♪ラジオ放送・文字版「世の光」

   1952年以来、キリスト教会が協力して全国民放ラジオで放送して72年、
PBA『世の光』を文字で 

■偉大な国民  / 羽鳥頼和

2012年01月21日 | Weblog
2012/1/21放送

 世の光の時間です。いかがお過ごしですか? 羽鳥頼和です。 去年の大震災の時、世界の多くの人が驚きの目を持って日本人を見ていました。大震災に直面しても冷静さと規律を失わずパニックも暴動も起こさずず、 と行動する。そんな日本人の姿を驚きをもって世界の人々が見ていたのです。ガソリンがない中で限られたガソリンを手に入れるためにガソリンスタンドに整然と並ぶ車の列。首都圏でも地震の後に交通網が麻痺した中、混乱もなく静かに駅で待っている人々、公衆電話に列をつくる人々、歩いて家に帰る人々の様子などが驚きを持って伝えられました。世界の人々が日本人は素晴らしいと称賛しました。

 聖書にも似たようなことが書かれています。それは旧約聖書の申命記の4章です。そこには国々の民が「『この偉大な国民は、確かに知恵のある、悟りのある民だ。』と言うであろう。」(申命記 4章6節)と記されています。この偉大な国民とはイスラエル民族のことですが、イスラエルがそのままで偉大な国民だと言ってるのではありません。ある条件を満たすなら誰でも偉大な国民となれるのです。

 偉大な国民となる条件とは何でしょうか。それが三つ記されています。

 第一に、いつも近くにこられる神を持っていること。第二に、神から教えられた正しい教えを持っていること。そして第三に、神がしてくださったことを忘れず、それらを子供たちに伝えることです。

 実はこれらの三つの条件を持っていた日本人がいます。それは内村鑑三です。そんな彼は著書の『代表的日本人』に「わが国民の持つ多くの美点に、私は目を閉ざしていることはできません。」と書いています。彼は二つの J(ジエー)を愛しました。二つの J とは Japan(ジャパン「日本」)と Jesus(ジーザス「イエス」)です。そうです。彼は日本とイエス・キリストを愛したのです。共におられるイエスを信じ、イエスの教えを聖書から学び、イエスが自分のために十字架にかかり救ってくださったことを彼は忘れませんでした。そしてそれを愛する日本人に伝えていったのです。

 あなたも素晴らしい人になりましょう。イエス・キリストを知り、またイエスの教えを学ぶためにぜひ教会にいらしてください。

  ( PBA制作「世の光」2012.1.21放送でのお話より )

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