2024/03/12放送
「世の光」の時間です。いかがお過ごしですか? 山本陽一郎です。
日本では昔から方角や祟りなどに関心を持つ方が多くいます。しかし、恐れであっても好奇心からであっても、霊を軽く見るのは禁物です。
では、私たちはいつも何かに怯えて過ごさなければならないのでしょうか。
イエス・キリストがカペナウムの町で宣教活動をしていた時、悪霊に憑(つ)かれた人が現れました。彼は本来の自分自身を失い、大声でわめいていました。
悪霊というのは、人格を持ち、人に働きかけ、神様に敵対する存在です。一方で、悪霊はイエス様がどんなに自分たちの脅威であるかを知っています。
その時のやりとりを見てみましょう。ルカの福音書4章34節、35節です。
「『ああ、ナザレの人イエスよ、私たちと何の関係があるのですか。私たちを滅ぼしに来たのですか。私はあなたがどなたなのか知っています。神の聖者です。』
イエスは彼を叱って、『黙れ。この人から出て行け』と言われた。
すると悪霊は、その人を人々の真ん中に投げ倒し、何の害も与えることなくその人から出て行った。」
悪霊は人々よりもはるかに明確に、イエス様が神の子・救い主であることを認識して、自分たちが敵わないことを悟っていました。実際にこの時、イエス様はことばだけで悪霊を追い出しました。「黙れ。この人から出て行け」。命じただけで悪霊が従った。そう、イエス様は最強のお方なのです。私たちは、この最強のイエス様がいてくださるということを心に刻みたいのです。
「昔の話でしょう?」「自分とは関係ないかなぁ」とお感じになる方もいることでしょう。
でも、私たち人間は、どんなに科学技術が発達しても悪魔と罪に対しては弱く愚かなものです。なぜ戦争が無くならないのでしょう。なぜ傷つけ憎しみ合うのでしょう。人々を愛と希望から引き離そうとする力は今日も働いています。私たちだけではすぐに負けてしまうかもしれません。
しかし、私たちには最強のお方イエス・キリストがいてくださいます。このお方の権威あることばを聞くくとき、私たちも自分自身を取り戻し、立ち上がり、勝利することができるのです。
( PBA制作「世の光」 2024.3.12放送でのお話しより )
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