたものです。
左下は14.5mmに切り詰めたものです。
上に乗せるスーパーキャパシタに比べてこんなに短いもので効果をチェックしてみます。
2等車の方に激しく短いテープを使ってみます。
点灯試験
点灯試験
ここまで短いと先端への光の強さが失われる傾向はあるかもしれません。
ティリッヒの新しいモデル(1等車の方)には別付手摺を取り付けなくてはなりません。
こんな具合に粉々です。 切れていないように見える最後の一本は、写真でもわかるようにちゃんと切れています。
一本も失敗せず一本も飛ばさずに温存してきたので足りました。 良かった。
2等車、最初の点灯
一番手前の区画が明るくなりすぎるので暗くする工夫をしましたが、やりすぎでした。
1等車、最初の点灯
一番手前の区画が明るくなりすぎるので暗くする工夫をしましたが、やりすぎでした。
改善した1等車。
光源側客室側
光源反対側、客室側
光源反対側、通路側
光源側、通路側
改善した2等車
光源側、客室側
緑色は零戦上面色です。
光源反対側、客室側
光源反対側、通路側
光源側、通路側。
客室側真横から
同じく角度を変えて
通路側、
やっとMAV旧色が終わりました。
残念ながらハンガリーの食堂車、寝台車が無いので【Meridian】は組成できません。
国際列車はまだ無理です。