7月21日‘海の日’湘南鉄道模型クラブの新13㍉レイアウト完成お披露目式がありました。
新13㍉レイアウトとは私のブログでも登場した越後要介さんが造っていた組み立て式レイアウトです。
今年1月21日はこの状態でした。
『匠』が挑戦する組み立て式レイアウト、それも13㍉です。
(湘南鉄道模型クラブでは13㍉にあまりJMを使わないんですね・・・)
16番の組立式レイアウトの「難しさ」は製作に関わった事のある人には判ると思います。
JM(13㍉)でそれを作るというのは難しさは遙かに「上」です。
理由は
(1)縮尺が同じ(1/80;J)なのに線路は#70の細いレールなので線路が弱い
(2)上を走る車両のフランジは概して低いから脱線し易い
(3)JMの規格に合わせた車輪の厚さ2㎜、フランジ高さ0.5mm、バックゲージ11.5mmのものと#16、Jゲージの車輪のゲージを3.5mm詰めたものが両方走る(12㍉;HO1067には無い問題です)
しかし、越後さんの凄腕を考えれば大丈夫かなと思います。 楽しみです。
辻堂です。
北口を出てペデストリアンデッキ上から東京方を見たところです。
辻堂。 いかにも湘南!という感じがします。
私は鉄道ファンですから“スカ色”が走る地方を湘南とは絶対に思いません。
鎌倉、逗子、葉山は‘青松白砂’=横須賀色の世界「三浦半島」です。 湘南では無いです。
湘南は“湘南色”が走るところじゃなくてはなりません。 乗る電車が違います。
藤沢、茅ヶ崎、平塚です。 その中にあって辻堂は実に渋いですね!
(日本の主要幹線は湘南色とスカ色の2種類に分けられている→その大元ですから・・・例外は新潟色等僅かです)
地図で明治公民館を探します・・・駅の北北東、明治市民センターと書いてあるところがそれでした。
2F談話室9:00~22:00の6コマ湘南鉄道模型クラブの文字を発見して安心します。
こんな感じです。
あれっ・・・この車両は!
今年3月の“たぬき”と
5月の“たぬき”で見せていただいたこの手前の電車でしょうか・・・クモユニ143?
ハンダ付け(?)をしている間に「ご挨拶」が始まりました! 司会は大久保さんです。
それにしても大きいレイアウトですね! 配線図を見ただけでは全然見当がつきませんでした。
実は大勢来られた関西からのお客様がそろそろ帰る時間となったのです。
湘南鉄道模型クラブ高梨会長からご挨拶です。
コントロールボードとパワーパック。
コントロールボード上の配線図は【北斗星】の車内で見た配線図そのものです。
コントロールボードの中身です。 越後さんの案に従い佐野匡司郎さんによる配線だそうです。
関西でJM(13㍉)を展開している十三クラブや京都トンネルクラブの皆様はぜひ注目です。
このゆったりした高架線がこのレイアウトの見どころの一つです。
このクロッシングは“十三”の勝瀬さんのお蔭で快調との事です。
ポイントが有るボードの下から見た姿です。
佐藤さんの583系の脇を駆け抜ける
森岡さんの80系です。 実際には遅めのスケールスピードでゆったり走行中。
D511021[門]+D51275[門]
日田彦山線でしょうか。
廣瀬さんのC11208[釧]です。
屋外の光で撮ると良い感じです。
同じく廣瀬さんのワムですが、左側の車輪を変えてあります。
車輪厚み1.6mmでフランジ高さ0.3mmだそうです。
限界挑戦用の実験車両ですがフランジの形状がきちんとしているので大体走れてしまう様です。
色々な方が運転を体験します。
十三クラブの勝瀬さんの151系がヤードから本線に出て参りました。
特徴的な高架線と鉄橋でヤードを跨ぎます。
越後さんの485系も快走中です。
151系と485系が行き交います。
151系も実に調子が良い!
