レコヴァーゲン急行用2

2021-05-01 | 鉄道模型
模型としてどうしようもないレベルが低い製品です

明るすぎる塗装の車両の車内には成型色一色のインテリアがベタっと見えています。


締まらない外観を更に悪くするインテリア、取り出してみるとものすごいバリに呆然とします。

荒っぽいですが大きなヤスリでバリを取り去り、ワイヤーブラシがバリバリ擦り大変悪労をします。


床を濃いグレーにでもして引き締めようと考えます。

喫煙室と禁煙室を塗り分けないと格好がつきません。

ぴったりサイズの厚1.2mmプラ板で分ける枠線です・・・割り箸で寸法を探ります。


成型色で残す壁をマスキングします。


そしてジャーマングレーを吹きました。

この上にマスキングテープを貼りますので乾かす時間が必要です。(実はこれは数日前の作業です)


6.0mmに正確に切るためにマスキングテープで固定した厚1.2mmプラ板を切り出します。


インテリアの高さ20mmに切ります。 これが塗り分けに使うドアです。


幸い正確に出来て仕切りのところにぴったりです。 喫煙/禁煙を塗り分けられそうです。


マスキングにはいつもの通り紙を作ります。


湘南色の緑です。 ラッカーです。 仕方がないです。

車体色と似ていない方が良いと買ってきてあったのは青緑でした。 しかし、ジャーマングレーの時に試しに新聞紙に拭いてみて「こりゃダメだ」となって濃いめの。 作ることにしました。


マスキング完了、吹く直前です。


吹きました。 プラにラッカーですがうまくいきました。


乾くまで手すりをつけて遊んでいます。


垢を吹く方のマスキングを外して、それを使って緑をマスクします。


垢を吹きました。

色は TAMIYAの“ダルレッド“と言います。 艦艇の艦底色です。


うまく塗り分けできました。

緑色ラッカーのフラットベースの量も一発OKドンピシャ艦底色の缶スプレーと一致しました。 ラッキーです。


マスキングを外すのにも1両分に20分は絶対にかかります。


塗りあがりました。

吹きつけては乾かし一日置いての作業の果ては成功でした。


組み立ててみます。

ここで如何に製品が低レベルか思い知らされます。

東ドイツ時代のままじゃないかと思います。

ピタッと決まりません。

ウェイトの「太鼓」も失敗かなと思います。
Y形(トンガリ屋根)はOKでしたが締まりが無いので大変です。


食堂車は同類のレコヴァーゲン、中古で2000円だったやつですが、こちらはもっとダメです。


同じ編成を組む仲間の比較です。

赤い食堂車はOKですが、同じはずの緑が全然違う色です。

奥のY形は現在のティリッヒ製品、中間のレコヴァーゲンも現在のティリッヒ製品、同じ色の車体色の解釈の別々ぶりに絶句です。


赤い食堂車、これは徹底的な修理が必要です。明日がんばります。

製造はティリッヒの旧社名ザクセンモデレです。