♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■アブサロムの野心 / 羽鳥頼和

2019年09月28日 | Weblog
2019/8/24放送

 世の光の時間です。お聴きくださりありがとうございます。羽鳥頼和です。
 今日は、旧約聖書のサムエル記第二で語られているダビデの息子アブサロムについてお話しします。アブサロムはイスラエル一のイケメンでした。聖書はこう言っています。
 
 「イスラエルのどこにも、アブサロムほど、その美しさをほめそやされた者はいなかった。足の裏から頭の頂まで、彼には非の打ちどころがなかった。」 (サムエル記第二 14章25節 )
 
 しかしそんな彼の心は怒りと野心でいっぱいでした。そして彼の行動はとても暴力的でした。異母兄弟のアムノンが自分の妹を辱めた時、彼は怒って自分の兄を殺してしまいます。それで彼は母親の故郷に身を潜めます。彼は三年経ってダビデ王のいるエルサレムに戻ることを許されましたが、ダビデ王は彼に会おうとしませんでした。その事に不満を覚えたアブサロムは父ダビデを倒して自分がイスラエルの王になろうとします。

 彼はいつも朝早くから宮殿の入口に立って、王に陳情に来る人の願いを親身に聞き、自分ならあなたの願いをかなえようと約束します。こうしてアブサロムはイスラエルの人々の心を掴みました。そのあとでアブサロムはダビデに、神を礼拝すると嘘をついて、ヘブロンに行きます。アブサロムはヘブロンで、自分になびいた人々によって王となります。こうしてアブサロムはダビデに反旗を翻しました。

 多くの人を味方につけたアブサロムが王となって攻めて来ることを聞いたダビデは、すぐにエルサレムから逃れていきました。このようなこの謀反は成功したかに見えました。しかししばらくしてダビデの部下たちが反撃に転じると、アブサロムは殺されてしまい、謀反は失敗に終わったのでした。

 旧約聖書 サムエル記第一 16章7節の神のことばを思い出します。

 神は言われました。
 「彼の容貌や背の高さを見てはならない。わたしは彼を退けている。人が見るようには見ないからだ。人はうわべを見るが、主は心を見る。
 神は私たちの心を見守っておられることを忘れないでいましょう。

 明日は日曜日です。お近くのキリスト教会にいらしてください。

 (PBA制作「世の光」 2019.8.24放送でのお話より )
 
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