大久保さんの201系も走り始めました。
485系
151系
砂防ダム上を行きます。
レイアウト内にカントがついたSカーブが有ってこそ盛り上がります。
そして勾配。
このレイアウトはこれまでの組み立て式レイアウトのレベルを抜く画期的なモノだと思います。
それを難しい13㍉「JM」で実現させてしまうとは!
ヤードの上にはまだ色々載っていますが、最も来客が多い時間帯には持ち込み車両が乗り切らない程の盛況だったようです。
今日のクラブ員以外のお客様は約50名程とのことです。
広いレイアウトをゆったりした速度で、
201系も調子が良いです。
交差、並走のタイミングを選んで居ます。
観衆から細かい注文がつきます。
「どうだ!」という程の具合の良さ。
それにしてもこの部分の走行は盛り上がります。
鉄橋通過を最後に一丁!
お披露目運転会は今朝展開、夜は撤収。 撤収開始です。
ビスを外して分解していきます。 レイアウトが載っているこの脚も越後さんの作品の一つです。
リバース部分について佐野さんに教えていただきました。
中央の短いレールと手前のレールが通電状態になると「上に車両が跨がっている」と検知してスイッチャーがエンドレスの極性を逆転させ、走行したまま自動で逆転走行する仕組みです。
スイッチャーにタイマーか何かが組み込まれているのでしょうか・・・
片側のレールだけこの構造を組み込めば充分だった、両側レールは余分だったと反省しているそうです。
レイアウトのボード番号に合わせた番号の接点保護板をボードの上に載せて行きます。
ボードを載せている台車も越後さんの作品です。 このレイアウト専用の運搬具です。
ボードとボードの間の電気接点は合板を彫り込んで電気接点を埋め込んであり
反対側にはぴったり一致する接点板が付いて居ます。 コレを保護するために各ボード専用の保護板を4カ所のビスで固定します。
分解状態では接点保護板は「使用中」と成り、レイアウトが組み立っているときは保護板は余ってどこかに纏めて有ります。
ビスはどちらの場合も「同数」が使われているのが基本でしょうか。
「№16」ボードに接点保護板が付いて居る状態です。
番号は組立順序も意味しています。
重ねるとぴたり一致します。 がっちり填まって居ますのでズレる事は無いです。
ほぼ一人の『匠』が全部作って居ますのでバラツキはありません。
ポイントがあるボードの裏面は整備性が良い様に説明書きも書かれて整理整頓されています。
この「談話室」の椅子を戻して、
台車を運び出します。
椅子がもう1セット。
撤収までの所要時間は約30分ですが、あっという間に片付いた印象です。
レイアウトが無くなると大変広い感じがします。
エレベーターで1Fに降ろして駐車場へ
段差の処は慎重に越えます。
運搬車両の到着を持ちます。 (脚が運ばれている状態かなと思います)
収納時のボリュームです。
レイアウトボード部分は“SERENA”1.5~2台分のボリュームです。
“SERENA”が帰ってくるまでの間こんなモノで遊んでしまいました。
それにしても高い! クモハ101+モハ160+クハ77 高すぎてチョット納得いきません。
2日後、似たものを発見して計ってみましたが同様です。 今度は編成も組めない内容です。
山盛りポテト ・・・コレが?・・・まだ食べて居ないですよ。
ソーセージとほうれん草
乾杯です。
すみません、もう「練習」した後だとばれてしまいますね。
枝豆 ・・・・まだ食べて居ないですよ。 だいぶ減った状態にしか見えませんが。
マルゲリータピザ
マヨコーンピザ
ソーセージにマスタードとケチャップを正しく載せた状態です。
コーンバター
辻堂駅入り口です。
駅前に大きなショッピングモールが出来て街が良くなったと聞きました。
桃太郎(または鶴太郎)が行きます。
湘南鉄道模型クラブ「新13㍉レイアウト」の素晴しいできあがりに敬服いたしました。